ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > ようこそ知事室へ > 知事への提言 > 知事からの回答 > 知事に寄せられた提言(3年10月)

本文

知事に寄せられた提言(3年10月)

ページID:0015161 更新日:2021年11月15日 印刷ページ表示

提言メニューに戻る

令和3年10月の主な提言

  1. 気象観測点(気象観測装置)の設置について
  2. 防災士養成講座(企業・団体職員等)について
  3. 県道219号線の歩道整備について
  4. 手話言語条例の制定について
  5. 松山外環状道路の側道整備について
  6. とべ動物園のトラ(ダイとオウガ)について
  7. 高校生の自転車のマナーについて
  8. 名坂道路における入口の案内について

1 気象観測点(気象観測装置)の設置について

提言

 昨今の温暖化などに起因する気象変動や農業が盛んな県である愛媛県の特質に鑑み、スマートシティ的・スマート農業的観点からも、Openな気象情報サービスで利用できるような気象観測点(気象観測装置)を県内さまざまな箇所に沢山設置されるように、県で設置したり民間での設置をすすめる助成や導入方法などのソフト面の手引きなどを積極的に行っていただければと思います。とにかく細かく多くの地点の細かな気象情報をAPIなどで手軽に得られる状況になって欲しいと思っています。

回答

 気象観測点の設置については、公共的な気象観測の品質を担保する観点から、気象業務法に基づき、一定の技術上の基準に従って行うことなどが義務付けられており、現在、本県においては、気象庁の地域気象観測システム(アメダス)が県内23箇所に設置され、気象災害の防止・軽減に重要な役割を担っているところです。また、国土交通省や県等においても、河川・道路・ダム等に県内で116箇所の雨量観測所を設置して、各ホームページ等でリアルタイムの雨量データを公表しています。こうした気象情報データは、企業活動や災害対応等に活用されているほか、農業分野においても、県普及指導員やJA、市町等と情報共有され、収量や品質等の向上のために利用されています。
 御提言の気象観測点の増設や設置に係る助成については、増設に伴う管理や経費等の面から、現時点では県による実施は課題が多い状況です。これからも、気象台等とも連携し、県民の皆様に必要な情報をお届けできるよう努めてまいりますので、御理解のほどお願いいたします。

2 防災士養成講座(企業・団体職員等)について

提言

 防災士養成講座(企業・団体職員等分)の受講定員を増やしていただきたい。もしくは講座回数を増やしていただきたい(年二回等)。申込締切前に定員に達しているということはそれだけ県民にとって有意義な資格であると考えます。申込期間中に申し込みができる程度に受講機会を増やしていただけると有り難いです。

回答

 災害時には、「自助」・「共助」が極めて重要であることから、県では、自主防災組織の中核となる防災士の養成を進めており、現在では、地域に密着している企業・団体等関係者の防災士の資格取得についても支援を拡大し、地域防災力の更なる強化を図っています。
 御提言のありました防災士養成講座(企業・団体職員等)については、令和元年度から実施しており、過去2年間はいずれも募集締切前に受講定員に達することはありませんでしたが、今年度については、東予及び中予会場が募集開始後まもなく定員に達するなど、多数の申し込みをいただいている状況となっております。
 今年度の申込状況を踏まえ、できるだけ多くの方が受講できるよう来年度以降、定員や回数の見直しを検討いたしますので、御理解いただければ幸いです。

3 県道219号線の歩道整備について

提言

 県道219号線(砥部伊予松山線)のSOLATOセルフ空港SSからmac富久店までの道が非常に狭いです。特にこの区間は交通量が多く、整備された自転車歩行者道が無いため非常に危険です。車と自転車歩行者がスレスレで通行していて、いつ事故が起きてもおかしくありません。この道を必須としている人は多いので、一刻も早く自転車歩行者道を整備していただきたいです。

回答

 御要望のありました県道219号線〔(一)砥部伊予松山線〕につきましては、歩行者や自転車の安全を確保するため、現在、歩道新設の事業を実施しているところです。
 事業を進めるにあたっては、沿道の方々の御理解と御協力を得ながら、用地を買収できた箇所から歩道整備を行っているところであり、今年度は(主)松山空港線との交差点部からガソリンスタンドの区間約120mにおいて工事を実施することとしております。
 県では、今後も引き続き歩道を整備することにより、歩行者や自転車が安全に通行できる道路空間の創出に努めて参りますので、御要望箇所の歩道整備が完了するまでの間、御不便をおかけしますが、何卒御理解の程よろしくお願いいたします。

4 手話言語条例の制定について

提言

 全国都道府県で、愛媛県が唯一、手話言語条例を県でも、また各市町村でも制定されていないことを知りました。東京パラリンピックが開催され、障がいに注目が集まる中、愛媛県だけがこの条例を制定していないという事実に少し驚き、残念に思いました。手話言語を愛媛県で、これからも広めていきたいと考えています。手話言語条例の制定について、考えていただきたいと思います。

