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令和5年度当初予算および令和4年度2月補正予算知事査定冒頭取材(2月1日)の要旨について

ページID:0011071 更新日:2023年2月2日 印刷ページ表示

日時:令和5年2月1日(水曜日)10時00分~10時14分

場所:本館4階会議室

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 では、幹事社から2問質問させていただきます。

 来年度当初予算案の知事査定に臨むに当たって、編成方針と予算規模についてお聞かせください。

(知事)

 先日、各部から予算要求を受けまして、また、県議会会派からも要望いただきました。それらを受けて、本日から査定作業に入りたいと思います。今回の当初予算は、昨年、新ステージに臨むに当たりまして多くの公約を皆さんにお約束いたしましたので、それを具体化するということが中心になります。その元になります予算編成作業につきましても、これまでの手法とは変えて、近代化を図っていくということを公約に盛り込ませていただきました。今回、主要事業に数値目標を設定しまして、結果をしっかりと求めていくという新しい作業に入っています。各部局もそういった意味ではこれまでと同じことをやるのではなくて、新しい発想をもとに予算要求を求めておりますので、それに従ってチャレンジをしてるというふうなスタートを切ったところでございます。

 その結果、各部局100近い公約をしっかりと受け止めて作業に入っていますので、新規予算を積極的に要求してきておりますけれども、財源には限りがありますので、先程申し上げたKPI、数値目標での結果・成果重視、それらをしっかりと踏まえた最終作業に入っていきたいと思います。

 今回、公約の主だったところは西日本豪雨災害からの復興と防災・減災対策、そして少子高齢化に伴う人口減少対策、そして地域経済の活性化という3本柱に加えまして、コロナ対応とアフターコロナを踏まえたその変動要因にどう対応するか、そして技術革新が著しいデジタル技術をどう取り込んでいくのか、この五つの柱を見据えて公約の実現に積極的に取り組む予算としたいと思います。

 規模についてはちょっと今の段階ではまだ何とも言えません。申し上げた新しい重要課題へのチャレンジで増額要因もありますけれども、一方でコロナ対応も国の方針も変わってきますので県の役割も縮小していきますので、こうしたところは減額要因も出てくると思います。こうしたことを詰めていきますので、とにかく必要なものをしっかりやると、スクラップアンドビルドも徹底するということで、この段階では予算規模がどうなるかというのはちょっとまだ分からない状況でございます。以上です。

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 続いて、重点的に取り組む事業についてお伺いします。

 

(知事)

 はい。こちらも公約に従って重点化をしっかりと打ち出していきたいと思います。まず人口減少対策ですけれども、こちらは県と市町の連携事業を今、各20の市町に呼び掛けていますが、少子化対策を展開するための新たな交付金制度を作りたいと思います。それから女性の活躍や仕事と育児の両立に積極的に取り組む民間企業への呼び掛け、それを後押しするための新制度、これも立ち上げたいと思います。それから高校生を対象にしたジョブチャレンジU-15に続くソーシャルチャレンジfor High Schoolの事業も芽出ししたいと思います。そしてこれも公約でありますが、移住は順調に進んでますが、東京圏域が中心でありましたので、大阪への働き掛けのスタートを切りたいと思います。

 次に二つ目、DXの推進ですけれども、県民の皆さんの利便性向上のための電子申請システム、これを拡充したいと思います。それから急性期医療に取り組むモデル事業の実施、またトライアングルエヒメのプロジェクトによる現場実装の拡充、そして中小企業のDX人材育成のプログラムのスタート、これもそれぞれの分野で推し進めていきたいと思います。

 3本目は防災・減災対策ですけれども、まず西日本豪雨災害からの復興では肱川水系の河川整備計画に基づく堤防整備、そして被災園地の再編復旧を加速したいと思います。また南海トラフ地震等への備えも、道路、河川、砂防、あらゆる面から整備の促進を目指していきたいと思います。

 四つ目の柱が地域経済の活性化策ですけれども、中国向けのデジタルプロモーションと越境ECの促進、そしてベトナム・ベンチェ省、先般のインドネシア・ゴロンタロ州との覚書に基づくビジネスモデルをしっかりと追求していきたいと思います。事業化の支援でございます。それからこれも新たなチャレンジでありますけれども、インドへのチャンスをうかがうようなスタートを切っていきたいと思います。そして、とべもりジップラインの利用促進に向けた環境整備、また観光需要に対応するため、インバウンドの促進、情報発信力強化等にも取り組みます。

 最後に新型コロナウイルスの関連でございますが、五つ目でございます。国の動向もしっかり見据えた上で組み立てていきますが、この段階でちょっとまだ制度設計、国の設計図がまだ完璧ではありませんので、そこをにらみながら医療検査体制の確保、それから社会福祉施設等の感染対策に対応していきたいと思います。

またアフターコロナを見据えた対策として、中小企業への資金繰りの支援、そしてまた松山空港の国際化への取り組み、これは整備とそしてまた路線の早期再開に向けたプロモーション展開、こういったことに取り組む予定でございます。以上です。

