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平成31年度重要施策提案・要望及び加計学園問題に係る知事共同取材(5月30日)の要旨について

ページID:0011264 更新日:2018年5月31日 印刷ページ表示

日時:平成30年5月30日(水曜日)

 17時05分~17時25分

場所:内閣府

 

 

 

(テレビ東京(幹事社))

 今回の要望を出した手応えと先方からの返答はどうか。

 

(知事)

 今回は、私ども四国で唯一、原子力発電所、伊方原発を抱えた県ですので、特に避難の関係、これについての問題点、悩みというものを届けさせていただきました。

 1点はですね、伊方原発から九州に向かって佐田岬という長い半島が伸びているんですけれども、昨年からドローンを活用した、佐田岬全域にわたる情報収集体制をつくるという事業をやり始めていたんですが、今のドローンの技術が1機20分くらいしか飛べないので、全部で14機くらいを連携させないと全域がカバーできないんですが、この事業はどうしてもやりたいということで、その充実、バックアップをお願いしました。

 もう1点、モニタリング機器の整備については、こちらの内閣府で扱うのは緊急用、規制庁で扱うのは平常時用、縦割りで分かれているんですね。我々にとっては、縦割りはあまり意味がないので、ここは省庁間の垣根を越えて、平常時用のモニタリングと緊急時用のモニタリングを一体的に活用できるように体制を整えていただきたいと、それらについては、両方とも前向きに検討していただけるというふうな言葉をいただきました。

 

(南海放送)

 今回、9省庁を回って、知事の感触としてはどうだったか。

 

(知事)

 そうですね、初日から県選出の国会議員さんにもご協力いただきながら回っているんですけれども、非常に、こちらの要望については、全てが全て速やかにできるわけではないんですけれども、重点項目については、これは必要なものばかりですから、非常に必要性、それから可能な限りという前向きな答えはいただいています。

 

(テレビ東京)

 いわゆる加計学園関係で出てきた愛媛県の文書について、今日の国会での党首討論でも、やはりそれが取り上げられて話題になっていたが、知事の立場としては、その真実性、事実関係の再確認を含めて、現時点でどういうふうに考えているのか。

 

(知事)

 これはですね、皆さんもご存じのとおり、5月10日でしたか参議院の方から文書が来ました。関連する書類、日にちがいくつか限定されていたんですけれども、これに関連する公式文書およびメモ類というものも含めて、黒塗りは避けて提出していただきたいという要望が来たので、その要望に従って、ともかく国権の最高機関たる参議院に、あるもの、見つかったものについて送付したということでございます。

 実際、あの文書というのは、既に保存義務が終わっているものですから、原本そのものはないんですけれども、参議院からの要請ということもあって、可能な限り探してみたらどうかということで出てきたものを素直に出したということなので、それ以上でも以下でもないということです。

 ただ、愛媛県の文書というのは3年前のコピー等ですから、出てきた段階で書き換えるとか、そんな必要性は全くないわけで、そのまま、ありのままの文書だというふうに思っていただいて構わないと思います。

 

(テレビ愛媛)

 昨日、加計学園に、いつ誰が来るのか、詰めの調整をしてほしいということだったが、今日は何か進展は。

 

(知事)

 今日、正式に。ちょっと細かいことまではまだ、今日はずっと回っていたので。明日の11時に事務局長の方が愛媛県に来られると聞いています。

 

(テレビ愛媛)

 それは説明と謝罪に。

 

(知事)

 説明に。だから、中身はまだ全然分かりません。

 

(NHK)

 それは、愛媛県側としては、誰が受けることに。

 

(知事)

 私は明日から台湾出張で、まあ前から決まっている日程でありますからいないんですけれども、担当部長が対応させていただく予定になっています。

 

(朝日新聞)

 加計学園側がFaxで報道各社に送ってから、だいぶ日数がたっていると思うが、結果的にこのタイミングになったことについての受け止めは。

 

(知事)

 やはり、一般常識で考えれば、前も申し上げましたけれども、土曜日にマスコミの皆さんのところにFaxが行くというのはどうなのかなというふうには思います。

 やはり、関係する行政、公の機関ですから。そこに関わるものであれば、その中身について、事前に説明があってから、場合によっては記者会見で、という段取りを踏むのが一般的なあり方かなとは、今でも思っています。

 

(朝日新聞)

 県への報告までに、Faxからだいぶ日数がたったことについては。

 

(知事)

 そうですね。土曜日、日曜日は、うちは休みですから、少なくとも月曜日には、正式に何時何分に行きますということで来られた方が良かったんじゃないかなとは思います。

 決して「怒りの」とかはやめてくださいね。怒っているわけでは。まだ、事実関係分からないですから。

 

(あいテレビ)

 物理的に直接の対話はかなわないと思うが、知事が直接説明を受けたいという思いはないのか。

 

(知事)

 そうですね、これは事務局長さんですから、担当でしっかりと話を聞いて。また何が必要なのかという県の立場も伝えなければいけないというふうには思っています。

 

