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6月以降の対策および新型コロナウイルスの感染の確認(5月28日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017374 更新日:2021年6月1日 印刷ページ表示

日時:令和3年5月28日(金曜日)15時00分~15時40分

場所:知事会議室

 

 

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、個別事例などに係る詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 昨日は陽性確認4名の方でございます。内訳は、既存2事例で2名、この中には再検査で確認された方が1名含まれます。それから、新規の事例は2事例で2名でございます。陽性が確認された方に心からお見舞いを申し上げます。

 陽性確認少数のため、年代、性別等の属性については、今後の累計の中で、後日、統計的に整理して公表をさせていただきたいと思います。

 本日はまず、6月から感染警戒期の中での最上位である特別警戒期間、感染対策期から感染警戒期の特別警戒期間へ移行することについて説明をさせていただきます。まずは今日、細かく説明しますが、分かりにくいと思いますので、要点を先に申し上げます。要点はこの四つでございます。決して緩むわけではありません。最大の感染対策期から特別警戒期間に移行するということで、この4点をきっちりと要請させていただき、守っていただけたら乗り越えられるということで申し上げます。

 まず、感染回避行動の継続徹底でございます。「うつらないよう自己防衛」、「うつさないよう周りに配慮」、「習慣化しよう3密回避」これは1年数カ月の間に県民の皆さんには十分受け止めていただいていると思います。これをさらに継続徹底お願いします。これは感染防止の基本でございます。二つ目は、体調異変時は休んで受診、これはもう繰り返し最近述べてまいりましたが、ちょっとでも異変を感じたら、職場休む、会社休む、学校休む、そして、かかりつけ医の先生に連絡をして受診、これは何のためかと言いますと、職場や学校への感染拡大阻止でございます。これが二つ目。

 そして三つ目は全国的には感染拡大続いています。緊急事態宣言地域、この中には、まん延防止等重点(措置)地域も含まれていると解釈していただけたらと思います。緊急事態宣言地域の往来自粛、これは変異株の持ち込みを抑止するための対策でございます。十分に気を付けて、今後とも継続してください。

 そして四つ目、時短営業は後ほど説明いたしますが、解除いたしますけども、当面、当面はルールを守った会食を実施継続してください。4人以下で短時間。これは飲食店と会食クラスターを阻止するためでございます。以上、「感染回避の継続徹底」、「体調異変時は休んで受診」、「緊急事態宣言地域との往来自粛」、「当面はルールを守った会食実施」、これを6月1日からの要請事項の中心として考えていただけたらというふうに思いますので、くれぐれも緩むわけではないという前提で受け止めていただきたいというふうに思います。

 3月20日から、松山市の繁華街巨大クラスター第4波が始まりました。その確認から2カ月余り、この間、第3波以前の約1年間で確認された1,077人の陽性確認、その1.5倍に上る1,625名もの陽性者が短期間に一気に確認をされました。入院患者は急増し、医療体制は一気に逼迫(ひっぱく)をしたことはご案内のとおりでございます。一時は国が示すステージ3の指標を大幅に上回り、一部はステージ4に突入した時期もございました。医療崩壊も現実味を帯びる深刻な状況となったことはご案内のとおりでございます。このため初めて、本県独自の警戒レベルを、感染対策を最優先とする感染対策期に引き上げるとともに、国にもまん延防止等重点措置を要請し、その適用を受け、感染を何としても抑え込むという強い措置を取らせていただきました。県民や事業者の皆さんには最大限の警戒を呼び掛けさせていただき、ほとんどの方々、県民の皆さん、応じていただきました。そのことによりまして、ようやく県内の感染状況は落ち着いた状況を維持しています。しかし、油断はできない状況にあることは言うまでもありません。

