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「認知症の人と家族の会」愛媛県支部世話人の方からのメッセージ紹介

ページID:0011690 更新日:2021年1月6日 印刷ページ表示

花の画像1キャラクター挿絵(ポン太さん)

「介護10年を終えて」

 約10年間の認知症の姉との二人暮しを終えて、一年が過ぎました。

 悲しさ、心残り、感謝の気持ち、ほっとした思いを味わっている一年でもありました。

 そして、10年間の認知症に対する一般の方々の理解は随分と違ってきたことを実感しております。

 当初、姉と共にスーパーに行くと、40~50歳代の女性の方々に「後ろ指」をさされ、悲しく、戸惑いを感じました。

 介護保険導入のお蔭で、たくさんの社会資源を活用し、仕事を続けながら家での生活を続けることができました。

 その間、平成13年頃「家族の会」にも入会し、縁あって電話相談の役割で、たくさんの相談やその時々に、公私ともに助けていただきました。

 たった一人の姉の介護でしたが、認知症の基本的な介護方法や個々の対応をはじめ、(1)介護者の困ったことはいつまでも続かない、(2)本人は細やかな感情がいつまでも豊かである、(3)家族の健康と心のゆとりは大切である、ことを学びました。

 そして、一番大切な、老いることの準備も姉が教えてくれたように思います。

 認知症は「病気である」、「感情はいつまでも残っている」、「対応の仕方がより大切である」、「地域で暮らす手立ては、個々にあったものを」等、社会に認知されてきており、ありがたいことです。

 家族の会で6から7年、世話人や事務局を担当しておりますが、力不足で会員増には繋がっていません。

 しかし、関わりができた一人一人を大切にしたいと思っております。

 私はこの会でたくさんの話を聞いていただき、共感し、ヒントをもらい、力になりました。

 「つどい」の底力を大切にしたいとも思います。

 道後で細々と月1回開催しておりますが、愛南町(月2回開催)以外でも開催できればと考えています。

 (注)また、若年期認知症の方への支援も今後の課題となりました。

 皆様と共に、ご本人やご家族の「チョットの幸せ」のために歩きたいと思うこの頃です。

 ぜひ、家族の会の会報「ぽ~れぽ~れ」をゆっくり読んでみてください。

 

花の画像2

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