close mican

文字サイズ
標準
縮小
拡大
色の変更
標準
青地に黄色
黄色地に黒
黒地に黄色

Foreign Language

  • 分類から探す
  • 組織から探す
  • 携帯サイト
  • リンク集
  • サイトマップ

ここから本文です。

更新日:2020年12月15日

議事全文

平成11年度 第5回愛媛県新長期計画策定会議専門部会

日時 平成12年2月24日(木曜日)10時00分~11時50分
場所 南海放送本町会館 グレイスホール

1 開会

 

2 議事

青野部会長

本日は年度末の大変お忙しいところをお集まり頂きまして、誠にありがとうございます。

この専門部会も本年度5回目となりまして、議題も「新しい愛媛県長期計画最終案の審議」となっております。

先月の第4回の会議で、最終試案に対する皆様からの活発なご意見、あるいはご提言を頂きました。本日はこの長期計画を私たちの総意としてまとめ上げることができればというふうに念願いたしております。どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、先月第4回の最終試案からの変更点につきまして、事務局の方からご説明をお願いいたします。

《第4回専門部会の『最終試案』からの変更点についての事務局説明》

青野部会長

ありがとうございました。

本来ならば、このご意見・ご提言を頂きました方に、まずよろしいかどうかご意見を伺うべきところなのですが、本日は最後の部会でもございますので、今まで取りまとめを頂きました徳永分科会長さん、小西分科会長さんから、ご意見あるいはご提言を頂きまして、その後ご議論を頂ければというふうに存じております。

恐れ入りますが、小西分科会長、分科会長としてのご意見でも、個人のご意見でも結構ですのでお願いします。

小西分科会長

初めに、私、分科会長として、この計画案の最終案ができる段階までこられましたことに対して、皆様方に感謝を申し上げます。

私としましては、皆様方のご意見が、十分とは言えないまでも、大いにこの計画案に反映されているのではないかと考えております。

ただ、前回この会議でも、計画の内容にあらゆるものが網羅的に出ていて総花的である、もっと絞り込む必要があるのではないか、あるいは優先順位をつける必要があるのではないかというご意見がございました。私も、そのように思うのですが、一方で計画の策定段階では、やや総花的になるのもやむを得ないのではないかと思うのです。

ただ、計画を遂行していくプロセス、過程の中で、各施策の評価をきっちりと見ていく、そしてその結果をもとに比重、ウエイトのかけ方というものを考えていくというようなことが、これから重要になってくるのではないかと思います。

このためには行政評価というのが重要な課題になってくるわけですが、先ほど事務局の方からご説明がありましたように、ぜひ行政の内部だけでのものではなく、県民からの公募委員も加えて、外部評価機関として、現状分析を加えてその評価基準なり具体的な評価の方法、あるいは指標、数値目標、そういったものを、この計画のスタートの段階できっちりと設定した上で、今後評価をしていく。その評価の結果を分かりやすい形でまた県民に公表していく、そういう体制づくりが非常に重要になってくると思います。

知事の公約にもあります「県民の県民による県民のための県政の推進」を実現していくためには、県民みんなでこの計画を策定した、そして、その進行管理もみんなでやっていく、そういう姿勢、体制づくりというものが今後非常に重要なことになってくるのではないかと思います。

後少し感想を述べさせて頂きますと、最近情報化、高度情報化社会というのが盛んに言われていまして、この計画の中にもそのことが盛り込まれています。情報化によって得られるメリットは非常に大きなものもありますし、そういうメリットを大いに享受できる社会を実現していくということは、大変大事なことだと思うのですが、その反面、その情報化の波に押し流されて、非常に大事な部分が失われていくようなことも、私が関係している医療・保健・福祉の分野におきましても少し心配される。情報化というのはデジタル化と言いかえてもいいかもしれませんが、これが進むにつれて、ゼロと1の世界に入り込んで行き、そういう中でどうしてもアナログ的な部分が失われていくような気がしております。デジタル化されてコンピューターで1と出てきますと、これはだれが見ても1以外の何物でもない。しかし、人が書いた1というのは、1という数字の意味以外にいろんな意味が含まれている。そういうアナログ的なものというのをできるだけ残すことも非常に大事であり、デジタル化と同時にアナログ化ということも一方の重要な問題として認識しておく必要がある。そういうことがゆとりのある社会をつくっていくことにつながっていくのではないか。それがまた、愛媛の顔にもつながっていくように思っております。新しいものをつくって愛媛の顔をつくっていくということだけではなく、古き良きものを残していくことで、他の自治体とは違う新しい愛媛の顔というものが出てくるような気がしております。

そのような考えも含めて、ぜひこの計画を実行して頂ければと思っております。

どうもありがとうございました。

青野部会長

大変貴重なご意見をありがとうございました。

おっしゃるように、政策評価をする場合に、ある意味で県民参加なり、情報を公開して住民がそれを注視していくということは、情報のひとり歩きや指標と実態との乖離というのを絶えずチェックしながら事業を進めていくという意味でも、非常に重要なことだろうと思います。ありがとうございました。

恐れ入ります、徳永分科会長お願いします。

徳永分科会長

私も小西分科会長と同様に、分科会に参加して頂いた部会員の皆さんに感謝申し上げたいと思います。教育・文化・スポーツ分科会においては、私自身の意見を述べる必要がないくらい、活発なご意見を頂きまして、私は交通整理ができたのかどうか、はなはだ不安だというような状況です。

ごく簡単に、分科会における意見の流れのようなものをご紹介いたしますと、全体の構成に関してはそれほど大きな異論はございませんでした。しかし、「誇れる愛媛」に代表されるスローガン的なものに関しては、必要以上に愛媛ナショナリズムをあおったり、排他的・閉鎖的なイメージを与えないようにしてくださいというご意見が多かったように思います。

それから、今まで軽視されがちであった個性だとか、進取の気質、自立、共生といったものを育てる姿勢を積極的に打ち出すようにというような意見が多く、全体としては、本分科会固有のテーマに関するご発言・ご提言が多かったように思います。

