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平成27年度5月補正予算案に関する記者発表の要旨について

ページID:0008740 更新日:2015年6月16日 印刷ページ表示

 

日時 27年5月12日(火曜日)14時10分から14時15分

場所 知事会議室

平成27年度5月補正予算案等記者発表

(知事)

 明日、臨時議会が開催されますけれども、そのときにキウイフルーツの新型、Psa3型のかいよう病被害対策のため、補正予算案を提案することといたしましたので、発表させていただきたいと思います。

 本県で国内初感染が確認された新型かいよう病は、昨年に続きまして、本年4月以降も、ご案内のとおり、東温市、宇和島市及び西条市において新たな発病が確認されており、予防対策の徹底とともに、発生後の拡大防止に全力で取り組む必要があると考えます。

 キウイフルーツかいよう病被害対策については、国に対する本県からの強い働き掛けによりまして、伐採による損害額を補償する樹体共済制度が昨年度創設されたところでございます。しかしながら、その適用開始は今年の7月1日からとなっておりまして、この時期に発生したものについては対象外となってしまいます。それまでの間に発病し、断腸の思いで園地の全伐採に踏み切った生産者は、この制度の補償を受けることができないことから、緊急の措置として、県単独で、園地の全伐採に要する経費を助成するとともに、営農再開に向けた準備のための再生支援金を支給し、日本一の産地を守るために、対策を迅速に講じることといたしたところでございます。

 なお、全伐採を行った生産者に対しましては、昨年度と同様に、営農再開に向けた改植等への支援も必要であると考えておりますので、今後、生産者の意向を踏まえながら、具体策を検討していきたいと思います。

 いずれにいたしましても、被害を最小限に食い止める対策を効果的に打つということが大事だと思います。また、他県でもこの時期にきて、かいよう病の発生が確認されているところでありますので、愛媛県としては、ともかく封じ込めるというふうなことを最大の目標にしながら、臨機応変に対応をしていきたいと思います。そして、この補正予算で生産者の方々の不安を少しでも払拭できればと願っているところでございます。以上でございます。

 

(NHK)

 今回の臨時議会で、かいよう病に対して補正予算を組んだ知事の思いを改めて聞かせてほしい。

 

(知事)

 昨年ですね、国内で初めて感染が確認されて、愛媛県は生産量が日本一、そして技術者も職員の中に大勢いるということで、農林水産省の方からもかなり頼りにされたところがございます。その結果として、国と一緒になって海外の調査に赴いたり、その対策を積み重ねてきたところでございますが、この新型かいよう病は、ご案内のとおり、気温が下がるとその活動が止まりますけれども、当然のことながら、昨年は全伐採でできる限りのことをしたつもりでしたが、暖かくなってくるとどうなるのかということを、非常に不安感を持って受け止めてまいりました。これは愛媛だけでなく、全国的にも暖かくなってきたと同時に発生が確認されているんですけれども、その中で再発というものを前提に、樹体共済の仕組みが是が非でも必要だということを強く主張してまいりました。それを国の方で制度の新設に踏み切っていただいたわけなんですが、先ほどお話したとおり、ちょうどこの制度開始の端境期に当たっております。このまま放置しておけば、何の補償もできないということで、生産者の不安感というものが非常に深くなっている時期だと思いますので、ぜひともこの7月1日までの不安感というものを取り除くためのメッセージを生産者に送る必要がある。そしてまた、再開に向けた後押しをするという明確なメッセージを伝えることによって、その不安感を払拭することができればという観点からこの臨時議会で提案をさせていただくことといたしました。

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