 

(テレビ愛媛(幹事社))

 各社さんその他予算関係で質問がありましたらお願いします。

 

(NHK)

 NHKです。よろしくお願いします。

 コロナについてお聞きしたいんですけども、知事も国の動向を見極めていく必要があるということですが、かなり変動要因があるという部分の中で、このタイミングでの予算編成の難しさであったり、気を付けながら進めていきたいことについてお聞かせいただけますか。

 

(知事)

 そうですね、愛媛県内でもまだ医療現場は本当に厳しい状況続いていますけども、毎日の感染確認数は下降局面に入っておりますので、これが続いていけば、少し時間遅れて医療現場も改善されていくと思いますが、まだその段階ではありません。そういった中で国は5月8日に扱いを変えるという方向で動き始めています。ただその中でそれこそどのような詳細な制度設計とするのか、これは財源の問題も伴ってきますので、ここはよく分からない、はっきりしていませんので、本当に変動要因が非常に大きいと思います。ただその中で医療関係者ともよくよく相談しながらどの程度の準備が必要なのかというのはいろんなシミュレーションをしながら考えていきたいと思いますけれども、その中でおそらく補正での変動もあるかもしれませんが、今考えられる組み立てはしっかり行っていきたいと思います。

 

(テレビ愛媛)

 テレビ愛媛ですが、最大の課題と言い続けられておりました人口減少対策について、新たな交付金の創設も盛り込んでおられましたが、そのあたりを少し具体的にお願いします。

 

(知事)

 これまでも明確な方針がすごく大事だと思いますので、出生率をどう底上げしていくのか、それから県外への流出をどう食い止めるのか、また移住者を中心とする県内流入をどう増やしていくのかと、3方向からこれまで進めてきた取り組みを一層充実化させていくのは基本でありますけども、今回さらに市町の取り組み、連携事業としてですね、一気にやりたいというふうなことで、地域によって事情が違いますので、それから人口減少のスピード感も地域によって異なります。そういった中でやはり現場重視で市町にも政策立案のアイデアを絞っていただくことがこれからものすごい大事になってくると思いますので、それを後押しするという新たな、県が主体としてやる事業がこれまででしたけど、次の段階として市町の実情に応じた個別の政策をバックアップしていくということを新たに取り組みたいと思います。

 

(テレビ愛媛)

 予算規模に関してなのですが、今年度、知事就任以来の過去最大の7,033億円でしたが、この辺りとの兼ね合いとかはいかがでしょうか。

 

(知事)

 まだちょっと分からないですね、本当にこれだけ公約で100近い項目の約束をさせていただいてますので、選挙前にも申し上げたんですけども、本当にこの時代というのは首長の公約いうものがすごく大事で、時代の変化・情勢の変化をしっかりと捉えて抽象的ではなく具体的な政策を出さないと組織を動かすことができないというふうに思ってましたので、そうした観点で公約を作らせていただきました。今日に至るまで県庁職員もその指針に基づいて今後の色付けの作業をやっていただけるという準備をしてきてますので、もうこれ、かつてないほど新規が多くなっています。ですからそれを一つ一つ先ほどの新しい編成作業もやっていますので、KPIを見ながらですね、精査していきますので、本当に全てが新しい取り組みなので、この時点でどうなるかっていうのは予想はまだつきません。

 

(テレビ愛媛)

 上回る可能性も。

 

(知事)

 どっちもあると思います。

 

(愛媛新聞)

 すいません愛媛新聞です。新規の事業なんですけど、知事が公約に掲げていたうちのどの程度この当初予算にスタートできそうなのでしょうか。

 

(知事)

 相当数じゃないかな。まだそれは分からないんですけども、大半が動き始めると思っています。それを目的に公約を作ったつもりです。これが漠然としてると、新規というのはなかなか出てこないと思うのですが、かなり具体的な公約に集中させていただきましたので、スタートは切りやすいのではないかなというふうに思います。

 

(テレビ愛媛)

 予算に数値目標を導入されるということですが、達成率とかそういったものは。

 

(知事)

 もちろんそうですけれども、これも選挙中に申し上げたんですが、多分受け止めてくれてると思います。低い目標は何もしなくても到達できてしまう、高い目標は夢物語。やっぱり大事なのは、到達できるかどうかは確証はありません。でも、一生懸命頑張れば届くかもしれないところに目標というのは置くべきということを申し上げてきましたので、それを受け止めた目標をそれぞれが設定してくれるんじゃないかなというふうに思っております。ですから、確実にこれを達成するというお約束はできません。なんとか届くかもしれないというところに目標を設定していきますので、非常にそういう意味では現場も大変だと思いますけど、みんなで力を合わせて頑張っていきたいと思います。

 

(愛媛新聞)

 すみません、2月の補正予算については。

 

(知事)

 まだこれからですね。

 

 議事録については、読みやすさや分かりやすさを考慮し、発言の趣旨等を損なわない程度に整理しております。


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