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平成27年度9月補正予算知事査定の冒頭における知事共同取材(8月27日)の要旨について

ページID:0011311 更新日:2015年8月28日 印刷ページ表示

日時:平成27年8月27日(木曜日)10時02分~

場所:本館4階会議室

 

 

(あいテレビ(幹事社))

 今回の9月補正予算案の規模と編成方針、そして重点項目について教えてほしい。

 

(知事)

 財政状況が非常に不透明ではありますけれども、6月補正予算編成後の情勢変化や県議会各会派から要望を頂きましたので、こういったことを踏まえ、編成に当たっていきたいと思っています。

 特に、具体的に言えば、南海トラフ地震や台風、集中豪雨に備えた防災・減災対策が一点と、それから産業振興、また今、いろいろと脚光を浴びている移住促進についての対応、それからスポーツ・教育の充実などの県政の諸課題について、地方創生のための交付金も活用しながら、編成に当たっていきたいと思っています。

 予算規模につきましては、今申し上げたような内容に集中的に取り組みますので、これから議論しますけれども、おおむね昨年並みの100億円規模になるのではなかろうかと、それを超えるか、あるいは下回るかはまだ見通しが立っていませんが、おおむね100億円をめどに考えていきたいと思っています。

 具体的には、まず、南海トラフ地震や台風、集中豪雨に備えるための方策として、避難道路の整備、それから河川、海岸、港湾施設の整備、さらには土砂の堆積の著しい河床掘削、これは結構大きな要望がありましたので対応したいと思っております。それから、マサ土や赤ホヤといった特殊土壌地域における砂防施設の整備、こういった緊急に行うべき防災・減災対策を県単独事業で前倒しで実施したいと思っております。

 産業の振興につきましては、キウイフルーツのPsa3型の対応において、全伐採をされた農家の方々、7月から樹体共済制度が始まりましたけれども、今年は去年に比べて発生が早かったので、その対応の前に伐採された方がいらっしゃったので、それについては、特別な昨年並みの対応が必要というふうに思っています。

 それから、大手の食品会社が、これまでその会社は乾たけのこ、メンマですね、これを中国産を使っていたんですが、愛媛産を使っていただくという営業がうまく軌道に乗り始めていますので、その生産体制の整備に当たっていきたいと思っております。

 さらには、景気が心配な状況になってきていますので、特に中小企業の資金繰り対策にも目を配っていきたいと思います。

 また、「スゴ技」ブランドの知名度のさらなる向上のための情報発信や、昨年、フラワーショーで全国的にも高い評価をいただいた「さくらひめ」、これを東京の大手会社とのタイアップを視野に入れながらブランド戦略を立てていきたいと思います。

 さらに、継続でありますが、自転車新文化の推進にも当たっていきたいと思います。

 それから、移住関係ですが、移住者の受け入れ態勢の強化に一層取り組んでいきたいと思います。また、大都市圏から移住してきた高齢者が起業や就業して地域に貢献する形をサポートする、本県独自の愛媛型CCRCの導入に向けた検討を始めたいと思います。

 そして、教育・スポーツの充実では、新しい事業になりますけれども、教育委員会と首長の関係が法改正で変わってまいりましたので、そういった中の会議でも取り上げたテーマでもある、今治工業高校に造船コースを設置する、この準備に入っていきたいと思っております。

 それから、愛媛マラソンの開催支援というようなところが、補正予算の主な項目ではないかと思います。

 

(南海放送)

 防災・減災対策ということだが、伊方原発への安全対策という要望が県議会各会派からいろいろと挙がっているが、どのように考えているのか。

 

(知事)

 これはもう当初予算で予算上は組み込んでいますので、これをしっかりと実施していくということになります。

 

(南海放送)

 当初予算で対応していると。

 

(知事)

 そうですね。かなり大掛かりにやっていますので。

 

(南海放送)

 今度の9月議会で再稼働に向けた議論が進んでいくと思うが、そのあたりについてはどう考えているのか。

 

(知事)

 前々から申し上げているように、原発については電力会社の姿勢と国の方針、それから地域、あるいは県議会の議論を踏まえて判断していくと申し上げてきましたので、いろいろな議論が議会でも交わされると思いますので、しっかりと一つ一つを丁寧にお聞きしたいと思っております。

 ただ一方で、国に要請している8項目について、今の段階では回答は来ていませんから、それが来ないうちは自分としては判断のしようがありませんので、自分自身の今の再稼働に向けての考え方というのは白紙から一歩も出ていないということになります。

 

(愛媛新聞)

 移住者の受け入れ態勢の強化に取り組みたいとのことだが、具体的にはどのようなことを行うのか。

 

(知事)

 これは今から検討していきますので、要は、いろいろ物議を醸した日本創成会議の提案のような冷たいものではなく、温かい愛媛らしい受け入れサポート態勢というのをつくり上げていきたいと思います。


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