 そこで、特別警戒期間、感染警戒期に移行することにいたしますが、ただし、全国的には変異株の感染拡大は収まっておりません。感染の持ち込み・持ち帰りリスクは高い状況が続いています。隣接する広島県は本日、緊急事態宣言の延長が決定される見込みでありまして、高知県でも過去最高の陽性確認が昨日なされたということでございます。イギリス型(変異株)よりも感染力が高いとされるインド(型変異)株への強い警戒も持たなければなりません。全国で都道府県に広がりつつあり、東京都ではこのインド株のクラスターも発生しました。こうしたことを踏まえ、当面の間、特別警戒期間として引き続き強い警戒をお願いいたします。その意味で社会経済活動は徐々に、一気にではありません、徐々に再開していきたいと思います。このことについて、昨日、私の方から県内の医療関係者、福祉・保健関係者、そして、議会では県議会議長をはじめ各派代表、さらには各経済団体の方々とも直接相談をいたしまして、全員からこの方向での対応にご賛同をいただいたということをまずご報告申し上げます。警戒レベルは一段引き下げますが、さまざまな事業活動や人と会う、飲み会を行う、友人と集うなどの社会経済活動を一気に再開するということはせず、企業や個人のレベルで感染防止に十分気を付けながら、徐々に再開していただきたいと思います。それができないと県内で感染が再燃する、再び再燃するリスクがございます。対策期の終了で気が緩み、感染回避行動がおろそかになるいわゆるリバウンド、これも起こりかねないというふうに思います。元に戻ってしまったら、リバウンドしてしまったら再びすぐに、すぐにです、外出自粛や時短などの強い要請を再び行わざるを得なくなりますので、十分に最初に申し上げたポイントを受け止めていただき、徐々にというふうなことを心掛けていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。

 それではその背景をまず申し上げます。陽性者等の現在の推移でございます。こちらのグラフをご覧ください。まず足元の感染状況でございますが、このグラフは、青いグラフは愛媛県の3月22日以降の陽性者数の推移となります。そして、オレンジのグラフはそのうち新規事例の陽性者の推移、(青いグラフが)全体の陽性者、(オレンジのグラフが)新規事例の陽性者のグラフです。

 まず青のグラフ、全体でございますが、3月後半に松山市の繁華街クラスターが発生しました。一気に過去最多の59名が確認、その後も30名から40名、時には50名を超える水準で推移をいたしました。そして、4月末以降に徐々に徐々に減少傾向となりまして、5月の連休明け以降、中旬以降ですね、ほぼ1桁台で推移をしているという状況にあります。

 そして新規の方であります。松山市から県下全域に感染が拡散をしていきました。その結果、新規事例の陽性者も10名から20名の水準でずっと推移しております。そして、5月11日以降、こちらからは1桁台で推移するようになりました。ただし、現在も散発的な陽性確認、これはもう避けられないと思います。そして、現在の特色は特に県外からの感染の持ち込み・持ち帰りとみられる感染が続いているということに注意を払っていただきたいと思います。

 こちらは第4波における入院患者数等の推移でございます。このオレンジの方が入院患者数の推移、そして、上は療養者も含めた推移でございます、ブルーの方ですね。陽性者の急増を受けまして、オレンジの山、入院患者数は急増いたしました。そして、ステージ3の指標、これが54名、この緑のラインになります。これを上回る状況がずっと大幅に続きまして、大幅に上回っていきまして、一時は112名まで増加いたしました。ステージの指標を倍以上上回るという状況でした。また、こちらのブルーの山でございますが、自宅療養等も含めた全体の療養・入院患者数でございます。こちらはステージ4の指標である、これ4、3ではなくステージ4の指標であるのが345名でございます。これを上回る水準まで一気にいっている時期がありました。4月上旬には500名に近づいている水準まで達していた時期もございました。そして、まん延防止等重点措置の適用後、こちらですね、このラインから徐々に徐々に下がり始めまして、それから10日程度遅れて陽性者数が4月下旬から減って、それから10日程度遅れて入院者数も減少し、ようやくステージ3を下回る水準となりました。ただし、本日も入院者数は44名でありまして、まだそう低い水準、十分に低下したと判断できるまでの水準には至っていないということでございます。

 このグラフは人口10万人当たり1週間の陽性者数の推移でございます。青のグラフが。こちらですね愛媛県、そして赤のグラフが全国でございます。本県では松山市巨大繁華街クラスターの影響で、ここはボーンと上がります、青の方ですね。ステージ3の指標は、人口10万人当たり本県の場合15人、これを上回る水準に一気に飛び出しました。そして、その後それが推移し、一時は20人を超える水準にまで至りましたが、4月下旬以降に低下傾向が見られるようになりまして、現在は全国で最下位レベルになってきています。2日前は全国47都道府県中47番目、昨日あたりでも44番目ぐらいだったと思います。かなり低位の方に落ち着いてきました。一方で全国の感染拡大はご覧のとおり収まっておりません。現在でもステージ4の基準が25人、これを若干下回っているような状況ですが、昨日まではそれをはるかに上回る状況で推移していました。ここに県外からの持ち込み・持ち帰りリスクがあるということを申し上げた根拠がここに出ております。

