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広域交流施設等検討専門部会(第7回)議事録

ページID:0004555 更新日:2020年12月11日 印刷ページ表示

愛媛県文化交流施設整備構想検討委員会
広域交流施設等検討専門部会(第7回)議事録

日時:平成14年12月13日(金曜日)15時30分~17時00分

場所:愛媛県庁第1別館11階会議室

1 開会

 

2 部会長あいさつ

事務局
それでは始めに青野部会長からご挨拶をお願いいたします。

青野部会長
今年もあと二週間を残すばかりとなりました。年末の大変お忙しいところをお集まりいただきまして、本当にありがとうございました。
前回は先進地視察の結果を踏まえまして、広域交流施設の運営方法、あるいはその留意点などについて、様々な御意見をいただきました。本日はこれまでにいただきました御意見や議論を踏まえまして、当部会の最終報告につきまして、事務局案を基に御検討をお願いしたいと考えております。
本日で最終回ということでございますので、部会としての議論も大詰めの段階にきております。より魅力的で、効率的な施設が提案出来ますように、御協力をお願いできればと存じます。どうぞよろしくお願いします。

3 内容

広域交流施設等に関する報告(案)について

青野部会長
それでは、前回は広域交流施設の運営方法や運営上の留意点等について御議論をいただきました。今回はこれまでにいただいた御意見、御議論を踏まえて、当専門部会として、広域交流施設等に関する報告(案)を事務局で取りまとめておりますので、これについて皆さんにお諮りをしたいと存じます。
それでは事務局から資料の説明をお願いします。

<事務局説明 略>

青野部会長
ありがとうございました。それでは、広域交流施設等に関する報告(案)につきまして、何か御意見、御質問等ございましたらお願いいたします。
こういう形でまとめられるとなかなか意見が出にくいんですが、何でも結構です。書き方の問題でも結構です。東矢委員さん。

東矢委員
あまり出席できなくて、また非常に初期的な質問に戻るかもしれませんけれど、色々この配置とか先程のまとめの話をお聞かせいただきまして、未だ頭の中に疑問点としてふつふつと残っているところがございます。例えばこれだけの機能を持たせるのであれば、同じ土地で容積率なりの特定街区を設けて1ヶ所で集約してやった方が利用者にとってもっといいんじゃないかな、わざわざ3ヶ所も使う必要があるのかなというのが、頭の中にずっとこびりついております。必ずA地、B地、C地を使わなければいけないものなのか。例えばA地、B地は使うけれども、C地は使わないとか。そうであれば、建物的にも集約できると思いますし、利用者にもとっても便利な場合が出てくる、というようにいわゆる建築学的に言えば、色んな形が想定出来る訳でございます。その辺りのプライマリーな質問に戻るわけでございます。言っていいものかどうかちょっと迷っていながら、敢えて何でもということでございますので、質問させていただきました。その辺りいかがでございましょうか。

事務局
基本方針で配置例というのを作りまして、一応A地は駐車場として使おうかと。あの辺は駐車場が少い状態で、どうしても駐車場の確保が必要だろうということがございますので、やっぱり駐車場にしようと。B地に、ある程度大きな建物で、図書館、交流センター、ホールそういったものを集約していこうということです。それ以外の施設も一緒にという考え方もあると思いますが、それ以外の施設は、道後との関連で、木造でレトロな雰囲気ということになってきますので、図書館の入る硬い建物に入れるよりは、道後に近いC地に、道後の雰囲気にマッチするような建物を建てる方がいいかなという御意見もあったと思いまして、そういう配置例で、基本方針では整理をさせていただいております。

青野部会長
はい、そういうことでございます。今の問題については、答えられても御納得はいただけないと思います。しかし、逆に言えば答える方としてはそういう風にしか答えられないというところがあろうかと思います。他にいかがでしょうか?

