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安倍首相の県内被災地視察に係る知事共同取材(7月13日)の要旨について

ページID:0011351 更新日:2018年7月20日 印刷ページ表示

日時:平成30年7月13日(金曜日)

 17時48分~18時01分

場所:松山空港

 

(NHK(代表))

 知事は連日、被災地を訪問し、被災者の方々とも会っていると思うが、今日、安倍総理と一緒に被災地を訪問して、まず率直な感想を。

 

(知事)

 はい。あの、発災後ですね、人命救助の態勢をとってですね、これはただ事ではないと実感しましたので、ただその空気を一刻も早く国に伝えなければいけないと思って、月曜日上京させていただきました。その深刻さをしっかりと受け止めていただけたのではないかと思います。その後、間髪入れずにですね、岡山、広島(7月14日に視察延期)、そして愛媛へと足を運んでいただき、これはもう本当に感謝をしています。

 やはり現場に行かなければ見えてこないもの、行かなければ実感できない事実、現実というものがあると思うので、月曜日(首相官邸に)お伺いしてから5日しか経っていないですが、このたった5日で支援ニーズもどんどん変わってきています。今日はその新たに発生しているニーズについてもお伝えすることができたので、県だけでできる規模ではありませんから、国が前面に立って動いてくれるのではないかと期待をしています。

 

(NHK(代表))

 支援ニーズが見えたという話だが、中村知事から総理の方に、具体的に何かこういうことをお願いしたというようなことは。

 

(知事)

 はい。前回、月曜日の時点では、人の派遣であるとか、一番基本的な4項目の事項をお願いしたんですけれども、今日はその中で、四つのうち一つは追加、さらに新規として6項目、つごう7項目の要請書をお渡ししています。それは後ほど配らせていただきます。

 ただ、地域によってニーズも違ってきていますので、例えば野村の場合はですね、乙亥会館の周辺を中心に2階まで水に浸かるという全壊に近い家屋が多数発生していると、それに対してどう対応していくか。で、大洲の場合は、圧倒的に床上浸水の戸数が多いという、これにどう対応していくのか。そして吉田の場合は、まずは水。ライフラインの見通しが立っていないという、これをどう克服するのか。そういった地域ごとのテーマ別、個別の問題についてもお伝えさせていただきました。

 共通項としては、やはり何と言っても、まあ吉田を除いてある程度めどは立ってきているんですけれども、水の確保とそれからライフラインである道路の啓開作業、そして大量に発生したごみの処理。そして避難がだんだん長引いてきていますから、避難所でのメンタルケア等の問題に、国としてもさらなる手厚いバックアップをしていただきたいということをお願いしました。

 

(NHK(代表))

 その中村知事の要望に対して、総理からの反応というのは。

 

(知事)

 はい。もう100パーセントに近い形で、地域で現場でいろんな問題が浮上してきた場合は、心置きなくやっていただきたいと、後のバックアップはするからという大変心強い言葉をいただきました。

 

(NHK(代表))

 今日一日、総理と一緒に被災地を回って、特に印象に残ったことがあれば。

 

(知事)

 そうですね、本当に丁寧に丁寧に対応していただいたと思います。それは、お会いされた皆さんには、力になったのではないかなと思います。

 

(愛媛新聞)

 愛媛県でも、安否不明者の方とお亡くなりになられた方の氏名を公表するという発表があったが、この件についての考えをあらためて。

 

(知事)

 はい。これについては、慎重にも慎重に対応する必要があると思います。やはり、お亡くなりになられた方々のご遺族のご心情に十分配慮した中で、扱わなければならないと思いますので、やはり確認をして出してほしいという依頼があった場合であるとか、あるいは確認をして構わないという確認が取れたところ、それについては出してもいいと思いますけれども、無条件に出すというのはちょっとどうかなと思っています。

 

(愛媛新聞)

 このタイミングでの公表の判断というのは何か。

 

(知事)

 時間が経って、確認を取る時間がとれるようになったということです。

 

(朝日新聞)

 ご遺族やご家族への確認作業というのは、今から始めるということか。

 

(知事)

 そうですね。はい。

 

(朝日新聞)

 それで確認が取れ次第、一人ずつ公表をしていくという。

 

(知事)

 はい。そうですね。出して構わないという方については。

 

(NHK)

 月曜日に官邸を訪問して、激甚災害の指定を要望したと思うが、その件については、何か、今日、総理の方から返事などあったのか。

 

(知事)

 これはもう、早期にやるという姿勢は明確に示していただいていますけれども、そもそも被害が確定しなければならないと。で、これまでの激甚災害指定は、被害確定から場合によっては1カ月かかるときがあったんですね。ですから、少なくともそれは1週間程度で仕上げていただきたいというのが月曜日の要望でしたので、それには応えていただけるのではないかと思っています。

 

(NHK)

