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新型コロナウイルスの感染の確認(5事例目関係)等に関する記者発表(4月16日)の要旨について

ページID:0017158 更新日:2020年4月20日 印刷ページ表示

日時:令和2年4月16日(木曜日)15時00分~15時26分

場所:知事会議室

 

 

(知事)

 まず、このパネル(愛媛県内の状況)の全体像なんですけども、健康観察の段階になった黒丸が増えましたので、1から4例目、6、8、13につきましては、健康観察が終了したということでありますので黒丸が増えたということで、まず変更しています。

 この13事例目が増えているのは、愛南町60代男性の事例でございまして、先に陽性となり入院されたご家族2名以外は濃厚接触者がいないということを確認しましたので、13事例目から拡大する恐れはないという判断で黒丸になっています。

 それでは、今日、残念ながらまたお一人陽性が確認されました。ただ新しい事例ではございません。5事例目、松山市のサ高住、こちらの関係でございます。昨日に続いてということなんですが、41人目となる1名の新型コロナウイルスの感染者が確認されました。サービス付き高齢者住宅の入居者へ介護サービスを提供する事業者の職員ということで、昨日はこの(5事例目相関図の)Gの方からの濃厚接触者Iの方の陽性が確認されたということでしたが、もうお一方、同じケースでございます。濃厚接触者でありながら勤務をされていたJの方が新たに(感染が)確認されました。確認された方に対し心からお見舞いを申し上げさせていただきます。一日も早くご回復されることをお祈りさせていただきます。

 検査結果が判明したのは、昨日15日の夜、22時頃でございます。松山市保健所からご本人に連絡の上、今後の治療内容等も説明させていただき、保健所の調査にご協力をいただくようお願いして、プライバシーに配慮した上で本日公表を行うものでございます。

 まず感染者の概要でありますが、確認された方は30代男性でございます。住所地は松山市で職業は会社員ということです。この方は4月2日に陽性が確認されたGの方、50代女性の方の同僚であり、この女性の濃厚接触者となったことから、4月3日に一度このIの方と同様に検査をいたしましたが、その時は陰性が確認され、しかし、ここから濃厚接触者ということで2週間自宅待機を要請していた方で、Iの方と同じでございます。

 ご本人は、本日、県内の感染症指定医療機関に入院予定で、準備が今、進められているところでございます。また、濃厚接触者につきましては松山市と連携して調査を進めてまいります。

 ご本人の行動歴でありますが、昨日公表した方と同様、4月3日にいったんは陰性の結果が出ましたが、感染リスクがなくなったわけでなく、3日以降も濃厚接触者として自宅待機を松山市保健所から要請したと聞いております。これは昨日のケースと全く同じでございます。しかしながら、業務の都合上仕事を休むことができず4月6日まで、昨日の方は7日まででしたけどこの方は6日まで、サービス付き高齢者住宅の入居者へ介護サービスを行っていたとのことでございます。なお、7日以降は自宅待機をしているということでございました。8日以降は医療機関の受診以外は自宅待機をしていたというふうなことを確認しているということでございます。

 昨日の発表に続きまして、残念ながら濃厚接触者として自宅待機の要請を受けながら勤務を続けていた職員の陽性が確認されました。保健所の方は、数度にわたって自宅待機ということで要請をしていたということは確認できておりますが、保健所とは別の立場で、介護サービス事業者を指導監督する立場というのは松山市の本体の方になります。こちらの方でどういう判断していたのかというのはちょっと確認が取れていませんので、保健所では要請を出した、設置者の担当窓口である本体でどういうふうにしていたかというのはちょっとまだこの段階では分かりませんので、これは市の方に聞いていただけたらというふうに思います。

 今回のケースは、私自身がかねてより、重症化リスクが高いため特に注意を払う必要があると何度もお伝えはさせていただいておりましたが、高齢者施設におけるクラスター発生という最悪の状況にもつながりかねない由々しき事態であると捉えています。

