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新型コロナウイルスの感染の確認等(1月20日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017473 更新日:2022年1月21日 印刷ページ表示

日時:令和4年1月20日(木曜日)15時00分~15時28分

場所:知事会議室

 

 

(南海放送(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 昨日確認された陽性者は260名でございます。内訳は既存が129名、新規が131名でございます。感染が確認された方に心からお見舞いを申し上げます。

 先週の記者会見で場合によっては200、300人になるかもしれないと。そうならなければと願っているんですけども近付いてきています。また、その後の感染力から考えると、全国の感染状況、ご案内のとおり非常に多くなっておりまして、前にちらっと言った500、600人も現実化するかもしれません。ただこれはもう、本当に今週、今の行動が1週間後に表れてきますので、ここが本当に大事な踏ん張りどころではないかと思いますので、ぜひよろしくお願いします。その一方で、オミクロン株の特性というものを十分見極めて、特に今回一番重要視しなければいけないのは、命を守る医療現場でございます。そしてまた、もう一点が自宅療養がどうしても増えてまいりますので、それをケアする体制をしっかりバックアップするということでございますので、そこらあたりも踏まえて冷静に受け止めていただけたらと思います。

 陽性確認数は3日連続で過去最多となります。また、新たに今治市で「児童施設クラスター」、保育所でのクラスターが確認されています。今週が重要局面と今申し上げたところでございますが、1月初めの3連休の人流データを見ますと、松山市繁華街や大型商業施設の人出は大きく減少しておりますが、まだそれでも減少傾向に向かう兆しが見えません。特に松山市は感染拡大に歯止めがかかっていない状況でございます。現場の声でもやはり20代の感染確認が依然として続いているということでございました。

 オミクロン株の特徴として、県内の医療関係者や保健所等から潜伏期間が平均で3日程度、感染サイクルは2日程度など、感染が伝播(でんぱ)するスピードの速さが指摘をされています。感染サイクルの短さによりまして、保健所の調査・検査を通じて、一件一例ごとに感染を囲い込む従来の手法は通用しなくなってきております。オミクロン株の特性を考えると、行動は1週間後に結果として表れてくるということでございます。一日も早く感染を減少局面に向かわせるために、具体的な行動変容を一人一人にお願いすることが不可欠でございます。特に松山市内の大学や専門学校の学生、そして20代の会社員では、新規の感染が止まっておりません。この1週間程度、ぜひ人との接触をできるだけ控えて、趣味の集まりも延期するなど、感染回避のための行動を特にこの世代、お願いしたいと思います。

 本日説明する内容は4点でございまして、昨日の検査結果。そして松山市に続き新居浜市および西条市での臨時PCR検査センターの開設について。三つ目に県管理施設の感染対策の強化について。四つ目にワクチンの3回目接種についてでございます。

 まず昨日の検査結果ですが、20代49名でございます。そのうち松山市がこの49名のうち38名、8割を占めています。その38名のうち29名が新規、感染経路不明でございます。一方で県全体では。20代以外への年齢層への広がりが顕著になってきております。20代以外の割合は、3日前は68%でしたが、今日は81%に高くなってます。特に懸念している60代以上の高齢層の方々が合計42名と増加傾向にございます。男性が129名、女性が131名でございます。

 居住地は松山市125名、新規が76名。今治市が31名、新規が15名。新居浜市が21名、新規が13名。西条市が28名、新規が14名。ただ四国中央市のこの29名は多くなっているんですが、一つの職場内クラスターの調査の中で、昨日一気に、その1事例だけで20名感染が確認されたものでございまして、新規は3名にとどまっています。それから町では松前町が連日ありますが、これは「警察学校クラスター」の関係があるので、松前町はちょっと町の中では多く出ております。職業は会社員が80名と最多。続いて児童・生徒が35名。この影響で本日は24校が休校してまして、内訳は東予13校、中予10校、南予1校でございます。学生17名と多くなってまして、このうち14名は松山市でございます。公務員8名のうち3名は県警の警察官。後ほど警察本部が公表予定でございます。教職員2名のうち1名は、東予地域の県立学校の教職員でございます。医療・福祉も計10名で、広がりを現在保健所が調査中でございます。感染経路は家庭内が81名で、最も多くなってます。そして、本日は仕事関係が21名と多く、クラスターの関係もあり、幼稚園・保育所、こちらが6名となっています。

