ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 保健福祉部 健康衛生局 > 健康増進課 > 新型コロナウイルスの感染の確認等(2月14日公表分)に関する記者発表の要旨について

本文

新型コロナウイルスの感染の確認等(2月14日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017498 更新日:2022年2月16日 印刷ページ表示

日時:令和4年2月14日(月曜日)15時00分~15時29分

場所:知事会議室

 

 

(南海放送(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 昨日確認された陽性者の方は127名でございました。内訳は、既存が89名、新規または調査中の方が38名でございます。感染が確認された方々に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。本日公表の陽性者数は、昨日の248名から大幅に減少し、一昨日、この日も休日で終日多くの民間医療機関がお休みされていました。昨日も同様でございます。やはり同じような水準、その時が116名でございましたので、127名ということで同等の水準になっております。ということで、実際の感染者数よりは低く出ていると。休診でございますので、そう捉えておく必要があります。その後が今日の状況になりますので、場合によっては明日の陽性確認は再び200名を超えるような水準になる可能性は十分あると考えております。昨日も新たなクラスターがその中で2件確認されています。松山市の児童施設および福祉施設でそれぞれ1件でございます。

 本日の説明は3点、現在の感染状況の評価、昨日の検査結果、そして高齢者施設の一斉検査の拡充についてでございます。

 まず感染状況の評価ですが、本県の陽性確認の水準は300名を大きく超える状況が続いておりましたが、先週の公表は100名から200名の台に踏みとどまっております。一時期よりも減少したとはいえ、一貫して減少傾向に入ったというふうなことには至っていません。やや下がったまま、踊り場的なところで高い水準が続いていると、こういうふうに捉えていいのではなかろうかと思います。まず、こちらのパネルが人口10万人当たり1週間の陽性者数でございますが、本県は2日前の2月12日時点で106.5名。本日公表分までを考慮した数字では109.2名。47都道府県中多い順に出ておりますが、今愛媛県は44番ぐらい。これはもう本当に県民の皆さんの日々日々の注意深い行動、そういったものの結果として、本当にこうした水準に踏みとどまっているということだと思います。皆さんの注意深い行動に対しまして、心から感謝を申し上げたいと思います。3連休明けの本日以降の検査結果を見なければ今後の傾向は判断・評価することはまだまだできない状況でございます。特に連休の影響がどの程度出てくるのかが読みきれない状況にあります。現に祝日の翌日の土曜日の検査(での陽性者数)は先ほど申し上げたように反動で大きく増加したことはご案内のとおりです。油断はまだまだしないでいただきたいと思います。また松山市、今治市、大洲市では、既存のクラスターの関係で昨日も多くの陽性者が確認されるなど、オミクロン株は感染力、非常に強いものでありますから、感染リスクは県内全域に潜んでいると思います。

 これまでの会見で何度か言及させていただきましたが、本日は日本よりも早くオミクロン株のピークを迎えた国における感染動向、これも本当に国によって異なりますのでちょっと触れてみたいと思います。このパネルは、デンマーク、そしてノルウェー、そしてギリシャ、イギリスの陽性者数の1週間平均を表したものでございます。もちろん各国ともご覧のように人口も異なります。それから高齢者比率も異なります。生活習慣も異なります。一概に比較することはできませんが、大きな流れを見ておくということであえて説明させていただきます。また、感染防止の取り組みやワクチン接種の状況もそれぞれの国で異なっておりますので、あくまでも参考ということで受け止めていただきたいと思います。デンマークとノルウェーは感染がピークをガッと迎えまして、一時減少傾向になりましたが、また増加の傾向が見られています。ただ、デンマークについてはオミクロン株の後にBA.2と言われるさらに感染力の高い株への置き換えが進んでいるという報告がなされていますので、ちょっと変わった傾向があるのかもしれません。そして、ギリシャおよびイギリスは、感染がピークを超えた後にいったん同じように下降曲線を描いているんですが、そのまま高止まりしてなかなか減少しないと、こういう国もあります。次のパネルは、赤がドイツ、黄色がシンガポール、そして青がフランス、そして緑が南アフリカでございます。ドイツは非常に長い上昇期間が続いておりまして、未だに下降する傾向が見えておりません。シンガポールも同様に、現在も大体1月入ってからこのあたりで急上昇して、現在も感染が急拡大しております。そして、フランスと南アフリカはピークを割と早い時期、1カ月ぐらいで越えて、減少傾向が顕著になっています。南アフリカは前も一つ申し上げましたが、平均年齢が64歳ぐらい。高齢化比率が日本の30%と比較して6%ぐらい。全然異なる人口構造でありますから、バッと上がってバッと下がるという傾向が顕著に表れているようであります。日本は現時点ではどの国のパターンになるかはまだ分かりませんけども、全体として前週よりは感染者数が日本全体でも減少する傾向が出てきておりますが、国の専門家会合のメンバーは「高齢者の感染が増加しており、ピークに達してもその後の動向は見通せない」というコメントをしております。また、デンマークやイギリスなどで広がっている感染力がさらに強いオミクロン株BA.2が国内でも広がる可能性も指摘されております。本県がどのような感染動向をたどるか分かりませんが、こうした国々と同様に感染の再拡大、そして高止まりといったことは可能性としては十分あるというふうに考えるべきではなかろうかと思っています。