 昨夜のうちに、(午後)11時ぐらいには松山市に対しまして、施設内での感染状況を確認し、迅速かつ的確な対処対策につなげるため、施設の全ての入居者に対するPCR検査、こちらの全ての方の検査を速やかに実施するよう要請させていただきました。これを受けて松山市は、本日、入居者全員に検査の協力をお願いし、検体採取に着手、早急に検査を実施することとしていると連絡が入っています。

 また、今後このような事態の再発を防止するため、これまでに県内で陽性が確認された方々の濃厚接触者として自宅待機をお願いしている方がいらっしゃいます。この方々、全てに対して、まず愛媛県の関係の保健所に指示を出しまして、再度確認をするように、昨日、松山市にも同様の要請をいたしました。先ほど確認したところ、県関係の濃厚接触者は41名、松山市関係が61名、合計で102名おりまして、双方とも全員が自宅待機に応じていただいていることはこの時点で確認が取れましたことをご報告させていただきます。

 さらに、今回のようなリスクの高い施設内での感染を防止するため、県内の高齢者福祉施設や障がい福祉施設、保育所等に対しまして、職員や入所者等の陽性が確認された場合や、濃厚接触者として自宅待機を要請された場合などの感染拡大防止の対応と、保健所からの自宅待機等の要請の遵守を徹底するよう本日あらためて通知を念のため行わせていただきました。

 なお、本日午前中に検査を行った件数は10件でございまして、今、陽性反応のご報告をさせていただいたサ高住の方が1名、残りの9名は医師から依頼された検査9件、新規案件でございましたけれども、全て陰性であったことも合わせて、サ高住の方1名除いて9件は全部全員が陰性の確認できたこともご報告をさせていただきたいと思います。

 連日申し上げておりますが、もうこれは本当に何度も何度も申し上げます。緊急事態宣言の対象地域になるかどうかはここ2週間が山場でございます。仮に対象区域として緊急事態宣言を出すことになった場合は、医療体制が危機的な状況になる懸念があるのみならず、また生活必需品以外の店舗やサービスに関する休業の要請など、これまで以上に社会経済活動に大きな痛みが生じることになってしまいます。何としてもこの事態を避けるために緊急事態回避の行動が必要でございます。当面約2週間、4月26日まで、1件も陽性確認が出ていない地域も含めて、「うつらないよう自己防衛」、「うつさないように周りに配慮」、「県外や不要不急の外出自粛」、この3点をお一人お一人がしっかりと守っていただき、県内感染拡大の予防にご協力をいただきますようあらためてお願いを申し上げます。高齢の方々は重症化するリスクが高いため特に気を付けていただくことはもちろんですけども、本県のこの41人の陽性感染者のうち30代から50代といった働き手の世代が合計26人いらっしゃいます。6割を超えておりますのでくれぐれもご注意いただきたいと思います。

 また若い世代に分かりやすく情報発信をさらに行うため、県公式LINEを設け、緊急事態回避行動を呼び掛ける動画配信も実施いたします。この記者会見の中継やまた県の呼び掛けをニュースや紙面で連日取り上げるなど独自の周知をいただくなどされているマスコミ各社のご協力に本当に感謝しています。県としても各種SNSを活用するなど、さらに何か方法はないかを模索しながら広報発信の強化に努めてまいりたいと思います。以上です。

 

(あいテレビ)

 今回の男性の方だが、昨日分かった方々とともに接触というか、仕事をされているのか。G、Iの方々。

 

(知事)

 まず、施設の職員とそれから出入り事業者職員のうち、4月2日に感染が確認された方の濃厚接触者、この2人がその中に入るわけですね。これらが31人いらっしゃいます。その方々が順次施設職員等の入れ替えを行った、4月3日から4月8日の間に勤務した職員はそのうち20名でございます。この方々については、今、自宅待機で症状が出たらすぐに連絡をするように松山市保健所の方から連絡はしているというふうに報告は受けています。

 

(南海放送)

 順次入れ替わっていたということで、全国から系列の職員が来ていたということだが、全国から来た職員とIやJの方との接触というのはあったのか。

 

(知事)