(あいテレビ)

 党首討論の話が出たが、結局、今日も議論がかみ合わなくて。

 

(知事)

 見ていないんですよ。ずっと回っていたので。

 

(あいテレビ)

 真相究明には程遠いような状況だが。

 

(知事)

 見てないものについて、ちょっと何とも言えないんですけれども。

 

(テレビ東京)

 愛媛県の文書が出てきたのをきっかけに、この問題に再びスポットライトが当たって、ある意味では、国会が非常に停滞的な状況になって物事が動かなくなってる面があると思うが。

 愛媛県の責任というわけではないと思うが、現状についてどう思うか。

 

(知事)

 それを私どもに言われても、つらいんですけれどね。

 そもそも、4月に出てきた文書は、昨日も申し上げたんですけれども、3年くらい前に地元自治体の熱意が大事だということもあるので、僕も農林水産省とか、文科省とか、内閣府とか、いろんなところに行って、今治市の後押しをするという立場で話をしています。

 その時に、今こんな状況ですよという、国、内閣府の最新動向を伝えるために、あのメモを活用して説明したことも否定はしませんし、ひょっとしたら置いてきたという可能性もあります。

 でも、どこに置いてきたかっていうのは、さすがに覚えてないですね。その一端として、農林水産省から出てきたとかいう話もありましたので、一部マスコミで文書が出たときに、これは正直言って、どこから出たか分かりません。ただ単に新聞に出たところを見て、問い合わせが殺到しましたから、担当職員を呼びまして、これどういうものなのかって聞いたら、書いた本人が文書の文体とか中身を覚えているので、これは自分が書いたものですねと言われたので、それをそのまま皆さんから問い合わせがあったので、ありのままにお話ししたと、これが最初の文書ですね。

二つ目の文書は、さっき申し上げたように、参議院の方から5月10日に正式な文書が来て、出していただきたいと。そうはいっても無いわけですから、探さなければいけない。探してる最中、多分17日だったと思います。17日に今度は電話で県庁に連絡がありまして、出してくれという督促が来ました。これについては、そうはいっても今作業中ですと言ったら、今あるものだけでもいいから出していただきたいということだったので。ただ、あの文書には、個人情報も含まれていますから、これ大丈夫なのかなと思いつつ、一応文書で個人情報が含まれているので、取り扱いには、国の方で十分に注意していただきたいというふうなことを添えて出したんですが、ぱっとオープンになったので、ちょっとそれは驚いています。

その結果、どうだっていうのは、我々には分からないですね。

 

(朝日新聞)

 明日、事務局長が説明に来るということだが、説明内容によっては、補助金の差し止めとか、返還を求めるという可能性もあるのか。

 

(知事)

 いや、まだ中身を全然聞いてないですから。それは今どうだということは、考えてないです。聞いてからの話。何も考えてないです。

 

(愛媛朝日テレビ)

 加計学園のコメントがマスコミに発表されてから5日後に県への説明となり、県への説明が遅れてしまっているが、どういう説明を加計学園側に求めたいか。

 

(知事)

 いや、求めたいというよりは、まずはどういうことなのかということを聞くのが第一歩だと思っているので、こちらからそれをどういうことを求めるってことではないと思っています。

 

(朝日新聞)

 昨日、同じような状況で、フルオープンでやりたいということと、あと最高責任者が話すべきではないかと言っていたが、学園の事務局長が来るということで、それをどういうふうに受け止めているのか。あと、公の場で説明を受ける予定なのか。

 

(知事)

 そうですね、フルオープンということは理想だと思うんですが、先方さんの意向もあると思いますので。可能な限り、我々としてはフルオープンで、先方さんと話して着地どころがあれば。ただし、もしここはオープンにしてほしくないっていうんだったら、受けるかもしれませんけれども、中身については、こちらの方からオープンにさせていただきます。

 

(朝日新聞)

 事後的に。

 

(知事)

 はい。そういう場合はですね。フルオープンでいいっていうんだったら、フルオープンにします。

 

(朝日新聞)

 今の段階では、まだ決まってないと。

 

(知事)

 まだ決まってないです。

 

(朝日新聞)

 あと最高責任者が話すべきだということについては。

 

(知事)

 これも一般論なんですけれども、こういう大きな関心を呼んでる問題なので、しかも公的な機関に対する話ですから、当然のことながら、最高責任者が説明するっていうのは世の中の常じゃないかなというふうには思っています。それは、県庁に説明するということもあるかもしれませんし、あるいは、この前ある大学の学長さんが出ていたようにですね、記者会見という形なのかもしれないし、それはもうどういう形になるか分かりませんけれども、それはやった方が、やる方が学園の信用というものにつながるんじゃないかなというふうには思います。

 

(朝日新聞)

 県への説明が事務局長であるということについては。

 

(知事)

 一応ナンバー2という事務局長の方なので、それはそれでお受けしようと思っています。

 

(TBS)

 今回の一連の要望と関連して、政務官の対応が結構あったと思うが、知事の要望ということであれば、一般的に大臣・副大臣が対応する場合が多いのではないかと思うが。

 

