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新型コロナウイルスの感染の確認(5月11日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017357 更新日:2021年5月12日 印刷ページ表示

日時:令和3年5月11日(火曜日)15時00分~15時36分

場所:知事会議室

 

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、個別事例などに係る詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事よろしくお願いします。

 

(知事)

 昨日は22名の陽性者が確認されています。内訳は既存の7事例で13名、再検査がこの中に5名いらっしゃいます。新規は7事例で9名でございます。陽性が確認された方に心からお見舞い申し上げます。また昨日および本日、新たに3名の陽性者の方がお亡くなりになりました。心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様方にお悔やみを申し上げさせていただきます。いずれもご高齢の方でございます。お一人は重症例として治療中の方でございました。なお、もうひと方はかなりのご高齢の方でございます。これまでにお亡くなりになった方々の情報、個人が特定されないよう統計的に整理した上で公表させていただくとしておりますが、明日か明後日にはいろいろな、可能な限りの情報の中で特定されないように気を付けながら公表させていただきたいと思います。

 本日は3点、大型連休の影響等の注意喚起、二つ目は検査結果、三つ目は高齢者ワクチンの予約開始状況でございます。

 まず大型連休の影響等の注意喚起でありますが、連休明け以降、陽性者数は10人台から30人台の間で推移をしています。ただ、特に新規事例が10名前後の高い水準が続いておりまして、大型連休の人の流れ、動きの影響が出ていることは容易に推測されるところでございます。潜伏期間も考慮いたしますと、この先1週間から10日程度、感染の動向を毎日注視して、動向を確認する必要があると思っております。本日公表の新規事例の中にも、感染経路が県外と推定される陽性者が複数確認されています。これで、5日連続で県外由来の複数の陽性確認が続いていることになります。加えて、県外からさらにそれが家庭内や職場内での二次感染につながっているとみられる事例も多く確認されております。一時は1日に40名、50名の陽性者が確認される日が続いておりました。そこと比べると日々の陽性確認数は減少し、入院患者数も一進一退を繰り返しながらも、当時とピーク時と比べると若干減少しつつあります。しかし、県外との往来や大型連休の影響による感染が、ここへきて特に新規で続いております。これは何としても防がなければなりません。皆さんも本当に、ここが本当に大事な期間になっているということ、日々日々の日常行動にかかっておりますので、十分に気を付けていただきたいと思います。

 さらに、5月末までのまん延防止等重点措置期間内、31日まで、ここまでに何とか重症者数、そしてまた入院患者の人数を、医療現場の逼迫(ひっぱく)を低下させて下げていくこと、これが重要となってまいります。それが可能となれば、その先の解除等も見えてくると思いますので、これから月末にかけてぜひ皆さん気を付けてください。県民の皆さんには今まで以上にウイルスはすぐ身近に迫っているという前提で日々を送っていただきたいと思います。特に、特に大型連休中に県外と往来のあった方、県外から来県または帰って来られた家族や友人と接触のあった方、無症状でも感染している可能性があるというふうに考えていただきたいと思います。できる限り人との接触を減らし、周りに配慮した行動をお願いいたします。そして、少しでも症状が現れた時には、迷うことなく直ちに医療機関に電話で相談の上、受診をしていただきますように、これがすぐにやっていただかなかったら、その分感染が拡大すると思っていただきたいと思います。症状がちょっとでも現れたら速やかに連絡を願います。そして連休中に症状があっても、あるいは一度症状が現れてもその後回復する場合もあります。しかしそれは治っているわけではありません。ご自身で判断することは非常に危険でございます。その中で仕事や学校に行った時に大きな感染拡大につながるおそれがあると思っていただきたいと思います。事実そういうケースがこれまでに確認されておりますので、いったん治っていたとしても、連休中にちょっとでもそういう症状が現れた方は、今からでもすぐに受診をされてください。

 保健所の調査でも、発熱だけでなく、調査中に聞きますと「後から考えてみれば少しだるかったかな」とか、「のどに違和感があったかな」とか、「味や臭いがしなかったかな」とか、そう回答される方もおられます。毎朝体調を確認し、特に先ほど県外との往来、そして帰省やまたいろんなかたちの中で県外の方との接触があった方は、異常を感じたらもう外出は絶対にやらない、しないということを徹底してください。

