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更新日:2018年12月28日

デジタルマーケティング・インバウンド誘客促進キャンペーン動画の配信開始に関する記者発表の要旨について

日時:平成30年12月28日(金曜日)

13時00分から13時17分

場所:知事会議室

 

(知事)
 今年の1月に上京しまして、いくつかの民間の会社を訪問し、最新の状況について、私自身、直接レクチャーを受けてまいりました。その時に、この手法というものを導入した場合、どのように成果を出せるかというのは、やってみなければ分からないという状況だったんですが、一つ確信をしたのは、早く取り組まなければ立ち遅れていくということでありました。
 そこで、その場から県庁の方に、4月の組織改編でデジタルマーケティング等を専門的に研究するセクションを作ってほしいという依頼をしまして、なんとか組織改編に間に合わせてもらいました。今日もお越しいただいていますけれども、専門知識を有するアドバイザーにも来ていただきまして、担当する職員がこの数カ月間、どのような形で効果を出すかを研究してきたところでございます。そして、その結果、2020年の東京五輪も見据え、喫緊の課題であるインバウンドの誘客促進を目的としたモデル事業を実施することといたしました。
 具体的な成果の早期追求という大変高いハードルを前にして、みんながんばってくれまして、極めてタイトなスケジュールの中ではありましたが、このたび、インバウンド向けのプロモーション動画が完成し、世界的に動画視聴傾向が高まる年末のアクセス集中期を捉えまして、12月22日からYouTube上で、戦略対象の五つの国・地域、韓国、台湾、シンガポール、オーストラリア、フランスをターゲットとして、この五つの国・地域に向けてYouTube上で配信を開始しましたところ、当面の再生回数目標は500万回を掲げておりましたが、1週間ですでに1000万回の再生回数を突破するという、予想を大幅に上回る極めて好調な滑り出しとなりました。
 まずは、愛媛の魅力を集約したダイジェスト版となる「愛媛エクスペリエンス編」をご視聴いただきたいと思います。

(会場で動画を再生)

 ご覧いただいたとおり、それぞれのシーンというのは、皆さんも見たことのある愛媛の風景ばかりだと思いますけれども、非常にうまく編集をしていただいています。今ご覧いただいたダイジェスト版の他に、「サイクリング・アウトドア編」、それから「食とモノづくり編」、そして「お遍路と祈り編」、これにつきましてもYouTube上で配信しておりますので、ぜひそれぞれでご覧いただけたらというふうに思います。
 それでは施策概要をご報告させていただきます。近年、スマートフォンの急激な普及を背景に、情報入手手段におけるインターネットの役割がますます高まってきておりまして、最近の統計では旅行先の認知経路の約6割がインターネット、そして宿の予約方法で最も高いものもインターネットとなっており、特に海外の旅行者では、この傾向が特に強く表れているところであります。
 このため愛媛県では、海外旅行者への情報発信を強化するため、施策の実施結果と課題の可視化を図り、より精緻なPDCAサイクルを回すことのできる、グローバルスタンダードのデジタルマーケティング戦略を展開することといたしました。
 具体的には、まず一つ目に動画制作でございます。「Experience Ehime Japan」をコンセプトに掲げ、外国人クリエイターによる海外目線で、県内の地域資源からテーマを絞り込み、視聴者に動画を通じて「体験したい」と思わせるような、それを主眼としたプロモーション動画を4本制作をさせていただきました。
 二つ目に広告配信とWEB誘導でございます。韓国、台湾、シンガポール、オーストラリア、フランス、この五つの国・地域を対象市場として、主なターゲットを愛媛に無関心な層と想定し、動画広告等を活用して日々視聴傾向をウォッチしながら、効果的、効率的に認知獲得に努めているところであります。また、認知させた潜在的に愛媛を訪れたい人々の来訪意欲を向上させるため、見せて終わりではなくて、ランディングページを開設し、県の観光サイトへの誘導を図っているところでございます。
 三つ目に分析検証でありますが、第一に、狙ったターゲットに的確に、どの程度響いたか届いたか、視聴状況など実施結果の数値化、そして可視化を行うとともに、動画視聴傾向やWEBの流入傾向、例えば、どのコンテンツへの反応が良いかを分析検証しまして、国別、属性別に親和性の高いセグメントや、世界で勝てる愛媛の地域資源を明確化していくこと、またデジタルマーケティング戦略の特性である「どこの」「誰に」の強化につなげるとともに、今後、施策の深化を図る上で取得データを有効な情報資産として活用していくことにしております。
 以上、施策向上に資する戦略的なPDCAサイクルの確立を目的とした施策をスタートさせていただいたところ、先ほど申し上げましたとおり、すでに1,000万再生回、つまり1,000万人の認知獲得を早期に達成したところであります。短期間でこれほどの規模を圧倒的なコストパフォーマンスで実現できたことに、デジタルマーケティングの効果や価値を感じるとともに、今後のさらなる認知向上への期待と、どのように集客に結びつけていくか課題を明らかにしながら、引き続き挑戦をしていきたいと思っております。
 なお、最終成果の公表は、2月の下旬を予定しているところであります。
 引き続き、プロモーション戦略室を主軸として、関係各課とデジタルに関するノウハウの共有や知識の向上に取り組むとともに、営業分野等において、デジタルマーケティング手法の導入による新たな可能性を追求しながら、各種施策に最新のIT技術等の積極的かつ効果的な活用を図って、実需のさらなる創出につなげてまいりたいと思います。
 ちなみに、視聴数ですが、韓国が約154万回、台湾が約374万回、シンガポールが約172万回、オーストラリアが約128万回、フランスが約182万回ということで、合計で1,000万回を突破してるということでございます。
 以上です。