前田委員
はい、書き方の問題になるかも知れないんですが、資料3ページの(2)運営主体のあり方ということがあります。一つの運営主体が一括して運営する方法と、それから運営主体を施設毎に選択する方法と、二者択一みたいな形が書かれているんですが、それが2段階の組織作りというイメージも含めてあるのかなと思うんです。各個別の運営主体を施設毎に選択しながら、それらが統合して一つの組織で運営していくようなイメージがあると思うんで、その辺をもう少し、多分(1)がそれに少し近いかも知れないんですが、そういうイメージが見えてくるような書き方があるといいのかなというのが一つあります。それと、4ページの(2)のところにサンセット方式の話があります。出店者に対してのサンセット方式は分かるんですが、もうちょっと言うと、運営組織そのものもサンセット方式という話が書き込めるかなと。方針がころころ変わるとやりにくいという話も片一方ではあるんですが、運営組織そのものもその時々の事業企画を集めながらやれるような仕組みが考えられないかなというのがひとつあります。それから最後に6ページになりますけど、公共交通機関の利用促進みたいな話もあるんですけど、公共交通機関を使って来た人のメリット、プレミアムをどういう形でつけるのかといったような発想があってもいいのかな。そういう意味では、県民交流課が県内の施設の入場料を地域通貨で払えるような動きをしてきているんですけども、そういう地域通貨みたいなものもこういったところに絡めて利用促進を図っていくようなこともあってもいいのかなというのがあります。それはちょっと細かな話になりますので、ここに書き込むか、書き込まないかということはあるんですが、そういう発想も少しあるかなと思いました。以上です。

青野部会長
今の点どうですか。3ページは、(1)、(2)が二者択一的な形に捉れないように工夫して欲しいということだろうと思います。それからもう一つはサンセット方式のところ。一番簡単な方法は、「出店に」をのければいいということなんですが。今おっしゃったように仕組みも含めて、成果主義というのが分かるように書いたらいいんじゃないかと。アメリカのサンセット方式というのは、必ず組織を含めますよね。その辺り工夫していただけたらと思います。
最後のは、そこまで書き込むかなという気がします。報告書に書き込む以上はそれでやるという話になります。それはやり方の問題のようにも思えます。他にいかがでしょうか。
私がちょっと気になるのは、5ページの「第3セクター方式など従来型の手法とPFIとを比較し・・」のところです。第3セクターというのは出資がどうなってるかというお話で、ここはそういう問題じゃないんですよね。PFIは手法の問題ですけど。第3セクターとPFIとはよく比較されるんですけれども。PFIでやっても構わないわけで。3セクとPFIを比較するという表現は考えてみてください。あといかがでしょうか。

菊池委員
報告書の形にまとめれば、こういうフラットなものになるんだろうなというのがよく分かるので、この報告書の内容そのものについてはあまり触れるつもりはないんですが、具体的に次のステップが全く見えないなという気がして、その辺のことをどうお考えなのかなということを、ちょっとお聞きしたいなと。特に、運営主体の話を議論しましたけれども、結論を出せないまま終わっていますし、こちらとしても投げ出したまま終わる感じがあるので、これを受けて次のステップに行く時に、今までの議論がどう生かされるのかみたいなところが、この報告書の文面だけでは全く読めないですよね。そこが僕、すごく気になっているところで、事務局としてどのようにお考えなのか聞かせていただきたいと思います。

事務局
一応、今年度末に、親会が報告するわけです。図書館専門部会、ホール専門部会、国際交流センター専門部会そしてこの広域交流施設等検討専門部会があって、建物の規模、機能とか色んな意見が一杯出ているわけです。この部会も検討を終えますし、図書館専門部会、ホール専門部会は後1回、12月26日に終了を予定しています。それらを事務的に全部精査していって、全体を調整していきたいなと思っています。その結果を、今度親会に上げるということになります。また、運営のやり方等につきましては色んな団体が絡んできますので、ここで出た御意見を踏まえて、事務的な折衝をしながら、どういう方法がいいのか、特に賑わいの施設は色々なものが入ってきますので、一番やりやすい方法、納得のいただける方法などを事務的に詰めていって、方向を出していきたいなと考えております。

青野部会長
各専門部会の検討を踏まえて、例えば具体的にどういう既存の組織を変えればできるのか、それに限界がある場合には新たな運営主体を組織するのかという方向を打ち出すということですね。

菊池委員
例えば、提案としてまとまった時に、これに対するパブリック・コメントを求めるようなことはお考えになっているのかどうか、あるいは積み残し課題になっている、具体的に対策化していかないといけない部分、その運営主体を決めるとか、人選とか含めて、そういう次の段階の委員会、会議なりを設置することをお考えになっているのか。僕はその辺のことを少し突っ込んで聞きたいなと思っているんです。

