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新型コロナウイルスの感染の確認等(1月25日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017478 更新日:2022年1月27日 印刷ページ表示

日時:令和4年1月25日(火曜日)15時00分~15時40分

場所:知事会議室

 

 

(南海放送(幹事社))

 それでは、記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 今日からボードを設置させていただきました。マスコミの皆さんからこういうの付けた方がいいんじゃないかというご指摘もいただきましたので、実は当初の記者会見ではマスクを付けながら会見をしていたんですけれども、聴覚障害の方から、連日手話をやっていただいてるんですけれども、口の動きが見えないとなかなか理解しにくいところがあるんだという話がありましたので、会見は(マスコミの)皆さんとの距離はかなりありますのであえて、そのご要望にお応えしてマスクは外しておりましたけれども、特にマスクの着用を呼び掛けるのであれば、そこらあたり気を使った方がいいんじゃないかというアドバイスもいただきましたので、今日からこれを設置させていただくことにいたします。そういった点でご心配いただいた方もいらっしゃるかもしれませんので、本当に申し訳ありませんでした。配慮不足だったと思います。

 速報では366名とお知らせしましたが追加がありまして、昨日確認された陽性者は367名でございます。内訳は既存159名、新規または調査中208名でございます。感染が確認された方に心からお見舞いを申し上げさせていただきます。

 そして、残念ながら本日入院中の陽性者の方が1名お亡くなりになられました。心からご冥福をお祈り申し上げますとともにご遺族にお悔やみを申し上げます。亡くなられたのは80代の方、かなりのご高齢の方で基礎疾患をお持ちでございました。ただ、人工呼吸や集中治療中のコロナの重症例の方ではございません。ワクチンの2回接種も完了していた方であります。これ以上のことは特定につながりますので、今のお話の中で判断していただきたいと思います。

 また昨日、これは亡くなられた後の検査で1名陽性が確認された方がいらっしゃいます。死亡例には1名となりますけれども、この方の場合は亡くなられた後、医師の判断で検査が行われて陽性が確認されたケースでございます。本日公表の367名にそういう意味では含まれることになります。80代の方、かなりのご高齢の方で、同じように基礎疾患があったと聞いております。ただこの方はコロナの治療は受けられていた方ではございませんので、コロナの症状が悪化したものなのか、元々の持病によるものなのか、詳細は不明でございます。こちらの方もこれ以上のことは申し上げられませんので、皆さん、この範囲の中で受け止めていただきたいと思います。心からお悔やみを申し上げます。

 昨日は22日公表の309名を上回る陽性確認となりました。これまでも陽性確認ということだけに目を向ければ、このオミクロン株の感染力というものから、まだ増えていく可能性は十分あると思いますけども、まさに今、それだからこそ正しく恐れるということが重要でございます。陽性確認者数だけでなく、しっかりとその特性を見極めて、そして入院患者さんの状況であるとか、症状であるとか、回復されている方々の状況であるとか、こういったことを総合的に判断して正しく恐れるということをぜひ県民の皆さんにお願い申し上げたいと思います。

 また昨日新たに6件のクラスターが確認されました。医療機関が2件、松山市と西条市。高齢者施設が2件、松山市と宇和島市。職場内が1件、松山市。学校が1件でございます。オミクロンの感染力というのは、もう皆さんも愛媛だけでなく全国の状況を見てお分かりになられていると思います。本当にこれまでのコロナと違って、例えば高齢者施設であるとか医療機関は本当に気を付けながらの作業を行っておりますが、そういうところでもクラスターが発生するような状況が全国で続いております。そういう意味ではゼロコロナの対策というのを念頭に置いた場合、やれる手は1個しかないと思います。それはもう完全なロックダウンということであります。これは日本の国では行うすべはありませんから、そうなってきますとちょっといい言葉はなかなか見つからないんですけど、ウィズコロナとよく言われていますが、どう対処しながら生活していくかということを考える必要があると思います。この先ほどの医療機関や高齢者施設のクラスターを見ても、例えば今回は飲食店由来とは、今までの株と違ってそこが起点になってるわけではありませんから、その業界を1時間、時間を短縮しただけで感染拡大が収められるような相手ではないと、ロックダウン以外の手法がないというふうなことでありますから、気を付けながらできるだけ通常の活動、リスクの低い活動の制限、行動制限ですね、そういったことを避けつつやっていくと。そのために治療が必要な方を、しっかり見ていくという体制を整えることが最重要であるということはお分かりいただけると信じております。

