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平成22年度 幹部職員辞令交付式知事あいさつ

ページID:0010915 更新日:2018年1月12日 印刷ページ表示

日時:平成22年4月1日(木曜日) 11時30分

場所:本館4階 正庁

 

ただ今、部長級の5人の方々に対して辞令を交付させていただきました。時間の都合上、他の幹部の皆様方には代理交付になることをお許しいただきたいと思います。
いよいよ、加戸県政は最終年度を迎えました。御承知のように、今、愛媛県は、厳しい財政状況の中で多くの課題を抱え、かつ、県民の不平不満の矛先が向かっている状況でもあります。その中で、皆様方それぞれが愛媛県の幹部として、新しい持ち場で力を発揮されることを期待いたしております。
喫緊の課題である、経済雇用対策や南予地域の活性化をはじめ、多くの課題に対しては、現下の厳しい状況の中、無駄を省きながら、かつ、効率的に仕事を進めるとともに、私のスローガンである「愛と心のネットワーク」の気持ちに沿って、県民がお互いに助け合い、支え合い、自助・共助・公助のバランスの取れた社会づくりを通して、このピンチをしのぐしかないと考えておりますので、一致団結して、愛媛の未来のために頑張っていただきたいと思っています。
管理職としての要諦には様々な言葉があります。中国の公羊学は、中国古来の儒教の思想をベースとして、それを政治経済の実践的な思想に高めた学問と言われておりますが、清朝末期の公羊学者の魏源という方が「人の短を知らず、人の長を知らざれば則ち以て人を用うべからず」という言葉を残しております。これは、それぞれの人間の短所を知らず、あるいはその長所を知らなければ、人を使う、人を用うるということはしてはならないという意味です。管理職の皆さんには、定員削減が続き、人材の「総量」が不足していく中で、自分たちの職場において、部下の能力、長所、短所、性格などを踏まえたうえで、どの人材にどのような仕事を割り当てれば一番目的を達成できるのか、そのことを第一義に考えていただきたいと思います。ただ、人間は仕事を与えられただけでは動きません。併せて、上司の温かい包容力、思いやり、気配りが必要になると思っております。
平成18年度から4年間続けた給与カットを、平成22年度も継続して行うという厳しい決断をさせていただきました。定員が減るうえに給料も減るわけですから、非常に恵まれない時代と言えるのかもしれませんが、このピンチを乗り越え、加戸県政の総仕上げに向けて、本日御参集いただいた幹部職員の皆様と、愛媛県の未来を共に築いて参りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

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