(読売新聞)
 最終結果の発表は来年2月ということだが、すでに1,000万人が視聴したということなので、現段階で分かっている見た人の分析などあれば。

(知事)
 これは担当の方からお願いしましょう。

(プロモーション戦略室長)
 今、知事からも話がありましたけれども、五つの国・地域の視聴者数というのがそれぞれありまして、1番多かったのが台湾、2番目がフランス、順次、シンガポール、韓国、オーストラリアの順になっています。
 動画の方は、4本作っておりますので、今見ていただきましたダイジェスト編なんですが、これが1番多くて327万回です。次にテーマ別に作っております3本につきましては、「お遍路と祈り編」が241万回、その次が「サイクリング・アウトドア編」で236万回、「食とモノづくり編」が206万回というふうになっています。
 年齢とか性別とか、そういったものも(データが)取れるんですが、現時点では、まだお話しできるようなデータというところまではできておりませんので、最終的には、そういったものをチェックしていきたいと思っております。

(南海放送)
 関連して、最終成果のまとめ方というのは、視聴した国とか人数なのか。それとも、何かそれをきっかけに、愛媛に来てくれた人数とか。

(知事)
 まず再生していただくということが当面の目標になってまいります。それを集計した結果、いろんな情報を入手できますので、どれだけ取れるかは、まだこれからですけれども、例えば、年齢層であるとか、職業とか、男女別であるとか。いろんなデータを取ると関心度の絞り込みが可能になってまいります。
 これがデジタルマーケティングの手法になりますけれども、そこが見えてきた段階で、効果的には、観光会社あるいは航空会社等ともタイアップしながら、効果的に愛媛の誘客につながるようなアプローチを働き掛けていくと、要は効果的に行っていくためのプロセスとお考えいただけたらと思います。
 その結果として、来年は(松山からの)台湾便も就航しますので、そうした航空アクセスも活用しながら、実際の観光客、インバウンドの増加に結びつけていきたいというふうに思っています。

(あいテレビ)
 五つの国と地域に絞った理由は何か。

(知事)
 これも原課の方で十分議論してもらったと思いますけれども、航空路線の直行便が飛んでいる国が一つと、それから日本への関心が高い、あるいは旅行の増加傾向が顕著である、こういった国と地域を、まずこの段階で絞り込んで、こちらもやみくもにやるのではなくて、効果が出やすい所を絞り込んだ上でやってきましたので、この、今の五つの国と地域というと、皆さんも何となく、なるほどなと思っていただけるような対象国・地域になっていると思っております。

(NHK)
 先ほど直行便の話があったが、シンガポール、オーストラリア、フランスというのは、なかなか地方都市から直行便というのは難しいと思うが、そういったところから誘客として、動画からどう引っ張ってくるとか、その先は何か考えているのか。

(知事)
 例えば、広島への路線は開設されていると思いますので、広島からの誘客というふうなことに結びつけていく手もありますし、また、場合によっては、チェジュ航空等、ソウル経由でというような路線を持っていますから、そういったアプローチも可能ではないかなというふうにも思っています。

(愛媛新聞)
 当初の目標500万再生回に対して、すでに1,000万回を超えているということで、今後の目標というのは。

(知事)
 はい、今、ここで宣言をしていただきたいと思いますが、原課どうでしょう。

(プロモーション戦略室長)
 はい、1,500万回。

(知事)
 年末というのは、視聴回数が非常に増える時期でもありますので、ここから年を明けるとちょっと落ち着いてくると思いますので、とりあえず1,500万回ということだそうです。

(愛媛新聞)
 あと先ほど、デジタルのノウハウを、今後、営業などの他の分野に共有していきたいという話だったが、具体的にどういうことを考えているのか。

(知事)
 関心がある、そして実際に来るという効果が結びついてきたときに、やはり愛媛県の食であるとか、加工品であるとか、こういったものを売り込める素地があるというふうな判断にもつながると思いますから、こういったデータというのは営業活動の方で活用が十分可能ではないかなというふうに思っています。

 

 


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