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平成27年度8月知事定例記者会見(平成27年8月6日)の要旨について

ページID:0011215 更新日:2015年8月7日 印刷ページ表示

日時:平成27年8月6日(木曜日)

 (報告)11時00分~11時04分

 (定例記者会見)11時18分~11時36分

場所:知事会議室

 

 

(知事)

 昨年から実施しております「愛顔感動ものがたり発信事業」の第2回目の作品募集状況が集計されましたのでご報告をいたします。

 本県が提唱している「愛の顔」「愛顔」を全国に広め、本県の知名度向上と愛媛ファンの獲得を目指すため、実施してきました「愛顔感動ものがたり」について、今年度は「エピソード部門」に加えまして、新たに「写真部門」を設けて、5月から7月までの3カ月間、県内外から広く募集したところ、「エピソード」部門につきましては、全都道府県及びイギリス、台湾から、3,128作品、そしてまた「写真」部門については、45都道府県から6,328作品の応募がございましたので報告をさせていただきます。

 内訳は、「エピソード」部門については、地域別では、県内が2,706作品、県外からは400を超える作品の応募、「写真」部門につきましては、6,328作品のうち、「一般の部」が5,089作品、「高校生の部」が993作品、「中学生の部」が118作品、「小学生の部」が128作品で、地域別では、県内が5,282作品、県外からは1,000を超える作品の応募をいただきました。

 今後は両部門とも、1次選考の後、私と新井満さん、俳人の神野紗希さん、写真については白川義員さんにもご参加いただきまして、10月に最終選考を行って、知事賞をはじめとする計20作品を決定し、来年1月末に表彰式を兼ねたイベントを実施する予定でございます。

 なお、「写真部門」の1次選考は、8月7日金曜日から1カ月間、全国からのインターネット投票により実施することとしています。投票いただいた方には、抽選で図書カード千円30名分を抽選でプレゼントすることとしており、ぜひ県民の皆さんへのマスコミの皆さんからの周知もご協力いただけたら幸いに思っておりますので、よろしくお願いいたします。まずは以上です。

 

(南海放送)

 応募数について、どのような印象を受けているか。

 

(知事)

 まず県内には随分と昨年の結果が広まったなということを感じてます。特に今回は、昨年は高校生がかなり入選作品に選ばれたということもあって、高校生がそれを見て、学校の先生も含めて、こういうものはどんどん応募しようじゃないかというような動きが広がったように思ってます。特に、多感な高校生のエピソードというのは、非常に人の心を打つ作品が昨年も多かったように思いますので、今回また楽しみにしています。

 

(南海放送)

 写真は初めてだが、エピソードの倍くらい応募があるようだが。

 

(知事)

 これは、河原学園さんとの共催という形をとって、河原学園さんが学生の力も結集してですね、ホームページの作成や、特にインターネット応募に踏み込みましたんで、その分非常に広がりがあったのかなというふうに思います。

 

(あいテレビ(幹事社))

 県庁において、夏の朝型勤務が先月21日から試験的に導入されているが、これまでの実績と課題について伺いたい。

 

(知事)

 国におけるいわゆる「ゆう活」の実施を踏まえて、本県においても、早朝の時間の有効活用による業務効率の向上と、職員のワークライフバランスの実現を図るため、小・中学校の夏休み期間である7月21日から8月31日の間、勤務時間を1時間繰り上げる朝型勤務を実施しているところでございます。

 開始後2週間が経過する8月3日時点の実績は、知事部局全体では、対象職員が1,502名いますけれども、その中で平均1日68.2人、率にして4.5パーセント、モデル職場というのを設けておりますけれども、モデル職場として積極的に推進しているのが、総務部及び企画振興部でありますが、ここは対象職員が333名、そのうち平均で1日45.7人、率にするとこのモデル部署では13.7パーセントが朝型勤務を実施している状況になっています。

 本年度は、希望する者のみを対象とする試行であることや、朝型勤務職員が各職場で多くても3分の1以下になるようにしていますので、現時点では、業務に支障が生じているような具体的な課題はないというふうに聞いていますが、試行終了後に、本庁職員のアンケート調査や、また試行対象ではありませんけれども、地方機関の意見を聞いて課題を検証したいと考えています。

 残り約1か月の期間中、可能な限り多くの職員が朝型勤務を経験してみて、超過勤務の縮減やワークライフバランスの実現に向けた意識改革の良いきっかけとなればと考えております。以上でございます。

 

(時事通信)

 知事部局で4.5パーセント、モデル職場で13.7パーセントということだが、この数字をどう見ているか。

 

(知事)

 先ほど申し上げたように3分の1を上回らないように設定していますので、マックスが33パーセントということになりますよね。そのルールで全員がやったとしても。その33パーセントのマックスの中で、モデル部署は約14パーセントですから、単純に考えると半分くらいが実施しているというふうなことだと思いますので、モデル実施ということについては、まあまあではないかなと思ってます。

 

(時事通信)

 及第点ということか。

 