事務局
パブリック・コメントについては、前年度からこの委員会はずっと続いておりまして、去年の12月にパブリック・コメントを行って、意見が30件程度出てきております。一応それらも踏まえ、反映した上で行っておりますので、今後パブリック・コメントを行うことは、今のところ考えておりません。あと、委員会にどの程度までのことを盛り込んでいけるのかということについては、これから事務的に詰めていかなくちゃいけないと思います。そこで、委員会として、なかなか結論が出てこない部分については、実際に実施する段階で、どういう方法がいいのか、委員会みたいなものを立ち上げた方がいいのかなど色んな検討をしながら、全体的に報告が編みだされるような方法を、段階毎に検討していかなくちゃいけないなと考えております。ただ、事務局サイドの頭の中で考えただけでは、なかなかいい策とかが出てきませんので、色んな人の意見を聞きながら、その中で練り上げていかなくちゃいけないなと考えております。ですから今後皆さん方との関係を持って、御意見も伺いながら、どういった運営方法がいいのか、ベストなのかということを今後考えていきたいなと考えております。

青野部会長
少なくとも今の話で、事務局で既存の組織、既存の組織というのも色々ありますけども、組織にあたってみて出来るかどうかっていう判断は必要でしょうね。それは人が選べれるかどうかということも含めて。抽象的な話をしていてもしょうがないですから。

菊池委員
中間報告が出た時に、マスコミは、総花的で、目新しいものがあまりないと書いていましたね。まとまったものだけ見ると、僕らもそうだなという気がするんです。ということは、一つ一つの中身についてもっと磨いていって、もう少し形を明確にしていく必要があって、その作業が実はかなりエネルギー、アイデアのいる作業だろうなと思うんですよね。だから、そこをどうされるのかなということが案じられるなという感じを持っています。もちろん実際に動かしていく時の運営主体をどうするのかということの検討も平行してやらなきゃいけないことだと思うんですけれども、個々のものをもう少し磨いていくことがいるなと思うんですよね。

事務局
それはもう充分に承知しております。要するに表面に出ない部分のところの作業、これが正念場だなと考えております。

宮崎委員
今日、初めて、参考資料の1ページで、各専門部会の検討状況を見ました。新聞なんかで、国際交流センター専門部会の検討の案が出ていたのを見たこともありましたが。このように各専門部会で、各施設の具体的な整備方向とか運営の方法について検討した結果がある程度出ましたが、当初、この文化交流施設としてイメージしていたものに、ある程度マッチしているという感覚があるんでしょうか。というのは、当初県民文化会館周辺地域を、県文を核にして、学術文化、芸術文化、産業文化、生活文化の集積を図って、一つ一つがきちんと輝いてなおかつ色んな人、情報、ものが交流するという集積のメリット、それがひいては県下の色んな施設の拠点になるイメージを作るために、個々に必要と思われる施設を検討してくださいということで各部会を組織したと思うんです。私とか委員間で危惧しているのは、そういう当初の高い目標に向かったものが、ある程度色んな検討をしてきて、イメージできているのかなと、その点はどうでしょう。

事務局
そうですね。基本的なイメージとしては、人と文化の行き交う交流拠点というコンセプトがあったかと思うんです。そういったものをここに集積して拠点にしていくということで、個々の施設の中身というものをそれぞれの専門部会で議論していきましたので、次にこれを言われたように集約をして、統合のメリットといいますか、こういったものを一緒にすることのメリットを、再構築する作業がいるかなと。一度こういう大きなものを作りますということを打ち出して、それで各専門部会に別れて議論して、そこで色んな議論が一杯出てくるわけですね、それを全体で統合する作業が、これから始まると考えております。それを今度の検討委員会に反映させていきたいなと考えております。