文化、スポーツ、教育の順でご紹介しますと、文化の分野では、キーワードは「個性」それから「ネットワーク」ということであったと思います。例えば、愛媛に多数存在する文化的資産は、他府県はおろか、県民にもよく知られていないものがある。それらを広く知らせて連携を進めることが必要だというようなことです。

それから、県民の自発的な意欲を背景に、県民全体の文化的な水準を底上げすること、それとともに例えば俳句などの個性的な文化を、全国や世界に発信することが必要だというようなご意見が多かったように思います。

スポーツの分野で出た意見をこちらで勝手にまとめれば、スポーツ振興の基盤整備ということになると思います。具体的には、よく問題になる国体などの順位で、本来愛媛県の人たちが力を持ちながら、けがや体調不良で力を発揮できないことが多くあり、その背景にある日常のケアを行うシステムがうまく機能していないという状況があぶり出されたように思います。

「県民の多くが日常的に健康にスポーツを楽しめる環境づくりを」ということが問題になったのだろうと思います。
教育の分野では、たくさん意見が出たのですが、「個性化」、「多様化」それから「自発的」というような言葉がご意見の中に多く見られたと思います。「それぞれの子どもたちが、自分の個性に見合った教育が受けられるような環境とシステムづくりを」ということでした。

子どもだけではなく、生涯教育ということも問題になりましたが、それに加えて具体的には障害児教育、幼児教育、学校と家庭の問題、子どもと地域の問題などに議論が及んだように思います。

全体として、従来画一的だというような意見もあった愛媛の教育の中で、多様で自発的、個性的な教育を具体的にどのように保障するかという議論が多かったように思います。

そのほとんどはこの分厚い冊子の中に、いろいろな形で反映して頂いたと私は感じているのですが、恐らく小西分科会長と同じような意見になると思いますが、少しコメントさせて頂きますと、部会後に部会員の皆さんと言葉を交わすのに「これ全部できたらいいね」という話が必ず出ます。非常にたくさんの目標と計画がここに示されているわけですが、私は実は今回の長期計画というのは、大転換をした部分があるだろうと感じているのです。それは、愛媛県の企画された方の意図が、少し言葉に語弊があるかもしれませんが、厳しい財政の中で多くの県の施策を、丸抱えではなく事業補助にしていこうということなのだろうと思うのです。今までの補助とか政策というのは、全部丸抱えで補助をするか全然出さないかということであったわけですが、これからは要するに積極的に種々の事業を行う県民、特に文化とかスポーツの分野では、それを県が応援するということだと思うんです。一般的に事業補助というのは赤字の半額補助ですよね。そういうことを行っていこうということなんだろうと私は勝手に解釈したわけです。丸抱えの補助や資金投下ではなく、要するに「県民頑張れ」と、「頑張ったものに関しては、頑張れる仕掛けもつくるし、支援もしますよ」ということだと思うのですが、このことを県民に浸透させるということが実は一番難しいのではないか。もちろん教育、医療、福祉ですとか、必ず丸抱えでやらなくてはいけない部分はあるのですが、それ以外の部分に関してはそうしますよという、これは宣言書なんだろうと思いました。

そうすると、先ほどの知事さんのスローガンの中での、「県民による」という部分が、実はその背景に全面的に打ち出されているのだろうという感想を個人的には持ちました。そのことを県民に分かってもらうことが最も難しいことですから、長期計画に文章としてはなかなか盛り込めないのですが、その努力をしていくこと。どなたか広報とおっしゃられましたが、こういう内容の長期計画をつくりましたよという以上の広報をして頂くことが、これから大変な課題になるのかなという感想を持ちました。

青野部会長

取りまとめ大変ご苦労を頂き、また、貴重なご意見を頂きまして、ありがとうございました。

私、産業・基盤の分科会長でもありますが、時間の関係もありますので、産業・基盤分科会でご参加頂きました方々にお礼の言葉を述べさせて頂きまして、私のコメントは差し控えさせて頂きたいと存じます。

それでは、最終案につきまして、皆様のご意見をお伺いしたいと存じます。

過去4回の会、あるいは文書提言等を通じまして、部会員の皆様の提案や意見をかなり活発に頂いたというふうに感じております。

本日は、前回あるいは今まで頂きましたご意見あるいは文書などに対して最終的に事務局の修正が出たわけですが、その修正方針を中心にご意見を頂ければと存じます。最後の会議ですので、ここをこういうふうにというようなご意見を頂き、この会議の中で何らかの収束の方向に向かうことができればと存じておりますので、よろしくお願いします。

夏井部会員

修正ということではないのですが、前回体系の部分で、泉部会員さんがおっしゃったことを聞いていて、「ああ、なるほど」と思い、こうして改めて修正案という形で出てきたものが非常に分かり易くなったと思っております。事務局の方もおっしゃいましたが、1部、2部、3部あたりまで読めば大体のことが分かって頂けるのではという姿勢も非常に大切なことだと思いますし、ここから後は徳永分科会長のお話の延長になるかもしれないのですが、要は「読んで頂く」というのが、ものすごく大きな問題として残ってくると思うのです。これだけの厚さのものですから、私は文化や教育関係のことならば、読んでいて、ああ、なるほどというのがあるんですが、経済あたりになるとほとんど苦痛に近いものがあったというのが、正直なところです。これだけのものを全部県民が読んでくださるわけがないのですから、頭の1章、2章、3章のあたりをどのような形で読んで頂ける印刷物として分かりやすい工夫ができるかというのが残された問題だと思うのです。例えば「新しい風おこしプログラム」のところを見て、興味があると思ったときに、クリックするような感じで、そのことに関して詳しいことが載っているページが、即座に分かるような、そういう面での工夫のようなものが仕上げの段階で入ってくれば、読んで頂きやすい長期計画として成果が出てくるのではないかと感じています。

青野部会長

この長期計画は概要版という形も出るのですが、確かに概要版というのが概要を書いただけというのではなく、もし可能ならば、今いろいろご意見が出ましたが、「こういう新しい意図で出したんだ」という長期計画の精神が、県民に簡潔に伝わるような形での概要版というものができればということと、もう一つは、重点政策と、基本計画等の詳細な記述とのかかわりというようなことが、すぐに参照できるような形で工夫して頂ければと思います。

