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更新日:2016年7月15日
県道38号線(今治波方港線)のゴミ散乱についてお伺いいたします、この沿線はゴミのポイ捨てで非常に醜い状態です、つい先日も広島の友人が今治イオンの開業に伴い訪ねてきましたが、愛媛の道路は汚いねと言われる始末です、捨てる者が一番悪いのは当然ですが道路管理者としてパトロール等、回収も根気よく続けるべきだと思います、県外からの観光客を積極的に誘致しようとするなら尚更のことだと思いますが、秋にはしまなみサイクリング大会も予定されているようですが来県された方が失望して帰らないような施策を望みます。
(回答)
御指摘の主要地方道今治波方港線にゴミの不法投棄が目立つことにつきましては、道路管理者としても、従来から苦慮しているところであり、道路の美化に向けた活動を実施しているところです。
具体的には、道路パトロールの実施とゴミの回収、愛ロードボランティア制度等によるボランティア団体の清掃活動、市等の関係行政機関と連携した不法投棄対策の実施、ボランティア団体の大規模ボランティア清掃への参加、今治市主催の市民大清掃に合わせた事務所職員による清掃活動などを通じて、今治波方港線を含めた県管理道路の美化に努めています。
また、今治市においても、毎年7月の「市民大清掃」、市民ボランティア団体の清掃活動への支援、不法投棄防止のための監視カメラの設置などを実施し、市内の美化に努力しております。
サイクリストなど県内外からの観光客や地元住民など、道路を利用する全ての方が、安全で快適に通行していただけるよう、今治市や各種ボランティア団体等とも連携・協力しながら、今後とも、道路管理者として、ゴミの不法投棄対策を進めて参りたいと考えておりますので、御理解と御協力をお願いします。
県議事堂西側の美術館の駐車場について4月頃問題提起をさせて頂き、回答を頂きましたが、先日の日曜日にまた同じ事が繰り返されています。堀端から美術館の駐車場まで車が並んでいて右折ができませんでした。係員も全く見えませんでした。本当にしっかりした対応する積りがあるのか非常に疑問です。赤信号にも関わらず交差点内に数台の車が 並んで止まっていました。
(回答)
県庁西側駐車場前の交差点の混雑につきまして、4月に御提言を頂きながら、対応が不十分であり、再度不愉快な思いをお掛けしまして大変申し訳ございません。
今回、休日における新たな渋滞対策としまして、6月4日(土曜日)から駐車場北側に出口専用の出入口を設置したほか、美術館開館時間は常時誘導員を1名増員配置し、混雑時には誘導員が若草方面(左折)へ誘導することとしております。
そのほか、駐車スペースが限られていることが問題であることから、混雑時には堀之内公園北側にある元県職員駐車場を美術館専用駐車場として常時開放し、渋滞緩和に努めることとしております。また、併せて来館者に対し近隣駐車場マップの作成・配布も行うこととしております。
窃盗を行い不起訴になったと記事があります。
この処分がこんなに軽くてよいのでしょうか?
(回答)
いただいた提言の内容を、当該教職員の懲戒等を行う権限を有する県教育委員会に確認したところ、
「本年6月1日付けで行った松山市立小学校教諭に対する停職6ヶ月の懲戒処分については、「教職員の懲戒処分の指針」に則り、総合的に判断したものです。県民の皆様の信頼回復に向け、教職員の綱紀粛正に引き続き努めて参ります。」
とのことでした。
静岡大学などで研究されているフェアリー化合物についてご存じですか?
発表されている内容を要約すると、
・研究の発端はゴルフ場の芝生のある個所だけに現れる円形状に芝生の量が増える「フェアリーリング」
・3つの化合物が原因であることが判明
・穀物や野菜の収穫量を大幅に増加させ、米や麦、トウモロコシの食べる部分にもフェアリー化合物が存在していることが判明
・低温、高温、乾燥などの栽培の悪条件ではさらに効果を発揮する
・民間企業と協力して、実用化への研究を始めている
収穫量が増え、悪条件の環境であればあるほど、効果を発揮するというフェアリー化合物の研究は、愛媛の強い農産物を作り、研究するうえで必要になってくるのではないでしょうか?