 見込みとかっていうのは。

 

(知事)

 いや、まだちょっと被害確定というのは、まだ時間がかかると思うんですね。今、罹災証明の確認作業が出てきますから。これは市の問題にもなってきますので。その作業状況と、それから私も細かいところまでは分からないんですけれども、山の方は入れていないですから。今日、上空から見たんですけれども、もう本当に吉田の辺りの山々というのは、ノミであちこちを削り取られたようなそんな状況で、本当に被害の大きさをあらためて実感しました。

 

(朝日新聞)

 首相が自民党の懇親会に参加していたことで、政府の初動に問題があったのではと指摘する声もあるが、この件について知事の考えはどうか。

 

(知事)

 いや、細かいことは分かりません、見ていないですから。ただ、私は、月曜日以降は、しっかりやっていただいているのではないかというふうに思っています。

 

(愛媛新聞)

 今日、高知自動車道の通行止めが解除になって、四国の高速道路が全部通れるようになったが、道路の分断の解消についての知事の考えは。

 

(知事)

 そうですね。まあ国道については、大掛かりな道路ですから、分かりやすく対応できると思うんですけれども、県道、市道については、まだまだという状況であります。ともかく土砂の撤去等が広範囲にわたっていることから、やはり全通するには時間がかかると思うので、重要度をしっかり分析しながら現場では対応していると思います。

 で、明日からは、建設業協会の関係者が全県を挙げて、トラック100台、人員300人を派遣していただけますので、住宅からでた災害廃棄物の撤去やそうした道路の啓開にも大いに力を発揮していただけるのではないかというふうに思っています。

 

(愛媛新聞)

 高速道路が全線通れるようになったことについては。

 

(知事)

 これはもう、ライフラインの確保から言えばですね、一番真っ先にやっていただきたかったことで、それは一つほっとしています。

 

(読売新聞)

 再確認だが、氏名の公表について、基本的には、これまでは慎重にご遺族にも配慮した上で名前は公表しないという立場をとっていたのが、時間が経って。

 

(知事)

 いや、決して絶対に公表しないということではなくて、当初のご質問というのは、(亡くなられた方が)何人という中で、すぐに名前を出さないのかというご質問だったので、それぞれの立場立場があるので、しっかりと心情に配慮をして、確認が取れるまでは公表するつもりはないというお話をしたわけですね。

 で、あの段階でじゃあ、県のやるべき捜索活動とかの優先順位を考えると、ご遺族の方の時間の経過の心情とかをですね、まだ確認する段階ではないのではないかと。今は、1週間近く経ってですね、そういった作業もできるようになってきたということです。

 

(読売新聞)

 県の職員が、ご遺族に直接、今後確認をした上で公表すると。

 

(知事)

 そうです。

 

(読売新聞)

 今の段階で、そういった方針を出して、今日中にもう何人か発表するというようなことは。

 

(知事)

 いや、それはちょっと現場は今、分からないですね。私も今帰って来たばかりですから。

 

(テレビ愛媛)

 今日、総理と一緒に被災地を回ってみて、あらためて被災地の皆さんにかける言葉というのは。

 

(知事)

 そうですね。あの、一番身近な市役所の皆さんも、一生懸命フォローすべく頑張っていると思いますし、県も当然のことながら一緒になってチーム愛媛で乗り越えようという呼び掛けをしまして、全力を尽くしていきたいと思います。

 また今日の朝、民間の企業が本当に多くの義援金を寄せていただきましたし、また総理も来てですね、国もしっかりと後ろから支えるという強い言葉をいただきましたので、多くの方々が本当になんとか復興のために支えたいという気持ちで動いていますので、そのことをぜひ頭の片隅に入れていただいて、日々の試練に立ち向かっていただきたいなというふうに思います。

 

(愛媛新聞)

 昨日、西予市の方で避難をされていた方が亡くなられたという話があり、災害関連死の可能性もあるかと思うが、避難生活への今後の支援についてどう考えているか。

 

(知事)

 そうですね。これも先ほど申し上げた要請の項目の中にあるんですけれども、これは災害対策本部会議でも早い段階から言っていたんですが、(避難生活が)長期化してくると、その環境であるとかメンタルであるとか、いろんな問題が生じてくるので、きめ細かく対応するというのが1点と、それからやはり、メンタルのケアということになってくると、専門家の力が必要になってきますので、その人員の配置を含めてですね、これもまたきめ細かい対応の中に入ってきますけれども、担当部局がしっかりと行うようにという指示をしていますので、精いっぱいのことはやっていきたいと思っています。

 

(愛媛新聞)

 昨日亡くなられた方の状況というのは。

 

(知事)

 いや、ちょっとまだ入っていないんですけれども、どうなのかという認定というのも、これは西予市の方でやられていると思いますけれども、そこはまだ聞いていないです。

 

 

<参考>

 

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