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新型コロナウイルスの感染の確認(5月9日公表分)に関する記者発表の要旨について

ページID:0017355 更新日:2021年5月11日 印刷ページ表示

日時:令和3年5月9日(日曜日)15時00分~15時20分

場所:知事会議室

 

(NHK(幹事社))

 それでは記者発表を始めますが、会見終了後レクがありますので、個別事例などに関わる詳細の確認はそちらでお願いします。それでは知事お願いします。

 

(知事)

 昨日は、10名の陽性者が確認されています。内訳は、既存4事例で6名、再検査の方はおられません。そして、新規が4事例で4名でございます。陽性が確認された方、心からお見舞いを申し上げさせていただきます。

 また、今日も残念ながらご報告しなければなりません。陽性者の方1名がお亡くなりになりました。ご冥福を心からお祈り申し上げます。また、ご遺族の皆様方にお悔やみを申し上げさせていただきます。この方は、コロナの重症例の方でございます。中高年の方となります。医療現場で懸命な治療が続いておりましたが、残念ながらお亡くなりになられました。

 本日、説明するのは主に3点。周辺県の刻一刻と変わる陽性確認状況を踏まえての注意喚起。そして、昨日の検査結果。そして、もう一点が入浴設備等を備える施設利用時の注意喚起を行わせていただきます。

 また、今日は10名ということになっておりますが、もう県民の皆さん、これまでの推移よく受け止めていただいていると思いますが、昨日はかかりつけ医の民間の先生方、大半が午後は休診でございます。その分が今後乗っかってくる可能性が十分あります。それと同時に、先ほど新規4事例で4名と申し上げましたが、いずれも松山市でございます。他は新規事例出ていないのですが、やはり人口の多い松山市、指定区域にしている松山市がこの連休明けに今後わっと増えてくる可能性が十分、連日続いていますから、あるというふうに捉えておく必要があろうかと思います。ぜひ県内においても、松山市は唯一指定地域になっていますので、市民の皆さんも、そして、その他の市町の皆さんも松山市との往来は、不要不急以外は自粛を続けていただきますようにお願い申し上げたいと思います。

 それでは、まずは昨日、連休明け周辺県、全国の都道府県、急変をしております。まずですね、調査結果の方なんですが、本日は新規、先ほど申し上げました4名でございますけれども、うち1名は感染経路が県外でございます。そして、調査中の中に、この3名、まだ分かりませんが、この調査中の中も複数の方の行動歴に県外との往来が含まれています。まだ断定はできないんですが、全員県外との往来というものの行動歴が確認されておりますので、やはりゴールデン連休明けの影響が出てきているのではないかというふうに推測いたします。連休中に、もちろん緊急事態宣言地域はもとより、近隣県を訪れ、その際に接触した友人あるいは親族との関係で感染したとみられる事例が、これで連日確認されていることになりますので注意をしてください。

 それでは、周辺県の状況でございます。昨日は近隣県でも多くが過去最多の陽性確認となっています。青のグラフ、この青ですね、こちらが4月1日の公表人数でございます。この4月1日時点では、愛媛県は3月末に松山市の繁華街巨大クラスターがありましたので、全ての周辺と比べて圧倒的に多い確認が出ていることがこれでお分かりいただけると思います。そして、赤の棒グラフと灰色の棒グラフが、昨日5月8日の確認数であります。その赤はですね、それぞれの県で過去最多となった棒グラフになっています。灰色は同じく5月8日の確認でありますが、最多には至ってない件数がこの棒グラフです。ご覧のようにほとんどの、愛媛県は早い段階から戦いが始まっていますから22名になっていますが、他は78、189、181、93、62、111、519、76、65と、ここも51になっていますが、大変な数、連休明けの陽性確認が報告されています。ちなみに香川県で78名、広島県で181名、岡山県で189名、大分県で93名、この他が九州では福岡県、熊本県、佐賀県、長崎県、宮崎県と、ほとんどの県が昨日過去最多を記録しました。徳島県では、ちょっと前になりますが連休中の5月3日に最多の60名の陽性が確認されています。

 次は、2枚目のグラフです。4月1日の陽性者数、そして、5月8日の陽性者数でございます。4月1日は、先ほど申し上げましたように、繁華街クラスターの影響で福岡よりも愛媛が多いという状況で4月に入りました。そして、5月8日になるとこれは状況が一変しておりまして、福岡は、これバッと伸びています。30弱が500を超えるという状況になりましたが、むしろ愛媛以外が多くなっているという状況になっています。本県の数字も今日は10ということなのですが、さっき言った特殊要因がございます。むしろ、20名前後はまだキープしているのではないだろうかというふうに見ておいた方がいいようにも思います。近隣県より状況が決して良いわけではありません。むしろ、周辺も全部そういう状況になってきていますので、厳しい環境が生まれているというふうに思っていただきたいと思います。そして、繁華街クラスターと変異株、この二つの要因で長く愛媛県は戦ってきておりますので、その分他の県と比べますと医療機関の疲弊が長期にわたっているというのが特殊要因でございます。ぜひその点をご理解いただきたいと思います。