 今日は3連休明けの月曜日でありますから、仕事や学校が始まった方も多いと思いますけれども、発熱や喉の痛み、鼻水など風邪のような症状がある場合は、迷わずに出勤・登校を見合わせていただきたいと思います。そして、医療機関に必ず事前に連絡の上、受診をしていただきたいと思います。特に昨日までの3連休中を振り返って、感染リスクの高い行動を取られた方やこのような方と接触のあった方、風邪のような症状のある方と接触のあった方は、当面の間、可能な限り外出や人との接触を避けて、症状が現れた場合には直ちに医療機関を受診願います。これまで同様、多くの県民の皆さんが注意深い行動を取っていただいております。しかし、ちょっとした隙を突いてきます。また、十分な感染回避行動を取られていない方も中にはいらっしゃるかもしれません。医療現場の負荷へ直結することになりますので、社会のこと、地域のこと、自分のこと、そして大事な家族や友人のことも考えて注意深い行動を引き続き協力願います。

 それでは昨日の検査結果でありますが、昨日はクラスターの影響もありまして10歳未満が23名と最多になっています。20代から50代の働き盛りの世代で70名を超えています。全体のここが50%以上でございます。70代以上の既存クラスターの関係で20名となっています。男性73名、女性54名でございました。居住地では松山市が半分超の64名でございます。そして、松山市周辺の中予保健所管内では、東温市の10名をはじめ、管内で23名確認されています。今治市および大洲市は既存クラスターの関係もあってそれぞれ17名と多めに出ております。警戒が必要です。新居浜市と西条市では昨日は陽性確認ありませんでしたが、多くの医療機関が休診の日曜日でございますので、この数字は実体を表していないおそれがあります。今日の数字を注視しております。両市の皆さん、引き続き感染対策の実践を強くお願いいたします。職業は会社員が24名、児童・生徒が15名。この影響もあって本日は4校が臨時休業しております。内訳は、東予が3校、南予が1校でございます。福祉はクラスターの関係で8名、感染経路はオミクロン株の潜伏期間の短さで、家庭内が変わらず最多となっております。そしてクラスターの関係で医療福祉関係が多くなっています。入退院の状況でありますが、医療機関に入院されている方は出入りがあって、昨日より5名減って102名でございます。重症者は変わらず4名、現場では懸命な治療が続けられています。そして、宿泊療養施設に入所される方は出入りがあって3名増えて70名、また昨日も多くの方が無事に回復されています。286名の大勢の方が無事に療養解除となりました。その結果、自宅療養者は157人減少して、ピーク2,500人以上でありましたが、1,772名になっております。

 次に、高齢者施設の一斉検査でございます。重症化リスクの高い高齢者施設における感染、そしてまた感染の拡大の大きな場所となっているここでの早期の探知をするため、まん延防止等重点措置と同等の対策を事前に行っておりましたが、感染拡大が見られる地域の高齢者施設の一斉検査を実施してきたところでございます。今回新たに松山市からの感染の染み出しが懸念される中予保健所管内の伊予市、東温市、松前町、砥部町の4市町の施設を対象に検査キット、ご案内のとおり全国で不足している状況でありますが、キットをやりくりしながら明日から一斉検査を実施することといたしましたのでお知らせいたします。まず、この4市町については明日2月15日から特別養護老人ホームの職員および新規入所者を対象に一斉検査を実施いたします。4市町分で13施設、対象者は約600人となります。さらに準備が整い次第、キットの関係がございます。認知症高齢者グループホームや介護老人保健施設、介護付きの有料老人ホーム等、こちらは対象が4市町分で33施設、対象者はこちらで約1,100人となりますが、ここの職員に対象を拡大して実施する予定でございます。高齢者施設の関係者の皆さんには日々感染対策に努めていただいております。ただ、業務の内容でどうしても隙を突かれてしまうことがあるのは致し方ないことでございます。施設内感染から利用者や職員を守るために検査へのご協力をよろしくお願いいたします。以上です。