どこまで鵜呑みにすればいい話か分かりませんが、フェアリー化合物の研究が進むことは公共の利益につながるかと思い、提言いたしました
(回答)
新たな技術や資材の研究開発・普及によって農業生産性の向上を図ることは、農業者の所得向上にもつながることからとても重要なことと考えております。
さて、御提言の「フェアリー化合物」については、静岡大学などが、初めて自然界において発見し、植物の成長促進に効果があることを確認、現在は農業分野での実用化に向け研究を進めております。
この「フェアリー化合物」は作物の生産性向上や異常気象下にあっても安定的な生産に寄与する可能性を秘めているようで、これが実用化されれば本県農業にとっても有効な資材と考えられるので、まずは情報収集を進めながら、大学などが行う高度な基礎研究とも連携を図り、本県農業者の所得向上につながるよう生産現場に密着した研究を進めて参りたいと思います。
(課題)現在、しまなみ地域には、伯方高校、弓削高校、今治北高校大三島分校の3校があり、いずれも小規模の普通科高校であり、統廃合の必要性が高まる可能性がある。しまなみ地域から高校がなくなると、地域で活躍できる若者の流出が更に増加する恐れがある。また、中学校の統合も進んでいるが、統合後も小規模である問題は解消されていない。
(提案)中学校から高校入学へ高校入学から高校卒業後を見据えて、しまなみ地域の若者育成を図る。そのために小規模同士の連携が必要であり、中学校や高等学校の各学校間での連携を強化するために、生徒や教職員の交流に必要な費用などを県が支援し、多様な人材の育成を図る。
(1) 小規模校の問題として、中学校、高校とも生徒及び教員の減少により、部活動の種類が減少し、生徒が希望する部活動ができない状況がある。また、部員数の減少、専門性のある教員の不足の問題もあり、部活動が低迷する要因となっている。学校間で連携して、多様な部を設置し部活動を活性化するために、生徒や教職員の交流、外部指導者の活用に必要な費用を県が支援する。
(2) 旧今治市内だけでなく、しまなみ地域でも造船は盛んであるので、伯方高校と今治工業高校、弓削高校と弓削商船高等専門学校との連携を深め、普通科教育だけでなく、工業教育など専門性を高める教育をしまなみ地域の高校でも行う。
(3) しまなみ地域も高齢者が増加しており、今後、福祉に関する専門的技能を備えた人材が必要となることが予想されるので、介護福祉士の資格を取得できるコースをしまなみ地域の高校に設置する。
(4) しまなみ地域に新たな産業を創出するために、愛媛大学社会共創学部と連携して地域創生に関する学びを高校生ができるようにする。
(5) 学校間で連携した交流を行うために通学や合同部活動で利用できるスクールバスを整備する。
(6) 高校においては、しまなみ地域の高校間で生徒が授業を受けられるようにするなど学校が連携して多様な教育が受けられるようにする。
(回答)
御提言の内容を、県立学校を所管している県教育委員会に伝えたところ、
「中学校を含めた学校間の連携による部活動の活性化、工業等の専門教育や福祉系教育の充実、高大連携の推進、交通機関の整備、多様な教育が受けられる環境整備など、しまなみ地域における本県高校教育の活性化について、幅広い御提言をいただきありがとうございます。
まず、部活動につきましては、県教育委員会では、各学校に経験豊かなスポーツ指導者及び医科学関係者(医師、スポーツトレーナー、理学療法士等)を外部指導者として派遣することにより、部活動の活性化や競技力向上、顧問の指導力向上等を図っているところですが、今年度も同様の取組みを継続し、一層の活性化等を図るため準備を進めており、今後は、競技の専門家が少ない学校や小規模校へも派遣していきたいと考えております。また、少子化による部員不足等に対応するため、県中学校体育連盟、県高等学校体育連盟では、一定の要件を満たせば、合同チームによる大会出場が認められており、生徒や学校のニーズに応えられるよう努めているところです。
なお、部活動における移動手段については、公共交通機関の利用のほか、一定の要件を満たせば、当該顧問の自家用車を利用したり、保護者や後援会等の協力を得て送迎等を行ったりしているのが現状です。御指摘のとおり、スクールバスを整備できれば便利な点も多いと考えられますが、車両購入及び維持管理に係る経費並びに運転手の確保が必要であり、特に中学校の場合は市町の教育委員会で対応しなければならないなど、クリアすべき課題も多いことから、引き続き顧問の対応に加え、地域の皆様の御協力をお願いしたいと考えておりますので御理解ください。
次に、しまなみ地域の高校の活性化につきましては、御案内のとおり、今治北高校大三島分校と弓削高校が、過去に募集停止の再編整備基準に該当したことがあるほか、伯方高校においては、現在、分校化の再編整備基準に該当しているなど、学校存続のための定員の確保が喫緊の課題となっています。このため、3校とも、地元市町や中学校等と連携し、学校活性化のための振興対策協議会を立ち上げ、フェリーの通学運賃補助を行ったり、バス会社に対し、通学に便利なダイヤの改善を働きかけたりしている一方、中学校と高校における学校行事への相互参加や、部活動の合同練習を実施するなど、連携強化に向けた取組みを行っているところです。
県教育委員会では、3校が、3年連続で再編整備基準に該当することなく存続できていることは、地域の皆様の御協力のおかげであると認識しているところであり、引き続き、地域と連携した取組みを見守っていただきながら、幅広い御提言をいただきますようお願いいたします。
専門教育の一層の推進や高校間・高大間の連携強化を含め、今回いただいた御提言につきましては、今後、地元の要望や生徒等のニーズも踏まえ、県立高校全体の活性化を推進していく中で、本県の高校教育のあるべき姿を検討する際の参考にしたいと考えています。」
とのことでした。
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