 ということで、先ほどのポイントからもう少し詳しく申し上げます。特別警戒期間移行後の対策の主な変更内容についてであります。まず、外出を少なくとも5割削減、目標にしてくださいとお願いしてまいりましたが、こちらはとりあえず終了いたします。ただし、不要不急の外出自粛まで求めませんが、くれぐれも注意しながら基本的なことを守りつつ、日常生活を再開していただきたいと思います。二つ目は県外との往来に起因する感染リスクは引き続き高いことから、県外との不要不急の出張、旅行、往来自粛、これは継続でございます。特に緊急事態宣言とまん延防止の適用地域との往来は特別警戒が必要となります。個人的(な意見)ではありますが、とりわけ東京都が注意しなければならないと感じています。なぜならば、最近700人ぐらいの1日の陽性確認で推移していますけども、決定的に違うことは、保健所が正式に濃厚接触者の調査を行わないと。既にキャパシティを超えたということで行っておりません。陽性者が非常に高い確率で出る濃厚接触者の検査が積極的に行われていないということになりますので、同じ数字でも中身が異なっていると。非常に実態の数字以上に陽性者が潜在的に広がっている可能性が高いというふうなことに注意が必要でございますので、とりわけ東京都への往来は十分に警戒をしていただきたいと思います。

 そして次に時短要請、飲食店への営業時間の短縮要請は全県で終了をいたします。経営環境の厳しい中で、これまで最長で2カ月にもわたり、ほとんどの飲食店が身を切る協力をいただきましたことに心から感謝を申し上げます。このことによって人流というものが抑制されたことは間違いありませんので、本当にありがとうございます。ただし、申し訳ありませんが、時短要請の終了は先ほど申し上げた県民の皆さんの感染回避行動の徹底とセットであるということを決して忘れないでいただきたいと思います。このため会食は4人以下、おおむね2時間以内、これは当面ですね、2週間様子を見させていただきたいということで、継続をしていただきますよう要請いたします。その他、県主催のイベントや県管理施設は感染防止対策を徹底した上で再開をいたします。そして学校活動の外部との交流は、県内のみ、県内から再開することといたします。こうした点が主な変更点になります。

 これまで感染対策を最優先に不要不急の外出自粛要請や、飲食店への営業時間の短縮要請など、社会経済活動の大きな制約につながる強い対策を実施してまいりました。6月以降はこうした内容を一部変更して、社会経済活動を徐々に再開していきたいと考えておりますが、今申し上げたようにリスクは依然ありますので、引き続き強い警戒を維持するための要請等は継続することといたします。まずは県民の皆さんへの要請として、不要不急の外出自粛の要請を変更して、外出や人との接触・会合の機会を減らすという内容に変更いたします。これに併せて、5割以上削減の外出、目標にしてくださいということは終了をいたします。具体的には、普段会わない人との長時間の接触や、不特定多数が集まる場所への外出等は極力控えていただくこと。体調に異変を感じたら外出や人との接触を避けて、医療機関に事前に相談の上、受診いただくことなどをお願いいたします。特にここ最近の感染事例を踏まえ、家庭内に症状がある人が複数いる場合は声を掛け合って、必ず早期の受診を促していただきたいと思います。事例の中には、いったん熱が出たがすぐに下がったので「大丈夫だろう」と思って外に出て、そして、その後感染が拡大したという事例がございますので、ひとたび症状が出たらかかりつけ医の先生に相談をいただきたいと思います。

 次に県外との不要不急の出張や往来の自粛でございますが、やむを得ない往来や出張時は訪問先自治体の注意事項、それぞれ出ていますので、それに従って感染回避行動を徹底いただきたいと思います。行かれた場合は愛媛に戻られてから2週間は体調管理に留意をして、注意深い行動をお願いいたします。繰り返しになりますが、特に東京都は十分な警戒が必要だということで、特に出張等々を考えられている、ニーズもあると思うんですが、ちょっと特殊な状況にあるという前提でお考えをいただきたいと思います。なお、県職員については県外出張を一律に禁止はしないものの、各部署で管理職が出張の必要性や延期の可否、また、県外訪問中の行動の予定の具体的内容をあらかじめ確認し、問題なしと認めた場合のみ出張を行う取り扱いといたします。そして、愛媛に戻った後も、感染リスクのある行動を取っていないか上司が聞き取って、必要に応じてテレワークを行うこととし、集団での打ち合わせには参加しない等の対応を行うことといたしますので、企業の皆さんにも参考にしていただけたらというふうに思います。