宮崎委員
各施設をコーディネートすることが今後必要だと思うんです。そこそこがバラバラに動いていったら、絶対メリットは出ないと思うんですね。国際交流はあなたのところの組織でこうです。芸術文化は既存の県文でこうですよとか。文化活動支援型多機能ホールの運営主体の中に、県民文化会館との連携も含めて検討とありますけれども、例えば、市にあるコンベンションビューローをどう再生し、機能させていくとかですね。観光協会の問題もあるでしょうし、既存の県民文化会館の本来の役割をどう再活性化していくかとかですね、そういうものが必要になってくると思うんですよ。その為には中心になる絵を書いて、しかもきちっと方向付けて推進していくという組織を既存のもので作るのか、あるいは何か新しいものを作るのか、県が主体になるのか、当然松山市さんとかも関係するわけでしょうし、そのイメージがどういうふうにあるのかな。

事務局
この議論は、そういう意見があるという事で整理を止めていると思うので、そのことについては我々も充分承知しております。ですから検討委員会でどこまで検討できるかわかりませんが、いわゆる今言われたようなことを踏まえて、この報告書にもありますが、県民文化会館、文化交流施設全体の連携、そういうことも謳いこんだ御意見を、色々言っていただいていますんで、一体的にやるためにはどうしたらいいのかということを、これからも必死になって我々としては詰めていきたいなと考えております。

青野部会長
他にいかがですか。
御意見が出ましたけど、基本的に施設等に関する報告が中心になるわけですね。運営主体を考えていく場合に、こういう施設で矛盾しないのかということが押さえられれば、今まで議論で出た運営主体をどうするかということは、単に効率性とか、コストの問題とか人材の問題ではなくて、コンセプトとも関わるわけです。結局そこに集約されるんですけど、私は報告書の中では、施設はこういう形で出しておいて、それが将来考えられるような運営主体なり、コンセプトに少なくとも矛盾してないのかどうかということが確かめられるなら、一応この方向でいく。その次に、事務局が言われたように、運営主体として具体的にどこがやれるのか、あるいはコンセプトとしてもう一回ガラガラとやってみてからやり直さないといけないとかの問題が出てくる、出てくるっていうか、皆さんおそらくそう感じていらっしゃると思うんです。

菊池委員
一つ先に検討して押さえないといけないのは、今宮崎さんがおっしゃったことで、現に僕も今松山市の複合施設の中に入ってやってるわけです。男女共同参画センター、児童館、国際交流センター、NPOセンターが4つ入ってるわけです。一緒になって共同でやりましょうと言っても、現実的になかなか難しい。例えば、今日国際交流センターがどんな予定をたてているとか、貸館の利用状況がどうなっているかという話を、どこかで一元管理するだけでも難しいんです。というのはそういう設備投資をしてないんですよ。で、うちが新たにパソコンを入れる時に、担当部署の人が端末から情報を入れてくれたら、全部の部署でその一日のスケジュールが全部分かるというようなソフトを入れようと思ったら、予算がないから入らないわけです。というように最低限度でもきちっと連携して動くことをビジョンとして描くんであれば、その為に必要なソフト・ハードの整備というか、最初から想定して作っておくような手を打っておかないと、コンピューターで繋ぎますよって言っても、言っただけでは繋がらない。お互いにもっと話を緊密にして、連携を緊密に取りましょうよって言っても、その為のツールがなければ取れないわけだから、その辺の事というのは最初から想定して作っておかないと、後からではちょっと難しいだろうと思うんです。本当に、今宮崎さんがおっしゃったようなことを意図的にやろうとされるんであれば、実はその部分の設備とか投資が必要だろうと思います。

青野部会長
今の御指摘は、そういったことも考えた上で、今後施設を作るときに考えていただきたいという御提案だと思います。他に特によろしいですか。

山口委員
今回のこの報告書ではないんですけど、前回いただいた資料で賑わい道後村役場の一番下の留意点というところで、道後商店街などが道後村めぐりの活動を行っており、これらと重複しないように調整する必要があるっていう文章があったんですけど、これすごい気になっているんです。重複しないようにってことは、道後商店街が道後村めぐりをやっているからそれと同じようなものをやらないようにする調整なのか、向こうもやっててこっちもやるというと無駄だから、一緒にやっていく方向性に持っていく調整なのかっていうのがちょっとわからないですね。
で、この会議、最初の頃の方がすごく楽しかったなって、今思ってるんです。それは夢とか、希望とかがすごくあったような気がするんです。最終的にこういう文章になっていくんだなと思いながら見させていただいているんですけど、非常に固いっていうか、今まであった同じようなものがまた出来るのかなっていうところに落とし込まれていったんだなっていうように思いました。私が何を言いたいのかというと、非常に縦割り的な留意点だなと思うんです。で、先の話に戻りますが、重複しますよね。これは松山市さんがしている様々な事業とも重複するんじゃないかと思うんですね。そういうことをもうやめようという施設なのか、重複しないように気をつけてやっていきましょうという施設なのかどっちなのかなっていうのが、別に文章にしていただかなくてもいいんですけど、はっきりしといていただかないと夢も希望も無いかなという気がするんです。

