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更新日:2011年4月1日
第五次愛媛県長期計画
新しい愛媛づくり指針
新しい愛媛づくりの基本理念
県民の県民による県民のための県政の推進
新しい風おこしプログラム
平成22年(西暦2010年)
平成12年(2000年)度~平成22年(2010年)度
「共に創ろう誇れる愛媛」
県民の愛媛への熱い思いや夢を実現し、住むことを誇りに思える魅力あるふるさとを創っていきたい、そんな思いを「誇れる愛媛」という言葉に託しました。そして、この共通の目標に向かって、県民の皆さんの参加と協力を頂きながら、21世紀の新しい愛媛を共に創造していきたいと願うものです。
新しい愛媛づくりに向け、県民みんなで取り組んでいく目標として、次の5つを掲げます。
「県民の県民による県民のための県政」を計画推進の基本姿勢に位置付けるとともに、計画推進に向けた県の姿勢や行政運営方針として、次の6項目を掲げます。
―新しい風おこしプログラム―
県民にとって「より重要なものは何か(重要性)」「より緊急にやっておかなければならないものは何か(緊急性)」の観点から選定した5つの重点課題を解決するため、ソフト・ハード両面からの施策を効果的に組み合わせた重点構想「新しい風(NEWWIND)おこしプログラム」を構築するとともに、この6つの“風”プログラムに示された施策への優先的な取組みを進めていきます。
重点課題1県民の総合力が生きる社会づくり
「人間共生の風」プログラム……県民の力を結集する共生愛媛の創造
重点課題2環境と自然が生きる社会づくり
「エコロジカルな風」プログラム……環境先進県愛媛の創造
重点課題3個性と創造力が生きる社会づくり
「若さ湧きたつ風」プログラム……新世紀に輝くヒューマンパワーの創造
「イノベーションの風」プログラム……新世紀を切り拓く産業の創造と都心の再構築
重重点課題4交流が生きる社会づくり
「にぎわいの風」プログラム……集いにぎわう交流県愛媛の創造
重点課題5高度情報化が生きる社会づくり
「電網の風」プログラム……情報ネットワーク愛ランドの創造
先に掲げた5つの基本政策に沿った5章立てとし、より具体的な内容となる27の主要政策ごとに、今後展開していくべき1,034の施策を体系的に取りまとめています。
従来の県内6圏域の区分による圏域別計画に加え、今回新たに、より広域的な視野に立った3つの「広域交流圏」や、隣接県との一体的な発展をめざす5つの「県際交流圏」を設定するなど、三層構造による県土整備の方向を示しています。
1.生活経済圏の整備
県民の日常生活や経済活動の舞台となる6つの圏域を設定し、自然環境や社会経済などの圏域特性を踏まえた目標像と圏域づくりの基本方向を示すとともに、それを実現するために展開する県及び市町村の施策を示しています。
2.広域交流圏の形成
都市間競争の激化や高速交通・通信体系の整備進展に対応するための、より広域的な視点に立った連携強化や機能分担による『広域交流圏』の形成方向を示しています。
3.県際交流圏の形成
共通する資源を有する隣接県との多様な交流と連携を活発化させることにより、一体的発展をめざす県境地域を5圏域設定し、今後の交流・連携の推進方向を示しています。
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1995年 |
2010年 |
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1,507千人 |
1,430千人 |
年少人口は7万人以上の減少 |
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交流人口 |
(県際) (県内) |
1,180万人 |
2,100万人 |
1.8倍程度に拡大 |
7億3,480万人 |
8億500万人 |
1.1倍程度に拡大 |
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県内総生産 |
4兆7,900億円 |
6兆2,000億円 |
年平均の経済成長率は1.6%程度(実質) |
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県民所得 |
2,521千円 |
3,600千円 |
年平均の伸び率は2.5%程度 |
県、市町村、県民が一体となった県民総意の計画づくりをめざし、特に平成11年度からは、「県民の県民による県民のための長期計画」をコンセプトに据え、
など、パブリック・コメントの手法を随所に導入し、計画づくりへの県民参加の一層の拡大に努めました。
また、計画では、「県民の県民による県民のための県政」を計画推進の基本姿勢に位置付けるとともに、県民参加による県づくりの方向を様々な形で打ち出しています。
さらに、県民にとってより分かりやすい計画とするため、構成や様式を工夫し、施策内容もできる限り具体的に記述することに努めました。
本計画では、2010年の愛媛県の人口を143万人程度と推計するなど、今後、若年層を中心に人口の減少が避けられないとの危機感を強く打ち出しています。
これに歯止めをかけ、人口減少のスピードを少しでも遅らせるため、子どもの健全育成のための環境整備や働く女性の子育て応援体制づくりなど、人口減少の主因となる少子化への対応を図ることとしています。
また、人口減少が社会に与える影響を緩和させるための対策として、男女共同参画社会の実現、高齢世代の社会参加の促進、県民による地域社会づくりの推進など、県民の持つ潜在力を引き出し、地域社会づくりの新たな推進力として生かしていくための環境づくりに取り組んでいくこととしています。
さらに、新しい概念である「交流人口」に着目し、交流の活発化を促進しつつ、その恩恵を最大限に享受することで、人口減少が与える影響を緩和し社会活力を向上させることをめざしています。
今後、国や自治体が困難な財政運営を強いられる見通しのなかで、「政策の選択」と「ソフト施策の重視」という2つの視点を基本とする方向へと政策を転換していくこととしています。
そのため、県民にとってより重要で緊急度が高いと思われる5つの重点課題を選定し、課題解決に必要な施策をハード・ソフト両面から効果的に組み合わせた「新しい風おこしプログラム」を構築し、優先的な取組みを進めていくこととしています。
共通する資源を有する隣接県との多様な交流と連携を活発化させることにより、一体的発展をめざす5つの県際交流圏を、本県の長期計画として初めて設定し、観光、産業、生活、文化など様々な分野での県境を越えた機能分担や地域資源の相互活用など、今後の交流・連携の推進方向を提案しています。
長期計画を着実に推進していくため、計画の実質的な推進期間となる10年間(2001~2010)を5年ごとの2期に分け、前・後期それぞれにおいて、計画本体に示された政策を具体化する個々の施策・事業を体系的に整理した実施計画を作成します。
実施計画には、個別の政策・事業の目標や成果を数値で表す評価指標を導入することとしています。
県民のみなさんや市町村の方々と、これまで以上に密接な連携を図り、その御意見や御要望をしっかりと把握し、計画への反映に努めたいと考えました。
そのため、「愛媛の問題点」、「2010年までの愛媛づくりのキーワード」、専門部会に参画して頂ける「公募委員」、小・中学生が描く夢のある「未来画」の4つの募集を行うとともに、中間案の公表中間案の公表と意見募集を実施するなど、県民参加の機会拡充に努めました。
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