 次に会食の注意事項でございます。人数の目安等は感染状況を踏まえまして段階的に緩和したいと考えておりますが、当面、6月14日までの2週間は、4人以下で長時間を避け、おおむね2時間以内で、そして毎日顔を合わせ感染リスクの高い行動のない人と行っていただきますようにくれぐれもお願いします。そしてまた、感染対策ができていない飲食店は決して利用をしない、選択肢から外していただきますようにお願いいたします。特に、3月下旬に松山市繁華街の複数の深夜営業を行う、接待を伴う飲食店やバーなどで催された大規模イベント等を通じて一気に拡散し、200名を超える未曾有の規模のクラスターが発生したことが、もうしつこいようですが、第4波の端緒になったことは決して忘れることはできません。この他にも、関係者の誕生日との集いで飲食店クラスターが発生したケースもございます。こうした大規模感染の場となりかねない不特定の方が集まる会食パーティーや飲食店でのイベント等、これは絶対にやめていただきたいと思います。また、もし案内があったとしても参加はしないようにしていただきたいと思います。特に松山市においては、接待を伴う飲食店から地域に広がったケースが11月下旬、年明け、3月下旬、3回発生しています。もうこのことを踏まえまして、もう4回目は絶対出さないという意識を持っていただき、松山市として、繁華街対策の一層の強化を行っていただきますよう求めさせていただきたいと思います。

 次にこちらは会食の注意の段階的緩和のイメージです。あくまでもイメージでございます。今申し上げたように当面2週間は4人以下をお願いしますが、その後の感染状況が落ち着くというふうな判断ができた場合は、それを例えば10人以下に、そして、その次の段階で20人以下にと、段階的に緩和の呼び掛けを行っていきたいと思います。これまで長期間自粛生活が続き、そろそろ飲みに行きたいという気持ちは十分理解できます。しかし、「特別な日だから」「時短が解除されたから」と羽目を外してしまったら、これまでの皆さんの努力が瞬時に水泡に帰してしまうということにもなりかねない要素もあります。4人以内で毎日顔を合わせている人と、というルールの下で、常識的な範囲で行うというステップを踏んでいただきたいと思います。特に感染確認がまだ散発的に続いている松山市、そしてもう一点は異業種交流の盛んな今治市は、格段の注意を払っていただきますようにお願い申し上げます。

 次に第4波の感染事情を踏まえまして、引き続き入浴設備等を備える施設を利用する場合は混雑を避け、十分に注意して利用していただきたいと思います。利用する側の方の注意が必要でございます。

 次に事業者の皆さんへの要請でございます。基本的にはこれまでの要請内容から大きな変更はございませんが、第4波では職場内クラスターが6件発生したことを踏まえまして、職場内での感染対策の徹底をあらためてお願いします。特に第4波の感染事例を踏まえ、職場内に症状のある方が複数いる場合は必ず会社を休ませて早期の受診を促していただきたいと思います。事業者の皆さんには職場での感染リスクを防ぐというリスクマネジメントの観点から強くお願い申し上げます。

 次に飲食店や商業施設、イベント、催し物等の徹底した感染対策の実行はこれまでどおり継続を願います。

 次に県主催の集客イベントは、6月以降は感染防止対策を徹底した上で再開をいたします。県管理施設も同様でございます。貸館利用につきましても、ガイドラインの順守と感染防止対策の徹底、イベント参加者全員の把握と陽性者が発生した場合の速やかな連絡先の把握、これなどを条件に利用を許可することといたします。

