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「愛のくにえひめ営業本部」の令和3年度第3四半期(4~12月)の営業実績に関する知事記者発表の要旨について

ページID:0006231 更新日:2022年1月28日 印刷ページ表示

【記者発表資料】

 

日時:令和4年1月27日(木曜日)15時55分から16時06分

場所:知事会議室

 

(南海放送(幹事社))

ないようでしたら、続いて2番目の項目に移ります。続いて、愛のくにえひめ営業本部の令和3年度第3四半期の営業実績について、知事お願いします。

 

(知事)

 はい、よろしいですか。それではコロナの会見は終了させていただきまして、定例会見の議題に入らせていただきます。営業本部の令和3年度第3四半期の営業実績を報告させていただきます。まず、営業活動の成果指標、これも経済政策と思っていただいてもいいと思います。特にコロナ禍で苦しんでいる生産者、事業者のモノを県が開拓して売り上げにつなげていくというのがこれの目的なんで、まさにコロナ禍においても大きなサポートになるんではなかろうかと思っています。

 営業活動の成果指標は、県内事業者に対するビジネス機会の提供がまず一つあります。こちらは商談会のフェア等の開催件数、目標年800件に対しまして716件、前年同期が576件でありましたので、前年同期2割増、24%増となっています。参加事業者数は延べ4,386社、こちらは目標が5,400社でございまして、進捗率は8割程度ですが、前年度の同期比で見るとプラス18%、やはり2割近く増えています。皆さんも積極的に県の営業活動を利用していただいているということだろうと思います。

 次に第3四半期における10月20日に県内で「感染縮小期」に切り替わるなど、コロナの感染状況が比較的落ち着いていた時期、こうした中で、上半期に続きオンラインを活用した商談会、そしてEC市場への参入支援、全国各地での各種フェアの実施など、リアルとデジタルの両面から取り組んできた結果かなというふうに思います。実はこの指標の二つとも開催件数も参加事業者数も、昨年度は目標をクリアできませんでした。ただ今年はもう既に進捗率9割、8割まで来ていますので、今年はこの両指標とも何とか射程に収めてきているかなというふうに思っています。

 もう一点、成約実績、これが大事であります。こちらは件数で言うと3,719件、前年のこの時期の実績が3,127件でありますから、前年同期比、こちらも2割増、592件増えているところでございます。成約額はそれに伴ってやはり増えていまして、現在149億8千万円、もう目標の150億円はもう届いたといってもいいと思います。前年度実績がこの時点で122億8千万円でありましたから、こちらも前年同期比で2割以上増、27億円増となっています。7月の会見で述べさせていただきましたが、150億円は最低ライン、そしてさらに上乗せできる体制に近付きつつあると認識しています。この要因はやっぱり「感染縮小期」に積極展開した対面営業による成約に加えて、実数においてもEC分野の伸びが堅調でありまして、これまで支援を行ってきたデジタルを活用した営業ノウハウが県内事業者に浸透して、売り上げを大きく伸ばすことにつながってきているのではなかろうかと考えられます。

 具体的には、加工食品分野では大手卸バイヤーとの連携による流通事業者への直接営業により成約が増加した。また、楽天市場内特設サイト「愛媛百貨店」の年末キャンペーンにおいて、本サイトの知名度が上がってきまして、過去最高となる4億4千万円、前年度が3億2千万円でありますから、38%、4割増の売り上げとなりました。EC分野での成約が第3四半期累計で約22億円、こちらは対前年度比122%、倍以上、12億2千万円増と順調に伸長しております。

 また、ものづくり分野では国内展示会やバーチャル展示会を通じた成約が増加したほか、林産物分野ではウッドショックで木造価格が非常に上がりましたけれども、その一服感はあるんですが、これを機会に国産材への代替需要も増えてきてまして、高単価は維持されているといった外的要因もあります。それに加えて、国内メーカーや商社への積極的な営業展開を行っていますので、これが双方融合して取り引き拡大が進展しています。

 ただ一方、唯一水産分野だけが前年比マイナスでございます。時短営業解除後も居酒屋等の外食市場がコロナ前の半分程度しか回復していない中、一部百貨店でのフェア開催やテイクアウト系大手飲食店での取り扱いにより、こうしたところは増加したものの、引き続き大手水産卸の取り扱い、それから海外も今コロナ禍にさいなまれていますから、海外向け輸出が前年割れとなっておりまして、第4四半期は重点分野として巻き返しを図っていきたいと思っています。

 なお、毎回申し上げておりますが、成約額については内容の公表を差し控えさせてもらいたいという事業者もいらっしゃいますので、実際には今回の149億円以上あるということだけは申し添えさせていただきます。

 第4四半期においては、オミクロン株の影響の度合いが不透明ですけども、かんきつ王国・水産王国として、これまで回数を重ねてきた首都圏・関西圏や北海道での大型フェアの継続開催のほか、長年の営業活動が実を結び、今回、南関東・北陸信越・東海の三つのエリアで、大手量販店における初の本県単独のフェアを一挙に開催して、本格的な全国展開への基礎固めを加速させたいと思っています。また、大規模オンライン商談会の開催や、3月に「愛媛百貨店」販促キャンペーンをさらに拡充実施したいと思います。これまで培ってきたデジタル営業をさらに深化させ、マーケティング力の向上を図るほか、フェア開催に合わせたライブコマース実施による購買意欲の喚起、首都圏アンテナショップでのAIカメラを活用した売り上げ拡大実証実験にも取り組みたいと思っています。リアルとデジタルを戦略的に活用した営業展開の模索ということであります。

 さらに、海外についても、世界的な物流網の混乱が続く中ではありますけども、大手小売業者等と連携した県産品の輸出拡大を着実に進めるとともに、中国・米国等での越境EC事業の展開など、アフターコロナを見据え、販路開拓・販路拡大に向けた戦略を練って、取り組みを強力に進めていきたいと思っております。以上です。

 

(南海放送(幹事社))

 ただ今の発表事項に関しまして、質問のある社はお願いします。

 

(愛媛新聞)

 愛媛新聞です。成約状況について、先ほど知事がおっしゃられた目標額に関してですね、非常に最低限というふうにおっしゃってましたけれども、これを進捗率99.9%という、もう達成しようとしている、それに関しての受け止めをあらためてお聞かせください。

 

(知事)

 実はこの営業本部というのは就任直後に立ち上げた組織で、当初の初年度は8億円からのスタートでした。その後、私がたまたま商社にいましたので、県庁職員がビジネスの世界を知っていたわけではなかったので、ビジネスの考え方、手法、そして行政としてどういうところができるかの絞り込み、こういったことを模索し1年掛かりました。その後、職員も本質を見極めた上で、どんどん営業展開をするようになって、フィールドは国内だけでなく、海外にも広がって、実績を上げ続けてくれています。そしてまた県内の事業者さんもそこを活用するという機運が広がってきておりまして、先ほどの件数、フェアの開催、事業者数の増加につながっていると思います。ただ、3年ぐらい前に少し頭打ち感を感じていたので、これからは僕も経験したことのなかったデジタル技術を活用した営業活動やEC市場への展開、こういったことを始めるということを打ち出しました。ここについては、本当にお手本がないわけだったので、そういったところのノウハウを持っている企業、良きパートナーを探したりですね、いろんなことを模索してノウハウを蓄積してきているところでございます。その新たな分野の挑戦というものが徐々に実際の成約額に結び付きはじめて今という現時点なのかなと思っています。

 

(南海放送(幹事社))

 その他、いかがでしょうか。

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