近藤(千)部会員

初めに比べたら素晴らしいものができたのではないか、それから、用語そのものもかなり力の入ったインパクトのある用語を選んで頂けたと思っています。私、実は企業において30年弱環境問題を扱ってきました。この中で、例えば目次なんかを見てみまして、初めは「何々にやさしい」という言葉がたくさんあったんですが、こうして推敲されて、もう今は3つしか残ってないのです。1つは「高齢者にやさしい福祉社会づくり」、これはこれでいいと思うのですが、あと残るのが「環境にやさしい産業活動…」と「環境にやさしい交通体系…」。この会議の検討の段階において、環境の先進県たるべきだというふうな意見も出た中において、この辺が「やさしい」というような語句で残るというのは、全体のトーンから考えていかにも弱々しい。もう少し県の意向というようなものを出すような方向であった方がいいのではないかと思うのですが。

青野部会長

具体的に何かご提案は…。

近藤(千)部会員

「2.環境と自然が生きる社会づくり」(P17)の〔課題内容〕の中の「環境と調和し自然と共生できる…」という、「調和」とか「共生」という文字を使った方がいいのではないでしょうか。「やさしい」というよりも「環境と調和した」とか、あるいは「環境と共生できる」というような格好にした方がいいんのではないかという気がします。

「やさしい」というような控え目ではなくて、もっと積極的な立場として「自立」とか「参加」とか、こういう非常にいい前向きの言葉を使っているので。

青野部会長

「重視する」とか、そういうふうな。

近藤(千)部会員

ええ、そういうふうな格好に持って行けたらと思います。

青野部会長

はい、分かりました。

近藤(千)部会員

もう一つ。「『エコロジカルな風』プログラム」の「3.循環社会の実現」(P19)に、「環境にやさしい産業活動等の促進」とあり、主な施策の内容に「環境管理システム(環境ISO)」とだけ書いてあるのですが、環境ISOを県もとられるということは非常に結構なことですが、実はこれをとるのに何百万の金がかかり、維持をするためにも年間数百万のお金がかかるということであり、必ずしも環境管理システムというものが環境ISOだけではないのだと思うんです。これについては、基本計画3.2.(4)(1)「環境に配慮した事業の展開」(P79)で、『「環境活動評価プログラム」の導入』ということをうたっているということもあります。そういうことから含め、ここは「環境ISO等」というように、ほかのシステムであってもよいけれども、そういうことに配慮していくべきではないかと思うわけです。

青野部会長

環境ISOを一つの事例という…はい、分かりました。

近藤(千)部会員

それと、同じく基本計画3.2.(4)(1)「環境に配慮した事業の展開」(P79)で、初めが「○企業、官公庁などの…」、次が「○環境保全に関する投資…」そして「○費用・人員等の…」と書いてあるんですが、この位置づけは、2番目の項目が一番目にきて、一番上の項目が2番目にきてという順の方が、「ISO」というようなことをいう場合、全体として理解がしやすいのではないかと。ここももちろん「ISO等」としてもらいたいと思いますけれども……。

青野部会長

一般的なものからより特殊的なものへという方が分かりやすいということですね。

近藤(千)部会員

はい、そうです。この場合、1つ目と2つ目を入れ替えると、2つ目と3つ目の項目の関係が非常に明確になって分かりやすいような感じがします。

伊賀上部会員

先ほどの夏井部会員さんの言ったとおりだと思いますが、これが本になったときに、いかに読みやすい本になるかということだと思います。このままでも今働いている人たちや、計画の全体的なことにかかわっている人たちには分かるのですが、対象をもっと掘り下げて頂いて、例えばこれから働こうとする中学生、高校生、大学生の若者たちに、「愛媛はこういうことをしているんだよ」とか、「こんなことがあるから愛媛にぜひ残って、あなたたちにこういう活動をして欲しい」というようなアピールができるような冊子にもして頂きたい。もう少し分かりやすくした内容の冊子を各学校に配り、愛媛の素晴らしさを、これから10年たったらこういうのになるんだよというのを、これから働こうとする若者にアピールして頂きたいと思うのです。これには例えば教育のことや働いている人たちのことは書いてあるけども、これから飛び立とうとしている人たちのことに関しては、全然触れてないと思うので、この人たちがこれから10年後に、もっともっと素晴らしい愛媛をつくっていけるような冊子にして頂けたらと思います。

佐々木部会員

この最終案を拝見しまして、前回頂いていたものと比べて、本当に分かり易くなったというのを実感しています。特に過去10年までの県の長期計画の冊子の内容と比較しましても、これから10年の愛媛県政というのは、確かに何かが変わる風が吹き始めるんだというのを、感覚的にではありますが、この構成の中から受けとめることができるだろうと思いました。それがムード倒れでは困るわけですが、具体的に実施に移すプログラムも本当に重層的に考えられていますし、あとは県がどこまで実行に移せるかということだと思いました。絵に描いたモチに終わらないために、初めて取り入れられる行政評価システムというものにも期待したいと感じております。

特に、ここまで新しい構成や組み方や理念のもとに作成されたこの基本計画ですが、県民にどのように広報していくのか、いろいろなアイディアを思うわけなのですが、特に、概要版を対象者別というような形にはできないのだろうかという気がしました。本格的な報告書と概要版という形の2つのタイプだけの集約の仕方ではなくて、概要版の方で、例えば働く女性を対象にしたようなもの、あるいは小・中・高校の生徒たちを対象にしたようなものと、もう少し対象者の特性に合った形で編集できないものかなという気がいたしました。

それともう一つは、情報の伝達力というか、インターネットのホームページに勝る影響力を持つものはないと思いますので、活字というものに余り執着されなくても、先ほど言葉の中にもあったように、まさに電網という分野での広報の仕方も非常に影響力を持ちますので、そういう効果も期待したいと思いました。

青野部会長

計画の広報のあり方のお話で、確かにおっしゃるように、概要版というのが、単なる要約ということでは余りおもしろくないので、先ほど言いましたように、やる方は難しいですが、「この精神、こういう方針でこういう長期計画をつくった」ということが明確になるような、そういうものをぜひつくって頂きたい。

