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新型コロナウイルスの感染の確認等(2月9日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017493 更新日:2022年2月14日 印刷ページ表示

日時:令和4年2月9日(水曜日)15時00分~15時26分

場所:知事会議室

 

 

(南海放送(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 昨日確認されました陽性者は260名でございます。内訳は既存が158名、新規または調査中が102名でございます。感染が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。

 週明けの県内の陽性確認は、これで昨日の月曜日、そして今日が先週火曜日が281名でございましたので今日は260名。2日連続で前週を下回っているんですけれども、依然260名の確認でありますから、高い水準が続いてるというふうに言えると思います。ここ数日は前週比では下がってはいるんですけれども、つぶさに見ていくとやはり松山の高止まり、そして、生活圏を一にする中予圏域が上昇の兆し。新居浜がまだ高止まりと、こういった点が県内全域を見ていくと傾向としてあります。特に松山市の感染が落ち着かないと、全県への影響は常にあるというふうなことでありますから、中予圏域の動向が非常に重要になってきています。昨日、この中予圏域の全市長さん、町長さんに直接連絡をさせていただきまして、この状況を共有していただきました。それぞれもう既に懸命な手は打っていただいていると思いますが、特に松山市が収まらなければ全体が収まりませんので、松山市にはもう一度再点検をしていただき、やれることがないのかは議論をしていただくということをお願いしています。高齢者施設もほとんど人海戦術で注意喚起を行っていただいておりますが、何せ松山市は施設が1000を超えますので、全て人海戦術では困難ということもあると思います。そういう場合は電話等々で対応していただくということでございますので、引き続きできるだけリスクの高そうな所には人海戦術でということをやっていただけるものと思います。このあたりは松山市の方にお聞きいただけたらというふうに思います。

 そして、松山市の陽性確認157名と前日の120名から増加しているという状況でございます。そして、隣接する中予保健所管内も合計で36名。昨日より増加ということでございます。また、昨日は県内で8件クラスターが確認されています。そのうちの5件は松山市で、高齢者施設、児童施設、福祉施設、職場、幅広く確認されております。今落ち着いている他の地域でも、いつ増加に転じてもおかしくないと構えるのがオミクロン株の感染力でございます。引き続き注意深い行動をぜひよろしくお願いいたします。

 本日説明する内容は2点でございます。昨日の検査結果とワクチンの3回目接種の状況でございます。まず、昨日の検査結果でございますが、昨日は30代が53名で最多となっています。次いで20代の43名、40代の39名、若者世代と働き盛り世代で合わせて135名と半数を超えています。その他の世代もほぼ全ての年代で2桁の確認となっています。男性が133名、女性が127名でございました。

 居住地では、松山市の157名で全体の6割以上、そして伊予市、松前町、こちらは少し本当増加していまして、10名を超えるという状況でございます。中予保健所管内で36名となっています。そして、新居浜市が36名と引き続き高い水準でございます。職業は会社員が74名と最多。そして、児童・生徒が28名。この影響もありまして本日は5校が臨時休業でございます。内訳は東予が3校、中予が2校でございます。公務員3名のうち1名は大洲土木事務所の県職員でございます。この職場での陽性確認は7名で、全員が同じフロアで勤務をしておりまして、保健所の調査で「職場内クラスター」と認定いたしました。当面の間、大洲土木事務所は人員体制を縮小しまして、事務所の出入りも停止しておりますが、許認可等の手続きや問い合わせ等には支障がないように対応はしております。関係事業者の方には、建設団体等を通じて全て連絡をさせていただいております。次に、後は福祉関係の24名が多い。これは既存クラスターの影響も一部ありますが、高齢者施設や児童施設、福祉施設、幅広い施設等で確認されておりまして心配しております。しっかりと感染が確認されたらゾーニング指導、そして場合によっては人員のサポート、さまざまな面で個々に丁寧に対応していきたいと思います。次に感染経路でございますが、家庭内が89名、変わらずに最多。そしてクラスターの影響もあって、医療・福祉施設が45名。幼稚園、保育所が11名となっています。