 また、全ての県民や事業者の皆さんには昨日お伝えしたまん延防止等重点措置期間の要請への協力、そして行動をお願いいたします。特に周辺県、愛媛県もそうであります。愛媛県だけでなく、周辺県の感染拡大も顕著になってきています。お互い感染を持ち込まない。そして感染を外に出さないということを踏まえて、両方で県外との往来、そしてまた出張自粛をいただきますようにくれぐれもお願いしておきたいと思います。

 それでは昨日の検査でございますが、陽性者22名、10代から70代までの広い世代。そして、特に20代、そして40代、この世代、働き盛りの若い世代に多くなっています。連休中の影響がここに出ていると思います。男性・女性は11名・11名。居住地は、昨日は今治が9名となっていますが、新規は3名でございます。既存の追い掛け事例の中で6名でございます。ただしやはり今治は感染の広がり、懸念されておりますので、十分注意をお願いしたいと思います。次いで松山市5名、これは新規が今治と同じく3名でございます。新居浜市は5名となっていますが、ここは、昨日は新規ゼロでしたが、今日も新規は1名ということでございます。四国中央市は2名になっていますが、これは一つの事例だけで2名ということでございます。確証はありませんが、今治市や四国中央市は感染が今多くなっている隣県と隣接をしている地域でございます。そこがちょっと気掛かりでございます。それぞれの市には注意喚起を私の方からも申し上げさせていただき、それぞれで呼び掛けを行っていただいていると聞いております。

 感染経路でございますが、県外が2名と引き続き確認。そしてこの調査中の中にも確証までには至っておりませんが、その接触が認められるような行動歴があります。連休の影響がここらあたりに出ています。家庭内感染が10名ですね。10名。この中には県外から連休中に持ち帰られるか、何らかのかたちで感染し、そこから家庭内へというのが出てきていますので、ここが多くなってきております。二次感染でございます。また、この調査中の数名の中には先ほど県外の確認もあるんですが、もう一つですね、特に感染リスクの高い行動が確認できない方、普段どおりの買い物や仕事ぐらいの(行動の)確認しかできない方が陽性になっている例があります。特に松山市でございます。依然として市中感染のまん延を前提とした行動を松山市では続けてもらいたいと思います。また今治も同様に十分気を付けていただきたいと思います。

 職業、公務員1人含まれますが、この後、所属機関が公表する予定でございます。学校関係は6名になっていますが、このうち3名は今治市の公立学校の教職員でございます。それぞれ別の学校に勤務しています。感染経路は調査中でありますが、ここも3名ともに連休中も含め、県外への移動はございません。また、繁華街での飲食などの行動歴もございません。そういう中での陽性確認でございます。関係する3校は本日臨時休業し、保健所による調査と検査が幅広に進められておりまして、安全が確認されるまでは学校は休業を継続することとしております。保護者や関係者の皆さんには連絡がいっていると思いますが、冷静な行動をお願いいたします。

 入退院の状況でありますが、医療機関に入院されている方は3名減りまして85名。重症者はお一方お亡くなりになりましたので7名になっています。医療機関、懸命な治療が続いていますが、残念ながら1人お亡くなりになって7名ということでございます。宿泊療養施設の方は2名減少して45名でございます。自宅療養、医師が丁寧に聞き取ってすぐに入院が必要な症状ではない方、家庭・ご自身の都合で自宅療養を強く希望される方、一部入院調整中の方、3名増えて139名でございます。昨日退院された方は21名いらっしゃいます。(これまでの累計で)2,226名の方がご回復されています。

 事例の状況でございますが、まずは高齢者施設の一斉検査、昨日も行っております。昨日は県の方で行ったこのスクリーニング検査、松山市の施設で行っております。特別養護老人ホームの2回目の検査が392件、認知症高齢者グループホームの検査で120件、合計512件の検査が行われまして、全員陰性が確認されました。これを含めて、昨日実施された検査の陽性確認数は行政検査で9件でございます。検査数は641件で(陽性確認)9件、そして今の検査数には一斉検査512件も含まれております。そして協力(医療)機関の方は、昨日は平日(ですので)300件以上行われていると思います。300件以上行われたかかりつけ医の先生方の検査で13件の陽性確認の報告がありました。検査は昨日、これとこれを合わせて900件ぐらいは昨日行われております。その中で22名、900(件の検査)うちの22名の陽性確認ということでございます。