それから、可能ならば若い人向けあるいはそうでない人向けなど、もう少し対象者別に、余りたくさんつくるのは難しいですけども、そういうこともご検討頂ければと思います。

小林部会員

概要版の話も含めてですが、この長期計画の概要版がポイントを押さえて分かり易くなったとしても、日々暮らしの中でいろいろ生活に追われたり、いろんな夢を持って頑張っている県民の皆さんにとっては、おそらく文章のあり方とか言葉の使い方すべてにおいて、何となくイメージが湧きにくい。この計画書にしても概要にしても、スタートのときのイメージであり、途中経過でのイメージだと思うので、例えば建物建てるときに設計図があって、完成のプラモデルがあるように、たどり着いた場所、2010年この計画に基づいていくとこうなるというイメージ図があればと。徳永分科会長が言われた頑張る県民を応援するという部分でいうと、「こういうふうに頑張ったらこういうところにたどり着けるよ」という部分があれば、完成図をつくることは大変なのですが、それがもしビジュアル的に目に見えるものとしてあれば、「ああ、じゃあ頑張ろうかな」という気ももう少し具体的に湧くと思うんです。ここに書かれていることをやっていこう、こういうことは大事だよという精神論的な部分にプラスして、具体的な形というものがつくれるならばと。大体今まですべての未来に関する動きというのは、どんなときでもビジュアル面みたいなものがあり、「そんなことできるのかなあ、そういうとこへ行けるのかなあ、でも楽しそうだな、夢があるなあ」ということで、「行ってみたい」という部分の気持ちが、県民に限らず多くの国民の動ける源だったのではないかという気はするんですよ。そういうたどり着く場所のイメージという、各ジャンル何か“ぱん”と目に入ってくるものを、僕はビジュアルで欲しいなと思うんですが、その打ち出し方がないかなと。後はそれに向かってのジャンル別の広報であったり、たどる途中経過、計画書のポイント押さえを広報していくというのも一つのアイディアかなと。これは県民への応援、広報の仕方のテクニックとしての考え方だと思うのですが。

この計画がいいことだというのは分かるんです、もちろん自分も部会員としてやってきましたから。ただ「これをやってどこに行けるんだろう」と。たどり着く場所というのは多分書かれているし、こうなりたいというのが絶対あるはずだと思うんですよ。それを提示せずに「こうしましょう、これいいことですよ。」というのもどうかと…、もちろん大体そうなんですけど。結果的には少しズレるとしても、できるならば「ここに行こうよ、愛媛をこうしようよ」というのを提示したらどうでしょう。

青野部会長

そうですね。それと先ほど徳永分科会長がおっしゃいましたが、今までは長期計画は単に夢を与えるという、でも今回はどちらかというとそうではなくて、現実も踏まえた上で、とにかく県民の役割分担も含めて、こういうようにやっていきましょうということが分かる形でですね。ですから、今の概要版とか、分かり易く精神の説明をする以外に、いろいろな形でシンポジウムを開くなり、あるいはビジュアルな形を示すなり、いろんなアピールの仕方というものをこれから考えていくべきだろうと思うんですね。

笹田部会員

今日言うのはどうかと思ったのですが、あえて修正ということではなく、意見を述べさせて頂きます。

まず、非常によくまとめて頂いておりまして、素晴らしいものができたということについて、私の方からも敬意を表したいと思っておりますし、大変ご苦労さまでございましたと申し上げたいと思います。

分科会のときには若干申し上げていたのですが、少し気になることが一つあります。基本計画1.1.(6)「(2)教員の研修制度の拡充」(P39)のところでございます。ここに「校内研修の充実や教育研究グループの育成」とあるわけですが、「研修」という言葉が適当かどうかは別として、校内研究をしっかり充実させていかなければなりません。それに対して現場の先生方というのは、やはり地域で横断的にそれぞれサークルをつくり、教育研究をやっているわけです。ここに言う教育研究グループの育成というのは、官側が特別な研究グループを育成するということであるとするならば、これはちょっとどうかなという気持ちを持っております。つまり、官側がやらなければならないのは、そういった自主的、自発的なサークル、その研究などをしっかり援助していくということが大事なので、特別なグループを上からつくらせるというのは、上という言葉もよくないのですが、どうかと。そういう意味ではなく、これ以下の文章で理解をしたいと、このように思っております。大事なのは、研究の課題、必要な課題について官側が機会をしっかりつくって、そこへ自由に参加させていく。これは法律もそのようなことを求めていると思いますので、そういう意味で私は理解をしたいと、こういうことを意見として述べさせてもらいます。

青野部会長

具体的に、この文章でおっしゃることを生かすとすれば、今の「教育研究グループの育成」を「教育研究グループへの助成」とか、そういうふうに、…あえてこだわらないけど、意味はそういうことですね。

笹田部会員

こだわりません。そういうことです。

青野部会長

それは検討させて頂きます。

河野部会員

基本計画3.4.(1)「(3)自律的な消費生活の促進」(P86)の「学習機会の提供」のところで、『「消費者大学」の開設を検討します。』とあります。老婆心で、お役所が「検討」と言いますとしないということと同義語のように世間一般で思われているんで、大変心配していたんですが、検討した結果実施に向くだろうと希望的観測を持ってこの前は申し上げませんでした。その下の『くらしのリポーター、消費者アドバイザー制度などの充実と活用を図ります。』とあるこの「充実と活用するための人材」が今育ってないと思いますので、これを活用するためにも「消費者大学を開設いたします。」にして頂けたら大変うれしいと思います。よくご検討して頂きたいと思います。

青野部会長

私の立場から言うのも何ですが、また後で事務局の方から補足して頂ければと思いますが、これ事務局も割と厳密に、神経質に考えていまして、「検討する」というのは、文字どおり検討するということで、お役所言葉ではないと理解しております。「開設します」ということになると、開設しなければいけないというふうに、非常にまじめに考えておられると理解しておりますが、それでよろしいですか。

河野部会員

老婆心で大変心配しておりますので、お願いいたします。

青野部会長

いわゆるお役所言葉…というとまた悪い言葉ですが、そういうことではなく、「検討します」ということは、検討します。ある意味では日本人の悪いくせですが、本当に検討するという……。