回答

 手話言語条例は、障がい特性に応じたコミュニケーション手段の普及と利用の促進を図るうえで一定の効果が期待できると考えておりますが、条例の有無にかかわらず、実際の支援の充実を図ることが大切であり、県では障がい者施策の基本計画において、意思疎通支援者の養成や派遣などについて市町と連携し、充実を図っていくこととしています。
 県としては、全国47都道府県知事で構成する「手話を広める知事の会」を通じて手話言語法の制定を国に働きかけており、今後も、国で審議されている手話言語法案の動向を注視していきたいと考えています。
 なお、手話言語条例あるいはそれに類する条例を制定している都道府県は、令和3年8月末現在で31道府県となっています。

5 松山外環状道路の側道整備について

提言

 外環状線の側道交差点の車線は、複雑でどこを通れば良いのか分からないところが多いです。一例ですが、進行方向の車線に対し直角の破線が何本もありどこを通るのか、止まれなのか迷います。

回答

 県では松山市内の交通渋滞の緩和や、松山空港・松山IC等の交通拠点間のアクセス性向上などを目的に、松山外環状道路の側道整備を行っています。これまでも空港付近の工事に伴う通行経路の切替えに際しては、案内看板の設置、地元や関係団体へのチラシ配布など、丁寧な説明・周知に努めるとともに、道路利用者の安全に十分配慮しながら事業を進めているところです。
 南吉田交差点については、複雑な交差点であることから愛媛県公安委員会とも路面標示に関する協議を重ねた結果、交差点内では進行方向ごとに滑りにくい素材で色分けすることに加えて、通行できない部分は白線によるゼブラ表示とするなど、ドライバーが交差点内で迷わず安全に通行できるように最大限配慮しています。
 県としましては、道路利用者の安全を確保するために、このような路面標示は有効であると考えております。今回いただいた貴重な御意見も、今後の道路整備における安全対策を検討する際の参考にしたいと思いますので、御理解の程お願いいたします。

6 とべ動物園のトラ(ダイとオウガ)について

提言

 動物園でのトラの分離についてです。今、トラたちはストレスで泣き続けているそうです。ゆっくりと、ストレスを最小限に分離する方法はなかったのでしょうか?どうか、動物たちのストレスが少しでも和らぐ対応をしていただけるよう、とべ動物園に指導をお願いいたします。

回答

 とべ動物園で飼育しているトラ(ダイとオウガ)は子どもの頃から一緒に屋外で同居展示してきましたが、最近、小競り合いが激しい闘争に発展することもあり、分離飼育の開始を検討しておりました。
 単独性のネコ科動物であるトラは、仲の良さそうなオス同士が突然激しい闘争をして、大きな事故、最悪死亡に至った例もあります。当園2頭の間には既に闘争が確認されていることに加え、特に秋になると闘争が激しくなることから、この度、動物園職員で協議のうえ、最悪の事態を回避するために分離に踏み切ったものです。なお、寝室は柵を挟んだ隣同士の部屋で互いを認識できるようになっています。
 今後も、とべ動物園で飼育している動物が快適に生活できること及び来園者の皆様に気持ちよく過ごしていただけることを目指して取り組んでまいりますので、御理解、御協力のほどお願いします。

7 高校生の自転車のマナーについて

提言

 高校生の自転車のマナーが悪いと思います。逆走での並走や、ながらスマホや一旦不停止による道路の横断など、危険極まりない利用の仕方を目にします。事故が発生してからでは遅いので、各教育機関で自転車の利用について指導する必要があるのではないかと思います。

回答

 御提言の内容について、学校を所管する県教育委員会へ確認したところ、
「このたびは、子供の自転車マナーについて貴重な御意見を賜り、ありがとうございます。
 県教育委員会では、自転車通学生を含む全ての生徒を、被害者にも加害者にもさせないという方針の下、各学校で交通安全教室や通学路の街頭指導等を行い、自転車の左側通行や並進の禁止などの道路交通法規や、歩行者や自動車等の立場も踏まえた乗車中のマナー等について指導をしているところですが、いただきました御指摘を踏まえ、子供たちがルールを逸脱した自転車走行の危険性を正しく理解し、適切な自転車利用が徹底されるよう、改めて各学校に注意喚起し、指導の向上に努めたいと思います。
 御連絡ありがとうございました。」
とのことでした。

8 名坂道路における入口の案内について

提言

 名坂道路の入口の案内が小さすぎて分かりづらい。特に八幡浜側は江戸岡交差点手前にも表示なく、トンネルを出てすぐなので気付いたら直進してしまう人も多いはず。矢印付の独立した案内板か、舗装に文字を書いたら不慣れなドライバーにも便利と思います。

回答

 名坂道路における入口の案内について、改めて現地を確認しましたところ、入口付近には案内標識がありますが、御提言のとおり、入口付近より手前には案内標識がないなど、特に初めて利用される方には分かりづらい状況でした。
 今後、利用者の増加も予想されますことから、より分かりやすく案内するため、国道197号において、名坂道路の八幡浜側・保内側それぞれの入口の約100m手前に、案内標識を新たに追加することとします。


AIが質問にお答えします<外部リンク>