令和元年度 愛媛県職員採用情報 > 勤務条件・待遇 > 勤務条件 > 女性職員によるパネルディスカッション4

ここから本文です。

女性職員によるパネルディスカッション~私の働き方と将来へのビジョン~

星加さんに質問をさせていただきます。星加さんが育休を取得されるときは、すばらしい上司の方がいらっしゃったということですが、星加さんが管理職の立場で課員の方から『育休を取得したいんです。』と相談されたときはどのようなアドバイスを送りたいと思われますか。

写真:星加美樹

星加:管理職として相談されたときに一言目に何というか。これ次第で部下とのこれからの人間関係が変わってきます。絶対に「おめでとう」と言ってあげてください。間違っても「えー」とか「仕事はどうするの」とか言ってしまったら、そこで人間関係が切れてしまいます。

 そして、本人がこれからどうしたいのかを聞き、それを実現するためにどうしたらいいのかということでアドバイスをしてあげるようにしています。まずは先の見通しがつく仕事についてはあらかじめ準備ができますので、引き継ぎ書についてはきちんと作成すること、あと自分がいない間にサポートをしてくれる職員に対して、ありがたいという気持ちで接することですね。それが職場との人間関係、コミュニケーションでは大事だと思いますので。そういうかたちできちんと準備したらいいよということと、周りへの感謝の気持ちは秘めていてもなかなか分からないので、「ありがとうございます」と言葉にしたほうがいいよと伝えるようにしています。

ありがとうございました。ここまでのところで、パネラーの方々、他のパネラーのご発言を聞いて、何かご意見やご感想などはありますか。

三好さんはこれから先、濱本さんのような経験もされ、いずれ星加さんのような立場になる時が来ると思いますが、みなさんのご意見等聞かれて、ご感想があればお聞かせいただけますか。

三好
:星加さんと、濱本さんのお話しをお聞きしていますと、おふたりともご家庭に仕事にと活躍されているという感じを受けまして、自分のこととしては、まったく想像がつかないというところではあります。育休取得というお話しがありましたが、この取得の仕方も、さっきのワークとライフどちらに比重を置くかっていうのは人次第でいいんだよっていうお話し聞いて、少し腑に落ちるところがありました。濱本さんも1人目のお子さんのときは1年間休業をされて、2人目の娘さんの時には3年間お休みを取られたというお話しがありましたが、きっと同じ人でもその時のライフステージでライフにかけたい比重や仕事にかけたい比重が変わっていくんだと感じました。

 今後自分がどのような場面に直面するかは分かりませんが、その時仕事と生活とどっちに比重をおきたいと思うのか、それにあわせて利用できるシステムも充実しているので、そこはもちろん自分の希望を通したいときは、きちんとした準備をして引き継ぎをすることは最低限必要だと思いますが、自分がどうしたいかを選択できる立場にいるということは非常にありがたいなと思いました。これから自分の生活の場面でそういう時がきたら、周りの人に相談し自分の生活と仕事との両立、両輪として生活をつくることができればいいのかなと思いました。

濱本さんはいかがでしょうか。


濱本:今、三好さんから「想像がつかない」というお話がありましたが、私自身も自分が直面するまではまったく想像がつかなかったので、その点はご心配なさらなくても問題ないと思います。これから育休を取られる方へのアドバイスとしては、自分の経験を今振り返って、若いみなさんに「余裕のある今のうちに備えておいていただくと、きっといいですよ」と感じることを、3つお伝えできればと思います。まず1つ目は「諸先輩方の歩んできた道がすでにあります」ということです。先輩方と一口に言っても、お考えもさまざまですし、ご苦労あるいは工夫もさまざまですので、皆さんのように身軽で余裕のある今のうちに、育休を経験されたいろんな先輩方の経験談やその時感じたことなどをお聞きすることをぜひお勧めします。楽しみながら「自分だったらどうするかな、どうなるかな」というシミュレーションをして備えておいていただければ、きっと後で役に立つと思います。それとあわせて、そういったお話しをお聞きするなかで育休経験者の方たちとのつながり・人間関係を築いておくことができれば、自分が困ったときにはご相談もできて、さらに安心だと思います。2つ目は、いつか、お仕事を多少セーブしないといけない時期がくるかもしれないということを想定し、ひそかに仕事の実力とか体力を蓄えておくということも大切です。最後になりますが、3つ目は、自分が支える側になるということもかなりの確率であると思いますので、そういったときには「いつか自分も支えてもらう立場になるかもしれない」ということを想像して、短期的には多少お仕事が増えるかもしれませんが、温かく支えてあげてください。それが巡り巡って、働きやすい職場風土となって、いつか自分にも返ってくるのかなというふうに今になって思います。