 次に封じ込め事例多くなりました。13事例でございます。松山市保健所1、西条保健所1、今治保健所1、中予保健所3、八幡浜保健所1、宇和島保健所6。それぞれの事例で濃厚接触者の健康観察無事終了。この事例からの感染拡大の懸念はなくなりましたので、今日から全て封じ込めに入ります。

 囲い込みも多くなっています、8事例。検査機関、保健所、頑張ってくれています。松山市保健所4事例、西条保健所2事例、今治保健所1事例、中予保健所1事例、残すところは濃厚接触者の健康観察期間のみとなりましたので、しっかりとウォッチしてまいります。今日から囲い込み事例、8事例でございます。

 調査中事例では(パネルの)こちらからこちらの欄、ここまでがクラスター、ここからはその他でございます。既存クラスターでは3事例で5名の陽性が確認されています。519事例目、「高齢者施設クラスター8・新居浜市」、施設公表済みでございます。職員1名の陽性が確認され20名となりました。もう一つが同じく「新居浜市・医療機関クラスター5」、施設公表済みでございます。こちらは全員再検査、いったん陰性が出ていた方、再検査で3名の陽性が確認されまして44名となりました。それから、今治市の「飲食店・会食クラスター」、653事例目。昨日は7名の検査が行われまして、こちらも再検査でございます。従業員と利用客以外の者1名、いったん陰性が出ていた方でございます。1名の陽性が確認され、合計で47名となりました。他のクラスターでは陽性確認がございません。

 こちら(717事例目)は3名というのは家庭の関係でございますので、今の段階では各事例ごとに広がるというふうな兆候はまだ見られておりません。もちろん可能性としてありますので調査が続いてまいります。

 次に変異株の陽性でございますが、昨日、衛生環境研究所で32件のPCR検査を実施し22件が陽性、変異株でございました。新たに確認された事例は青で示しております。新たに陽性が確認された10事例には、実は県外からの感染の持ち込みや持ち帰りと見られる事例も複数見られております。ここがちょっと今までと違うところであります。これまでの変異株というのは大半が、持ち込みというよりは松山市の巨大繁華街クラスターからの二次、三次、四次の感染で広がっていったケースが大半を占めておりましたが、ここへ来て持ち込み・持ち帰りの変異株というのも出てまいっております。変異株による感染は全国的に拡大しており、県外との往来による県内の感染の再拡大リスクは飛躍的に高まっていると思っていただきたいと思います。また、陰性が確認されたこの10事例は全部、今治市の事例のものでございます。

 なお、つい先ほど国立感染症研究所に依頼していた今治市の「飲食店・会食クラスター」事例に係る遺伝子解析の結果の速報でございますけども、連絡をいただきました。既にイギリス型変異株でないことが分かっておりましたが、今治市のクラスター事例のウイルスは少し前に仙台市、宮城県ですね、仙台市をはじめ東日本で多く確認され、現在は西日本でも広がっているE484K、E484Kの変異株、これまでの変異株のイギリス型とは違います。E484Kの変異株であるとのことでございます。現在、県の衛生環境研究所でさらにそれを受けて解析結果の評価を行っておりまして、後日、あらためて所長の方から解説をしていただくことといたします。私の方から、今速報で入った連絡だけお知らせさせていただきます。懸念されたインド株ではございませんでした。

