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感染性胃腸炎の流行状況(2013/2014シーズン)

ページID:0006762 更新日:2021年9月23日 印刷ページ表示

 感染性胃腸炎は、細菌、ウイルスなどの感染性病原体による嘔吐、下痢を主症状とした感染症の総称です。毎年秋から冬にかけて流行しますが、その多くはウイルス感染(ノロウイルス、ロタウイルスなど)が原因です。

感染性胃腸炎の患者発生状況 -平成26年第35週(8月25日から8月31日)現在-

感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、第34週4.9人から第35週4.8人と横ばいで推移しました。

高温・多湿の、細菌が増えやすい気候が続いています。外出後や調理・食事の前、トイレの後は、液体せっけんを使った手洗いを励行し、感染予防を心がけましょう。

6月10日付けで「腸炎ビブリオ食中毒注意報」が発令されていますので、手洗いに加え、食中毒予防の3原則、「清潔、迅速、温度管理」を心がけてください。

感染性胃腸炎 定点当たり報告数の推移
区分 愛媛県 保健所別(各保健所の管轄市町
四国中央 西条 今治 松山市 中予 八幡浜 宇和島

定点当たり患者報告数

35週

4.8人

5.0人

10.5人

1.8人

5.9人

2.8人

2.3人

1.5人

34週

4.9人

3.3人

8.8人

2.4人

6.7人

4.8人

0.5人

2.8人

33週

4.5人

4.3人

6.7人

1.2人

7.0人

2.0人

2.0人

3.5人

 

県内週別発生動向(過去5シーズンとの比較

図-県内保健所別発生動向

各保健所の管轄市町

図-県内年齢区分別発生動向

図-全国週別発生動向

検出病原体 -平成26年8月19日現在-

感染性胃腸炎では、第29週に採取された患者検体からサポウイルスが2例検出されています。

感染性胃腸炎関連ウイルスの月別検出数の推移(平成26年8月19日現在)

感染性胃腸炎関連ウイルスの月別検出数の推移(平成26年8月19日現在)の画像

感染性胃腸炎関連細菌の月別検出数の推移(平成26年8月19日現在)

感染性胃腸炎関連細菌の月別検出数の推移(平成26年8月19日現在)の画像

 感染性胃腸炎に関連する病原体は、通常、冬期は主にノロウイルス、サポウイルス、ロタウイルス等のウイルス性のものが中心で、夏期は細菌性を原因としたものが主となります。

 上の図は、2009年以降の県内における感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数(折れ線グラフ)および検出ウイルス・細菌(棒グラフ)の推移を示しています。

 患者は冬期に集中しており、年末年始を境に2峰性のピークを示しています。検出病原体のほとんどはウイルス性であり、晩秋から年末にかけてみられる第1の流行時期にはノロウイルスが、1月から4月にかけてはロタウイルスが多く検出され、2つのピークがそれぞれ別のウイルスによるものであることがわかります。一方、夏期はウイルス性病原体の検出数が減少し、カンピロバクターや下痢原性大腸菌などの細菌性病原体の検出数が増加しています。

参考

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