 多少はあったと思いますが、そこは細かく確認はできていないと思います。取りあえずまず何人いたのかという確認が先でしたので。濃厚接触者31人。この間に濃厚接触者として待機を要請していたけれども、出てきて、職場に出てきていた方が20人いたと、ここまでは確認できました。

 

(南海放送)

 今後増えてくる可能性はある。

 

(知事)

 そうですね。事業者の方に申し上げたいのは大変だというのは分かるけども、それ以上に危ないのはこのコロナウイルスなんですよね。ちょっとした油断がこれだけの事態を招いてしまう。それが出るとそこから先のまた追いかけをして、新たに追いかけをしていかなきゃならなくなる。そして感染リスクもどんどん増えていってしまう。こうした状況をもたらすのがコロナウイルスだということ。ここはしっかりとどこまで囲い込むことができるかまだこの段階では分かりませんけれども、先ほど通知は出しておりますけども関わる事業者の皆さんには、これがコロナウイルスなんだということをぜひ認識していただきたいというふうに思います。

 

(NHK)

 これは松山市の方になるとは思うが、事業者の方はすぐに全員を自宅待機にさせると、介護とか医療とかサービスとして命の危険に関わるということで、すぐにはなかなか難しいと、松山市の方にも何度となく相談をして、これだけかかる、数日かかることを言っていたと。全員をすぐに自宅待機させなきゃいけないということは事業者も理解しているのだが、それは難しいので対案があるなら示してほしいと松山市に言っていたが、対案はなかったということで、これに対して県が直接ではないかもしれないが行政としてどういう対応が可能だったかというのを、もし見解があれば。

 

(知事)

 そうですね。ちょっとこれは松山市の管轄になるんで、人員の問題とかこれ分からないのでうかつなことは言えません。こんなことできるんじゃないかなという個人的なアイデアはありますけれども、それはちょっとあの現実が分かりませんから、例えば自分が今、思い浮かぶアイデアが非現実的なのかも知れないので、ちょっとここは発言は控えさせていただきたいと思います。そこのやりとりがどうであったかというのも全然情報を持ってないんで何とも言えないですね。

 

(愛媛新聞)

 陽性者のうち30代から50代の人が26人いらっしゃって特に注意して欲しいと言っていたが、これは高齢者だけでなく働き世代もより注意して欲しいということか。呼び掛けとして。

 

(知事)

 そうですね、はい。本当に重症化が進む、早いというのは高齢者あるいは基礎疾患を持たれている方というのは、全国的な傾向として専門家も指摘しているところなんで当然のことながら注意が必要なんですが、その他にも働いている世代の方々が多いということはそれだけ行動半径が広い結果なのかもしれませんし、また若者は無症状というケースが全国的にも指摘されているところなんで、もうそういう意味で各全世代が気を付けないと防ぎようがないということのメッセージです。

 

(南海放送)

 入居者全員のPCR検査を実施するということだが、この人数はどれくらいになりそうか。

 

(知事)

 30人規模。

 

(八矢副知事)

 入居者は全体で34人おられるのですが、すでに検査を実施している方も含めますので、総数では39人ですが、そのうち2人か3人は既に検査していたと思いますので、残りの方々ということになるかと思われます。

 

(朝日新聞)

 今回のJの方、発症が4月12日ということだが、症状が出ている濃厚接触者の方がいるということを市と県で把握されたのはいつになるのか。

 

(知事)

 これはどう、現場。

 

(八矢副知事)

 4月14日です。

 

(朝日新聞)

 自宅待機中の健康観察というか、症状が出た時点で、すぐに対応ができるようにしているということか。

 

(八矢副知事)

 毎日連絡を受けているんですけれども、ご本人から実は12日から出ていたと連絡が14日にありまして、その間も毎日連絡は取っておりましたが、14日になって症状の訴えがあり、詳細な聞き取りの中で実はこの部分については、12日から出ていたという連絡がありました。

 

(知事)

 その間の細かいやりとりの中身に関してはわれわれの直接の管轄ではないので、日程の報告くらいしかないので、そこはちょっと待って現場(の松山市)の方に聞いていただきたいと思います。

 

(朝日新聞)

 他にGの方の濃厚接触者で症状が出ている人がいるということを把握したりは、他の方がいるのか。

 