 

(南海放送(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(南海放送)

 南海放送です。本日、知事は国の専門家の話として、高齢者の感染増加が懸念されるという声に触れられました。また、松山市周辺の自治体に対する高齢者の検査も実施されるという発表もなされました。先週金曜日のクラスターの関係の発表でも、新規そして既存で、県内で数多くの高齢者施設でのクラスターも確認されています。あらためてオミクロン株の感染力の強さ等を踏まえてですね、この高齢者施設等への対策について知事の考えをお願いします。

 

(知事)

 高齢者施設と言っても、一概に入居の特別養護老人ホームが思い浮かぶと思うんですけども、それだけではなく、通所型の施設も含めて、あるいはグループホームも含めて、幅広い施設のジャンルがございます。その全てで本当に職員の皆さん、お年寄りのことを考えて献身的な介護サービス等、介助等を実施していただいておりますので、どうしても感染リスクが高くなってまいります。そういったことを踏まえて、徹底した対策をそれぞれの施設でやっていただいているわけでございます。また県としても、こういう場面で感染が確認されているという事例を、保健所ごとのデータを取りまとめて、市町ごとに文書で配布し、そして、大半の市町、ちょっと松山市だけはどうしても数が多いんで、他の市町は人海戦術で一軒一軒施設をまわって注意喚起を行っていただいております。松山市も文書、電話、そしてリスクの高そうなところを限定して、人海戦術を行っているというふうな報告も入っていますので、そういったような手立てプラス、それからまん延防止等重点措置が適用された場合に義務付けられる一斉検査についても早い段階から行っておりましたが、残念ながらキットの不足もあってですね、一斉に全県でバッというふうなことがなかなかできない、キットの在庫等を見極めながら実施に移して、今日新たに対象を追加したところでございます。こうしたようなことをやっても強い感染力を持つオミクロン株が忍び込んでくるということはクラスターの発生でお分かりいただけると思います。できるだけ早期に探知して、そして速やかな対応を取るということ。介助の問題もありますので、場合によっては動かすことで悪化してしまうというふうなことも踏まえて、現場に県のコロナ班あるいは専門医の先生、総出で入っていただいてゾーニングを行ったり、そして症状が悪化した場合、治療が必要だと判断された場合は、速やかに病院に搬送するという手段を構築したりと、精いっぱいの手は関係者の皆さんで打っていただいているところでございます。ただ、やはりご高齢の方が多いということで、先般、専門医の先生もお話があったように、体力的に発熱があると厳しいであるとか、あるいは既存の基礎疾患の悪化につながるとか、いろんな事例がありますので、現場では懸命な治療を続けていただいておりますけれども、やはりリスクは高いという状況でございます。それを少しでも低下させるためにもう一手行っているのがワクチン接種でございます。先般お話ししたデータを見ても、やはり第5波・第6波をしっかりと分析していますと、死亡率は減少していると。これはワクチン効果であるということを専門家の先生もおっしゃっていますので、ワクチン接種は市町の事務になりますから、それぞれの(市)町で医療体制が異なりますので、どうすれば一番スムーズにいくかということを考えて、接種頑張っていただいておりますので、それをしっかりフォローしていきたいというふうに思っています。

 

(あいテレビ)

 あいテレビです。高齢者施設もそうなんですけれども、ここ最近、未就学児、10歳未満の若い世代の感染も多くて、連日のように児童施設でのクラスターも確認されているかと思います。どうしても小さい子どもはマスクの着用という難しいところもあるかと思うんですけれども、こうした幼稚園や保育所での感染を食い止めるためにも、何か対策というか、手立てというのはどのようにお考えでしょうか。

 

(知事)