 次に入退院・検査状況でございますが、昨日は退院者も大勢いらっしゃいましたので、全体的には久方ぶりに10名減少して91名となっています。10名減少でございます。重症の方は1名増えて3名となりました。ただし、既に入られていたお二人の方のうちお一人は、回復傾向の方もいらっしゃると聞いております。また1週間に一遍公表させていただいております、重い中等症の目安とされる酸素投与を行っている方、入院患者の方ですね、現在は前週が16名でありましたが、現在22名でございます。高齢者の中でも特に年齢の高い方、やっぱり体力が落ちておりますので酸素投与するということで、治療をするケースが多くなっています。次に宿泊療養施設に入所されている方は2名増えて78名。そして昨日は退院となった方が300名以上いらっしゃいました。療養解除、無事ご回復でございます。昨日の400に続いて300人ご回復されています。その影響で自宅療養者も33名減少して2,202名となりました。

 次にワクチンの3回目接種の状況でございます。こちらは2月7日月曜日時点での進捗状況でございます。市町ごとに聞き取っております。2月末までの接種対象者ですが、現在医療従事者および一般の高齢者への接種が行われております。医療従事者への接種は順調に進んでいると連絡が入っております。そして、一般高齢者のほとんどは昨年7月末までに2回目接種を終えておりますが、一部それ以降にずれたところがある方もいらっしゃいます、それはご案内のとおりだと思います。そこから6カ月が経過する方々が、昨年7月末までに終えられた方が、この2月末までに3回目を終える、6カ月たっているということになりますので、その方々が2月末までに希望される方、3回目接種ができるよう希望される方全員への接種を完了させることを軸として、各市町ごとに接種が進んでいます。このため公表に当たりましては、高齢者を中心とした今月末までの対象者に対する進捗状況を示させていただいております。

 こちらの左のグラフですけれども、それが今言った2月末までの接種対象者のペースでございます。併せて、こちらは県内の全人口に対する接種のパーセンテージとなります。まず左側、2月末までですね、まだ2月1日から始まっている市町もございますので、愛媛県の場合、当初もそうでしたけど丁寧にやっていますから、当初、スタートは割とゆっくりめで中盤あたりからぐぐぐぐっと伸びて、終盤目標とするところでは全国平均を上回るというのが6カ月前の状況でございました。同じような経過をたどっていくものと思います。まだ市町によっては人数も違いますから差がございます。ただ、市町によっては40%を超えている市もございまして、東温市は唯一超えております。そして、半数以上の11市町では25%、4分の1を超えているという状況でございます。濃い青で示している高齢者への接種も過半数を占めておりまして、おおむね順調に進んでいるんではないかなというふうに思います。一方で、オミクロン株の感染拡大への懸念が続いている新居浜市、西条市、松山市は、スタートのこともあって今の段階です、今の段階ではやや出遅れている状況が見られます。ちょっと心配しておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。

 各市町とも早期接種に懸命に取り組んでいることとは思いますけれども、特に重症化が懸念される高齢者への感染拡大、また、高齢者施設でのクラスターが収まっていない、こうした状況が続いておりますので、可能な限りスピードアップに全力で、大変だということは重々承知の上で、ぜひ取り組んでいただきたいと思います、県も精いっぱいバックアップをいたします。

 次に右側の表は総人口に対する接種割合でございます。これまでは12歳以上人口に対する割合としていましたが、3回目接種については国の公表は変わって、総人口ベースで表示するようになりました。それに合わせることといたします。現在の愛媛県の接種状況は6.5%、これは全国平均と同程度でございます。なお、各市町で昨年7月末までの接種回数や高齢者の人口比が異なりますので、必ずしも左側の表と、それからこの市町の接種状況の順番は一致いたしません。

 次に、モデルナワクチンの予約状況ですが、特に一部で高齢者の間でモデルナが敬遠されているとの声が全国的にあると聞きますが、全体的にはおおむね順調に予約が県内で入っておりまして、接種が進んでいると聞いております。総体としてモデルナの予約が低調である状況ではありませんが、仮に空きができた場合でもエッセンシャルワーカー等への接種を速やかに進めることとしておりますので、接種券が届き次第、ワクチンの種類を問わず速やかに予約し、接種を受けていただきますよう、特に重症化への効果というのは見えているということを専門家の先生方もおっしゃっていますので、ぜひお願いいたしたいと思います。