 次に県立学校の取り扱いでありますが、これまで見合わせていた身体接触を伴う活動は再開いたします。また、校外との交流も先ほど申し上げましたように県内の交流から再開してまいります。部活動につきましては、練習試合や合同練習を県内校同士に限って認めるとともに、公式大会も県内大会は実施することといたします。なお、来週末には県高校総体が開催されますが、関係者の皆さんには競技中の時間だけでなく、移動中や更衣室内も含めた感染回避行動の徹底と、体調不安を感じた際の早期受診を強くお願いさせていただきたいと思います。このことは部活動に限ったことではございません。学校においては児童生徒の体調管理に万全を期すとともに、各ご家庭でも本人はもとより家族に症状が現れた場合は迷わずに医療機関を受診していただき、その結果が出るまでは登校を控えていただくようにしていただきたいと思います。

 次に松山市繁華街での水面下での感染の広がり等を早期に探知するため、本日まで開設している「新型コロナ・モニタリングキット配布ステーション」を再度6月中旬に開設いたします。また、先日24日にお知らせしたとおり、「愛顔(えがお)の安心飲食店認証制度」を昨日から募集開始いたしました。併せて、こちらで認証を取った方には奨励金5万円を支給する制度も創設いたしましたので、多くの飲食店に積極的に申請いただけたらと思います。

 また、高齢者へのワクチン接種に係る市町の取り組みをしっかりと支援していきたいと思いますが、支援内容は明日の記者会見でまとめて公表をさせていただきたいと思います。

 そして第4波で大きな課題となった医療体制については各医療機関の協力を得ながら新たな病床確保計画の策定を進めています。この内容も今月末にあらためて別途公表させていただきます。特別警戒期間中に感染や入院患者数が再び上昇傾向になるかどうか、注意深く慎重に状況を見極めたいと思います。

 繰り返しになりますが、特別警戒期間の四つのポイントよろしくお願いします。今こまごま申し上げましたのですけれども、この四つに集約されます。感染回避行動を個人個人が継続を徹底してください。そして、体調異変時は休んですぐに受診してください。緊急事態宣言地域との往来は引き続き自粛願います。そして、当面はルールを守った会食に徹していただきたいと思います。この四つ、くれぐれもよろしくお願いいたします。

 次に入退院の状況でございます。昨日は医療機関に入院されている方が1名増えて44名となっています。重症者は変わらずに5名でございます。宿泊療養施設に入所されている方は1名減少して19名。自宅療養、医師の判断ですぐに入院が必要な症状でない方、家庭やご自身の都合で自宅療養を強く選択希望された方、そして一部入院調整の方は3名減って27名。一方で退院となった方は、昨日は7名いらっしゃって、累計で2,537名の方がご回復されています。

 検査等の状況でございますが、昨日はスクリーニング検査が実施されています。県の方で松山市、今治市、西条市の高齢者施設で一斉検査を実施いたしました。特別養護老人ホーム、第1段階、第1グループですね。その3回目の検査や第3グループとなる介護付有料老人ホームなどで739件実施いたしまして、全員の陰性が確認されました。この739件を含めて昨日実施された検査でございますが、1,019件で、そのうち2件の陽性が確認されました。そして一方で、民間の協力機関、今日金曜日で集計が入ってまいりました。1週間累計で2,315件の検査を実施していただいております。1日当たりに直しますとだいたい先週が290件、民間の先生方が行っていただいています。昨日もし290件と仮定しますと、そのうちから2件の陽性の報告が入っています。ということで、だいたい1,300件の検査が行われて4件の陽性確認ということが昨日の結果でございます。

 事例ごとの状況ですが、封じ込め事例がかなり今日は出てきております、10事例。新居浜市の「高齢者施設クラスター8」を含めて、松山市保健所で6、四国中央保健所で2、今治保健所で1、合計10事例がそれぞれの濃厚接触者の健康観察が無事完了いたしました。事例からの感染の広がりの懸念がなくなりましたので、10事例は今日から封じ込め事例に入ります。次に囲い込み事例も松山市保健所で2事例、宇和島保健所で1事例、こちらは現段階での事例の調査・検査が完了しまして、残すところは濃厚接触者の健康観察期間。(囲い込み事例の中では)昨日も陽性者全て出ておりません。今日からこの3事例も囲い込みに入ります。そして調査中事例ですけども、クラスター関係も新たな動きはございません。そしてこちらの方で、ポツポツと既存事例と新規で2件出ております。今調査が続いているところでございます。

 新型コロナ・モニタリングキットの配布ステーションですけども、こちらの検査は一昨日回収した109検体(※)の検査結果が出まして、1件だけ陽性が確認されました。無症状の方でございます。保健所が迅速に調査・検査を現在進めております。なお、検体の回収は本日が最終日となっておりますので、キットを受け取った店舗関係者の皆さんには必ず送って(届けて)いただきますようにお願いを申し上げたいと思います。以上です。