 次に最後、高齢者へのワクチン接種でございます。県内では昨日までに15の市町で一般高齢者向けワクチン接種の予約が開始されました。全国的には混乱も発生したとの報道もありますが、それだけワクチンへの関心、期待が高いということではなかろうかと思います。県内でも一部で電話がつながりにくいなどのトラブルが発生したものの、総じて予約は順調に進んでいると連絡、聞いております。4月30日に開催した県・市町合同本部会議において、全ての市長さん、町長さんと国の示したとおり、7月末完了を目指す方針を全ての自治体と確認をいたしました。現在、それぞれの市町が実施計画の見直し作業に着手しているものと考えておりますが、特に多くの高齢者を抱える松山市をはじめ、厳しいスケジュール感の中での医療従事者の確保等の課題がクリアできるのかどうか、大変県の立場でも心配しております。ワクチン接種は市町の事務となりますので、それぞれの医師会としっかりと連携を取りながら、個別接種、集団接種、どうすればということを積み上げていただいております。県では昨日、あらためて各市町長さんに対しまして、実施主体として確認したとおり、7月末完了に向け取り組みを強化していただくよう要請の文書を送らせていただきました。各市町では集団接種の追加でクリアするのか、個別接種の上乗せで対応するのかなど、具体的に何を見直して7月末の完了を目指すのかその方針を早急に固めていただきたいと思います。県としてはその中で具体的にどの部分が悩みどころと考えているのか、何が足らないかなどを丁寧に聞き取らせていただきまして、その上で市町から要請が来ると思いますので、その要請を受けて可能な限りの支援を県として精いっぱい行って参りたいと思います。

 なお、昨日時点で四つの市町で8月中の予約を受け付けているところがあると聞いております。四つの市町でございます。八幡浜市、伊予市、この2市につきましては、受け付けはしていたんですけれども、実際の8月の予約はなかったそうでございます。その連絡が入っております。ただ、松山市と内子町は、既に昨日の段階で8月以降の予約が入っているそうでございます。昨日これらの市町に全て県から連絡を行いまして、八幡浜市、伊予市は8月以降分の予約受付は既に中止したと聞いております。松山市と内子町では、予約システムの変更が間に合わなかったということだそうでございます。松山市と内子町には、その旨の注意を、市民、町民の皆さんに対する注意を予約システム上で掲載すること、そして既に行われた8月中の予約の変更対応、これ場合によっては8月予約で通知受けた方がですね、今後変更になる、前倒しの7月に変更になることがありますから、混乱しないように早く連絡を取っていただいた方がいいと思います。そういうことの変更対応を県から二つの自治体に求めています。内子町は先ほど連絡がありまして、明日から予約日の変更について個別に連絡を行うというふうに連絡が入りました。松山市と内子町にお住まいで8月以降の接種予約をされた方は、今後各市町から連絡があると思いますので、ぜひ国全体の方針で7月末を目指すということなので、変更についてはご協力をいただきますよう、県からもお願い申し上げたいと思います。以上です。

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(南海放送)

 南海放送です。連日、死者が確認されているように思います。以前に比べると確実に多くなっているというふうに思うんですけれども、何か医療現場での変化だとか、ウイルスの影響なのか、要因等考えられますでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、まずは、やはり高齢者施設のクラスターが複数発生しているということがかなり大きな要因であることは間違いないと思います。元々この施設に入られている方の平均年齢は非常に高い施設でございますので、また年齢的にも基礎疾患をお持ちの方もいるかもしれませんし、明日取りまとめて公表しますけども、また体力的にその状況の中でコロナに感染した場合に、体力的に厳しいというようなケースも多くあると推測いたします。もう一点はやはり変異株の、これは専門家によっても解明はされていませんが、感染力が強いということと、それから中高年、特に40歳、50歳で重症化の傾向がある、すなわちそれは従来株と比べて、私は専門家でありませんからそこから推測ですけども、重症化の比率が高いということはやっぱり毒性が強いという可能性があるのかもしれません。今後これは解明されていくと思います。こうした二つの要因が大きいのではないかなと思います。

 もう一点だけ。それとですね、この変異株の戦いは他の都道府県と比べると、ご案内のとおり、愛媛県はかなり早い段階から始まっています。3月23日の松山市の巨大繁華街クラスター、この時点ではもうほとんど変異株というのはまだ大阪あたり、兵庫あたりがかなり比率が高くなってきているんではないか、それと同等レベルで戦いが始まっていますので、その分、早かった分、今その影響が出てきている可能性もあるんではなかろうかと思っています。

 

(テレビ愛媛)

