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愛顔のえひめ(令和3年6月号)
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他人事(ひとごと)じゃない!災害から命を守る
住んでいる場所によって避難方法が違う!!
災害に備え、ハザードマップをチェック
今年も大雨の季節がやってきました。西日本豪雨災害から3年、全国でも大きな水害や土砂災害が毎年発生しており、事前の防災対策は今や必須。皆さん、備えは万全ですか?自宅の災害リスクと“とるべき避難行動”を確認しましょう。まずは「ハザードマップ」の確認から!
[01]「ハザードマップ」って何?
自然災害による被害が想定される範囲を地図上で示したもの。身のまわりでどんな災害が起こり得るのか、簡単に確認でき、避難所等も記載しています。市町が配布している「防災マップ」か国土交通省のハザードマップポータルサイトを見てみましょう。危険箇所が分かれば、避難先の検討を!
[02]どこへ避難すればいいの?
避難と聞けば、従来は市町が指定した避難所へ行くイメージでしたが、近年は“分散避難”として、「屋内安全確保」「親戚・知人宅への避難」も考えられるようになりました。
ハザードマップ上で自宅が着色されていない場合は、そのまま留まって安全を確保できる場合もありますが、過信は禁物。状況に応じ、避難できる準備をしておきましょう。もしくは、着色されていない地域に住む親戚や知人がいる場合は事前に相談し、そちらに避難することも検討しておきましょう。
離れて住む家族の地域のハザードマップも確認し、避難を呼びかけることも効果的です。
[03]コロナ禍でも避難所へ行っていい?
差し迫った命の危険から逃れることの最優先を!各市町では、しっかりと感染対策を行い、避難所を運営する準備をしていますので、避難所へ行くことをためらわないでください。
今のうちに非常用持出品も確認!避難時はコロナ対策も忘れずに
マスクや体温計、消毒液を持参しよう
避難時の備えも大事!今のうちに備蓄・非常用持出品を見直しましょう。家庭用の備蓄として飲料水や食料等は最低7日分、うち3日分は非常用持出しとして必要です。もちろん、避難先での各自のコロナ対策用品も必携。マスク、体温計、消毒液などを持参して衛生管理を徹底し、発熱や咳などの症状があれば、すぐに伝えましょう。
TOPICS-1:令和3年5月20日から、避難情報が変わりました
TOPICS-2:登録しよう「愛媛県防災メール」
地震・津波、気象注意報・警報、土砂災害警戒情報や、市町からの避難指示、避難所開設などの防災情報や緊急のお知らせを携帯電話やパソコンにメールで配信。早期避難に役立ちます。
TOPICS-3:非常時の備え、備蓄・非常用持出品を準備しよう(非常用持出品チェックシート)
家庭用備蓄として、飲料水や食料等は最低7日分うち3日分は非常用持出しとして用意しましょう。
わが子の命を守るためにできること。
[注目ビト]
NPO法人 子育てネットワークえひめ 代表
山本 由美子(やまもと ゆみこ)さん
「愛媛のがんばるママの応援団」として、子育てにやさしいまちづくり・人づくりを目指すNPO法人の代表を務める山本さんとスタッフたち(左から、阿部真紀さん、泉歩さん、山本由美子さん、山内知子さん)。3月、松山市が発行した「まつやま子育て防災ブック」の制作に、ママの視点から協力しました。
日々、発信される防災のヒントを見逃さないで
松山市の子育て世代向けの防災ブックの作成に、私たちも参加しました。市内のママパパにアンケートを実施したところ、「子育て世代向けの防災情報が入ってこない」という意見が多かったんです。この結果から、自治体が発信しているはずの情報が届いておらず、子育て世代への情報発信の難しさと、受け取る側も日常での防災意識が低いことに気がつきました。
子どもの命を守るために必要な情報は、どうすれば皆さんに届くのか。子育て情報冊子であれば入手しやすく、関心を持って見ていただけるのではないか…と私たちは考え、この防災ブックにアンケートで挙がってきた声を載せていただきました。みんなが感じている不安や疑問に分かりやすく答えることで、共感しやすく、自分事として捉えられるのではないかと思ったんです。
「何とかなる」では小さな命は守れない。どうしたらわが子を守れるのか、普段から防災意識を高めて情報をしっかり受け取り、いざというときの行動を想定しておくことが大事だと思います。
- 問い合わせ:防災危機管理課
- 電話:089-912-2335