(知事)

 いや、そんなことはないですけれどね。例年、大臣がいらっしゃるときもありますし、政務官でお話を聞いていただくこともありますし、あんまり気にしていないですよ。

 

(TBS)

 一連のことに関しての若干の意趣返しというか、そういうような何か印象というのは。嫌がらせというと、ややうがった見方になるが、そういうふうに感じたようなことは。

 

(知事)

 いや、そういうことはしないと思いますけれどね。例えば、もし皆さんがそういう観点で見てらっしゃって、そういうことがあからさまに行われたら、それこそ意趣返しだとかっていうふうにダーッと書かれてしまいますよね。それぐらいは、政治やってる者であれば、リスク管理という観点からも、お分かりになっている方で構成されているのが政治の世界だと思いますので、そんなことはないと思いますけれどね。

 

(朝日新聞)

 平成27年2月に学園の理事長と総理が面会したという話が、県が参院に出した文書に書かれていたが、この話については、当時、知事に報告はあったのか。

 

(知事)

 いや、あったかもしれないし、なかったのかもしれないし。あのメモというのは、前々からずっと言い続けているんですけれども、県庁のシステムからいうと、何か物事が決まったというのは公式文書として残っていますけれども、途中段階とかは、これ今後条例で整備しようかなとは思っているんですが、報告という形で受けます。その時に担当者がしっかりと報告するように作る備忘録と申し上げたんですが、そういう仕組みになっているんです。ですから、たくさんありますから、さすがに何月何日に誰と誰がっていう報告を受けたか受けてないか記憶に残っているかといったら、これははっきり言って明確に残っているわけではありません。ただ、あの備忘録が残っているということは、職員との今までの7年間の仕事の経験からすると、報告はあったというふうに思っています。

 

(朝日新聞)

 理事長と総理が会ったということを受けて、どんな印象を持ったのか。

 

(知事)

 あんまり気にしてなかったですね。昨日申し上げたように、最初に理事長が来られた時に、自分は安倍首相と愛媛県であれば塩崎議員と懇意にしているという話を聞きましたから、そういう仲なのかなというふうに思っただけですけれど。多分、聞いてもそういう範疇(はんちゅう)だったかもしれません。

 

(朝日新聞)

 そういう仲なのかなというのは、今考えるとそういう話で。

 

(知事)

 そうです。

 

(朝日新聞)

 報告を受けた時の印象ではない。

 

(知事)

 その時の印象を覚えているかというと、ちょっと分からないですね。ただ報告は、確実にあったんだろうと思います。でも、それをじゃあ今明確に覚えているのと言われると、それは覚えてないです。

 

(テレビ東京)

 今日、野党議員が加計学園を訪問したが、面会自体はなく、要望書を手渡すというような形で終わったということだが、国会側としても加計学園側に説明を求めているような形、加計理事長の国会招致などを求めているような形であり、この必要性についてと、あらためて知事にもし国会招致、要望があれば出るという考えは変わっていないのか。

 

(知事)

 そうですね、野党の皆さんが、4月10日のときも県庁に行くっていうことを言われてきたんですが、うちは会いませんと、そういうパフォーマンスでうちは利用されたくもないし、やるんだったら、やはり自分の足でいろんな調査をして、その裏付けをとった情報でやられた方がいいんじゃないかなっていうふうに思います。パッと出たからパッとやるっていうのでは、ちょっと説得力がないんじゃないかなというふうに思います。

 ただ、だからこそ、これだけの耳目を集めている話であるならば、先ほど申しあげましたけれども、組織の責任者というのは、こういうときに説明するために存在しているんだと思いますから、それはやられた方がいいんじゃないかなというふうには思いますね。

 国会招致はですね、これもお願いですから、私が前向きにとか書かれることあるんですけれど、そんなこと一回も言ったことないんですよ。どういうことかって言うと、国会の証人喚問や参考人招致というのは、あくまでも国会が決めることで、そこで与野党合意の下に決まったら、これはもう当然、応じるというのが法治国家のありようだと思います。

 ただ、今回、事前にどうして言わなきゃいけなかったかといいますと、うちの職員、本当に真面目にやって仕事しているだけなんですよ。何か悪いことをしたわけでもないのに、なんでそんな対象にならなきゃいけないのかっていう思いはあります。

 だから、地方でコツコツ仕事して、真面目にやってる人が、例えばあの場に連れ出されて、何も悪いことしてないのに、さらし者とは言いませんけれども、そういうふうにされた場合、人間どういう心境になってしまうかっていうものには、人として心配ってほしいなと。だから、うちの職員がもし、さっき言った経過で呼ばれたら、それは申し訳ないけど勘弁してくれと。自分が責任者として代わりに行きますということだけ申し上げていることだということをご理解いただきたいと思います。

 

(テレビ東京)

 加計学園側、例えば加計理事長の国会招致などは、どのように。

 

(知事)

 これは国会がお決めになることだと思います。


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