事務局
そうですね。我々が思ったのは、ここの独自性というか、ここに来れば面白いものがあり、ここにしかないものがあるというようなものをつくるのが重要かなということです。何か似たようなものがある、まあ同じものがあってもいいとは思うんですけど、ここの独自性をどう出すかというところがポイントかなと、色々皆さんの御意見を伺っているとですね。

山口委員
一緒にやっていくっていうことは考えていないんですか。

事務局
それもありますよ。当然、地域の皆さんと一緒にしないとそういったものは出てこないと思いますから、一緒になりながら、なおかつここの特色なり独自性を出していく。色々お話をお聞きした中で、道後地域との協力体制はまずは不可欠でしょうし、一体になって、松山市民の方あるいは県民の方全体が一緒になってやるという気運がなければ成功しないでしょう。それでなおかつここにしかない独自性をどう出していくかということです。

宮崎委員
事務局に変わって答弁をちょっと。多分事務局はですね、今の段階では決め付けられないから留意点ということで、掲示しているんだと思うんです。現に道後村役場の商店街振興組合に、今小さな事務所があって、名誉村民も何万人もいるわけなんですけれども、それと全く同じ物をあそこに新しく作っても意味がないということ。歴史が20年近くありますから、そちらの方とどう連携してやるのかというのがこれからの課題だと思うんです。ですから、新しいものを付け加えてもっと発展的にやろうと、基本的に道後村めぐりの人は純粋な県外の観光客よりも、案外地元の小学生、中学生が多いんですよ。というのは28箇所も簡単に回れるはずがないわけですから。そんなこともあって、色んな形で町を歩く楽しみを作っていこうと。道後まちづくり協議会が今年の6月に道後地域のグランドデザインとして「DO!GO!21」というのを策定したんですけれども、県文の当該箇所の所は、温泉郷は広がりがどんどんありますよ、道後への入り口ですよと位置付けています。道後くらいまでが目に見える入り口だったんですけど、県文が出来た時に、道後のコンベンションの核としてということで県文を位置づけて、そこから俳句の道などの新しい文化の道、道後をめぐる7つの道の一つの出発点ですよということでやってます。多分まとめかたとしては、今は所管を移すとかそんなことは言えないと思うんで、留意点という意味合いで書かれたんじゃないかなと思います。

青野部会長
今の段階では、共同と連携をしていくとしか言いようがないですね。ただ、山口委員さんが言われた御指摘は、こういう形で報告してしまうとちょっと無味乾燥になってしまうということなんだろうと思います。

隅田委員
最初からやっぱり私自身の中に時期、資金、土地の問題とか色んな漠然としたものをクリアーできずに、この部会の中の今の委員さんとしての最終答申はこれが限界ではないかなと思います。今皆さんが色んな御意見を言われましたとおり、今後のことが全て気になるなというところが今日の感想です。やっぱり私自身漠然とした中でしっかりした意見が言えなかったというのも心残りですし、これを今後今ある県文との兼ね合いを考えながら実施に移していくことが一番気になります。今後の委員会の設定であるとか、運営主体のことをこの文章の中に書き込むのは非常に難しいことだと思うんですが、皆さん私自身含めて、「えぇ~どうするんだ!?」というところを残して最終回になるのかなというところです。

菊池委員
もう少し思いを書き込んでもいいのかな。
通常の県なり市の報告書ってこうなるんだと思うんです。僕、松山市の報告書自分で書いちゃったこともあるんですけど、結構思いを書き込んだんですね。読んだ人はやっぱり今までの報告書とは全然違うねっていう印象があるんです。今まで出てきたみんなの思いというものを集約して、それぞれのプランの中に書き込んでしまうという手はあるかも知れないな。異例でしょうけどね。

