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渡部議員(環境市民)

ページID:0013464 更新日:2023年11月14日 印刷ページ表示

第343回(平成27年9月)定例会

9月25日(金曜日)一般質問

渡部伸二議員(環境市民)

1県広域避難計画で、避難場所や避難先が安全区域以外にも指定されていることは、違法状態であることは明らかであると考えるが、改めて認識はどうか。
 
2避難計画・避難対策について
(1)放射性物質の外部環境への放出による放射線の影響の緩和に備える合理的で実効性のある緊急時避難計画は、原発論議の最低条件であると考えるがどうか。
(2)子どもを被ばくから守ることは、全ての大人の責任であり、いかなる理由においても、子どもを人工放射能にさらすわけにはいかないと考えるが、知事の見解はどうか。
(3)避難者の被ばくを前提とした避難について
ア毎時500μSvという放射能の中を避難させることは、基本方針と矛盾していると考えるがどうか。
イ住民の健康と生命を守り、安全に避難させ得るとは言えないと考えるがどうか。
(4)第5層深層防護の理念から言っても、重点的に防災対策を進める地域を半径30kmに限定することは不十分であり妥当ではないと考えるがどうか。
(5)どこまで複合災害を想定して、広域避難計画を策定しているのか。
(6)迅速・的確な情報伝達という避難計画の前提の確実性は、どう保証されているのか。
(7)段階的避難は、大量被ばくを避けることは難しいと考えるがどうか。
(8)避難先での駐車場所の確保について、どのような対策を考えているのか。
(9)自家用車での避難を想定した様々な厳しい環境条件下での交通シミュレーションを実施し、安全・確実な避難が現実的にできるか、改めて慎重に検討すべきではないのか。
(10)避難手段としてのバス利用は、現実的に対象避難者全員を被ばくさせずに、避難させることが可能と考えているのか、根拠も含めて問う。
(11)現行の防災計画における避難方法は非現実的ではないのか。
(12)スクリーニングについて
ア具体的に、スクリーニングの実施場所、人員体制、実施基準、実施方法はどのようになっているのか。
イ スクリーニングは、避難住民の汚染検査、身体・衣服の除染体制の構築安全や、避難先への放射能汚染の拡大を防止する体制であるべきと考えるがどうか。具体策も含めて問う。
 
3要援護者の避難について
(1)要援護者の避難手段の確保についてどう認識しているのか。
(2)一般の避難所の居住環境を、要援護者が生活できるようなレベルにまで整備することが要援護者にとって重要であると考えるがどうか。
(3)障害者の避難について
ア障害者は不特定多数が避難してくる体育館のような避難所での生活は困難であると考えるがどうか。
イ一人住まいの障害者の場合、屋内退避は無理ではないかと考えるが対策も含めて認識を問う。
 
4避難所について
(1)本県の避難所の計算方法では、実際とかけ離れた収容人数となっているのではないか。
(2)本県も、最低でも一人当たり1坪の居住スペースを設けるべきではないか。
(3)避難所におけるプライバシーの確保について、具体的にどう対処するのか。
 
5オフサイトセンター建設計画時に、わざわざ震度7の揺れが予想される場所へ建設したのはなぜか。関係者のアクセスに支障が出ない地点を検討しなかったのか。また、どのような根拠で立地したのか。
 
6人権・倫理・社会正義について
(1)避難作業・避難誘導に従事する人々の労働安全衛生上の保障はどのようになされるのか。
(2)原発は、事故のあるなしにかかわらず、現場労働者や地域住民の大きな犠牲の下でしか稼働できないという、反倫理的・差別的な本質を内包している発電技術であると考えるが見解はどうか。
(3)私たちはもう二度と、絶対に原発事故を引き起こしてはならず、それがせめてもの私たちの世代の責任の果たし方ではないかと考えるがどうか。
 
7原発事故の責任について
(1)国が直接、住民への損害賠償、除染、インフラ整備等にばく大な国費を投入することが、知事の言う、国・政府の責任の取り方と理解してよいか。あるいは、知事は、それ以外の国の責任の取り方を思料しているのか。
(2)再稼働に責任のない生活者である被災者が、被災者の自己負担で生活を再建するという構図は倫理的に認められるものではないと考えるがどうか。
 
8 42年前の伊方原発差し止め訴訟における原告の6項目の主張は、原子力をめぐり避けて通ることができない本質的な問題であると考えるが、見解を問う。
 
9放射線はいかに低線量でも、安全性と危険性の境目を示す値、いわゆる「しきい値」はなく、そのレベルなりの晩発性疾患の危険性があるというのが国際的な共通認識となっていると理解しているが、県の認識はどうか。
 
10地方創生をうたい県産品や観光を言うのであれば、何よりも、原発の事故におびえて生活するような悪夢から県民を解放させることが先決であり、伊方原発の再稼働をさせないことが肝要と考えるがどうか。
 
11少なくとも、福島第一原発の事故のメカニズムが立証され、放射性物質の放出が収束し、避難を強いられている人々に対する十分な補償が確実に履行されることが、既存原発について議論できる前提条件と考えるがどうか。

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