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加計学園理事長による記者会見に係る知事共同取材(6月20日)の要旨について

ページID:0011345 更新日:2018年6月21日 印刷ページ表示

日時:平成30年6月20日(水曜日)

 16時45分~17時00分

場所:知事室前廊下

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 では、まず加計学園獣医学部の一連の問題発覚後、初めて加計理事長が取材に応じたが、昨日の会見の内容を受けての所感を。

 

(知事)

 はい。まず前回、愛媛県に対して虚偽の話をしたというふうなファクシミリがマスコミ各社に送られてきたのを受けまして、愛媛県の公の立場として、いろいろな指摘をさせていただきました。

 例えば、記者会見の速やかな開催であるとか、また、一般の企業だったら間違いなく行われるであろう担当者の処分の問題、そしてまた担当者の切り替えの話など、四つについて意見を言わせていただきましたけれども、今回、その一つ一つに答えている形にはなっているというふうに思っています。

 まあただですね、昨日の会見というものは、私も当日やられるということを知ったような状況でしたし、会見の中で、マスコミ各社の方からも、2時間前の案内であり、かつ地元の記者限定ということで、どうなのかという質問が出ていたようです。それに対して、きちっとした形での会見をという要望が出ていたようなので、それは「検討する」という回答をされていましたので、今後、しっかりとした形で会見をされるのではないかなというふうには思っています。

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 昨日の会見では、渡辺事務局長の減給処分と、あと理事長の給料返納が発表されたが、処分の内容は、妥当だと思うか。

 

(知事)

 これは学園、法人が決めることですから、それに対して、とやかくということは申し上げません。

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 会見の中で、理事長が、安倍総理との面会については、記憶にも記録にもないと否定したが、それについてはどのように。

 

(知事)

 これもご本人の記憶なので、そのまま受け止めるしかないんですけれども。この点に関しては、何らかの確証みたいなものがあれば、問題ないのではないかなというふうには思いますけれども。それが示されていないとなると、いろんな声が出てくるのは、仕方のないことではないかなというふうに思っています。

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 今後は、そういった確認できる記録を示していくようにというのは、県としても加計学園側に求めていくのか。

 

(知事)

 と言うかですね、我々は、かねてからのいきさつに基づいて公金を今治市に拠出する立場なんですけれども。今後はですね、我々は、あくまでも立ち上げの助成ということになりますが、これからは国が私学助成金という形で、国民全体の税金を投入していくことになりますので、その重みというのを受け止めて、まさに今、繰り返しになりますけれども、既に学校は始まっていますから、現場でしっかりと勉強をしている学生のこと、それから指導している先生方のこと、運営に現場で携わっている事務職員の方々のことを考えて、問題が残っているとするならば、コンプライアンスとガバナンスの問題ですから、そこをきっちりされることが、立ち上がりの公金、それから今後も続くであろう国の私学助成金を受け取る形を考えた場合、それをしっかりと対応することが、学園の信頼に結び付き、今後の長い目で見た運営につながっていくのではないかなというふうに思っていますので、そこはしっかりやっていただきたいなというふうには思っています。

 

(NHK)

 首相と理事長の面会の否定については、いろんな意見も出てくるだろうということだが、知事自身は、今のその説明についてはどう感じているのか。

 

(知事)

 まあ、それをそのまま受け止めるということですね。

 

(NHK)

 特にこう、疑問点とかは。

 

(知事)

 と言うか、記憶の中での話なので、それを明確にする何かがあった方がいいのではないかなと。もしそうであるならば、その方がすっきりするのではないかなというふうには思います。

 

(南海放送)

 昨日の会見について、理事長が謝罪をしたわけだが、これで一連の虚偽報告については、けじめが付いたと考えているのか。

 

(知事)

 いいえあの、さっき申し上げたとおり、現場のマスコミの皆さんから、2時間前の突然の連絡だったということと、それから極めて限定された地元の方だけでの会見ということなので、もう少しきちっとした形を取っていただきたいという質問があったことを、今日、報告の中で見ましたので。それに対して「検討する」ということを言われていますから、それはちゃんとやっていただけるのではないかなというふうには思います。

 