 テレビ愛媛ですが、今治市の感染事例で特にリスク高い行動を取っていなくても、学校の先生なんかも感染していますが、この状況ってのはどのように分析というか見ていらっしゃいますか。

 

(知事)

 毎日非常に心配をしております。今後ですね、前から申し上げているように、松山市並みの市中感染、まん延の前提という状況(の認識)が必要と、これは新規事例の今後の推移、まだ何とか1、2、3(人)ぐらいでとどまっていますけども、それが続く、あるいは増える、それが見えた時には速やかに(まん延防止等重点)措置、指定地域に加えるようですね、判断していきたいと思っています。毎日毎日しっかりと見極めていきます。

 

(愛媛新聞)

 愛媛新聞ですが、先ほどの亡くなられる方が増えているという点についてなんですが、明日かあさってにその詳細をまとめると。そこで医療体制の逼迫というのもずっと懸念される中でこういうふうに死者が相次いでいるとなると、実際にその必要な医療が受けられていたのかどうかというこの実態に関しても県民の関心が高いと思うんですけれども、療養の状況であるとかそのあたりも含めてお示しいただけるんでしょうか。

 

(知事)

 よくですね、自宅療養等で入院調整というのを一部というのをお話ししていますが、数名でございます。翌日には医師が、治療が必要と判断された方は全員入院されていますので、その辺の治療はしっかり受けられている状況にあります。もう一点は1名だけ急激に体調が悪化されて、自宅療養中に急変して、前も申し上げましたようにコロナ専用の外来を設けていますから、そちらにすぐに搬送して、そこで治療中にお亡くなりになったケースが1件だけございました。ただ、大都市で起こっているような、自宅あるいは宿泊療養施設でお亡くなりになった事例はゼロでございます。

 

(愛媛新聞)

 要因としても、高齢者施設でのクラスターが多い点も挙げられましたが、施設での療養をしておられる方ってのがかなりいらっしゃるということでいいんでしょうか。

 

(知事)

 そうですね、施設の場合は、本当に難しいのはですね、これも先生方がしっかり判断していただいているんですが、いろんな種類の施設がございます。施設から、年齢によっては状況を変えることによってかなり危険な環境になると判断される場合もあります。そしてまた、病院ではもうとても専門的なスタッフがいない場合ですね、特殊なケースでは見られないというケースもあります。ただそこはしっかりとお医者さんが入って、あるいはゾーニングの指導もしながら行っていますので、その中でやりくりをしているというのが実情でございますし、また、これは全国的にもそうなっていますし、これから変異株、今、急速に他県でも増えていますが同様になっていくと思います。昨日、知事会でそれを受けて発言をさせていただきました。

 

(愛媛新聞)

 特殊なケース、皆さん、基礎疾患であるとか、年齢での認知症とかいろいろご事情もあると思うんですけれども、そういったケースで、施設で療養をお願いしたいという場合は、基本的にはそこにいらっしゃるその医師の先生方などが当たられる。

 

(知事)

 そうです。はい、そのとおりです。

 

(愛媛新聞)

 重点医療機関などから先生方派遣されてみたいな医学的な関与というのはあまりないものなんでしょうか。重点医療機関などからお医者さんを派遣されて、医学的なケアをされるとのことはないものなんでしょうか。

 

(知事)

 そこは、(派遣できる)スタッフはいません。専門の先生方がしっかり判断していただいています。

 

(愛媛新聞)

 現状の必要な医療というのは提供できている体制ということでしょうか。

 

(知事)

 はい、そのとおりです。あと本当に難しいのは、これは本当にプライバシーに関わる、どの事例とかいう訳ではありませんけども、年齢によってはご家族の意向というのもいろいろと絡んでくることもありますので、それ以上のことは私から申し上げるつもりはございません。

 

(愛媛新聞)

 高齢者のワクチン接種に関してなんですが、松山市と内子町の8月の予約も受け付けていたと。県としてはもうその基本的に7月末までに完了させてくださいということで、予約を変更するようにもう伝えたということでよろしいですか。

 

(知事)