(八矢副知事)

 そこはもう個別のやりとりになりますので、管轄の松山市の方に聞いていただければと思います。

 

(南海放送)

 IとJの方は系列の他の施設に出入りしていたということは聞いているか、その施設のみなのか。

 

(八矢副知事)

 それも含めて、詳細の聞き取りは県ではなく松山市の方になりますので。

 

(南海放送)

 Jの方は介護と言っていたが、昨日の方は看護サービスを提供されていたということだが、この方は介護か。

 

(八矢副知事)

 はい。そうです。

 

(共同通信)

 Gの方の濃厚接触者として、IとJの方が4月3日に陰性になってから、発症するまでの間、結構時間が経っていると思うが、そうなってくると感染経路がGの方とは全く別の所っていう可能性も出てきているのか。

 

(八矢副知事)

 潜伏期間は最大2週間ということですので、2週間の範囲内ではあるんですね。ただ、他の可能性もゼロではないと。ということで、まずは入所者の方々のPCR検査を優先してというのは、そういったところもあります。

 

(知事)

 まあ、本当にこのコロナウイルス(の感染経路)というのは、おそらくここだろうと絞り込めるケースもありますけれども、本当にどこからか分からないケースも混在しています。後追いをする、丁寧にすることによって、できるだけ一番可能性の高いところを追いかけていくというふうなことになるんで、100%とは言い切れないというふうには思います。ただ、今までのケースもそういったことも含めて、かなりここはもう、ほぼここだなって思えたところを発表していますが、まあこうしたように、分からないケースは正直に感染経路の特定ができてないというふうなことは明確にこれからも言っていくつもりです。

 

(愛媛朝日テレビ)

 先ほどの質問に付随して、今回、Iの方とJの方、それぞれ陰性後にまた陽性になったと思うが、県として、可能性としてどのようなケースがあると考えているか。

 

(知事)

 今の段階では、濃厚接触者の方の検体検査というのは、実は義務付けられているわけではないんですね。念のため必要と判断して、要請をし、それを受け入れて検体を提出していただいているということになります。県ではそれを積極的にやってきました。その結果陰性で、その段階では一安心するんですが、専門家の指摘があるように潜伏期間等々もありますから、濃厚接触者は、たとえ陰性判定が出ても、2週間はしっかりと自宅で待機し、健康観察をするべきというようなことを言われてますんで、それを忠実にやってきています。その範囲の中で発症していますので、まさにこの指摘は正しいなというのはあらためて認識をしているところです。ですから、そういったことを考えると、その間の接触の機会ほとんどないですから、マスクをして買い物して、ちょっと行ってすぐ帰るぐらいのことなので、当初われわれが思っていたところ以外からは、なかなか感染したという形跡が見いだせないので、今の段階ですけどね、当初どおりの可能性が高いんじゃないかなというふうに思っています。

 

(テレビ愛媛)

 濃厚接触者が県で41人、市で61人が自宅待機に応じているということだが、特に確認をしたときに何か症状を訴えている方とかはいたのか。

 

(知事)

 県の方は。特に聞いてない。いないです。

 

(あいテレビ)

 先ほど施設の全ての入居者に検査するよう松山市の保健所に要請したということについて、本日検査すると連絡を受けたということだが、2日に感染が確認、陽性が判明したGの方とか、二次感染が疑われるGやHの方が感染された時点で、その入居者全員に検査ができていないということなんだと思うが、そのあたりは。

 

(知事)

 これは当初の判断で、完全に隔離されている施設で外にも全然出てないですよと、そしてこの方は担当じゃないので接触もしていませんよというところの方々については、健康観察ということでいけるという判断です。ただし今回、これだけ移動の時に入っていますから、本当にその間仕切りに入った可能性もゼロではなくなってきているんじゃないかな。この(4月2日の)段階では絶対この方は行っていないってことが確認取れてましたんで、濃厚接触してないという判断しています。ただ今回はこれだけの人数の方が入れ替わり、集中的に入ったということなんで、それは全部やった方がいいというのが今回の判断です。

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