 そして入退院・検査状況ですが、医療機関の方は2名増えて61名でございます。残念ながら重症者、お一人増えまして2名。新たに重症となった方は、昨日陽性が確認された方で、既に入院済みでございます。もうお一方と同様、70代の方で、やはり基礎疾患があると聞いております。ワクチン接種の有無等は今後統計的に整理し公表いたします。宿泊療養施設に入所されている方は4名、出入りがありますが4名減少して41名。自宅療養中の方は、入院調整中の方も含めて1,583名。退院となった方は48名いらっしゃいます。明日ぐらいから順調に回復されれば、100名単位の退所者も出てくる可能性はあると思います。次に感染拡大から一定期間が経過して、療養解除となる方も増加してきましたけども、自宅療養者が日々増加してますので、本当にこれは、健康観察は保健所だけでなく、それぞれの郡市の医師会の先生方が一緒になって健康観察していただいていますので、ご協力に本当に感謝を申し上げたいと思います。

 このパネルは、やはりオミクロン株の特質を見極めるためにお知らせいたします。第4波以降の自宅療養者や宿泊療養者のうち、療養中の体調悪化、症状が悪くなって医療機関に入院した方の状況をまとめたものでございます。陽性確認で、自宅療養ないしは宿泊療養に入られた方で、その最中に症状が悪化して、入院が必要になった方でございます。これあくまでも第6波、昨日までの数字でございます。自宅療養者の規模は1,339名。既に第4波の合計は超えています。第5波の水準まで今日近付いています。しかしながら、中身が全然異なっていまして、自宅療養から症状が悪化して、医療機関に入院した方、第4波、第5波の時は約10%、1,779人の方から103人が入院された方。これは第4波。第5波では1,636人の自宅療養者が症状悪化で151人の方が入院された、約10%。今回1,339人、途中段階ですけども、症状悪化して入院された方、13名、0.9%。これはやっぱり、アルファ・デルタとオミクロンというのが全く異質な株になってきているというふうなデータにもなります。宿泊療養同様に、宿泊療養からは第4波が18%、第5波が14%、で、第6波は42名宿泊療養の中からお一人だけ入院されましたので2.3%。こちらでも同様の傾向が出ています。第6波の感染拡大、まだ初期から少したっていますけども、途中でありますから、若者の感染が中心であったことから、現時点では体調悪化により入院に切り替えなければならなくなった方はごくわずかであります。ただ、今のところ入院患者も順調に回復されて、重症化していませんので、退院する方も多くなっていますので、医療逼迫(ひっぱく)がご覧のように直ちに懸念される状況にはございません。ただ、これから高齢者への伝播が始まっていきますと、ここは要注意でございます。

 そこで、このパネルは全陽性者と高齢世代だけ抜き出して見てみた推移でございます。高齢者世代は、この緑は60歳以上、それから抜き出してこちらが70歳以上の二つで示しています。20代・30代の若い世代を中心に、陽性者数が急激に上昇しておりますが、高齢者全体も同じように伸びているわけでは今のところまだございません。であるが故に、医療の負荷も高まっていないと考えられます。ただし、それぞれのグラフに着目をしていきますと、60歳以上の陽性者は、大きくではないんですけども、この緑ですね、少し増加しているという傾向が見えます。特に、本日は40名を超えております。それから70歳以上の方々はオレンジ、ここはまだ横ばいでございますが、この年代が増加すると、重症化リスクが高くなることが心配でございます。今後、場合によっては自宅療養者や宿泊療養者の中から入院患者が増加する可能性、これをしっかりと見極めていかなければなりません。それは医療負荷の増大につながりますので、この状況を十分に日々日々確認しながら、医療関係者の意見を伺いつつ、警戒を強めてまいります。

 まず新規のクラスター、昨日のクラスター関係ですけども、まず新規です。昨日は新規は1件だけですが、「今治市・児童施設クラスター(3)」、今治市の保育所でのクラスターでございます。これまでに職員1名、園児3名、その他家族等4名の陽性が確認されておりまして、昨日の検査で新たに園児3名の陽性が確認され、「児童施設クラスター」と認定されました。関係者には既に施設側から連絡済みでございます。陽性者の内訳は職員1名、園児6名、その他家族等4名の11名となります。この施設は休園しておりまして、現在保健所において全員の連絡は済んでおりますので、感染の広がりを把握するための調査・検査が進められております。保健所への調査への協力、保護者の皆さんをはじめ、関係者の皆さん、よろしくお願いいたします。