(知事)

 ただ問題は、大事なことはやっぱり、業務にどういうふうなかたちで影響するのか、そしてまた、働く職員の勤務における状況、これがやっぱり検証、まだ全然そういうデータがないんで、こうしたような今回の実施によって課題を浮き彫りにできたらいいんじゃないかと。その結果、今後これを全面実施するのがいいのか、それとも「いや県庁の仕事だと、ちょっとこれは厳しいね」ということになるのか、今の段階では分かりませんけれども、そういった結論を導き出すデータとして活用したいと思ってます。

 

(あいテレビ)

 知事自身は、ゆう活はどうか。

 

(知事)

 私の場合は、そういうことを考えるスケジュールになっていないので、無駄と。

 

(愛媛新聞)

 勤務開始時間を早める一方で、仕事が終わる時間は変わらず、結局勤務時間が長くなるんじゃないかという心配があったが。

 

(知事)

 そうですね。確かに、この段階ですから正式にアンケートを取っているわけではないんですけども、そういうふうなこともある可能性は否定はしません。ただ一方で、普通以上に家族と触れ合う時間が多くなったとか、それから趣味や習い事に行きやすくなったとかですね、そういう声もちらほら届いております。

 やはり、即座にこれが超過勤務にリンクするというふうには考えられないのかなと思いますね。ただですね、その日に行って、今日は1時間早く来ました。1時間早く帰ろうという1日の何となくの仕事の組み立てをしていた場合にですね、突発的に新しい何か仕事が入ってきたらそれは不可能になるわけですね。その結果、退庁時間が変わらなかったというケースももちろんあると思いますので、やはりこの試行期間の中で、体験した職員にいろいろと声を聞いてみる必要があるなというふうに思います。

 

(毎日新聞)

 来週中にも九州電力の川内原発は再稼働すると言われているが、原発立地自治体の長として、そのことについて所見を伺いたい。

 

(知事)

 これは一貫して言ってまいりましたが、他の地域の原発、僕は状況分かりません。というのは、地形も違うし、場合によっては原発の型も違いますし、それから、独自の安全対策を、愛媛県はどんどん実施してきましたけど、その状況も分かりませんし、状況が分からない他の原発については、コメントは控えたいと思います。そして、この前、国にも、経産大臣にも申し上げたのですけども、愛媛県はこういう形でずっとやってきているので、他の原発の動向というのは、あまり関係ないと、それはあくまでも愛媛、愛媛の方式、愛媛の考え方で、話し合いを進めるということは明確に申しておりますので、その点はちょっと線を引いて、愛媛の視点で考えていきたいと思っています。

 

(読売新聞)

 経産大臣に会って要請してから、国の方から連絡等はあったか。

 

(知事)

 いや、まだないです。

 

(南海放送)

 資源エネルギー庁長官の来県等の国の動きがあり、その後、県議会の委員会での説明等もあり、これらの一連の動きを見て、どのように受け止めているか。

 

(知事)

 今はまだ始まったばかりですから、まさに、前にも申し上げましたように、今の知事としての自分の役割は、皆さんが議論するためのさまざまな材料を分かりやすく、どう引っ張り出して、提示していくかということだろうと思いますので、その点において、三つの条件のうちの二つ、電力会社の姿勢、そして国の方針、それらを受けての県民の皆さんの意見、という形で申し上げてまいりましたから、まさに、そこに今、集中しているという状況が自分の立場でございます。ですから、電力会社については、この3年間の間、独自の安全対策、他の県で見られない要請をずっと続けてきた。先般も新たな課題を突き付けたばかりでありますから、そういったものに対して、どう反応してくるのかというのをしっかりと見極めて、県民の皆さんに情報伝達すると。国については、先般、直接、大臣に8項目の要請をさせていただきましたので、それが、いつ、どのような形で来るかは、国の決める話ですから、私からどうのこうのと言うつもりもないですし、それをありのままに県民の皆さんに報告するというふうに思っております。

 

(愛媛新聞)

 先日、八幡浜市で、市民の代表の方々を集めて、国の方から説明会があったが、検討を始めて、開催まで時間が短かったのと、平日の昼間ということで、少し出席が難しかったような方もいらっしゃったとのことだが、今後の開催方針等について、調整する立場としてどう思っているか。

 

(知事)

 これはあくまでも、周辺の市、町を含めて、それぞれの自治体でこういう方式がいいということを、提案したことに従って実施していきますので、また要請があるならば、他の地域も含めて丁寧に対応していきたいと思ってます。

 

(愛媛新聞)

 それは自治体の要請によるということか。

 

(知事)

 そうですね。

 

(愛媛新聞)

 先日の訪中で陝西省の省長と対談を行ったが、何か成果はあったか。

 

(知事)

