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モザンビーク共和国と県内高校生のオンライン文化交流事業について
在モザンビーク日本大使館の「令和2年度在外公館文化事業」にモザンビークのホストタウンである愛媛県が協力し、モザンビークの高校生と県内の高校生による日本文化の紹介等を通じたオンライン交流が実施されました!
「在外公館文化事業」・・・在外公館が管轄地域における対日理解の促進や親日層の形成を目的として、外交活動の一環として開催する総合的な日本文化の発信事業
折り紙 愛媛大学附属高校
日本とモザンビーク、それぞれの文化の紹介が行われた後、愛大附属高校の生徒から折り鶴の折り方をモザンビークの高校生に説明し、モザンビークの高校生が折り鶴に挑戦しました!
モザンビークの高校生たちは、初めての折り紙に苦戦しつつも、折り鶴が完成したときには日本の生徒と拍手で喜び合いました!
質疑応答の時間には、多くの質問が交わされ、お互いが相手の文化に興味を持つことができた様子でした。
【質疑応答内容紹介】
<愛大附属高校から>
- 今回の交流はどうでしたか。
→とても良かったと思います。
今日の交流も楽しむことができ、折り紙などについて多くのことを学ぶことができました。 - モザンビークの有名な食べ物は何ですか。
→シマとマタパが有名です。
シマはとうもろこしの粉をお湯でこねたもので、モザンビークの主食です。
マタパはキャッサバの葉やすりつぶしたココナッツ等を混ぜ合わせて煮込んだものです。
<モザンビークから>
- 着物は何か特別な素材で作られていますか。
→布や絹で作られており、色々な模様の着物があります。 - 浴衣と着物の違いは何ですか。
→生地が違っていて、季節で使い分けます。
浴衣は夏に着ることが多いです。
【オンライン交流時の様子】
折り紙文化交流事業概要
【日程】令和2年12月16日(水曜日)16時30分~18時00分
【場所】愛媛大学附属高等学校 多目的学習室(松山市樽味三丁目2-40)
【参加者】
- モザンビーク共和国
フランシスコ・マニアンガ高校 生徒 約10名 - 愛媛県
愛媛大学附属高等学校 生徒 約15名
【内容】
- 自己紹介
- 日本の紹介
- 文化交流(折り鶴の折り方を英語で説明し、モザンビークの高校生が挑戦)
- モザンビークの紹介
- フリータイム(質疑応答)
和食 伊予農業高校
伊予農業高校の生徒とモザンビークの高校生がお互いの学校について紹介した後、伊予農業高校の生徒がモザンビークの高校生に天ぷらの作り方を説明し、モザンビークの高校生が天ぷらに挑戦しました!
材料はモザンビークでも手に入りやすい、鶏肉、サツマイモ、ナスの3種類を用意しました!
モザンビークの高校生は天ぷら自体を初めて見たようで興味深々で、慣れない箸を使い、頑張って材料に衣をつけ、天ぷら鍋で揚げました!
お待ちかねの試食タイムでは、天つゆやモリンガ塩をつけて食べたところ、
「モザンビーク料理にはない味」、「天つゆが美味しい」と言った声が聞かれ、初めての天ぷらにとても満足してもらえました!
質疑応答の時間では、お互いの「食」をテーマに質問しあい、お互いの食文化を学びました。
【質疑応答内容紹介】
<伊予農業高校から>
- モザンビークでは鶏肉、サツマイモ、ナスをどのように食べますか?
→鶏肉は焼いたり蒸したりして食べることが多いです。
サツマイモは茹でるか、フライにして食べることが多いです。
ナスはサラダで食べます。 - モザンビーク人が好きな食べ物は何ですか?
→モザンビーク人は鶏肉や海老が好きです。
モザンビークは海に面しているので、海老がよく取れます。
食べ方はボイルして食べることが多いです。
<モザンビークから>
- どんな時に天ぷらを食べますか?
また、何と一緒に食べますか?
→天ぷらは特別な日に食べるものではなく、普段の生活の中でも食べる料理です。
天ぷらだけでも食べますが、うどんやそばと一緒に食べるのも美味しいです。 - お祝いの日に食べる料理はありますか?
→お正月にお雑煮を食べます。
お雑煮は餅などを入れて食べる日本の伝統的な料理です。
【オンライン交流の様子】
和食文化交流事業概要
【日程】令和3年3月8日(月曜日)16時30分~18時00分
【場所】伊予農業高等学校 調理実習室1(伊予市下吾川1433)
【参加者】
- モザンビーク共和国
フランシスコ・マニアンガ高校 生徒 約6名 - 愛媛県
伊予農業高等学校 生徒 約10名
【内容】
- 学校紹介
- 文化交流(天ぷらの説明、レシピ紹介)
- 試食
- 質疑応答
- モザンビークからお礼の言葉
書道 三島高校
三島高校の生徒と、モザンビークの高校生が、書道を題材に交流しました。
三島高校の生徒が書き方を紹介しながら、モザンビークの高校生は慣れない毛筆で漢字やひらがなに挑戦しました。
モザンビークの高校生が文字を書き上げるたびに、三島高校側からも拍手や称賛の声があがりました。
その後、三島高校書道部が、書道パフォーマンスを披露しました。
美しく、迫力あるパフォーマンスに、モザンビークの高校生からは、「とても素晴らしい」、との声もあがりました。
最後に質疑応答を行い、お互いの文化を学びあいました。
【質疑応答内容紹介】
<三島高校から>
- 学校行事にはどんなものがありますか?
→文化的な行事や体育的な行事があります。 - モザンビークではどのような教科を学習しますか。
→英語、フランス語、数学、化学、体育などがあります。学年に応じて決まった数の教科を学びます。
<モザンビークから>
- 学校ではどんな資格が取れますか?
→資格を取ることもできますが、それらは追加的なもので、通常よりいっそう勉強しなくてはなりません。 - 日本の学校では、進級するために大事なことは何ですか?
→成績が悪かったり、欠席が多かったりすると、進級できないことがありますが、そうなってしまった友人はあまりいません。
【オンライン交流の様子】
書道交流事業概要
【日程】令和3年3月23日(火曜日)16時15分~18時00分
【場所】三島高等学校 書道室(四国中央市三島中央5-2-30)
【参加者】
- モザンビーク共和国
フランシスコ・マニアンガ高校 生徒 約10名 - 愛媛県
三島高等学校 生徒 約15名
【内容】
- 学校紹介
- 文化交流(書道のデモンストレーション、モザンビークの高校生が書道に挑戦)
- 三島高校書道部による書道パフォーマンス
- 質疑応答