 続いて既存クラスター、先ほど申し上げた四国中央市の大人数が確認された件でございます。「職場内クラスター(25)」、昨日は従業員12名とその他家族等8名、一気にこの1事例で20名の陽性が確認されています。保健所の調査では、職場内での従業員同士の接触を通じて感染が広がったものと見られております。一度に多くの陽性確認となりましたが、この職場は一般の方が利用する職場ではございません。保健所による必要な検査は完了しておりますので、冷静に受け止めていただきたいと思います。その他のクラスターについてはご覧のパネルのとおりでございまして、ポツポツといったん陰性で再検査での陽性が確認された方も含まれております。その範囲内での陽性確認にとどまっております。

 続いて、新居浜市および西条市での臨時PCR検査センターの開設でございます。連日陽性確認が続く新居浜市、西条市では、昨日も20名を超える陽性が確認されました。両市における感染の広がりを早期に探知して連鎖を断ち切るため、来週月曜日24日から、それぞれ新居浜市と西条市で臨時PCR検査センターを開設いたします。対象や開設場所、キットの配布、回収期間は24日から26日、検体回収は27日まで。時間が1日4時間、こちらはいたします。10時半から(午後)2時半まで無症状者に限ります。こうした条件の、この前の宇和島市と松山市と同様でございます。無症状者の方でこういう方々が対象になるということでございます。場所は、新居浜市は新居浜市役所旧上下水道局庁舎1階、西条市は西条市総合福祉センターのアクアホールでございます。検査を受ける方全員ではなく、お店や事業者の代表者の方が検査キットを取りに来ていただき、後でまとめて提出いただくことも可能であります。新居浜市、西条市の関係の皆さんはぜひ積極的に検査を受けていただきたいと思います。

 次に松山市の臨時PCR(検査)センターの状況でございます。22日土曜日まで城山公園の会場で無料の検査キットを配布いたします。初日である昨日は約2,000人分の検査キットが配布されました。場所や開設時間は昨日もおとといも説明しましたので、このパネルのとおりでございます。松山市繁華街の感染状況の探知にもつながるため、とりわけ飲食店の従業員の皆さんにはできるだけ検査にご協力いただきたいと思います。

 それからさっきのをちょっと付け加えますと、宇和島市、一時ドーンと増えていましたが、本当に5名と、場合によっては収まりつつある方向に向かっている可能性はありますけども、オミクロン株の特性を考えると決して油断はできないということでございますので、注意深い個々の行動を取りながらということで、減ってきたからもう大丈夫とは思わずに、注意深い行動をよろしく継続していただきますようお願いいたします。

 続きまして、県管理施設の感染対策の強化についてであります。オミクロン株による感染の拡大を踏まえ、県管理施設の感染対策を一段強化することといたします。今後当面の間、県管理施設のうち武道館や美術館、博物館など文化・スポーツ施設は貸館利用について、活動中はマスクの着用を義務付けさせていただきます。マスクを外して行う活動については当面貸し出しは行わないことといたします。また一定の展示施設への入場制限をこれまでの2分の1程度まで制限することといたします。以上でございます。

 そして、ワクチンの3回目接種の状況でございますが、オミクロン株にも有効との調査もありますので、大きく期待されております。県内の進捗状況に関し、重点医療機関の医療従事者は、1月中にはおおむね完了する予定であるということは既にお知らせをさせていただきました。また、高齢者施設入所者につきましても、12月下旬から約4万5千人を対象に各市町において順次、まだ途中段階ですけれども接種が進められているところでございます。これは日々日々変わってまいりますので、まだこの時点で全体の集計は入ってきておりませんがもう既に始まっている市町がございます。加えて、明後日22日、伊予市、松前町、砥部町から始まります一般高齢者への接種、各市町でもスケジュールが示されました。2月1日までには県内全ての市町で一般高齢者への3回目接種が順次スタートすることとなりますので、市町の案内、それぞれ日にちが違いますので、皆さん気を付けて情報を受け止めてください。市町に聞き取ったところでございますが、2月末までに接種を希望する高齢者が約37万人いらっしゃいます。その接種は2月末までに完了できるとの回答をそれぞれの市町からはいただいております。今後、接種が2月以降急速に加速すると見込まれます。計画がそれぞれ固まれば、あらためてお知らせさせていただきます。

 最後に、昨日、記者の方から質問がありました国の事業復活支援金でございますが、国の方の事業になります。1月24日の週に詳細が公表されるそうでございます。そして、事前確認の受け付けもこの週に始まるそうであります。そして、確認の後の通常申請の受け付けは1月31日からの週というスケジュールだそうでございますので、私の方からもお知らせさせていただきます。以上です。