河野部会員

「検討する」と書いているのは割りに少ないんです。読んだ範囲では、「進めます」とか「促進」、「充実」とかあるんですけど、「検討」は二つ、三つではないかと思うので、ちょっと心配しているので……

青野部会長

また、その辺の具体的な内容は…分かりました。

下田部会員

私の方からは、この計画の内容ということと、もう一つは、やはり策定のプロセスにおいて、新しい試みをされていたということを非常に評価しております。というのが、何かをつくった場合に、その内容についての議論はあるのですが、その策定のプロセスについての議論というのは余りなされません。今回のものについては、かなり多くの方の意見を聴取する機会を設けられており、これだけ意見を集めた場合にどうするのかなと、こちらが心配していたくらいなのですが、それぞれについてきちっと整理されていた努力ですとか、あるいは個々の意見について真摯に「こういうふうに対応します」とか、「こういう見解を我々は持っています」と、誠実な対応をされていたことから、その合意形成の一つの行政の手法として、今回の長期計画策定のプロセスというのは、非常に僕自身も勉強になりましたし、これについてご努力された方々の、そういう努力に対して本当に敬意を表したいと思っております。今後もこういった形で情報の開示に努められて、情報の整理、収集、合意形成のやり方についてぜひ継続して頂きたいということが一つと、それからもう一つ、先ほどからご意見が出ている概要版のことです。新聞とかNHKのニュースなどで「子どもニュース」というのをがあり、見ると非常に分かり易く私自身も勉強していますが、そういう内容、形のものをぜひつくって頂きたい。例えば徳島の吉野川の可動堰のことでも、ある新聞ではちゃんと子どもニュース的に全面を使っていましたが、すごくよくわかりました。それから、それを教材にできないかとも思っております。学校教育、社会教育、いろいろな教育の場があるでしょうが、そういったところで教材として用いることができる、それに耐え得るようなものを、このままでは教材になりにくいと思いますので、何か教材としても使えそうなものを、ぜひご検討頂きたい。そのためにはやはり教える側そのものが、勉強しなければいけませんし、例えば子どもたちから「これ実際できるの」というような質問があったときに、どう答えられるのか、この辺もやはり研修で。県の事務局あたりも、「このことについてはこういうふうに考えています」ということで、いろいろ意見も頂いたりして、勉強する必要が今後あるんではないかと。自分たちの県はどのような計画を、どういう人たちがつくって、どういうふうに進めようとしているのかと。今日もいろいろご意見が出ましたが、徳永分科会長さんがおっしゃったように、「県民による」という部分的なものもその中にかなり含まれていると思いますので、計画は何か別の人が別のことをやっていて、我々の生活には関係ないよということが一般的な見方だろうと思いますので、それを「愛媛県という地域を我々がつくっていくんだ」という方にいかに近づけていくか。そのためにはそういった教材として用いる、あるいはそれを素材にして学習するという機会があればいいなと。ここに来るまではそういうようなこと全然考えてなかったんですが、いろいろなご意見を伺いながら、ここに来て初めて刺激されまして、そういう考えを持ちました。以上です。

徳永分科会長

分科会長は今日しゃべらないつもりだったのですが、先ほどの笹田部会員さんからのご発言とあわせて、少しだけコメントさせて頂きます。今までは県が主導して何かやることに、県民ついてこいという雰囲気だったのを「変える」という印象を私は持ったわけです。前回の最終試案に対する意見の中で、私たちの分科会の小林部会員からの意見が、資料2の15ページに出ていますが、実は昨日読んでいて気になったことと、先ほどの笹田部会員のお話とかかわって、細かいようで細かくない話なので、少しお話しさせて頂きたい。小林部会員の方の書面は、「県美術館など県内にある大小の美術館、博物館のミュージアムネットワーク化により」という話ですね。ところが、対応のところは、「県美術館を中心に」になっています。これほとんどのところが「…をはじめとする」と、県の施設がありそれをネットワーク化する、広げるとしています。今までは多分「中心に」という表現で、どちらかというと県がトップダウンでやりますよという感じだったのが、今回ここだけ「中心に」が残っているのでひっかかったのです。私がこと文化行政的なことに関して市町村の方と雑談しますと、やはり県の行政の方のやることを非常に気にしておられる。気にするのでそれに追随をする、悪く言うとおんぶにだっこになる。別の面で言うと、そこからはみ出さないようにしようとするという意識が思ったよりずっと強いということを、こちらへ来て感じたことがございました。そうすると、「県民頑張れ」と言ったときに、「中心に」という表現は「はじめとする」にした方がいいと思うのです。笹田さんのお話ではないですが、この長期計画も含めて、今までみたいな、県が何か組織をつくり、それに乗っかってもらうというのではないような仕掛けというのを、今広報というお話がありましたが、それを含めていろんなところでつくって頂いて、思ったよりずうっと皆さん敏感ですので、表現も含めてぜひ留意して頂きたいと思います。

青野部会長

これは非常に重要な問題です。難しい問題で、私も感じているのですが、地方分権というのは、基本的に単位としては市町村なんですよね。文化とかも含めてそういう個性を出すということは非常に重要だと思います。ただ、これ県の長期計画ですので、そのあたりの兼ね合いが非常に難しいことはあろうと思うし、その辺の表現が弱いといえば、意識は十分されていると思いますが、あろうかと思います。今ご指摘のあった表現、具体的な表現ですが、それにかかわる内容、実質についてまたご検討頂きたいと思います。

山口部会員

長期計画を拝見させて頂きまして、自分の専門外のところは初めて知ることもあり、素晴らしいという一言に尽きるのですが、ただ、基本計画3.4.「(1)消費者保護の推進」(P85)に関しましては、例えばこれが10年前にも、20年前にもこのような感じで書かれていたのではないか、国の消費者保護会議の答申などでも、もう随分前からこのようなことが出ていたのではないかと思います。ここでこれを訂正してくださいということは申し上げませんが、今これからの消費者行政に必要なのは、今やっていることを見直した上で次に進まれることではないかという感想を抱いております。やはり笹田部会員がおっしゃいましたように、地域リーダーや消費者グループも、育成しようと思って育成したものは、やはりそれだけに終わってしまうということが長い経験上ありますので、自主的にできたグループなどをいろんなところで活用するというようなシステムづくりができればありがたいと思っております。感想で申し訳ありませんが。