 そうです。これは国の全国方針でございますので、そこへ向けて全力を傾けるというふうなことだと思います。今5月の半ばですから、6、7月の2カ月という中でですね、これもまたスタッフに限りありますから、例えばこちらで取ればこちらが手薄になるとかいうこともあるんで、本当にしっかりとした、まず現場、それぞれの市町でどんな課題があるのかというのを積み上げていただいて、要請があったら応えていくというかたちを取るような準備をしています。

 

(愛媛新聞)

 松山はかなり対象者の人数も多いと思うんですけれども、現時点でその具体的な支援の要請というのはまだないという状況でしょうか。

 

(知事)

 ないです、はい。

 

(八矢副知事)

 県から市への要請はしています。

 

(愛媛新聞)

 要請というのは。

 

(知事)

 さっき文書で。

 

(愛媛新聞)

 7月末までに終わらせるようにということで。

 

(南海放送)

 すいません、関連してなんですけれども、松山市としては、県がどういった支援をしてくれるか注視したいというようなことをおっしゃっていたんですけれども、そのどちらが先ということではないですけど。

 

(知事)

 それはうち(県)は聞いていません。そういう話は聞いていません。これはあくまでもワクチン接種は市町の事務になりますので、まず現場の医師会と折衝するのも、町の場合は郡医師会。市の場合は市の医師会、そこといろいろとやり取りしながら個別接種、そして集団接種、いろんなパターンを決めていっていると思うんですね。そこで何が必要なのかという積み上げの議論がなければ支援のしようがないですね。そこはちょっと違うんじゃないかなと思いますけど。聞いてないですけども、それは。

 

(南海放送)

 あと、少し話は変わるんですけども、まん延防止等重点措置の関連で、協力金の申請受け付けが措置期間が終了してからになるんじゃないかという話がありまして。

 

(知事)

 ちょっとごめんなさい。基本的に枠は県・市町連携事業になっていて、前も申し上げたように、今ワクチン接種等で市町も事務多忙を極めているんで、支給については、必ず支給されますので、できる時期というのは現場によって違ってくると思います。支援金もそうですけども。必ず出るということでありますんで、そこは落ち着いて受け止めていただきたいなというふうに思います。だから、支給事業に関していえばバラつきはあるかもしれません。

 

(テレビ愛媛)

 テレビ愛媛です、すいません。今治の変異株に関してなんですが、これから分析されるということですが、現時点でこのインド型ではない別の変異株によって、この感染状況っていうのは引き起こされているというふうにお考えでしょうか。感染の新規などが続いている状況っていうのはこの。

 

(知事)

 これはですね、ちょっと分からないんですけども、いわゆる宮城県仙台市で、われわれの戦っているイギリス株ではない、今回確認したE484Kという、そこでも同じように感染が広がっていましたので、感染力は同程度なのかなと、タイプが違っても。だからタイプは違えども、従来株以上の感染力はあるという前提で構えておく必要があるんではないかなというふうに思っています。

 

(愛媛朝日テレビ)

 すみません。関連して、この県内で今治のクラスターで確認されたE484Kの再感染しやすくなる可能性ですとか、ワクチンが効きにくくなる可能性なども指摘されていますが、このあたりについてはどのように。

 

(知事)

 まだ専門家からの正確な見解、知見というのはいただいておりませんから分かりません。

 

(あいテレビ)

 あいテレビです。ワクチン接種が7月末までに終えられないという自治体の中には、医療スタッフの確保についても挙げられるところがあったんですけども、今現在の医療スタッフ逼迫という状況の中で県としてどのようにして具体的に確保を。

 

(知事)

 さっき申し上げたように、こちらでワーッとやればこちらが手薄になるという、もう絶対数、お医者さん、看護師さんも限られていますから、例えば全県を見ながら、接種が終わったところの他の市町の先生方、看護師さんにお願いするとかですね、そういう広域調整というのは県ができるかなというふうに思っています。また、県立の医療技術大学が県の機関としてありますので、そういったところからの調整であるとか、あるいは場合によっては、県によっては歯科医師会、これは、時間はかかるし、まだ何もやってないですから何とも言えないですけども、そういったところが可能なのか、こういったところは十分に県の方でお手伝いできるんじゃないかなというふうに思っています。

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 各社さん、他に質問等よろしいでしょうか。ではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

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