 

(南海放送(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(テレビ愛媛)

 すいません、テレビ愛媛ですが、連日ですね、学校だとか保育園だとか未就学児の感染というのが目立ってきているようですが、このことについてはどのように受け止めていらっしゃいますか。

 

(知事)

 そうですね、ここ数日、1日、2日が非常に多くなってきているので、昨日、記者会見でも申し上げましたが、小学校・保育園等々は市町の管轄になるので、それでちょっと感染が拡大している市長さん、町長さんは直接、それから市長会、町村会の会長さんに全ての市長さん、町長さんにぜひ通知してもらいたいということで、とりわけその学校現場での対応、それから幼稚園・保育所への注意喚起を強めていただきたいということで、既にそれらのアクションは起こしていただいていると思います。それから、中身についてはそれぞれ事情が違うんですけれども、全ての市町で小中学校の部活動等については何らかの制限、もうやめたところもありますけども、一律ではありませんけども、何らかの制限、これは感染状況等々、人口規模等々、そういったものを加味しながら取り組みがスタートしているということは報告が入っています。

 

(南海放送)

 南海放送です。最近はもう連日過去最多を更新するような日が続いておりますけれども、ここから県が打てる対策っていうのはどのようにお考えですか。

 

(知事)

 そうですね、県全体で、先ほど申し上げましたやっぱり医療現場とそれから自宅療養者の健康観察の体制をしっかりフォローするということと、それから宿泊療養の準備も進めていますので、まだ余裕はあるんですけども、次に備えてさらに開けていくということが早急にやっていくことでございます。それからもう一つは、やはり宇和島市を皮切りに行いましたけども、感染拡大した地域、四国中央市の場合はですね、西条や新居浜と違って6カ所、無料検査所、既に開設しており、今月中には(県全体で)50カ所目指していますので、無料検査所の充実を図っていくと同時に、四国中央市はその中で6カ所を構えられているので、西条・新居浜より全然多いですね。ですからの臨時PCR(検査センター)というよりは、それは通常開いてるところを十分活用できるというふうに思っていますので、そちらを活用していただけたらというふうに思っています。それから学校、それから今申し上げた保育園・幼稚園の注意喚起、それから今日申し上げた県施設関係での一層の感染抑制対策、アイデアとして浮かぶものは次から次へと打っていきたいなというふうに思っています。

 

(あいテレビ)

 あいテレビです。オミクロン株の特徴から医療現場の逼迫というところには直ちに懸念するような状況ではないというようなお話もありましたけれども、やっぱりグラフで見てみますと60代、70代、徐々に増加傾向にあるかとは思います。今後のそういったあたりの懸念というのはいかがでしょうか。

 

(知事)

 こればっかりはどういうふうになっていくかは分かりませんけれども、場合によってはその年代で重症化する可能性もある、入院が必要となる方が増えてくるというふうな予測の下に考えていかなければなりません。そのために100人程度が一つの目安だと思いますけども、その段階でフェーズ4の病床増床に踏み切るということ。で、そのあたりから、もう今この国の手立てというのは県ができることの次なる最後の手というのは、まん延防止(等重点措置)ということになるんですけども、その時に検討していく。で、できればそれまでに中身、今、実は国からもわれわれのところにも問い合わせがあって、どういうことができるのかと、かなり尾身会長のあの発言以来、その中身についてどうしようかという議論が始まってるそうなんで、そこの点に期待をしたいと思っています。そういったところも踏まえ見極めながらしっかりと手立てを打っていきたいなというふうに思ってます。

 

(テレビ愛媛)

 ワクチン3回接種について、37万人の高齢者が2月末までに完了の見通しという市町の回答についてはどのように受け止めていらっしゃいますか。

 

(知事)

 いやもう本当に市町は当初のスケジュール、かなり前倒しでそれぞれが頑張ってくれていると思います。で、その背景にはやはりこれまでの経験もありますけれども、それぞれの地域の医師会、看護協会あるいは薬剤師会、歯科医師会、ワクチンにこれまで携わっていただいた関係団体が全面的にそれぞれの地域で、地域ごとの実情に合わせた体制づくりを懸命に行っていただいているということだと思います。本当に全ての方々の献身的なご努力にお礼を申し上げたいというふうに思います。

 

(南海放送(幹事社))

 他よろしいでしょうか。ではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

 

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