(朝日新聞)

 そのあらためての会見というのは、県として要望を。

 

(知事)

 いやいや、それはなんて言うんですかね。学園のためにもですね、先ほど申し上げましたように、公金を受け取る立場、今度は私学助成金も入ってくるわけですから。その立場を踏まえて、しっかりやっていくことが学校のためにもなると思いますし、それは当然やっていただけるものではないかなというふうには思っています。

 

(朝日新聞)

 昨日の取材の際にも、世間の納得が得られるかどうかという話をしていたと思うが、今回、会見時間が20分とか、2時間前の通告とか、地元の記者限定とか、そういうことがあった今回の会見について、形態も含めて世間の納得が得られる形だったと。

 

(知事)

 昨日のニュース等を拝見する限り、やはりこの形はどうなのかという意見が多かったのではないかというふうには思っています。

 

(南海放送)

 逆に、世間、国民が納得する形での説明というのは、どういった形が望ましいと思うか。

 

(知事)

 そうですね、やはりうちもそうなんですけれども、今日はぶら下がりという形になるんですが、やはり大きな課題の時は、オープンに、時間も十分にとって、いろんな質問に真摯に答えるという姿勢が大事なのではないかなというふうには思います。

 

(朝日新聞)

 そのあたりは、不十分だったと見ているのか。

 

(知事)

 昨日の現場に居たわけではないですから、そこは何とも言えませんけれども。記者さんの質問、それからお答えというもののやり取りを見ると、まあ検討する余地があるというふうには思っています。

 

(朝日新聞)

 昨日の会見は、県への連絡も会見の2時間ほど前だったというふうに聞いたが、それについては、どう受け止めているのか。

 

(知事)

 そうですね。ですから、あくまでも昨日は、理事会の決定事項をぶら下がりでお話されるという趣旨だったのかなというふうには受け止めていますけれども。

 

(あいテレビ)

 知事自身、どういったところが納得いかないと感じているのか。

 

(知事)

 何事も立証するには、何か、記憶だけではなくてですね、例えば、うちはいろんな形で備忘録等があったわけですけれども、そういったものを示せた方が、それが正しいのか正しくないのか、スムーズに多くの方々に伝わるのではないかと思いますので。それが無いので、何かもやもやした感じが残っているのではないかなというふうに思います。

 

(あいテレビ)

 そういった理事長の対応については、どう思うか。

 

(知事)

 そうですね、これはちょっと本当に現場に居たわけではないので、何とも言えません。

 

(南海放送)

 先ほど、コンプライアンスとガバナンスが今後重要ということだったが、具体的にどういったことを望むか。

 

(知事)

 いや、もう正直に真摯に対応することに尽きるのではないかなというふうに思いますけれども。

 

(NHK)

 今日、国会で会期延長が決まって、ある意味では議論する時間がしっかりあるということだと思うが、この問題について、残された延長期間の中で議論してほしいという思いは。

 

(知事)

 いや、あの我々はですね、正規の手続きを踏んで、ぜひ来ていただきたいということで実現して。まあ、国がその認可の権限を持っていますから、我々はそこの過程は全く分かりません。ですから、確認はさせていただきました。こういう状態の中で、国は認可については問題ないんですねということを加計学園に確認していただきたいということで、文科省から問題ないという答えがありましたので、この中身の議論については、もう国会のフィールドで行っていただくしかないと思っています。

 

(NHK)

 その議論、説明を求める声というのは、与野党からもという話を、昨日、知事言っていたが、そういう意味では、きちっとした議論を望むという姿勢は変わらないということか。

 

(知事)

 それは国の認可の手続きの問題については、これは国会のマターになりますから、そこはしっかりとやられたらいいのではないのかなというふうに思います。

 我々が確認したかったのは、この時点で(国の認可の手続きには)問題ないんですねというふうなことは確認させていただきたいと思っていましたので、それは文科省から確認が取れたということです。

 

(南海放送)

 関連して、文科省から問題ないという回答ということで、補助金については、あらためての見直しはしないということでよいか。

 

(知事)

 そうです。はい、そのとおりです。

 

(朝日新聞)