 今回はいろいろなことをやってきたんですけども、まず日程の関係でいくと、岡山の知事会議は最終日には出られなかったんですが、直接岡山から上海に行きました。中国東方航空を訪れまして、いろいろとフライトやスケジュールの問題がありましたので、安定運航の要請、それに結び付けるための県としての協力、これは特に今、中国の方の日本への旅行が増えているんですが、あくまでも東京、大阪、そして福岡、大都市圏中心で、地方路線は総じてまだそこまで需要は膨らんでいないので、ただ、われわれのところのしまなみ海道の自転車とか、温泉であるとか、そういったものに関して中国の方の関心が高いので、積極的にわれわれから見たらインバウンド、送客する取り組みを進めると。それは既に中国の旅行会社の招へい事業なども行って具体的な旅行商品の造成に入っていますので、これを活用してインバウンドの対策をやるということをまず申し上げてまいりました。

 それから、そのあとに西安に行く予定にしていましたので、そのことも申し上げて、特に大学同士の交流が実現するので、それらを通じて学生交流であるとか、あるいは経済交流であるとか、そういったものを進めることで、利用者の増加につなげていきたいというようなお話をしてまいりました。

 その後、西安の方に行きまして、まず空海が修業をされた青龍寺にまいりました。

 こちらは、住職もお迎えいただきまして、3年前にもお伺いしているんですけども、西安市自体が観光ゾーンという位置付けをしているんだろうと思いますけれども、前回と全く違った風景になっておりまして、公園整備がどんどん進み、青龍寺の建物自体もどんどん建てられていってですね、博物館などの展示の建物が3年前にはなかったんですが、完成していました。ですから、弘法大師の足跡をたどる場所として、非常に魅力的なゾーンになってきていると思います。

 さらに、ご案内のとおり、秦の始皇帝の墓、兵馬俑は圧巻の観光素材でありますし、楊貴妃、則天武后等の唐の時代を語るときには外せないのは西安でありますので、そういうアウトバウンドの方、送客については、西安の魅力というものを、十分に県民の皆様に伝えたいと思っております。

 旅行商品も一部出始めていまして、特に楊貴妃の住んでいた場所で行われている、おそらく中国でも最大クラスのショーがあるんですけれども、これも愛媛からの旅行商品のオプショナルツアーに組み込める目途が立ちましたので、そういうことを積み重ねながら、インバウンド・アウトバウンドの双方の対策につなげていきたいと思っています。

 その後、既に3年前に協定を結んだ西安。今回は市長、副市長らにお迎えいただきまして、今後の交流を確認するということと、それに先立って、愛媛大学と、今回陝西省からご紹介いただいた、中国でもトップクラスの大学になりますけども、西安交通大学、これが正式に協定を結び、立会人としてその席に同席をさせていただきました。もう具体的に、学生の交流、それから、先生方の交流、それから資料の交流、さまざまな事業を起こしていくことが、大橋学長もご一緒でしたので、その場で表明されましたので、これから活発な学術交流も広がっていくのではなかろうかと思います。

 その後、西安市郊外に今大型のリゾート開発をしているところがあるんですが、実はここに、愛媛県内の企業が、お年寄りを対象とした介護施設を建設する予定になっているんですね。既にもう準備、工事に入っています。あちらもですね、中国も少子高齢化の問題を抱えていますので、こうした施設に非常に関心が高く、愛媛県で培ってきた介護施設のノウハウをぜひ西安にということで、実際にその郊外に造られることとなっています。

 また、そこの関係で、愛媛の製品をいろいろと紹介するアウトレットのコーナーも設けていく予定になっていますので、ここら辺は営業本部、しっかりとフォローしたいなと思っています。

 これら一連のものが終わって、最後に今回の一番の目的である陝西省との協定締結の運びとなりました。今回は、陝西省の省長、副省長以下幹部がそろって迎えていただきました。それまでに、今申し上げたような積み重ねをしてきましたので、お話しするとともに、省長もぜひ交流を拡大したいというお話がありましたので、今回をきっかけに、陝西省そして西安が愛媛県にとっても身近なところだということを、多くの県民の皆さんにお伝えしていきたいなと思っています。

 

(愛媛新聞)

 中国東方航空から何か反応はあったのか。

 

(知事)

 それはもちろん、非常にそれはありがたいということで、特に安定的なフライトが大事だということを言いましたので、そのためにも双方でインバウンドとアウトバウンド、あちら側でも努力していただけるということでありますから、おそらくそれは交通、旅行会社の紹介であるとか、そういうことだろうと思いますけれども、お互いのつながりを切らさないということでは意見が一致していますので、頑張っていきたいと思います。

 ただ、もう一点ですね、前にも申し上げましたけれども、こうした地方のフライトを維持するためのたやすい方法はあります。それは、補助金をどんどんどんどん出して、赤字が出たら常に補填するということをやっているようなところもあるやに聞いています。でもそんなやり方が、果たして正常なのかどうかということは、愛媛県では疑問に感じています。

 ですから、やはり双方がちゃんと納得のいく力合わせというものが正しい道のりだと思いますので、お金で無理やり、税金を使ってやるというところは、一線を超えないように気をつけたいと思います。


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