 また状況でございますけども、県内全域で同じように増えているわけではございません。今傾向としていくと、松山市はもとより、西条保健所管内、西条市・新居浜市で感染拡大が非常に著しく傾向として出ております。また陽性者367名のうち、昨日は松山市が177名、約半数でございまして、先週の松山市では120人から140人の水準で推移してまいりましたが、ここにきて一気に跳ね上がりました。ただこの跳ね上がり方はちょっと先週土曜日と日曜日、2日連続で低い傾向が出ていましたので、その分がドンと出てきているのか、それとも上昇機運で出てきているのかは、ちょっと明日あさっての感染数を見なければ傾向というのはちょっと読み取れないところもあるかなというふうに思っております。依然として、内容については若い世代が中心で、学生や20代の会社員等の陽性確認が続き、減少の兆しが見えない中、少しずつ幅広い世代に感染が広がっております。今日午前中、松山市が市長会見で注意喚起の強化を市民の皆さんに呼び掛けられたそうであります。松山市が一番多い状況でございますので、それを受け止めて一人一人、もう大半の皆さんがやっていただいています。その結果ですね、人流につきましても先週のデータでは全県下全てのところで、去年のあの1月も思い起こしていただきたいんですけども、年末から年明けにずっと同じように感染が続いていました。そういう中で、人流が激減したのは去年の1月も同じであります。先週の段階ですけども、昼の人流は去年の1月以上に、既に愛媛県の皆さん、しっかりと気を付けながら行動されているのか、去年以上に減っています。夜の人流も、全ての地域で去年並みか去年よりちょっと上回る程度、ほとんど去年並みになっています。本当に県民の皆さんの注意深い行動に心から感謝を申し上げたいと思います。その結果ですね、今愛媛県も感染多いんですけども、人口10万人当たりの陽性確認数はそれでも47都道府県中33番目ぐらいでございまして、これはもう本当に県民の皆さんの努力の表れではないかなというふうに思います。しっかりとこれからも呼び掛けを続けていきたいと思います。ただ大半の皆さんがやっていただいておりますけども、やっぱり一部にはまだまだ油断されている方もいらっしゃると思います。一人でも多くの方、オミクロン株は本当に感染力強いですから、ぜひぜひ基本的な感染回避行動、特に不織布のマスクをしっかりと着用する、人と会う時はもう必ず着用する、手指消毒を徹底する、換気に気を付ける、そして何も飲食店の問題でもですね、昼も開いてるわけですよね。だからちゃんとした感染対策をしている認証店等のそういった店で、そして日頃会っている家族等の会食、ここで感染リスクが高いわけではありません。そのあたりも冷静に受け止めて、行動をしていただけたらというふうに思います。ルールを守るということでございます。

 次に、今日説明させていただくのは、昨日の調査結果、ワクチン3回目の接種の進捗と見通し、そして国の方から発表がありました事業復活支援金、これは非常にタイムリーだと思いますので、私の方からも公表させていただきます。

 まず昨日の検査結果でありますが、20代が70名とやはり最多、傾向が変わっておりません。そのうち松山市が45名となっています。加えて、全ての年代で陽性確認が、土日の反動もあるかもしれません、増加しています。特に60代以上が73人になってまして、懸念している高齢者の感染が顕著となってきています。男性が181名、女性が186名でございました。

 居住地は松山市が177名。今は新規という色分けが正しく伝える、判断する材料になるかちょっと分かりません。というのは保健所、(陽性者の)人数が多いので、この段階で新規なのか既存なのかという結び付け作業は今も行っていますので、そこは触れないようにいたします。今治市が24名。新居浜市が35名。西条市がちょっと気になっているんですが59名。そして四国中央市が16名。ご覧のとおり松山市以外でも西条市と新居浜市が増加している傾向が出てきております。職業は会社員が102名、最多でございます。児童・生徒は52名。この影響で本日は13校が休校しています。内訳は東予が11校、中予が2校でございます。そして未就学児は26名。学生16名は全員が松山市でございます。公務員は4名。県職員ではございません。それぞれから公表されると思います。教職員4名のうち1名は南予の県立学校の教職員でございます。医療・福祉は合わせて、ちょっとここが心配です、30名でございます。