青野部会長

消費者保護のことについて、おっしゃるように、リーダーというのは育成できるものではありませんで、育つものなんで、ただ、適当な言葉がない。私もいつも疑問には思っているのですが、適当な言葉がないのでいつも「育成」という言葉を使っています。内実はおっしゃるとおりで、どこかで育成してリーダーが生まれるというようなものでは決してないということです。それから消費者保護については、ご意見をお伺いして事務局の方にまた考えて頂きたいと思います。

安登部会員

素晴らしいレポートができたと思っております。個々の内容について、これ基本計画である以上、ある程度総花的なところであるとか、あるいは議会や予算という制約からそんなに踏み込んで書けないところも当然あってしかるべきだと思いますので、そのことについては特に何もありません。特に実際こういった具体的な施策を各担当課でいろいろ具体的なプランにされて、それを条例にするなり予算をつけたりされていく中で、利害関係が生じたり、あるいは県民の間で利害関係のある問題もあるし、財政的な制約があったりということで、なかなかこれは100%定量的にどこまでやるということを示すことが不可能ですので、これがどこまで実現するかとかということになると非常に難しいと思いますが、基本計画を前提にしていろいろ具体的な策をこれから行政として練っていかれると思いますので期待しています。その中で、これから施策としては愛媛県独自なもの、全国各県共通でやっていく問題と両方入ってくると思いますが、各自治体で、今までは余りやってこなかったことで、これから当然やることが求められていることが、2点ぐらいあるかと思います。一つは、この中にも入っていますが、行政の内容に関する情報の公開、情報化ということです。広報と言っていいかもしれませんが、こういったことは今までも言われていましたが、インターネットなどのツールを使って、より具体的に広範に行き渡るようにということが求められてくるのではないかと思います。その意味で、市町村に対する指導なども含むかと思いますが、説明会だとか、そういう形での情報化、広報化ということをできるだけやって頂ければと思います。

それから、もう一つは行政評価の問題だと思います。行政がどういうふうに進んでいくかということに関して、今までですと予算・決算という形だったと思うのですが、それを県民なり住民なりが分かるようにもう少し違う形、評価を受けるような形で公開していくと。アカウンタビリティーということがありますが、これは大変だと思いますが、そういうことがやはり必要かと。実は私も政府系機関に属しており、新年度から例えば財務内容の公開とか、あるいは実績に対する不良債権の公開とか、今までですと余り多くの人に触れられたくないようなところもオープンにして、世論の評価を仰ぐということをやるようになってきているのですけれが、そういったことはこれから地方自治体も求められてくると思いますので、その辺でも先進県といいますか、ほかの自治体から比べても進んでいるという、行政手法のようなところでのご努力ということもお願いできればと思う次第です。

近藤(千)部会員

今ごろ言うのは遅いかもしれませんが、基本計画3.4.「(6)公害等の防止」(P90)について。最近、ここ5年以内かもしれませんが、市町村どこでも「公害課」というのはもうなくなってしまい、「環境保全」とか「環境…」とかいうような名前になってきている中において、「公害等の防止」、「典型7公害…」とあるここも、やはりそういう時代の流れと同じようにしてはどうかと。知らない人がここの項目だけ見ると、愛媛県というのは公害国というのがまだ残っているのかと思われてもしゃくにさわるし、これだけいろいろ全体のいいトーンができている中においては、「公害等の防止」ではなく「環境保全」というような格好にし、「公害」という文字は余りここに掲げるべきではないのではないかという感じがするのですが、いかがでしょうか。

青野部会長

そうですね…。後の(1)(2)も直さないけませんね。

近藤(千)部会員

はい。(1)(2)も。文字の問題だけの話であるんですが。

青野部会長

確かにイメージがちょっと、古い感じがしますね。

近藤(千)部会員

古いではなくて悪いというのか、「環境保全」とか「環境……」。

青野部会長

そうですね、「環境破壊の防止」ではちょっときつ過ぎるでしょうし。そのあたり、確かにおっしゃる意味は分かります。

二宮部会員

この長期計画のでき上がったものについてというよりも、今日は最後ですので、長期計画をつくっていく段階に参加させて頂いたことについてのご意見を言わせて頂きます。

私は一般公募としてここにかかわることができまして、そしてこのでき上がったものを見ると、本当にやっとでき上がったなという愛着があります。同じように、これからこのでき上がった長期計画を実行するに当たっても、多くの方にかかわって頂くことが大切かと。読んでくださいと言っても、こんな活字の多いものは、意外と読んでくれないのが残念ながら現状ですので、いろいろな方がご意見で言われた広報のこと、モニタリングのこと、シンポジウムのことなど、できるだけ多くの場面に多くの県民を巻き込んで、そしてかかわって頂くということが、もしかしたらこの長期計画を実行できる県民を育てるということになるのではないかと、今回参加させて頂いたことをもとに感じました。感想ですが、以上です。

青野部会長

長期計画というのは、これからつくってどう育てていくかということだろうと思うんですよね。そのあたり、ぜひ、今後ともご参画頂ければというふうに思います。

玉井部会員

私も公募で参加させて頂きまして、お礼も兼ねまして、一言。本当に素晴らしい長期計画ができ上がったのではないかと思います。

私自身も現職のときにはささやかな経験がございますが、皆さんの意見を吸い上げて、それにしかるべき位置づけをするのは本当に並大抵ではないと思います。下田部会員さんも言われましたが、やはりこれからのプロセスが大事だと思います。今P(Plan)・D(Do)・S(See)のサイクルで言えば、Pができた段階でございまして、これからDoに入るわけですが、それぞれのお立場で、多くの方が言われましたが、可能な限り評価システムをうまく取り入れて頂いて、それぞれ評価しながらまたフィードバックして、このプランをうまく生かして、10年向こうには夢のある愛媛ができていくように活用して頂ければありがたいと思います。本当にいろいろな体験をさせて頂きまして、どうもありがとうございました。