青野部会長
難しい宿題ですね。事務局としては検討しますとしかなかなか言いにくいんでしょうけど。その辺りどうですか。

山口委員
あの今更なんですけど、この道後村役場っていうのは事務局の方から上がってきて、最終的にここの筆頭にあるわけですけれども、どうしても道後村じゃなければダメなんですか?というのも、愛媛は道後だけではないですよね。道後がとっても有名なのはもちろんそうですけども、例えば、愛媛村役場とかの名前ではいけないんですか。何を言いたいかって言うと、私しまなみ海道の方から来ているので、道後だけなの?ってすごく思うんです。じゃ、松野はないの?って思われてると思います。私7回会議に出て、道後の為の話し合いをしているのかなと何度も思いました。じゃ、道後に実際行ってみたら、道後は何もしていないのかといったらそんなことは全然なくて、道後村役場ってありますよね?観光案内所の名称似ていますよね?すごく似てたと思うんです。どうしても道後村役場でないといけない理由ってあるのかなと思うんです。今回最後ですので、今までひっかかっておりましたのでお聞かせいただけたらなと思います。

青野部会長
愛媛村役場ですか?具体的にその代案としては。

山口委員
でもいいのではないかと。元々ここに道後村役場があったのでというようなニュアンスだったと思うんです。構わないんですけど、そういうことなのかなっていう。

事務局
これは道後イメージの再生っていうのが一つの大きな鍵になっています。だからそれにマッチする名称として、これが確定しているわけではないです。あくまで今の議論の中で話に出しているだけの話で、これで確定、道後村役場でいきますっていうことは言える問題ではないです。
一応、道後イメージの再生というのがコンセプトというか、広域交流施設の大きなキーワードになっていますので、それをイメージするものとしてそういう名称を仮につけているということです。

宮崎委員
道後村役場っていうのはですね、商店街振興組合や事務局の2階の分からないところにあるんです、看板だけが。入り口にあるのが観光案内所ということで、松山市の観光協会の人とか旅館組合が合同で運営をしているんですけれども、村役場という出し方は、まぁ問題は無いんじゃないかなということ。私どもも道後がどうだこうだとよく言われるので心苦しいんです。でも、やっぱり愛媛の昔の国名、伊予の語源も「いゆ出湯」でしたよね。出る湯と書いていゆ出湯でしたし、神話の関係も含めてですね、ある程度具体的なものがいるんじゃないかなとということで、これはまぁ、問題が無いんじゃないかなと。で、まだもっと充実させるには9ページの広域交流施設、各施設の概要がありますけど、菊池委員さんも言われたように、もう一つあんまり思いが入ってないような感じなんですよ。例えば愛媛体験館をとっても、愛媛の地域・行事・自然等を映像で紹介、パソコン等で情報検索できる疑似体験施設なんていったらどんなもんかなと、ただ単にパソコン置いておいて、南予地方クリックしたら松野が出てきて、ポンポンポンととんでくるとか。そうじゃなくて、例えばTDLやUSJにもよくありますけど、ボタンを押したら360度というか、その自然の中に自分の身がポッと置かれた感じ、あるいはタイムスリップした様な体験ができるようなヴィジュアルを、それこそ素晴らしい映像や3Dを使って、まさにしまなみの海の上の様な体験ができるようなものを作っていきますよというようなことが表面的に出ればわかるんじゃないかなと。これがただ単に、よくある誰も見ないのに適当につけているというようなものをイメージしてしまうので、もうちょっと各委員の思いの部分を具体的に表現をしていただくとありがたいなと。じゃないと愛媛体験館って言っても何の体験館か分からないと思うんです。