 感染経路が把握できているものの中では家庭内が103名と最多になっています。医療・福祉が23名とクラスターの関係もあると思いますが多くなっています。そして医療機関の方、こちらはオミクロン株の特性である重症化しにくい、日々日々入院・退院の方がいらっしゃるんですが、比較的年齢のいった方も順調に回復されていくケースが、これまでのデルタ株とアルファ株と比べて明らかに多くなっています。ですからしっかりとそのあたりを病院で漏らさず、治療の必要な方を入院していただき、重症化した場合は速やかにという体制、ここをともかくオミクロン株の場合は最重点の課題として位置付けております。

 医療機関に入院されている方は3名減って67名でございます。今申し上げたように70歳以上の高齢の方も順調に退院されるケースも多くなってます。重症は変わらず3名でございます。宿泊療養に入所される方は変わっておりません、47名。そして自宅療養の方は180名増えて2,044名。そしてこちらも重要な指標になります、回復された方も180名になっています。昨日は200名以上出ていましたけど、200名近辺になってきております。

 まず次に新規のクラスターについて。「医療機関クラスター6・松山市」。既にホームページで公表されております。病院は公表されています。これまでに職員7名、そして昨日の検査で新たに職員3名、計10名の陽性が確認されております。

 「医療機関クラスター7・西条市」。こちらも既にホームページで公表されています。これまでに職員2名、こちらは患者さんが2名、そして昨日の検査で新たに職員2名、患者さん6名が確認され、陽性者は12名。全員軽症と聞いております。

 「高齢者施設クラスター(19)、新規・松山市」、これまでに施設の利用者1名が確認されていましたが、昨日の検査で新たに職員等2名、利用者6名の陽性が確認され、全部で9名のクラスター。こちらも全員が軽症と連絡が入っております。

 「高齢者施設クラスター20・宇和島市」。こちらも新規であります。昨日の検査で職員4名、利用者2名が確認され、陽性者は6名となっております。こちらも現段階では全員軽症というふうな報告が入っております。ただ、重症化リスクの高い医療機関および高齢者施設のクラスターでございますので、順次、県のクラスター対策班を派遣してゾーニング等の指導を行っております。保健所と医療機関が連携して、感染拡大防止の対応をそれぞれで進めています。

 次に「学校クラスター22・西条市」。小学校のクラスターでございます。昨日までの検査で児童11名、昨日の検査で児童1名の陽性が確認され、陽性者は12名となっています。この学校は21日から休校に入っています。

 次に「職場内クラスター(29)・松山市」、新規。昨日までに従業員5名確認されていましたが、昨日の検査で従業員5名、その他家族等1名の陽性が確認され、陽性者は11名となりました。この職場は一般の方が利用するような職場ではございません。保健所の調査に全面的に協力をいただいておりまして、従業員の必要な検査は終了をしております。

 既存のクラスターでは県立八幡浜高校だけ。これまで30名の陽性者が確認されておりましたが、昨日の検査で新たに生徒2名、教職員1名、その他家族等6名、計9名の陽性が確認されたことから39名となっています。その他、既存クラスターについては配布させていただいた資料のとおり、再検査も含めて1名から若干名の陽性が確認されています。

 次にワクチン接種についてでありますが、現時点での3回目接種の状況等についてお知らせいたします。まず、これまでの接種実績等について、2月末までに3回目接種の対象となる方は医療従事者が約5万8千人、そして、高齢者のうち昨年7月末までに2回目接種を受けた方が約37万人となっていますので、この方々が対象となります。医療従事者と高齢者施設への入所者から先行して3回目接種が開始をされております。これについては各市町から聞き取った結果、現段階の実績を踏まえ、あくまでもこのペースでの予想ですけども、1月末までに医療従事者の約75%が終了する見込みでございます。このうちコロナ患者を受け入れる重点医療機関は既におおむね終了をしています。そして、高齢者施設入所者は現在までに連絡・確認ができたのが約1万3千人、26%が終了し、今後の接種見込みに関しては、来月末までに医療従事者は全て終了。高齢者施設入所者と一般高齢者で昨年7月末までに2回目接種を受けた方は全て終了できる見込み、もちろんワクチンが滞りなく届くという前提があります、その見込みであると、各市町から聞き取っております。そして3回目接種に関しては、松山市、今治市、大洲市、伊方町から県の方に打ち手である医療従事者の応援要請を受けておりまして、県としてその要請に従って、全力でバックアップを行います。県立病院、県立医療技術大学から派遣を行うほか、愛媛大学医学部等のご協力をいただき、現在派遣についての詰めの作業を行っているところでございます。

