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更新日:2023年5月1日
県民参加による生物相調査及びデータベースの作成や普及啓発を通じて、自然環境に対する県民の理解を深め、環境保全に対する意識の高い人材を育成するとともに、地域の暮らしとの調和を図りながら貴重な自然環境の保全を実践し、次世代に引き継ぐことを目的とした県民参加型の生物相調査事業委託業務の企画提案公募を行います。
参加業者数:2
契約者:特定非営利活動法人西条自然学校
平成29年2月に改訂された生物多様性えひめ戦略では、本県の生物多様性保全における課題解決のため、特に重点的に取り組む必要があるものを、前期5年間(平成29年度~平成33年度)に実施する3つの重点プロジェクトとして位置づけ、推進しています。
愛媛県生物多様性センターは、生物多様性えひめ戦略の重点プロジェクトの推進を図るため、生物多様性の保全に関する調査・研究をはじめ、情報の収集・分析・公表・普及啓発、NPO等の支援などを行います。
【参考】生物多様性えひめ戦略の重点プロジェクト
1.”学ぼう!”えひめの多様性【理解促進プロジェクト】
〇生物多様性に関する理解や、環境学習の底上げ
〇自然体験等学習機会の充実
2.”つなごう!”えひめの人-生きもの-暮らし【基盤強化プロジェクト】
〇えひめの生物多様性拠点整備
〇人材育成と連携、協働、ネットワーク体制の構築
〇事業者の取組促進
〇調査研究及び情報発信
〇保全活動の継続支援
3.”守ろう・活かそう!”自然と恵み【保全・再生・活用パワーアッププロジェクト】
〇開発行為に関する生物多様性配慮指針の作成
〇生物多様性を支える里地・里山・里海の再生及び恵みの活用促進
〇生態系ネットワークモデルエリアの設置
〇人と野生鳥獣との共生
〇外来生物対策の推進
愛媛県内の気候変動影響評価の基礎資料を蓄積するために、県立自然公園および気候変動の影響を受けやすい高標高地、豪雨風水害により消失する危険性がある沿岸域等を対象に各分類群の生息実態調査を実施しています(委託事業)。
気象庁は、1953年から2020年まで、34種以上の植物、23種以上の動物について、開花日や動物の初鳴き日などを記録する「生物季節観測」を全国規模で継続して実施してきましたが、2021年以降、対象種が大幅に縮小されることになりました。70年近くにわたる様々な分類群の生物季節データは、気候変動をはじめ様々な環境変化が動植物に与える影響を評価できる基礎データであり、自然の仕組みや人間活動の影響の理解のために非常に貴重なものといえます。そこで、気象庁・環境省・国立環境研究所の共同により、これまでの生物季節観測を可能な限り継続しつつ現代的な形を検討することとなりました。愛媛県も気候変動適応センターと生物多様性センターが主体となって情報収集と蓄積を行います。今後は、関係機関と連携した気候変動解析の基礎データとして活用する予定です。
生物多様性センターでは、愛媛県内に生息する身近な生き物を県民の皆様と一緒に調べる「みんなで調べる愛媛の生きもの」を実施します。
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