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更新日:2020年11月26日
現在、骨髄バンクのドナー登録者及び患者数は表1のとおりとなっており、一見、充分な登録者が確保されているように見えます。
しかし、図1のように、年々新規登録者数が減少する一方、年齢制限等に伴う登録取消者数は年々増加しており、本県においても取消者数が登録者数を上回る月もあることから、さらなる登録者の増加が課題となっています。
さらに、図2のとおり、現在ドナー登録者は40代が最も多く、30代以下、特に20代(若年層)の登録が伸び悩んでいます。 このままだと、40代の方が55歳となり、登録が取り消された後、ドナー不足が発生し、移植件数の減少が懸念されます。
20代(若年層)の登録者が少ない理由としては
(1)骨髄バンクを知らない
(2)正しい知識がない
(3)どこで登録できるか分からない
といった理由が挙げられ、今後は特に若年層を対象とした普及啓発が必要とされています。
愛媛県では骨髄バンクに関する正しい知識の普及啓発、ドナーの確保対策に向け、様々な関係団体と協力し、取組みを行っております。
骨髄バンクドナー登録についてはこちら
平成27年4月から6月にかけて、全国骨髄バンク推進連絡協議会設立25周年事業として、骨髄バンク事業のさらなる発展及び広く国民に骨髄バンクを理解してもらうため、『ドナーがリレーでつなぐ骨髄バンク・日本縦断キャラバン』が実施されました。
キャラバン隊は沖縄を出発し、全国をキャラバンカーでめぐり、各県でドナー登録の呼び掛けやイベントを実施しながら、ゴールの北海道を目指しました。
~県庁訪問の様子~
本県には5月11日に来県し、県庁を訪問し、キャラバン隊から愛媛県及び赤十字血液センターへ骨髄バンク制度に関するアピール文の披露・受け渡しが行われました。
本県からは激励品として
『愛顔(えがお)でつなぐ骨髄バンク・さい帯血バンク~ドナー登録に御協力を~』
と、書かれた旗をもった『みきゃん人形』とキャラバンカーに貼付する『マグネットステッカー』を贈呈しました。
また、(公財)日本骨髄バンクが発行する骨髄バンクニュースやポスターを関係機関への送付する等、年間を通じて骨髄バンク関係団体と協力し普及啓発活動を実施しています。
厚生労働省では毎年、10月1日~10月31日を『骨髄バンク推進月間』とし、骨髄移植等に関する正しい知識を普及啓発するとともに、一人でも多くの国民が骨髄等提供希望者として登録するよう呼び掛けを行い、骨髄等移植対策の推進を図っています。
これに伴い、本県においても毎年10月を『愛媛県骨髄バンク推進月間』とし、県内各保健所及び関係機関と協働し、普及啓発を実施しています。
詳細は9月ごろにアップします推進月間のページをご覧ください。
愛媛県骨髄バンク推進協議会は、県内学識経験者・関係団体及び行政の代表者らで構成されており、本県の骨髄バンク事業を推進するため様々な活動を行っております。
本協議会ではつぎの活動を実施しています。
協議会委員の方には、会議への出席やドナー登録会での説明等をボランティアで御協力いただいております。
また、本協議会の活動費は皆様からの寄付金により賄われております。
本協議会では1人でも多くの患者さんが移植を受けられるよう、皆様からの御寄付を基に様々な活動を行っており、この趣旨に御理解、御支援いただける方を募集しております。(個人団体不問)
寄付金募集に係る詳細についてはこちら(PDF:171KB)をご覧ください。
週末に県内のショッピングセンターやスーパーなどで、献血併行型のドナー登録会を実施しております。ドナー登録ができる方で、未登録の方は、ぜひ、登録をお願いします。
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