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知事の被災地等視察(大洲市)に係る共同取材(8月13日)の要旨について

ページID:0011357 更新日:2018年8月15日 印刷ページ表示

日時:平成30年8月13日(月曜日)

 13時20分~13時40分

場所:大洲市肱川・川上商工会館前

 

(愛媛朝日テレビ(代表))

 今回、大洲市内の8カ所を視察して感じたことは。

 

(知事)

 まず、第1段階の目標、水にある程度のめどが立ちましたので、最後の住宅の提供ということが気に掛かっていたんですけれども、大洲市の2カ所につきましては、仮設住宅も本当に人手不足の中、働き掛けをしていただいたことによって、県外の方も作業に加わっていただいて急ピッチで進んでいて、8月中には何とかめどが立つなということを実感しました。関係者のご努力に本当に心から敬意を表させていただきたいと思います。

 この二つ(水と住居)のめどが立ちますと、本格的な復興ということに踏み出せていけると思うんですけれども、特に、今日は大洲市ということで、農業関係の設備等の状況を見させていただきました。今日行った中で、場所によっては、補助制度の対象外のところもあったんですけれども、工夫によっては別のメニューで支援ができるということも見えてきましたので、そこはあらん限りの知恵を総動員して補助態勢を考えていきたいというふうに思います。

 もう一つは、ニュース等で懸念していた肱川の道の駅とこの肱川の商店街、本当にちょっと上にあって、えっと思われるような被害が出ているところなんですけれども、商店街そのものの消滅にもつながりかねないというふうに聞いていましたので、これはグループ補助制度をフル活用で、ここまで来たらピンチをチャンスに変えるというぐらいの発想で、より魅力的な場所にするというような目標に向かってバックアップをしていきたいなあというふうに思います。

 

(愛媛朝日テレビ(代表))

 仮設住宅も8月中の完成にめどが立ったということで、これから本格的な復興に力を入れていくということだが、今回の視察を踏まえて、特にこの点に力を入れていきたいということはあるか。

 

(知事)

 そうですね。まず何よりも用意できるメニューは、あらかた国との折衝でできたと思っていますので、ただ、どう活用したらいいのか分からない、あるいはどういうメニューがあるのか見えにくいというようなところから、不安を感じていらっしゃる方も多いと思いますので、こういうメニューがあって、こういうふうにやっていければ、それが活用できるという分かりやすい説明、それから一緒に考える体制、これが本当に大事だと思っています。先般、県の方では、そういった支援チームを作りましたけれども、これは市町の段階でも作っていただいて、連携しながらですね、(グループ補助制度を)フル活用できる体制を早急に整える必要があるというふうに思います。

 

(愛媛朝日テレビ(代表))

 あらためて、被災者の方に伝えたいことは。

 

(知事)

 まず何よりもですね、本当に今回の被災で厳しい現実に直面され、頑張っている皆さんには心からお見舞いを申し上げたいと思います。ただ、現実というものは、上を向いても下を向いても変わりませんから、本当に我々の立場でできることは何でもやるという覚悟で、今回、バックアップ体制を築いていますので、ぜひ、そのことを心の片隅に刻んでいただきまして、前を向いていただけたらなあというふうに思います。そのための努力は惜しまないということを、お約束させていただきたいと思います。

 

(テレビ愛媛)

 こちらで、養老酒造さんはじめ商店街を見た感想はどうか。

 

(知事)

 まあここの商店街は1階部分が完全に水没して、場所によっては2階まで浸水しているという大変な水害に遭っているんですけれども、特に養老酒造さんのことはですね、県外の酒造メーカーや組合の皆さん、東予、中予、南予問わず皆で仲間を助けようということで、本当に何度も何度もですね、再建に向けて力を貸してくれているということをニュースで知っていましたので、本当にそういう仲間の力というものが励みになっているんだろうなと思いました。

 確かに、今の段階では、再生産まで道筋は、まだこの段階では見えていませんけれども、可能性、一条の光明は見えてきているというようなところを会話の中で感じました。だからこそ、そこまで一生懸命になっている方を、どうやったら後押しできるのか、ここはもう我々の仕事だと思っていますので、本当にそういう商品、製品ができたときに、県の営業本部がどう関わってその商品の販路を、道筋をつくることができるかということも含めて、政策を考えていきたいと思います。

 

(テレビ愛媛)

 こちらの肱川地区自体、住民が大体2千人ぐらいで、話を聞くともう松山の方に住所を移したという方もいるが、今後、限界集落、過疎への対策というのは、どのように考えているのか。

 

(知事)

 こればっかりは、その、人の移動というのは、それぞれの意思で決まっていきますから、それを強引に引き留めるということはできないと思うんですけれども、要は、まちづくりで考えていけばいいのかなあというふうに個人的には思っています。このピンチをチャンスに変える、例えば、グループ補助制度を使って、この肱川の商店街を地元の神社とのパッケージにしてですね、今までに無かったような魅力を持ったメッセージが情報発信できて、人々があそこに行ってみたいなあと思えるような個性的な商店街に生まれ変わらせるチャンスだというぐらいの気持ちで、皆さんと一緒にできたらいいなあと思っています。そうすれば、魅力があるところには、人は集まって来ますから、そういう形で食い止めを図って行きたいと思います。

 

(南海放送)

 今回、大洲を視察するに当たって、知事自身が気になっていたこと、心配していたことというのはあるか。

 

(知事)

 はい。一度か二度くらいは来ているんですけれども、ちょっと、吉田と三間の水の問題が、どうしても早く解決しなければならなかったので、8月上旬までは、そちらに集中せざるを得なかったんですけれども、特にこの大洲市については、中心部の被害というのが、先ほど行ったアイパックスにしろライスセンターにしろ、この地域の1次産業の根幹に関わる施設ですから、そこへの心配。それから、肱川については、先ほど申し上げましたように、商店街そのものが水没しているという状況から、将来どうすればいいんだという声をニュースを通じて聞いていたという状況にありましたので、ここは特に懸念しておりました。

 

(南海方法)

 前回、先月の11日に大洲市を訪問したと思うが、今回視察をして、その時からの変化についてはどのように。

 

(知事)

 そうですね。中心部については、本当に皆さんがたくましく活動されて、風景がガラリと変わっていましたし、お店も一部ではありますけれども、再開までこぎ着けていると。それから、まだ再開していないところも、プランを持って歩み始めているという力強さを感じました。もう一つ、道の駅についても、あれだけの水没被害を受けた道の駅が、一部とはいえ再開し、地域の生産者の皆さんが本当に心を込めて作った物を提供できる体制が徐々に整ってきていることを実感いたしました。そして、ここ肱川の商店街は、本当にまだまだですけれども、今日の一部の方々との話でもですね、前を向いてやろうという最初の段階とは違う空気が出始めているのではないかなあということを、少しずつだとは思いますけれども今日は感じました。

 

(知事)

 今日はどうもありがとうございました。ぜひ大洲の鵜飼いとかも宣伝をしてあげてください。全然、観光施設は大丈夫ですから、中予や東予の皆さんも、南予に来ていただくことが南予を元気づけることになりますので、こういう時だからこそ、夏の期間、秋の期間に、一度は皆さんに旅行等で来ていただければと思います。よろしくお願いします。


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