 これも既に行っておりますが、高齢者施設と同じように、各保健所で保育所、幼稚園等々で、どういう場面で感染があったのかというのをデータ化しております。それを取りまとめて同じように各市町、そして直接施設への文書配布を行って、こちらもですね、各市町で人海戦術でそれを伝えているというふうな報告が入っております。いわばチームワークで対応していくということ、それから保育園に関しては、先般民間企業からいただいたセンサー等の配布、あるいは幼稚園では感染対策へのバックアップ、考えられることはやっているんですが、ただ幸いなことに、ちょっと今日、一昨日は多いんですけども、これまでのデータで見ると、大人からご家庭で園児に感染が拡大するというケースが愛媛県の場合は多く占められていて、ちょっとここ数日は別として、それぞれの施設の中で一気にというふうなことはあまり見られていなかったので、これはやはり施設の皆さんが高齢者施設の職員さんと同様に、本当に気を付けながら、対応を毎日毎日していただいている結果ではなかろうかというふうに思っています。もし感染が確認された場合は、早期に先ほどの高齢者施設の対応と同じようにですね、速やかに園の方針ではお休みされるとこもあるでしょうし、あるいは保健所やコロナ担当班を投入してですね、対策の現地指導を丁寧に行っていきたいというふうに思っています。

 

(読売新聞)

 すいません、読売新聞です。昨日の発表の際に、コロナで感染して亡くなった方というのは100人を残念ながら超えてしまったということで、知事の受け止めと県民への呼び掛けがありましたらお願いします。

 

(知事)

 コロナとの闘いが始まってからもう既に長い年月が経っていますけども、その間幾度かの波がありました。波によってまた異なる状況ではありますけども、その間に100名を超える方がお亡くなりになったこと、本当に心からお悔やみを申し上げさせていただきたいと思います。ご冥福を心からお祈り申し上げます。と同時に、こうした方々の治療に当たられた病院、お医者さん、そして看護師さん、その献身的な治療を今も続けられておられます。そうした方々のご苦労に対して本当に感謝と労いの言葉を申し上げさせていただきたいと思います。この死亡者の発表をする時が一番自分にとっても重いですし、気を遣わなければいけないことだと思っております。そして、それを考えると、データとはいえお示しするということもはばかられるところはあるんですけども、オミクロン株全体を正しく恐れていただくためにはそれも必要だということで、先般、傾向というものをお示しさせていただきました。もう一度示さしていただきます。これちょっと赤い所は最新のデータになっています。前回のときには入っていなかったところでございます。第1波から3波、4波、5波、6波、それぞれ亡くなられた方の事例、第1波から3波は24事例で、亡くなられた方が2.2%。第4波のときは非常にこれ高かったです。51事例で3.0%の死亡率。そして、このデルタ株の時はワクチン接種が進みました。その関係で7例、0.3%。そもそもお年寄りの感染確認数が少なかったんですね。それも初期のワクチン効果であると思われます。そして、オミクロン株は重症化しにくい、しかし重症化しないわけではないという特性を持っています。その結果19例が最新になります。先週の時は12例でしたから、19例なんですが、死亡率は0.2、3%にとどまっているところでございます。そして年齢的にも83.3。第4波が80.2。そしてワクチン効果でこちらが67.3。そして今回は最新でいうと高齢者施設が多いということもあると思います。85.3で過去最も年齢層が高いという状況になっております。こうして見るとですね、やはり今第5波と第6波、こちらはワクチン接種の効果が読み取れるんではなかろうかと思います。3回目の接種、これは強制ではありませんけれども、ぜひこのデータを読み取っていただいて、積極的に受けていただきたいと思います。

 また、先般、県立中央病院の森高先生から、オミクロン株では、高齢の入院患者さんの中にコロナ特有の肺炎などの呼吸器症状の悪化ではなく、体力がなくなったり、元々の基礎疾患等の影響で亡くなるケースが見られるというお話がございました。これは一つの参考にはなるんではなかろうかというふうに思います。そういったことを踏まえるとですね、やっぱり高齢者、そして基礎疾患のある方、また施設、そしてご家族にそういった方がいらっしゃる場合、こういったときにはさらなる注意が必要でございますので、当面、本当にご苦労をおかけしますけれども、ウィズコロナ、この次のオミクロン株の後にひょっとしたら来る可能性もあると言われているBA.2は、これよりもさらに感染力が高いというふうな指摘があります。そうしたところを踏まえると、ウィズコロナというものに向き合っていかなければなりませんので、これまでもずっと申し上げたような基本的な感染回避行動、株がどう変容してもやるべきことの基本は同じでありますから、これを一人一人が当たり前のように習慣化していただくことが最大の対策になると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。以上です。

 

(南海放送(幹事社))

 各社さん、他に質問等よろしいでしょうか。ではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

 

お問い合わせ

保健福祉部保健福祉課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2380

ファックス番号:089-921-8004

 

保健福祉部健康増進課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2400

ファックス番号:089-912-2399

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

AIが質問にお答えします<外部リンク>