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更新日:2022年3月14日
幼い子供が親からの虐待で命奪われる事件に心が痛みます。児童相談所、警察、弁護士、県、がひとつになるような組織、愛媛独自のことが出来ませんか?
(回答)
このたび、千葉県でも虐待死事件が発生し、昨年の東京都目黒区の事件に続き、再び幼い児童の尊い命が奪われたことに、強い憤りを感じると同時に、こうした痛ましい事件を繰り返してはならないという思いを強くしました。
千葉県で発生した事件については、今後、検証がなされるものと考えておりますが、本県では、警察と児童虐待に関して情報共有を図る確認書を締結しているほか、警察本部との連絡会や児童相談所単位での地元警察署との連絡協議会を定期的に開催するとともに、中央児童相談所にあたる福祉総合支援センターに警察官を配置するなど、警察との連携・協力体制の強化に努めております。
また、各児童相談所において、計画的な児童福祉司の増員や、弁護士に法律に関する専門的な相談・助言等を受けることができる体制を構築しているほか、地域における児童虐待防止ネットワークである市町の「要保護児童対策地域協議会」に児童相談所、警察、学校等も参画し、情報共有を図るとともに、個別事案への対応や児童・家庭への支援策を協議するなど、関係機関とのより緊密な連携のもと、子どもの命を守ることを最優先に、児童虐待の防止対策の更なる強化を図っているところです。
LGBTなどの性的マイノリティについての講演を受けました。そこでパートナーシップ証明書という同性でも配偶者として認められるものがあることを知りました。愛媛県でもパートナーシップ証明書を取り入れて欲しいと思いました。前向きにご検討ください。
(回答)
愛媛県では、すべての人の人権が尊重される社会の実現を目指しており、LGBTなどの性的マイノリティについても、尊重すべき一つの個性として捉え、お互いの違いを認め合う、差別や偏見のない地域社会づくりのため、啓発イベントの実施や研修会の開催など啓発活動に取り組んでおります。
近年、そのような取組みによって性的マイノリティに関する理解や認識が徐々に浸透してきたことから、当事者の方々に配慮する取組みも広がっており、その一つが御提言の同性パートナーシップ制度であり、現在、地方自治体独自の取組みとして、全国で11市区町において運用されていると承知しています。
このほかにも、御提言の性別欄については、アンケートだけでなく各種申請書の性別欄の抵抗感への配慮や、公立中学校の制服におけるズボンとスカートの選択、性別の関係なく入れるトイレの設置など、配慮する取組みは様々です。
本県では、当事者の団体の方々に監修いただき、県独自で作成した性的マイノリティ啓発冊子『みんなちがっていいんだよね』を、学校や関係団体に送付したほか、多くの県民の皆様に正しい理解と認識を深めていただくよう、今年度、大型商業施設で開催した「ふれあいフェスティバル」などの各種イベントで配布しました。
また、アンケートの性別欄については、今年度の「県政モニターアンケート」の性別欄に「その他」を追加したり、人権関係の講座やイベントでは「性別欄」を設けないよう配慮しています。
いただきました御意見を踏まえ、当事者の方々からの御要望や有識者等で組織する愛媛県人権施策推進協議会の御意見も伺いながら、施策を進めて参りますので、御理解いただきますようお願いいたします。
青森県むつ市は、「不快な印象を与えない」とする窓口対応改革の一つとして、窓口で市民と応対する職員に対し、特段の事情がないかぎりマスクをつけずに接するよう求めています。
愛媛県でも、青森県むつ市の先進的事例を見習い、窓口サービスのマナー向上を図るため、マスク着用の自粛または禁止を要望します。
(回答)
本県では、「愛媛県人材育成方針」において、県民の目線に立って考え、行動できる職員を「求められる職員像」の一つとして位置付けており、「愛顔の接遇推進リーダー」を選任し、窓口対応の際の接遇の向上にも取り組んでいるところです。
御要望のあった「マスクなしでの窓口対応」につきましては、御指摘のように表情が見えやすいなどの点がある一方で、アレルギー等の健康上の理由やインフルエンザ等の感染症の予防などの点を考えると、現時点で一律に禁止することは難しいと思われますが、こうした御要望があることは、機会をとらえて職員に周知を図るなどして、県民の皆様へのサービスの向上になお一層努めて参りますので、御理解いただきますようお願いいたします。
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