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松山市議会において「中村時広知事に対し、市民に開かれた議会を目指す立場から、発言に留意し反省を求める決議」が可決されたことを受けての知事記者会見要旨

ページID:0011300 更新日:2013年10月1日 印刷ページ表示

日時:平成25年9月30日(月曜日) 16時29分~

場所:本館3階知事室前

 

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 今日、松山市議会で知事に発言の反省を求める決議がされた。知事が議長の立場は市民に無関係と述べたことについて、誰が議長になろうと市民には無関係だ、これは誤った認識だということだと思われるが、これについて知事の受け止めは。

 

(知事)

 これはせっかくの良い機会なので、議会運営も全ては税金を原資に行われていくわけですから、市民の皆さんに考えていただく機会にこうやって問題が、焦点化していますので、そういう機会になればいいと思いますので、二つ、僕の方から問題提起をさせていただこうと思います。

 まず一つは、議長の法的な任期というのは、これは全国共通ですけれども、御案内のとおり4年間です。もし、任期が来ても議長を辞めないとか、あるいは在任中に違法行為を犯したとかであれば今回のような事態は十分理解できるんですね。

 ただ、これは議会ごとにそれぞれ手法は異なりますが、松山の場合は議員さん同士の話し合いで、ここには市民はいなく、1年ずつで交代しようというような話になっているんです。ですからここには法的な根拠があるわけではない。あくまでも議員さん同士の話し合いですから、これはこれで議会の中で議論をしていったらいいと思うんですね。ただ法的な問題のないところでの話を優先させて、本来の仕事である議案のチェック、あるいは審議、これをたなざらしにするというのはいかがなものかと。これが今回の一番の本質だと思います。ですから私は今回の問題はその本分である審議というのはしっかりやって、そして議会の中での話し合いの問題ですから、そのことについては引き続き継続して話し合われたらいかがでしょうかとこれが主旨ですから、この点を市民の皆さんがお考えになられたらいいと思います。

 もう一つは、空転した場合、何が起こるかということなんですが、先ほど申し上げましたとおり、税金で賄われてますから、今回6日間空転ということは、職員は開会するかもしれないという状況が続きますので、待機を強制されるわけです。そうするとその待機という行動によって、市民サービスにも影響が出ますし、あるいは深夜に至った場合は超勤手当なんかも出てきますから、経費というものが発生します。ですから、法的な根拠に基づく問題であれば、理解できますけれども、議会内の市民のいないところで決めたことについて、そちらを優先させてこうしたことが起こるっていうのはいかがなものかということを、みんなでこの際考えてみたらいいんじゃないかなというふうに思いますね。

 それからもう一つの問題提起は、今回決議文まだ見てないんですけれども、開かれた議会を目指すというふうな文言があるように聞いていますけれども、これは非常に良いことだと思います。であるからこそもう一つの問題提起。前々からですね、今何度となく松山市で措置命令を出しているにもかかわらず、それを受け入れない業者が松山市に莫大な損失をもたらそうとしています。議会でも問題になったと思いますけれども、かねてから私は申し上げてきました。この業者に便宜を図るようにということを当時松山市長の立場で複数の議員さんが理事者に対して言ってきたという経緯がありますので、ぜひこの問題、もし県にも負担ということになるならば、松山市民だけではなく、全県民に対してもその状況というのを明らかにする必要があると思いますし、まさに開かれた議会を目指すということでありますから、その方向でやられると思いますんで、私も協力をさせていただきたいというふうに思います。

 

(愛媛朝日テレビ)

 決議の中にあるような誰が議長になろうと市民には無関係といった意味は全く違うということか。

 

(知事)

 そうです。今のお話で、私も議長の任期は法的には4年で、任期が来ても辞めないとか、あるいは違法行為を犯したとかいうんであれば分かるんですけども、あくまでもこれは1年交代にしましょうねという議員さん同士の話し合いが元ですから、そこに市民はいないでしょう。だからそれはやっぱり並行して話を進めるべきなんではないかなというふうに個人的には思います。

 

(共同通信)

 今、市の方で各会派が会見を行っており、その中で、確かに4年間はできるけれども信任が前提だと言っている市議の方がいたが、このことについて、知事はどのように考えているのか。

 

(知事)

 それはあくまでも議員さんの議論の中での話で、市民に直接関係ある話ではないんで、それはだから今申し上げたように、いい悪いというんではなくて、議会の中で議論を積み上げていけばいいんではないかなと。だからそっちを優先させて、審議そのものが止まってしまう。空転して膨大な経費が発生する。これはどうなんでしょうかというところが一番の問題の本質ではないかなと僕は思いますけどね。

(愛媛朝日テレビ(幹事社))

 ほか、よろしいでしょうか。

 

(知事)

 ぜひ、開かれた議会、僕ここで協力することをお約束させていただきますので、ぜひ、大きな問題、産廃の問題ありますので、それは進んでいってほしいなと心から期待をさせていただきたいと思います。


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