佐伯部会員

今さらという気がするのですが、2.4.(3)(1)の「世代間の相互理解・相互協力の推進」(P68)で気になったのですが、「多世代のふれ合いによる生きる厳しさや楽しさ、命の大切さを子どものころから身につけることができるよう、…」と銘打っているのですが、「命の大切さ」を知らせるとともに、「相手の痛みをわかり、そして相手を思いやる気持ちの大切さ」というのもそこに一つ加えて頂けたらありがたいという気がいたします。

そして、私もこの役をお引き受けしたときに、正直言って本当に苦痛だったんですが、何回か参加させて頂いて、皆様がこんなに県のことを思って、愛媛県を愛して、みんなが一丸となってこの最終案ができ上がったということに対して、とてもうれしく思います。そして、確かに皆様がおっしゃるように、これ全部を目通しするのは不可能に近いことではなかろうかと思いますから、せめて自分がかかわっている職場や周りの人間に対してだけでも、私は自分の分野ではこれをアピールしていきたいなと思います。本当にありがとうございました。

事務局

大変皆さんから貴重なご意見を頂いているのですが、特に広報の問題で最初からかなりいろいろなご意見を頂戴いたしました。広報につきまして、今私どもの考え方を申し上げますと、本冊と概要版をつくるわけでございますが、特に分かり易くということで、これに図表とかグラフとかを加えます。あるいは概要版の方は、さらにイラストですとか写真、そういった中には、小林部会員さんがおっしゃった、例えば2010年のイメージそのものずばりではございませんが、小・中学生の方の未来画コンクールの作品なども散りばめるようにしたいと考えております。

それから、特に学校や教員の方にという、佐々木部会員などのご意見もございましたが、もちろん小・中・高・大学すべてに概要版と本冊をお配りし、特に総合教育センターで研修を受けられる先生方には全員に渡るようにしたいと考えております。

また、インターネット等は載せていきます。

それから、分野別といいますか、対象者別にその焦点を絞った冊子をつくってはどうかという意見もございましたが、これは予算の関係もございまして、今のところ私どもの方では計画しておりませんが、ここに各部局のワーキンググループの代表者もおられますが、各部局でそれぞれ各分野の計画やいろいろなパンフレットをつくりますので、そういった中へ長期計画を取り入れて入れて頂くという形で、各部局にお願いをしたいと考えております。そのほかにも出前講座といいますか、もちろん要請があればどんどん出て行って説明もいたしますし、いろいろな会議の場でも、少なくとも概要版は配付していきたいと考えております。

考え方としては大体以上でございますが、そのほか広報については、皆さん方からご意見を頂きましたので、可能な限り取り入れてやっていきたいと思います。以上でございます。

青野部会長

ありがとうございました。概要版というのはなかなか難しくて、これが通常の報告書ですと単なる概要版ということなんですが、これは県の長期計画ですので、できれば概要版が要約版ではなく、こういう精神、こういう方針で、こういう計画を立てたんだというのを、特に新しいところを強調して、若い子どもにも、ある程度大人、専門の人にも分かるように、納得できるような形でお願いできれば。実は子どもにも分かるようにつくるというのは、難しいこと書いておればボロが出ないんですけれども、やさしく書くというのは、悪いところがはっきり見えてきますので非常に難しいんですが、ぜひチャレンジして頂ければと思います。

松下部会員

最後ということで、お礼とこれからのお願いをしたいと思います。恐らく私も教育現場の代表という形で出して頂いたんだろうと思うのですが、部会あるいはこの全体会を通して、いろいろな分野の方々の意見が聞けたということを非常にうれしく思っております。特に教員に一番問題にされよく言われるのが、いわゆる自分のエリアの中へ閉じこもって、自分の城の中でしか話し合いができないということでして、この会へ参加させて頂いて非常にありがたかったというふうに思います。

そして、この長期計画、いわゆる10年をめどにつくられていますが、恐らくこれからこれを具体化、具現化するのに、中期計画あるいは短期計画等の会がまた必要ではないかと思います。そういったときに、お願いなのですが、一つの分野を計画を練っていくのに、ほかの分野の委員さんというのも中へ入れて頂いて、幅広い討論ができるようにお願いしたい。

もう一つ敢えて言わせて頂ければ、話し合いの焦点を絞った、時間をかけた討論ができるような場が欲しいというのを感じております。よろしくお願いします。本当にありがとうございました。

青野部会長

今のは大変重要なご指摘で、私たちもそうなのですが、ある一つの問題というのは、専門の人だけではかえって見えないということがありまして、ほかの方が入ることによって、より見えなかったものが見えてくるということは多々あろうかと思います。大変ありがとうございました。

尾崎部会員

尾崎です。もう最後なので、私も少し感じたことを一言述べさせて頂こうと思います。

今回のこの策定会議というのは、従来の愛媛県の手法からすると、非常にユニークでした。

一つは、まず、この部会員の皆さんの人選が、今までとは違って極めてバラエティーに富んだ人選をされたということ。それと、正直言いますと、これだけバラエティーに富んだ方々が、随分バラエティーに富んだ意見を言われていたので、最後まとまるのかなという心配も若干していたのですが、よくぞここまでまとめ上げて頂いたなという意味では、大変事務局の皆さんには敬意を表しているところであります。表現も今回の計画は随分斬新な表現がたくさん出ておりますし、感覚的に15年か20年ぐらい一気に愛媛県も現代的になったという気も、正直しているぐらいです。そういう斬新さというのは、恐らく今までと比べて、今回会議の持ち方の手法が非常に良くなったことの反映で、こういう結果、成果として出てきたこの計画案もいいものができたのではないかと思っていまして、やはり内容も大変結構なんですが、手法というところの工夫が大きかったのではないかという気がいたしております。

その意味では、先ほどから随分同じような意見を皆さんおっしゃられておりましたが、今後実施していくに当たって、行政評価の問題や、フォローアップ、フィードバックといろいろあると思いますが、その段階においても、この内容にふさわしいような、できれば今までとちょっと違ういい手法をぜひ開発頂きたいという希望を持っておりますので、よろしくお願いします。

