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更新日:2018年4月1日
出典:愛媛県史 愛媛県史 芸術・文化財(昭和61年1月31日発行)
「第3章 茶華道」より(抜粋)
本県のいけばな界は各流各派がそれぞれ特色とする主張を掲げて普及活動を実践しており、戦後このかたいろいろの紆余曲折をたどりながら、一挙に花開いた感じである。
物質文明の過剰な発展の陰に精神文化の欠如が叫ばれ、物より心の時代に移行し、生活のなかに潤いと豊かさを希求するという時代の要求に伝統芸術のいけばなこそが即応するものとして、いけばな人口も増大しつつある。(528ページ)
昭和44年、県下の各流各派の代表者が一堂に集まり、本県いけばな界の充実発展を期するための具体的方策について協議がなされた。
そして、いけばなの指導者として研修活動を実践し、常に共通の問題点について打解の協調こそが先決であり、それは各流の個性を決して損なうものではないとの結論に達し、愛媛県いけばな芸術協会が設立されたことは、一部未加入の派もあったものの本県いけばな界にとり、画期的なことであった。・・・(528ページ)
県内の華道教授者を中心に、いけばな芸術と情操教育に向上を意図して昭和16年に愛媛県華道協会として発足、のち45年2月に社団法人愛媛県華道会となった。
毎年、華道展覧会などを開き、機関紙『愛華』を年2回刊行している。・・・(528ページ)
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