 今回、首相と理事長の面会について、加計学園の方から実際は無かったという話が出ているが、その理由として、まず、事務局長がその場の雰囲気で言ったと。その後、昨日、理事長が、記憶にも記録にもないということを話しているが、率直に知事として面会が無かったという言い分は信じられるか。

 

(知事)

 いや何とも言えません。ただ、それをストンと受け止められるように、何かその年の記録であるとかいうものがあったら、説得力が出て来るのではないかなというふうには思います。

 

(朝日新聞)

 記録などが無くて、面会は無いと言っている現状については。

 

(知事)

 そうなってくると、どっちにも取る方がずっと存在してしまうということになるのではないかと思います。

 

(南海放送)

 昨日の記者会見を開いた、取材に応じたタイミングについて、多くの犠牲者を出した大阪の地震の直後に、あえて行ったのではないかという見方もあるが、このタイミングについてはどうか。

 

(知事)

 そこは、私は何とも言いようがないです。ただ、要請してから3週間経っていますので、昨日も申し上げましたけれども、速やかに行動された方が良いのではないかなというのは、気持ちの中ではあります。

 

(朝日新聞)

 昨日の会見の中で、加計理事長が、許されるなら愛媛県に謝罪に伺いたいというふうなことを言っているが、それについては。

 

(知事)

 むしろ、今、謝罪というか、それはもう受けていますので。それ以上に大事なことは、長い目で見て、学園の信頼構築と、それから現実に今、勉強に励んでいる学生たちの環境整備のために、最優先すべきは、もう謝罪は受けていますから、それはいつでも構わない話であって、むしろしっかりとした説明責任を果たす方を最優先する方が良いのではないかなというふうには思っています。

 

(テレビ愛媛)

 昨日の取材で、知事は、首相は膿を出し切ると言っているので、まだやってほしいというふうな話をしていたかと思うが、今後、国会が会期を延長する中で、やはり官邸には説明責任を果たしてほしいと思うか。

 

(知事)

 そうですね。別に、やってほしいと言ったわけではなくてですね。膿を出し切るという発言を公に聞いていますので、そのとおり動いていかれるのかなあというふうに思っているだけなんですけれども。

 

(朝日新聞)

 県への謝罪ではなくて、しっかりとした説明をということだが、そういう意味では、昨日の会見では、しっかりとした説明とまではまだ。

 

(知事)

 繰り返しになりますけれども、私自身が現場に居たわけではないので、やり取りを生で聞いてないので、何とも言えないですし、皮膚感覚も含めて、本来だったらお話しすべきだと思いますので、そこは何とも言えないです。

 ただ、やり取りの記録を見ると、マスコミの皆さんの中から、2時間前で、地元だけで、途中で終わってしまったということもあったと思うので、それできちっとした形での会見を検討していただきたいという質問があったと、記録を見たら聞いていますので、それに対して検討されるということを言われているので、そういう方向に行かれるのかなあというふうには思っています。

 

(愛媛新聞)

 今回、県が要請したことについては、形式的に応えてもらったということで、今後、県としては、何かしら学園側に求めることというのは。もう無いということでよいのか。

 

(知事)

 そうですね、今のところは、ともかく長い目で見て県民の皆さんの税金を今治市に拠出するわけですから、これからも丁寧に、疑問がある以上は、丁寧に対応していただくということに尽きると思っています。

 

(朝日新聞)

 今後の加計学園の説明責任というのは、先ほど、知事が言った、首相と理事長が会っていない証拠と言うか、そういうことを示すということも含まれると。

 

(知事)

 それはあった方が説得力が出てきますから、探す努力はされるべきではないかなというふうには思います。

 

(愛媛新聞)

 あらためて、県の内部文書に関して、面会が無かったとすると矛盾する点が多々あることに関してはどのように。

 

(知事)

 そうですね。我々は、ともかく、県の職員が出席した会議で、誰がどういう発言をしたかということを、正直に備忘録として残していたという立場なので。そのことが、どのように認可の過程に影響されたかどうかということは分かりません。そういった認可の手続きに関しては、県は一切関わっていませんから。むしろ、そこは国の方で議論されるべきではないかなあと思います。


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