 結果、県内にウイルスを持ち込まない、そして、他県に感染を広げないために、両方です。県をまたぐ不要不急の往来は自粛いただきたいと思います。特に事業者の方々、休み明け、出張等々延期をいただくように強くお願いしたいと思います。例えば、香川県や徳島県と生活圏や通勤圏が重なっている四国中央市、広島県と生活上の交流が深い上島町、今治市、さらに大分県と航路でつながる八幡浜市、伊方町、それぞれこの市長さん、町長さんには私の方から直接電話して両方の交流で注意を願いたいという注意喚起をお願いしております。こうした近隣県と隣接する地域にお住まいの皆さんは、一体的な生活圏の中で日常的な行き来が行われているものと思います。県内の感染状況のみならず、隣接する県の感染状況にも十分ご注意をいただきたいと思います。この注意喚起は、今申し上げたように、どちらの県がということではありません。お互いに感染を拡大させないという主旨でございます。昨年、他県でニュースになっていたような県外ナンバーの車に対しての嫌がらせ等、感染防止に全く意味のない偏見や差別、感染予防につながらない感染者探し、そして、無責任な不安をあおる情報拡散、根拠のない誹謗(ひぼう)や中傷、まだおそらく止められてない方もいらっしゃるでしょう。こうしたことは、全く混乱を招くだけですからもう本当にやめていただきたいと思います。いずれの県も大型連休の影響で感染が拡大した可能性があります。県内でも松山市、要注意でございます。引き続き自粛をお願いいたします。

 それでは、次に昨日の検査結果でありますが、陽性者10名ではございますけれども、20代、30代、やはりここが中心になっているのが気にかかります。男性6名、女性4名。そして、居住地は松山市と今治市、ただし、今治市は、これは既存事例の追い掛けの3名でございます。松山市は4名が新規ということになります。感染経路でありますが、先ほど説明したとおり、県外とその調査中の中にも県外との往来の記録が確認されておりますので注意が必要です。

 入退院の状況でありますが、医療機関に入院されている方は4名減って84名。重症の方もお一人は残念ながらお亡くなりになりましたが、もうひと方はご回復されました、8名となっております。宿泊療養施設に変わりはありません、43名。そして、自宅療養、医師が丁寧に聞き取ってすぐに入院の必要な症状ではない方、ご家族やご自身の都合で自宅療養を選択された方、そして、一部調整中の方含めて9名減って124名でございます。昨日退院した方も22名いらっしゃいまして、合計で2,195名が回復されております。

 次に、各事例の状況ですが、まず高齢者施設の一斉検査、引き続き行っております。県の方で順番にやっておりますが、昨日は、全て松山市の施設を対象として行いました。特別養護老人ホームの2回目の検査で443件、そして、認知症・高齢者グループホームの検査で411件、合計で854件の検査が行われまして、うち1件陽性が確認されました。無症状でございますけども、施設は保健所が速やかに調査、検査を現在進めているさなかで広がらないように全力を尽くしているところでございます。これを含め、昨日実施された行政検査は957件になります。今のスクリーニング検査も含めて957件。その中で、6件の陽性が確認されました。そして、協力医療機関の抗原検査、午前中は開いておりましたので、先週は平均1日300件ぐらいですけど、若干、土曜日ですから少なくなっているとは思います。その中で、4件の陽性の報告がありました。例えば、仮にここが土曜日で200件としても1000件以上の検査が行われて10件ということでございます。

 次に、事例ごとの状況でございます。まず、封じ込め事例もかなり多くなりました。松山市の「職場内クラスター5」、それからこれ「会食(バーベキュー)・カラオケクラスター」。こちらも含めて松山市保健所が6事例、それから、八幡浜保健所が1事例、濃厚接触者の健康観察も無事完了しまして、事例ごとに感染の拡大の心配がなくなりましたので、今日から封じ込め事例に入ります。囲い込み事例の方は、四国中央市の関係が1事例、必要な調査、検査完了し、残すところは濃厚接触者の健康観察のみということで、今日から囲い込み事例に入ります。調査中事例はこのクラスターでございます。今治の1事例で陽性が確認されております。昨日はこの関係1だったんですけれども、一昨日がゼロか、2日間で50名ぐらいやって1だったんですが、昨日は5名の検査を行い、従業員と利用客以外の者2名の陽性が確認されております。合計で45名となっています。いまだに調査、検査、もちろんこの2名からまた濃厚接触者の追い掛けが始まっているところでございます。