 県としては、今後も引き続き各市町の進捗状況を細かく把握するとともに、とりわけマンパワーが必要とされる支援に注力をいたします。打ち手の確保等々、遠慮なく県の方にご相談いただけたらというふうに思います。以上です。

 

(南海放送(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(テレビ愛媛)

 すみません。ワクチンに関して、モデルナワクチンの使用状況はおおむね順調ということなんですが、何か数字で示せるような使用率だとか、そういったものはあるんでしょうか。

 

(知事)

 ちょっとそこまでのデータはないと思いますが、聞いている範囲では、例えば最初にスタートが早かった宇和島市にお聞きしますと、例えば、待ちではなくて接種券の時に「あなたは何月何日の接種になります」、「モデルナです」とか「ファイザーです」とか、そこまで決めて、「もし変えてほしいという場合は言ってください」というようなアプローチをされているんですが、それで変更というのは少ないということは聞きました。ちょっと他はまだそこまで細かくは聞いていないんですけども、地域によって接種券の記載内容とかも恐らく違うと思うんで、アプローチは市町ごとに異なっているので、一つの参考になるかなというふうには感じましたね。

 

(愛媛朝日テレビ)

 愛媛朝日テレビです。昨日、厚生労働省が入院患者が入院から4日間で症状が悪化しなければ自宅療養などへの切り替えを推奨する新たな方針を決めましたが、県では入院患者への対応を見直すような考えはあるんでしょうか。

 

(知事)

 というかですね、愛媛県の場合は、専門医の先生が最初からオミクロン株というのはこういうものだろうということで、自宅療養が中心となるということも申し上げたつもりですし、そのためにコロナ専用外来の設置、医師会等の協力による健康観察、で、自宅療養中のフォローのあり方を優先して行ってまいりました。入院については、入院が必要となる、治療が必要となる方を漏らさないということに重点を置いていますので、これは個々の症状を専門医の先生方が見ながら確認しています。ということは、オミクロン仕様で対応してますので、とりわけその変更によって愛媛県の動きが大きく変わるということはございません。

 

(愛媛朝日テレビ)

 本日入院患者が10人減っているような状況ですけれども、今後も医療機関に入院する患者っていうのは減っていくような見通しはありますか。

 

(知事)

 これはちょっと何とも言えないですね。非常に日々日々の状況変化を見て対応していただいていますので、ただちょっと心配なのは、やっぱり体力のない高齢者施設でのクラスターが多くなってくると、どうしても入院治療が必要な方が増えてくる懸念がございます。そしてまた、年齢次第によっては在院日数が長くなる。そのことによってベッドが埋まって新たな方が入ってくると増えていくということは想像が付きますので、その点ではやはり今回のオミクロン株は特に、毎日毎日のデータ管理と分析対応、これが非常に重要だと思っていますので、日々日々気を付けながら速やかに必要な場合は対応したいと思っています。

 

(南海放送)

 南海放送です。先月12日水曜日に「オミクロン株拡大特別警戒期間」となり、それから4週間が経ちました。宿泊や飲食、土産物販売など一部の経済活動について、来店客が減るなどの影響が聞かれる中、昨日知事は第4弾「えひめ版応援金」の発表をされました。県内の経済活動について、今どのように見られているでしょうか。

 

(知事)

 これは全国変わらずですね、非常に厳しい状況があるというふうに思います。例えば、まん延防止の適用中のところは、愛媛以上に外出自粛要請もかけておりますし、当然のことながら、移動制限はさらに高まっていますから、それが多くなれば多くなるほど日本全体の経済は萎縮していくという状況にあると思います。愛媛県でもまん延防止は適用していない、それはもうこれまで理由は説明してまいりましたから、あえて触れませんけれども、それでも全国ニュース等々を見て、また愛媛県の感染状況、増加傾向は見られないものの高止まりしているという状況を受けて慎重になられていると。これが影響しないわけがないと。それは全ての産業に影響をもたらしている状況ではないかと思ってます。であるが故に、ちょうどタイミングよく国が事業復活支援金を打ち出しました。これは経済を支える政策であります。ただ、売り上げが30%以上減少したところだけが対象になりますから、29%より下がってないところは対応がないということになりますので、ここは、おそらく全国を見ても、売り上げ(減少幅)20%をカバーするところはちらほらありましたけど、15%をカバーしてるところは多分、(少なくとも中四国においては)愛媛県だけだと思います。ですから、できるだけ公平に幅広く、多くの方々の後押しが少しでもできればなというのが支援金(応援金)の目的でございますので、そのためにも、今のこの感染、高止まりとはいえ、増加を抑えているというのは、やっぱり県民の皆さんがしっかりと要請受け止めて行動していただいている結果であることは間違いないと思います。であるが故に、これを続けていれば、やがて、われわれも日々日々のデータを分析しながら必要な手はどんどん打っていきますけれども、そういったところを続けていけば、脱出できる日が早くなっていくと、そして一刻も早く日常に戻していくということを目指して頑張っていきたいと思っています。

