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愛媛県デジタルマーケティング基本戦略(概要版)を公表しました
愛媛県では、デジタルマーケティングの導入促進のため、今後の指針となる基本戦略を策定しました。本県では、今後も一層の施策の実施結果と課題の可視化を図ることで、より精緻なPDCAサイクルを回すことのできる、グローバルスタンダードのデジタルマーケティング戦略を展開し、実需の創出につなげていきたいと考えています。
戦略策定の目的と背景
愛媛県では、急激に進むデジタルシフトに的確に対応していくため、デジタルを効果的に活用した施策の展開を目指し、その手法として、デジタルマーケティングの導入を全庁に進めていくこととしています。
デジタルは進化のスピードが非常に速く、毎年のように新しい手法やメディアが生まれています。デジタルマーケティングによるプロモーション事業を適切に計画し実行するためには、発注者側にも一定の専門知識が求められます。
今回策定した基本戦略書は、行政ではまだ実例の少ないデジタルマーケティングを庁内各課が導入する際の指針となるものです。必要となる基礎知識や優良事例の紹介をはじめ、標準的な導入の手順に沿って各プロセスで留意すべきポイント等を詳細に示すことにより、正しい認識や共通の理解のもと、適切な施策に効果的にデジタルマーケティングの導入を図っていくことを目指します。
行政事業の進化
デジタルマーケティングの最大の特徴は、活動の結果が全てデータとして計測可能であることです。計測した事業実施結果のデータを見ていくことで、継続的な改善へとつながります。
データが持つ潜在能力は、計測と改善サイクルだけに留まりません。全庁で統一したツールとルールに則って計測されたデータは、適切な定義付けとカテゴリ分けによって蓄積されることで、全庁横断的な活用を可能にします。愛媛県は、マーケテイング的思考により消費者ニーズと合致したコンテンツを提供するプロモーションと、データ基盤である「愛媛県DMP」の構築により、他の自治体に先駆けたデジタルによる行政事業の進化を目指します。