 最後に、入浴設備を備える施設利用時の注意喚起でございます。先日、複数の陽性者が中予地域のフィットネスクラブを利用していたことを踏まえた注意喚起を行わせていただきました。ここの場所で広がったという確認がないということでクラスター等々には認定しておりませんが、この中予の施設、行政検査で従業員全員行いまして、全員の陰性が確認されました。まさにぽっぽ温泉と同じような感じだと思います。陽性の方、無症状かもしれません。ぱっと来てその中で会話された方が感染したと、施設でどうだっていうことではなくて、そういうケースだと思います。最近の陽性確認事例では、県内のスポーツジムや温泉施設等を頻繁に利用している行動歴が見受けられます。現段階でこれらの施設で調査したところは全部聞き、しっかりとした対策打っていました。これは保健所が確認しております。そういうことで注意喚起を行わせていただきます。これは中予だけじゃなく県内全体でご注意いただきたいと思います。ジムの利用であっても、お風呂やサウナの利用のみという方も多いと聞いています。器具等の消毒は、それぞれ確認された施設では定期的にしっかりと行われておりました。そうは言っても、更衣室の共用で接触感染した可能性も考えられます。先日のぽっぽ温泉やフィットネスクラブも、お風呂やトレーニング場そのものではなく、脱衣所や休憩室、ロッカーを共同で使用する場面や喫煙所等で接触感染があった可能性は否定できません。健康維持のために連日利用する方も多いと聞いております。確かに、不要不急とまでは言いませんが、混雑時は利用を避けてください。そして、マスクを外して会話はしないように注意を願います。また、施設利用時には必ずこまめに手指消毒を行ってください。利用する側の感染対策に十分気を付けていただきたいと思います。また、再度の注意喚起となりますが、スポーツジム、フィットネスクラブに限らず、温泉施設やスーパー銭湯、ゴルフ場など入浴設備等を備えた施設を利用する方は、同様に感染リスク、利用する側として注意を怠らないでいただきたいと思います。念のため、こうした施設を利用した方は体調管理にご留意いただきまして、症状があれば直ちに医療機関に連絡の上、受診、検査を行ってください。以上です。

 

(NHK(幹事社))

 ただ今の発表事項等に質問のある社はお願いします。

 

(NHK)

 NHKです。大型連休が終わって、人の移動というのもちょっと落ち着いたかと思うんですけれども、今後その感染が広がっていく可能性ってのは、今調べられている調査中の事例の中で見られる可能性っていうのはあるんでしょうか。

 

(知事)

 連日ずっと細かく公表させていただいておりますが、既存のこのクラスター関係は、ここ数日の状況を見ると大きなヤマは越え始めているかなという感じはしています。ただ、この変異株の場合ですね、再検査、いったん陰性が出ても、ちょっと経ってから陽性というケースがありますので、そこから広がることはないんですけども、そこは十分に気を付けていかなければいけないと思っています。また、新規もですね、なんとか抑えられてはいるんですが、やっぱり気になるのが松山市でございます。若い人、松山市の新規感染が、数はまだ少ないとはいえ連日続いているということが、やっぱり今日の時点では一番気になるところで、土日の状況も踏まえると、今後この松山市の若い世代、連休中の県外由来の接点があるようなところとの陽性確認が増える可能性が十分あると。そこは早く言っていただけたら感染リスクは最小限に食い止められますけども、しばらく経ってから、「やっぱり症状あったけど行ってみよう。」って、それが一番感染を広げる原因になるので、そこから家庭内、職場、そして施設、これまで繰り返してきたことがまた同じように起こるということに懸念を持たなければならないんではないかなというふうに思っています。

 

(愛媛新聞)

 愛媛新聞です。今日亡くなられた方、お一人いらっしゃるかと思うんですが、中高年の方で重症であった方ということで、変異株かどうかってのは個別事例の話になるかと思うんですが、変異株の方は若い方でも重症化しやすいというふうに言われていますし、年代であるとかそういった基礎疾患のようなものに関してはいかがでしょうか。

 

(知事)

 基礎疾患は確認取れていません。中高年の方でございます。中高年ということは、やはり変異株の可能性も十分ある、これは個人の特定につながるのでこの事例とは申し上げませんけども、先生方からの報告もあったように、やはり従来株と異なる点は40代、50代の感染が従来株より変異株は多いと、重症化する確率が高いということだけは間違いないと思っていただきたいと思います。

 

(NHK(幹事社))

 他に質問よろしいでしょうか。ではこれで終わります。

 

(知事)

 はい、どうもありがとうございました。

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