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更新日:2015年7月24日
日時 平成27年7月23日(木曜日)11時33分~11時38分
場所 知事会議室
【報道発表資料】
シェイクアウトえひめ参加募集用チラシ(PDF:1,564KB)
(知事)
愛媛県では、発生が危惧されている南海トラフ巨大地震で最大1万6千人の死者が想定される中で、今後10年間でこれを8割削減させることを目的に、防災・減災対策に取り組んでいるところでございますけれども、各種の訓練も、その有効な手立ての一つというふうに思います。
このため、これまでの9月1日の総合防災訓練や市町との合同図上訓練など、行政機関を中心とした訓練に加えまして、今回、お手元にあるチラシのとおり、「えひめ防災週間」の初日である12月17日木曜日の午前11時を期して、訓練参加の方が、その場で一斉に安全確保行動をとるシェイクアウト訓練、シェイクアウトえひめを、県民総ぐるみで実施することといたしました。
このシェイクアウト(Shake Out)という言葉の意味は、「地震の揺れに備えろ」ということで、2008年にアメリカにおいて「自分の命は自分で守る」という「自助」に重点を置き、始められた訓練であるそうです。実は、日本では、もう既にこれまで11道県などで実施をされています。四国では香川県が実施しておりまして、四国では愛媛県がやると2番目ということになります。
具体的な訓練内容としては、事前に参加登録した参加者が、訓練実施日時に、一斉に「屋内では、机の下に隠れる」、「屋外では、倒壊の危険のあるブロック塀や電柱などから離れ、看板等の落下物から頭を守る」など、それぞれの場所で、安全確保のための行動を、1分間程度行うことが基本となります。しかし、より実践的な訓練とするため、できれば、各訓練参加者において、避難訓練や安否確認訓練などの「プラスワン」訓練を計画いただけたらなというふうに考えております。
シェイクアウト訓練は、日時や場所を問わず、参加の意思さえあれば、誰でも、いつでも、どこでも簡単に行うことができる訓練であり、いざというときには、自分がいる場所で、自分の身を守るための安全行動を瞬時にとることを習慣付けるとともに、全ての県民が地震や防災について考える機会にもなるんではなかろうかと思います。
初回となる今年は、25万人の参加を目標に掲げまして、今後、県ホームページやチラシの配布等を通じて、広く参加を呼び掛けることとしていますので、個人やご家庭、企業や各種団体、学校、各種施設など、できるだけ多くの県民の方々に参加をお願いしたいと思います。
なお、本日から、訓練への参加受付を開始しておりますので、参加を希望する方は、県ホームページの専用ページから必要事項を入力いただくか、チラシの裏面にある参加登録票に必須・必要事項を記載し、FAXか郵送で送付いただけたらというふうに思っております。
詳細については、この後、記者クラブにおいて、担当課の方から説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。以上です。
(NHK)
これまでの訓練に加えて、新しく12月にシェイクアウトえひめを加えるということだが、どういう位置付けにしたいのか。
(知事)
まあ、この訓練は手軽にできる、自分の身を守るという訓練ですから、大掛かりなものと比べ、多くの参加者を見込めるんではなかろうかというふうに思っております。
ちょっとしたことでも参加していただくことが、防災意識の向上につながっていきますし、実際に揺れたときに、人命をはじめ、一番の初動における対策というのは本人に尽きるわけです。ですから、こういうときは例えば、建物だったら机の下にパッと入るとか、外だったら、今先ほど申し上げたように、落下物が一番危険ですから、そこから遠ざかるとか、本当にそういったものを確認するだけでも、大きな力になると思いますので、そういう点で期待をしているところでございます。
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