 また、2月はモデルナ社ワクチンの供給量が多く、ファイザー社ワクチンと異なる、いわゆる交互接種が主流となります。先日の土、日に、モデルナを使用した集団接種が伊予市で行われました。予約枠は全て埋まり、特に問題なく終了したと聞いております。

 県ではワクチン接種への理解促進について、県広報紙で特集を掲載するほか、テレビCM、Web動画や新聞広告などさまざまな媒体を活用して3回目接種の重要性や交互接種の安全性等について積極的に広報を展開してまいります。恐らく、今日夜の村上愛媛県医師会会長からもそうした話、医師の立場からあるんではなかろうかと思います。ぜひご覧いただきまして重症化リスクを避ける、そして12歳未満の子どもさんを守るためにも、対象になったら受けていただくようお願いいたします。

 なお、先ほど、総務省の副大臣からワクチンの3回目接種を県としても推進してほしいとの国としての依頼がございました。その時に私から田畑総務副大臣に、県と市町が連携して取り組み、先ほどお話しした見通しも順調であるとお答えしましたが、いくつか要望をしております。交互接種や小児接種の安全性について、国からのさらに強力な広報を行うこと、そしてワクチンの配送の提示がですね、今は何日の週というところがほとんど来ていますので、これだとですね、体制が非常に作りにくいので、できるだけ早く日時、この週というよりは日時を提示していただきたいということ。そして、昨日記者会見で申し上げましたとおり、PCR検査や抗原検査キットの流通が非常に厳しくなってる現状を、地方の現場も同様であるということをお伝えして、メーカーに対する生産拡大の要請や後押しを速やかに行っていただきたいというふうなことをお話しさせていただきました。全てしっかりと対応するという答えをいただいています。

 次に、国から連絡がありました事業復活支援金でございます。例えば、今回まん延防止等重点措置が飲食店の時短要請に協力金が出ているところもありますけども、かつての愛媛県でも飲食店由来のデルタ株、アルファ株のときにまん延防止を適用しましたが、その時はお店だけでなく、取引業者にも支援金(月次支援金)が支給する制度になっていました。現在、この制度は廃止されております。取引先にはありません。その代わりに、この国の事業復活支援金というものを考えられたんだと思いますが、さらによく幅広くなってます。多くの事業者が対象になっています。そして、今のこの状況を見ますと、非常にタイミング的に、月次支援金に比べて、さっき申し上げた月次支援金というのは取引先だけでしたけど、非常に幅広い業種を対象とすることになってますので、多くの事業者の皆さん、今、本当に全ての事業者、苦しい状況でございますので、こうした公平な事業復活支援金、活用していただけたらと思います。国の方でしっかりと対応していただけると思います。

 支給要件は売上の減少とされております。その算定期間は昨年11月から今年の3月の売り上げだそうでございます。この期間の任意の(月の)売り上げが、平成30年11月から令和3年3月の任意の同じ月の売り上げと比較して、マイナス30%以上減少したところ、これが対象となるそうであります。マイナス30%。支給額は売り上げがどの程度減少しているかで支給額が異なっていくということであります。中小企業者等は年間売上高の規模に応じてその額は変動しますが、支給上限額は100万円から最大250万円だそうであります。個人事業主の場合の支給上限額は30万円から最大50万円が支給されるということであります。申請期間は1月31日から5月31日まで。問い合わせ先は事業復活支援金事務局に相談窓口が設置されているそうですので、こちらですね、0120-789-140、こちらに連絡されてください。

 なお、先般申し上げましたとおり、県でもオミクロン株の特性を踏まえた独自の支援策を、今準備、最終検討しておりますので、今週の木曜日にお知らせするようにいたしますのでよろしくお願いいたします。こちらもぜひ活用してください。

 次に臨時PCR検査センターでございます。昨日から新居浜市、西条市で臨時PCR検査センターを開設しています。キットの配布は明日までの3日間でございます。昨日は新居浜市で約1,200個、西条市で約1,300個の検査キットを配布いたしました。対象や開設場所、キットの配布・回収期間等は今まで繰り返し説明してまいりましたのでこのパネルのとおりでございます。新居浜市および西条市は陽性確認が増加しておりまして、目下、松山市に次いで心配なエリアでございます。感染の連鎖を断ち切るためにも、早期に感染の広がりを探知することが重要で、この臨時のPCR検査センターでもその傾向がつかめると思いますので、ぜひ積極的に検査を受けていただきたいと思います。