青野部会長
はい、そういう御意見も踏まえて、5ページのコストの削減及び良質的なサービスの提供というところで、これ前の報告書でもあったのかも分かりませんけど、イニシャルコストだけでなくて、ランニングコストも含めたライフサイクルコストを充分考慮して、コスト削減を図ったらどうかというのを入れたら、もう少し分かりやすいと思います。要するにイニシャルコストは、ライフサイクルコストから見れば大体2割位でしょう。場合によってはもっと低いかも知れないですね。
それと、先ほど前田委員さんがおっしゃったサンセット方式も、効率的経営ということを重視するのなら、例えばこちらの方に入れてた形で、サンセット方式を導入するなど効率的なあるいは成果主義的なというか、あるいは自己責任というものを積極的に導入していくとか。民間手法、あるいは民間活力という場合を考えてみてもいいかも分かりませんね。こっちでサンセットって入れると、ある意味矮小化した感じがしなくはないですけど。他にいかがですか。

田所委員
最後ということで一言言わないと帰りにくいなと思って。
一応報告書ということになればこういう形で、多分事務局の苦心の策だろうと思いますし、私も事務屋でございますので、大体分かります。大体皆さんの御意見、個性的なものも含めたらこの位で収まるのではなかろうかというところだと思います。後は、委員さんが言われたように、今後の問題として、できるだけ皆さんが言われた個性的な意見を反映できるような努力をお願いしたい、そのように思います。報告書はこれ以上書きにくいと思います。
私も町村会の方から出ておりますので、先ほど山口委員さんが言われたように、道後村役場ということについてですが、これだったら私どもも町村の名前を使って欲しいわけです。極端に言えば、今治市に作るのに今治という名前が付かずに、西海という名前が付くのもなんとなく違和感を感じるんじゃないかと。やっぱり道後の近くでこういう課題を与えられた場合は道後村がくるのかな、スタンダードかなという、その殻を破るのは難しいかなという気がします。仮にそれをやるのなら公募をしてというのが一番民主的かなと、そんな感じがします。私はできたら、道後村じゃなく、町村の名前使ってほしいなという気持ちはございます。でも無理からぬ話かなという気もしますので、今後の事務局の実現する上において、色んな個性の話を加えていただきたい。これをお願いしたいだけでございます。以上でございます。

田中委員
田所さんじゃありませんが、最終的にしゃべらないと帰られんということですので。私は皆さんの御意見は至極ごもっともだと思いますが、最終的に私が一番心配しているのは、このアウトライン。まとめとしてはこれ以上ないという御発言がございました。ただ、問題は今後だろうと思っております。やはりどこの施設を回りましても、中心になるエネルギッシュな人が必ずいるということ。これをなくして運営は難しいだろうと思います。ここにもあります通り今の経済情勢から見ますと経費の節減の効果だとかいろんな問題もあるかと思いますが、この運営の持っていき方、成功するかしないかはですね、個々の運営手法によって決定づけられるんじゃないかとも思っております。今から魂を入れなきゃいけません。ですから、この会もこれで終わるんじゃなくて、個人的に県とのアプローチを保って、おそらくこういう席では発言の難しい問題もあろうし、今後はお互いが意見を交換する必要性があるかなというように思っております。今後もこのまとめに沿って肉付けをしていくことが、この会の最終的な目的じゃないかなと思います。以上です。

青野部会長
私に代わって、本当にうまくまとめていただきまして、本当にありがとうございました。今日は事務局案をベースに色々御議論をいただきました。本文に加えられる分は加えます、それから色んな御意見は今後の精神に生かしていく、あるいは実際に実現する場合に生かしていくということも踏まえまして、当部会としての報告として検討委員会に報告させていただくということでよろしいでしょうか。
(委員から了承の声)
ありがとうございました。
修正につきましては、事務局と私に御一任いただければと存知ますが、いかがでしょうか?よろしいですか?
(委員から了承の声)
ありがとうございます。
今のところ来年2月頃に、検討委員会が予定されているということでございます。そこで当部会の結果を報告させていただきたいと思います。
その他特にございませんでしょうか?