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(テレビ愛媛)

 すみません、テレビ愛媛ですが、特別警戒期間を当面の間続けるということですが、この期間で目指すことというのは何があるのでしょうか。

 

(知事)

 そうですね。さらなるステージ1へ向かってのもちろん目標を掲げるということになると思いますし、また特にですね、全国的な感染拡大傾向が収まってないということは、やはりそれだけリスクが存在しているということですから、それ(が収まる)までは我慢をするしかないと。ここで緩んで往来等々が活発になってくると、今の状況であるならば単発的に出るのはもうこれは仕方がないと思います。それを早めにキャッチして、しっかりと囲い込んで封じ込めていけば感染が拡大するというふうなことには結び付きませんので、そこをずっと継続していくのがしばらくの目標になりますから、当面は県内のさらなる(感染)レベルを低下させること、医療現場(への負荷の低減)ですね。それからもう一つは、全国的な拡大が続く中で踏ん張り切るということ。こちらが目標になると思います。

 

(テレビ愛媛)

 当面、しばらくの間ということですが。

 

(知事)

 そうですね、ちょっとわからないですね、この状況は。

 

(あいテレビ)

 あいテレビです。会食の注意に関しまして段階的に緩和していくということでしたけれども、4人以下というのが当面2週間。その後10人以下、20人以下と緩和していく中での判断の指標というのは具体的に想定されているんでしょうか。

 

(知事)

 これは感染確認状況に尽きると思います。今の状況がずっと維持されていくならば、2週間維持されて行くならば10人というのは当然のことながら視野に入ってくると思いますし、その後の継続、全国の状況次第ではさらなる緩和というのは当然見えてくると思いますが、これはやはりその都度都度の感染状況次第だというふうに思っていますし、これは医療の専門家の先生方とも意見交換しながら決めていきたいなというふうに思っています。

 

(あいテレビ)

 単に陽性者数だけではない。

 

(知事)

 そうですね、医療現場も含めてですね。

 

(テレビ愛媛)

 テレビ愛媛ですが、この飲み会について、県職員での問題があったと思いますが、県職員への対応についてはどのようにお考えですか。

 

(知事)

 もちろん厳しく対応、指示を下ろします。本当に不始末があったこと、本当に申し訳なく思っておりますが、かなり通達はしておりますので、それを破るようなことはないと信じています。それがあった場合にはまた公表いたします。

 

(愛媛新聞)

 すいません、愛媛新聞です。時短要請、今回で終了ということですけども、再度感染拡大したら再度要請もあり得るということでしたけども、どういった状況になった場合は再度要請があり得る状況になってくるんでしょうか。

 

(知事)

 やはりステージ3の指標が引っかかってきた時は警戒を一気に上げていかざるを得ないかなというふうに思っています。

 

(朝日新聞)

 朝日新聞です。特別警戒期間から下げるとしたら、たぶん移行期間とか、縮小期というものが視野に入ると思うんですが、それの移行する際の目標とか、指標というのはどんなものがあるんでしょうか。

 

(知事)

 今申し上げたようにステージ1というのが一つの、一番落ち着いてくる時期になろうかと思いますし、愛媛県だけの問題じゃなくて、繰り返しになりますけども全国的な感染状況というのも咀嚼(そしゃく)しながら判断していく必要性があると。それについては、やはり専門家の先生方の意見も聞きながらということになろうかと思います。

 

(テレビ愛媛)

 県有施設等も再開されますが、かなり観光施設などが集中しているのが松山市かと思います。そのあたりの対応については何か報告というのは受けていらっしゃいますか。

 

(知事)

 この対策は全ての市町に申し上げていますので、それを受けて気を付けながら再開するということになろうかと思います。例えば松山市だったら、松山城とか道後温泉なんかが代表的な施設だと思いますけども、ここも聞いているのは、感染対策をしっかり行った上で、特に共有スペースでの注意喚起と人数制限、こういったことも行った上での再開というふうなことにすると聞いています。

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 各社さん、他に質問等よろしいでしょうか。ではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

 

 

(6月4日追記)

 (※)部分については検査件数の計上誤りが判明しましたので修正しています。

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