 なお、松山市の臨時PCRセンター、昨日最後の677件の検査を行い、13件が陽性でございました。最終的に全部で4,365検体を検査いたしまして、その中で陽性は55件、陽性率は1.26%でございました。昨年の陽性率に比べるとやや高いんですけども、ちなみに昨年は3月に行ったのが1.04%、今回若干高い。8月はもうちょっと低くて0.62%でございました。ただ、これらの数字との比較で見ても感染が非常に広がっているんですが、今はまだ水面下で市内に広くまん延しているという状況には至っていないので、本当に注意深い行動を皆さんが取っているということでもあろうかと思います。ただし、松山市の陽性確認の増加は止まっていませんので、症状が表れた場合は速やかに医療機関を受診していただくようお願いいたします。そして、心配な方は引き続き設置されている無料検査所等を活用していただきたいと思います。以上です。

 

(南海放送(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(テレビ愛媛)

 すいません、テレビ愛媛ですが、順調に回復されてらっしゃる高齢者もいらっしゃる一方で、亡くなられた方お二人出ておりますが、この状況というのはどのように受け止めた方がよいでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、本当に残念なんですけど、やはり高齢の方で基礎疾患をお持ちだと、これはもう体力そのものが弱られていますので、例えば高熱が出た場合とか、例えばですよ、そういうところへの対応力とかは弱くなっていることは想像がつくんです。そういう意味で、やはりご高齢の方で特に基礎疾患をお持ちの方、それから年齢関係なく基礎疾患をお持ちの方が一番注意していただきたいなというふうに思います。ただ、この方も残念だったのですが、医療機関にしっかりと入院して治療を受けてのことでございましたので、そこだけはもう本当に避けなければいけないと。ともかく今、昨日まで申し上げてますように、入院の必要な方を取りこぼさないということに今、保健所も全力を挙げておりますので、オミクロン株の場合は何せ感染力が強いですから人数が多い。これはその中で治療が必要なことを見落とさないということが大事だと思いますので、ご理解いただきたいと思います。そしてもう一方の方は、これはちょっともう分かりません。こういうケースもあるかもしれません。症状があって治療に検査されたわけでもなく、医療機関に来られていたわけでもなく、恐らく別の病気なのか、あるいはお年を取ってのことなのか、これも分かりません。そういう中で亡くなられた後に、検査が行われて陽性が判明したというケースなんで、本当にこういったこともあり得るのかなと。残念でなりませんけども、心からお悔やみを申し上げたいと思います。で、もう一方でこれもかつてのデルタ株とそれからアルファ株の時には会見でも何度も申し上げたんですが、あの時はですね、本当に高齢者施設でお年寄りが入院してくると、その入院中にどんどん重症化していく、あるいは非常に長い期間治療が必要になって入院期間が延びる、これはもう顕著に表れていました。今回は明らかにそれとは異なるということではないかなと。重症化はしにくい、しかし、決してしないわけではないという専門家も言われていることの傾向がこういったところにも出てきているなというふうには思います。

 

(南海放送)

 すいません、南海放送です。本日、再び1日当たりの感染者数が最多を更新しました。連日、新規のクラスターも確認されています。全国的にも保健所業務の逼迫(ひっぱく)が問題となっていますけれども、他県の実際例では、例えば図書館を閉めて図書館職員が保健所の業務を手伝うといったようなこともあります。県内ではそういった公共施設を閉めて、保健所業務を支援しなければならないといったその現状、いかがでしょうか。

 

(知事)

 これは本当に地域によって全然異なると思うんですね。職員の人数も違いますし、人口も違いますし、しかも感染状況も、愛媛県の場合、人口10万人当たりだと先ほどの状況ぐらいなんですが、それ以上のところもありますから、中にはもう既に濃厚接触者の調査ができなくなって、濃厚接触者については陽性になられた方から連絡願いたいというところになってきている、次はここだと思うんですね。やっぱりどこの地域でも、保健所の業務が筒いっぱいになったらそこに踏み込んでいかざるを得ない段階を迎えますが、そのギリギリの手前という状況ではないかなというふうに思います。全体というよりは、特に懸念するのが松山市保健所と、それから西条保健所だと思います。で、おそらくこれ全国で起こっているだろうなと思うんですけども、昨日の夜、厚労大臣が会見されまして、自治体によっては検査で陽性確認された方で、40歳未満で、症状が軽症、かつ無症状、かつ基礎疾患がないという場合は医師の診断をしなくても自宅療養を可とするというような発表がありました。これはよく考えると、もう保健所が手に負えなくなっているという全国の状況を受けての国の方針なのかなと。良い悪いは別としてですね、ですから、やっぱり今のオミクロン株に対してどう対応していいのかということは、国もまん延防止の中身もそうですけども、本当に専門家の間でも一致した意見がまだ出ていない状況の中で、試行錯誤しているということなのかなと思いますね。