隅田委員
やっぱり、私達委員にとっても、県民の方にとっても非常に大切な施設になるんではないかと思います。県の中でも関連する課が多いと思います。そういう意味で道後も含めまして、横断的に皆様で調整していただけると、横断的っていいましてもまだまだ実現できてない部分があると感じております。県の中でもですね、それは知らないとか、聞いてなかったということができるだけないように。会議の様子も公開されていますので、皆さん読んでらっしゃると思うんです。観光にとっても非常に大切な施設だと思っておりますので、皆さんの御意見を集約できるように今後とも大変だとは思いますけれどよろしくお願いします。

4 閉会

青野部会長
ありがとうございました。実はこの施設全般につきましては、非常に関心が高くて、他の会合等でも「どうなっているんでしょうか?」ということをよく聞かれます。そういう点を含めましてこれから積極的にこういうコンセプトで、愛媛の発展を図っていくんだということを周知徹底していただければと思います。
以上をもちまして、広域交流施設等検討専門部会としての最後の会議を終わらせていただきたいと存じます。委員の皆様におかれましては、大変お忙しいところを、約7ヶ月の間に7回の部会を開催するという大変厳しいスケジュールでありました。また実際の現地にも赴いていただきました。審議に御協力いただきまして本当にありがとうございました。皆様の非常に熱心な御議論によりまして、広域交流施設の整備方針、内容、更には文化交流施設全体の整備・運営方法につきましても意見をまとめることができました。私自身、まとめとしては本当に大変よく出来ている、出来ているだけに逆に御不満があって、思いとか肉のところがないじゃないかとかいうことだろうかと思いますが、それは議事録等を踏まえて事務局等で十分活かしていただけると、要はどういう立派な施設が出来て、それが愛媛県の発展にどう資するかということだろうと思います。
本当に長時間どうありがとうございました。

事務局
どうもありがとうございました。最後に部長の方からお礼の言葉を申しあげさせていただきます。

事務局(企画情報部長)
専門部会を終了するにあたりまして、心から一言お礼を申しあげたいと思います。振り返ってみますと、6月にこの専門部会を立ち上げまして、7回目になるわけでございますが、その間、最初の5回というのは本当に過密なスケジュールでございました。そしてまた、色々な御意見をいただきました。こんなに短期間で、しかもこんなに熱い論議が行われた部会といいますか、会合というものは、今までの私の経験では無かったように思うわけでございます。その上で一つの方向、しかも一番行政が苦手な分野でございますけれども、方向付けをしていただいたということで心から感謝をしております。先ほどもお話がございましたように、この報告書につきましては、平行して進んでおります他の3つ部会の報告書と合わせまして、親会でございます検討委員会に報告して、このエリア全体としての構想を固めていくという作業に入るわけでございまして、検討委員会の検討結果を経て、最終的に知事へ報告をしてもらうという手順でこれから進めていきたいと思っております。この専門部会は一応終わりましたけれども、非常に大変重たいボールを私ども事務局に投げ返されてきたと言いますか、それを重く受け止めていかなければならない、と今思っておるところでございます。この文化交流施設は、愛媛県にとりましても愛媛県の新しい顔になる大変重要な施設でございます。そして、愛媛県でも初めての多目的な大型複合施設の建設ということにもなると思います。従来の役人的発想ではこれはなかなか実現が難しいという気持ちも非常に強く持っております。また、実際の整備にあたりましては、先ほどから皆様方が色々御発言いただきましたように、まず財源をどうしていくかというような問題、それから整備手法をどうしていくか、従来の発想ではない新しい整備手法を考えなければならないのではないか、それから用地の問題、これもまだまだ解決しておりません。この用地の問題の解決にも全力で取り組まなければならないわけでございます。そういう風に色々な問題がたくさん山積をしておるわけでございまして、本当にまだスタートのスタートだなというのが実感でございます。確かに今回の報告書は、無味乾燥といいますか、わずか数枚の報告ということでございます。皆様方の熱い思い、熱い議論が、この中には反映されていないわけでございますが、これから我々がこの仕事を進める上で、順風の風っていうのは非常に少なくて、むしろ非常にアゲインストな風、逆風の風が非常に強いと思っております。そういう逆風の風に見舞われました時に、この専門部会の皆様方の熱い議論を思い出して、それを噛み締めながら前進をしていけたらいいなと思っております。それから、最後にお願いでございますけれども、皆様方とこういうことで、この専門部会を通じまして、心の繋がりといいますか人間関係もできております。この施設がどんな形になっていくか、更に今後とも皆様方のお力添え、御支援、御協力をお願いしたいと思っております。本当に専門部会7回も開催いたしまして、ありがとうございました。お世話になりました。

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