 ごめんなさい、もう一つ言えば、おそらく、もし第7波が来るとすれば、「BA.2」のタイプの可能性が高いと思うんですが、これは今のオミクロンよりさらに感染力が高いと、デンマークから報告されているとおりでございますので、そういう意味ではウィズコロナというふうな、おそらく国も今回のオミクロン株の特性を踏まえて対策は変わっていくんではないかと思うんですが、ウィズコロナということをしていかないと、本当に日本全体がどんどん悪い方向に行ってしまいかねないので、ですから愛媛県の今の政策というのは、何もかも「外出自粛要請ですよ」というところまでいってません、「リスクの低い行動は、ちゃんとした感染対策をしながら大丈夫ですよ」というふうな対策を皆さんにお願いしています。特に飲食なんかでも、しっかりとした感染予防対策を打っている、確認が取れてのいるのが認証店でございます。そういったところである一定のルール、人数であるとか、時間であるとか、参加メンバーであるとか、そういうことを守った上での会食は、リスクはほとんどありませんから、そういった中で過ごしていくのがオミクロン株への対応ということになるんじゃないかなというふうに思っています。

 

(読売新聞)

 すいません、読売新聞です。酸素投与の人数が、今週22人に増えたということで、先週は16人で増えているということなんですけれど、先日、フェーズの引き上げとかの目安は100人であったとしても、医療負荷の状況によって変わるということだったとは思うんですけれど、重症はほとんど2、3人で前後しても、酸素投与が増えるということは医療負荷が高まっていると考えた方がいいのか、それほどではないんでしょうか、どちらなんでしょうか。

 

(知事)

 やっぱり高齢者施設クラスターが続いたことの影響もあると思いますが、最近入院されている、前一度グラフでお示ししましたけど、当初は若い人が入院患者さんの大半を占めていたのが、比率が逆転して今高齢者の方が多くなった。ただあれ以降ですね、その比率そう変わっていません。ということは、高齢者の方もお元気な方は順調に回復、退院されているということだと思います。同じような比率で入院される方が入ってこられていると。ただその中で、やはりかなりのご高齢の方とか基礎疾患をお持ちの方というのは、場合によっては、これはという時はお医者さんの判断で重症病床での治療に移っていきますけれども、重症化しにくい、重症化しないわけではないというオミクロン株の特性が、この重症化の増減を見るとそこには出てきていると思います。ただその前に、コロナによる発熱によって体力的に厳しい年齢層の方々、こういった方々にはそれをクリアしていただく、ウイルスに勝っていただくためにサポートがより必要になることは間違いありません。その結果として、酸素投与でサポートするという方が増えてきてるのは今日お知らせしたとおりだというふうに思っています。ですから、イコール重症化に必ず行くということではないですね。

 

(読売新聞)

 確認なんですが、ということはそこの人数自体が医療負荷に直結するわけではないと。

 

(知事)

 医療負荷は全体で見ないと分からないですね。むしろ、今の段階で、あくまで今の段階で医療負荷が増すとするならば、(医療機関において)むしろ介助が必要なケース。こちらの方が医療負荷は、看護師さんは元々そういう専門ではないですから、介護施設でやっているような介助が必要なケースが増えることが、医療負荷を高めることに直結するというふうなことではないかと思っています。

 

(南海放送(幹事社))

 その他質問いかがでしょうか。ではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

 

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