 

(南海放送)

 あとすいません、医療機関で二つ新規のクラスターが発生しています。ホームページで公開するということなんですけれども、こちらはいわゆるコロナ患者の方を治療している病院ではないということでしょうか。

 

(知事)

 両方とも公表されていますが、一つの病院は指定病院(医療機関)でございます。

 

(南海放送)

 そうするとですね、重症化しにくいとはいえ感染力が強いということで、コロナ患者を治療される方々の精神的疲労等もこれまでとはちょっとまた格段に上がっているかと思います。そのあたり病院の、今日午後会見をされるということですけれども、病院の負担というかを考えての、例えば新たな対策とかというのはどう。

 

(知事)

 そうですね、これは病院ごとで規模も違いますから一概に言えないんですけど、先ほどちょっと電話してお話しさせていただきましたけども、全力で頑張っていらっしゃいます。本当に献身的に皆さん頑張っていらっしゃいますので、何とか通常通りに戻せるように今いろんなシフトを考えながらですね、最前線で市民の命を守るために双方の病院が全力を尽くしていますので、皆さんに私からはそのことをお伝えすることしかできないんですけども、エールを送り続けてあげてください。そのためにも、それでもかかってしまうというのがコロナの感染力ですから、一人一人気を付けていてもかかるかもしれないけども、気を付けるのが最大の対策ということ。そして、今申し上げたように、オミクロン株というのは、明らかに今までのデルタ株とアルファ株のことの延長で考えたら判断を誤ってしまうので違うということ。だから正しく恐れるということがいかに大事か。だから感染、今日は何人でした、過去最多でした、そこだけに目を奪われたら、本当に本質が見えなくなってしまいますので、ぜひマスコミの皆さんもそのあたりを受け止めていただいて、何が大切なのかというふうな点も県民に伝えていただけたらというふうに思います。よろしくお願いいたします。

 

(愛媛新聞)

 すいません、医療機関クラスターに関連してなんですが、公表されている病院の方、新型コロナの対応をされているところも含まれているということですけれども、コロナの受け入れ体制には影響はないということで。

 

(知事)

 今のところ影響ないです。

 

(愛媛新聞)

 救急輪番を担われていたりもすると思うんですけども。

 

(知事)

 これはですね、しっかり病院間の連携ができてますから、県病院等が対応したりですね、今のところ救急に何かがあったという報告は入っていません。

 

(愛媛新聞)

 その前のお話で、保健所の逼迫というところで、若い世代だの基礎疾患のない方は受診をせずとも自宅療養が可能になるという、自治体によってはというお話ありましたけども、良いか悪いかは別としてというふうに知事おっしゃられましたが、県としてはどういうふうにその方針を受け止めておられますか。

 

(知事)

 これはもう本当に最後の手段かなと。というのはよく分からないところがあって、オミクロン株というのは2類扱いになっていますから、その医師の診断なくということはひょっとしたらこのいろんな議論が今なされているのかなというところの途中段階に入っているかもしれないですね。これは分からないですけども。

 

(八矢副知事)

 県としては今の対応を変えるつもりは、現状はありません。

 

(知事)

 (変えるつもりは)県はないです。

 

(テレビ愛媛)

 すいません、事業復活支援金についてなんですが、手厚い支援だと思うんですが、支給までのつなぎの期間というのは出てくると思うんですが、そのあたりに関して、県として独自に支援したいというようなお考えでしょうか。

 

(知事)

 こうしたところに漏れているところ、県だけの独自財源ですから金額は限界がありますけども、そういうところであるとか、それからコロナに対応するための取り組みに対する支援であるとか、それからコロナで非常にいろんな生活の支障を来たしているところへのささやかかもしれませんけども配慮するとか、いろんなことを考えています。

 

(テレビ愛媛)

 応援金とか。

 

(知事)

 応援金というか、いろんなことを考えています。

 

(南海放送(幹事社))

 他よろしいでしょうか。ではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

 

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〒790-8570 松山市一番町4-4-2

電話番号:089-912-2380

ファックス番号:089-921-8004

 

保健福祉部健康増進課

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電話番号:089-912-2400

ファックス番号:089-912-2399

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