小田部会員

私は通信分野ということで参加していると理解していますが、この計画全体については、非常に前向きに愛媛県をどうしようかということで、素晴らしいものだと思っています。特に情報化の部分は、これから先進的にやっていくんだということもいろいろお聞きしておりますが、物事には表と裏があって、どんどん推進していくのはいいのですが、例えば情報化の場合も、今国際的に有名になっています、ハッカーでいろんなところが襲われているとか、ある意味では表の部分と陰の部分がありますから、この全体の基本計画を実行していく中で、推進すると同時にやはりその裏に隠れている陰の部分に配慮しながらぜひ実行して頂きたいと思いますので、よろしくお願いします。

青野部会長

私も同感でありまして、これは情報化だけではなくて、新しい産業をどんどんつくっていく、あるいは主要メカニズムを生かしていくということも非常に大事なことですが、一方では競争にはやはり敗者もいるわけでして、それに対する配慮という、両方を考えながら進めていくというのは大切な論点だろうと思います。ありがとうございました。

ほかにいかがでしょうか……特にございませんようでしたら、予定してなかったんですが、最後に一言だけ、お礼の言葉を述べさせて頂きたいと思います。

実は、この長期計画が進行しましたのは、実質一昨年ぐらいからになり、その当時から、今度の長期計画は、可能な限り政策志向的なものにしていこうという意識は、各部会員さんにあったと思います。政策志向的なものにしていくということは、当然政策評価を含むというものになろうかと思いますが、そういう観点で事務局の方も非常に短期間のうちにいろいろご努力頂きまして、素晴らしい長期計画をつくって頂いたと思います。

この過程の中で、各部会員の皆様には、本当に活発なご意見を頂きまして、これも私以外については人選が間違っていなかったということの証明だろうというふうに思います。

ただ、先ほどからも出ておりますように、この長期計画の一番の批判は、やはり総花的で、たくさん盛り込まれて、実際にできるのかということが、いずれからもご指摘されると思います。ただ、短期間でかなり具体的な事業まで踏み込んでいろいろ挙げていくということも、この長期計画の一つの特徴であろうと思いますが、そういうことをやろうとすると、ある程度総花的でたくさんなものを上げざるを得ないわけで、そうしないと、逆に恣意的に重要な事業を見落としてしまうという可能性があるわけです。ですから、この長期計画は、むしろ政策志向的なもの、あるいは後にこれを政策評価する、ここに挙げた事業の中、あるいはまだないものもあるかもしれませんが、むしろこれをもとにして今後の政策実施過程なり、実際に政策に移すときの優先順位なりというのが、情報を公開あるいは外部の意見も十分聞いて、政策評価しながらやっていくという方向で進むものとして私は理解していきたいと思っております。ですから、たくさんあるということはデメリットであるかもしれませんが、ある意味ではメリットでもあろうかとも存じております。

私自身大変つたない進行で、皆さんのご意見をどこまで吸い上げることができたかはなはだ自信がないのですが、可能な限り事務局の方でも、皆様のご意見には誠実に対応して頂いたものと存じております。今後ともぜひこの子ども(長期計画)を産んだわけですから、やっぱり産んだ人は責任を持って育てていって頂きたいというふうに存じます。

今日皆様からいろいろな貴重なご意見を賜りました。一々挙げませんが、可能な限りそれを反映して、再整理いたしまして、この計画を修正させて頂きたいと存じます。

できれば、この対応の内容につきましては、この両分科会長の先生と私にご一任を頂ければと存じますが、よろしいでしょうか。

《「「異議なし」の声多数》

では大変僭越ですが、そういうふうにさせて頂きたいと思います。

本日の協議の結果は以上でございますが、特にございませんでしょうか……。

それでは、以上をもちまして、本日の議事並びに新長期計画策定会議専門部会の審議を終わらせて頂きたいと存じます。

皆様に非常に熱心にご審議頂きました新しい長期計画の案につきましては、先ほど事務局の方からもお話がございましたが、3月下旬に開催が予定されております策定会議で、私の方から報告させて頂きたいと思います。

本当に長い間ご協力頂きまして、ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(拍手)

最後に事務局の方から何かございませんでしょうか。

3 閉会

長谷川企画環境部長

閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。

当専門部会につきましては、本年度約半年という短い期間に5回というハードスケジュールで会合を開催させて頂きましたが、委員の皆様には、終始熱心なご協議を賜りましてありがとうございました。お陰さまで本日専門部会としての計画案を取りまとめることができました。どうもありがとうございました。

特に、公募委員の皆様には、計画づくりに新風を吹き込んで頂き大いに感謝をしております。

あすから来年度の当初予算などを審議する2月定例県議会が開会をいたしますが、来年度予算案の編成は、情報スーパーハイウエイの構築をはじめ、この新しい長期計画の内容や事業を先取りする形で進めておりまして、皆様のご意見・ご提言が具体化する日も近いのではないかと、大いに期待をしているところでございます。

部会員の皆様方におかれましては、新しい長期計画の基本理念でございます「愛媛を共に創る」という理念が広がり、県民参加による愛媛づくりが軌道に乗りますよう、それぞれのお立場で、引き続きましてご支援をよろしくお願いしたいと存じます。

最後になりましたが、青野部会長さん、徳永分科会長さん、小西分科会長さんには、会の取りまとめという非常に難しい役割をお引き受け頂きまして、さまざまなご意見・ご提言のご集約にご尽力を頂き誠にありがとうございました。改めてお礼を申し上げます。

先ほど部会長さんからお話がございましたが、策定会議への報告が残っておりますが、青野部会長さんにはよろしくお願いをいたしたいと存じます。

本日はどうもありがとうございました。

[戻る]

〒790-8570
愛媛県松山市一番町4丁目4-2
愛媛県 企画振興部 管理局
総合政策課 政策企画グループ
TEL(089)941-2111(代表)
FAX(089)921-2002

愛媛県HPへ

お問い合わせ

企画振興部総合政策課

〒790-8570 松山市一番町4-4-2 

電話番号:089-912-2230

ファックス番号:089-921-2002

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?
評価

このページの情報は見つけやすかったですか?
評価

ページの先頭へ