ここまで、育児休業や子育てと仕事の両立についての話題が中心になっていますが、これとは別に、県庁で働く女性職員の様子についてお話を伺いたいと思います。
片岡さん、男性職員から見て、一緒に働く女性職員はどのように見えますか。イキイキと活躍されていますか。

写真:片岡洋平
片岡
:県の女性職員は大変活発で、同期の三好さんも含めて、むしろ男性より女性の方が元気があって素晴らしいなと思います。前の職場では子育て真っ最中の小さい子どもから、大学生くらいの子どもをもつ方まで、いろんな女性職員がいらっしゃいました。そうした中で大学生の子どもがいる職員が小さい子どもがいる職員に対して仕事上や子育てに関するアドバイスをしている場面をよく見かけました。日頃から県職員はみんなお互いの顔を知っていて横のつながりがすごく広いなと思いますし、いろんな人に相談できる環境が整っていますので、非常に働きやすい職場だと思います。

今の片岡さんのお話ですが、女性職員の方々はどのような感想をお持ちでしょうか。三好さん、お願いします。

三好
:私は今まで極端に女性が少ない部署とか逆に女性が多い部署に配属されたことがないということもあり、特に女性・男性のどちらか一方のイキイキ度が目立っているとはあまり感じたことはありません。ただ誰もイキイキしていないということではなく、ご家庭とか子育てとかあるいはご自分の趣味とか仕事と両方楽しんでいらっしゃるなと周りから見ても分かるというのは、男性・女性を問わず、みなさんすごくパワフルだと感じます。また、周りの同僚や私も含めて部下がいろんなことを相談しても懐深く受け止めてくださって、家族に例えるとお父さんやお母さんに相談しているような雰囲気ですね。周りの人の話も一緒に受け止めて考えてくださる方が多いなと感じていますので、仕事に限らず、ライフステージに応じて、結婚とか子育てとか介護とかいろんな経験をされてきているなかで、きっと社会人として周りにいる人たちを受け入れてくださる大きな懐がつくりあげられてきたんだろうなと感じました。自分も成長できればと思っていて、さっきの濱本さんのお話や星加さんのお話を聞いて次につなげればいいなと思っています。

ありがとうございました。濱本さんはいかがでしょうか。

濱本
:そうですね、先ほど星加さんからもお話がありましたが、子育て支援制度というのは、社会全体でみると、制度があっても取りづらい職場はまだ実際にはあると思います。私の同世代ですと、民間等に勤めていた方は、今はもう続けられずに仕事を辞めてしまった友人がほとんどです。もったいないなと思いますし、愛媛県庁は恵まれた職場環境だと思います。ちょうど今、介護離職ゼロ対策ということで、介護の理解促進と、介護と仕事の両立を支援する事業を進めているのですが、子育て支援や介護支援の充実による女性の活躍はもちろん大事ですが、「女性」をあまり強調しすぎると「女性だけの問題」になってしまうという、諸刃の剣のようなところがあります。しかしそうではなく、片岡さんが育休を取得してくださったように、これからは男性も子育てに積極的に関わっていただけたらもっといいと思いますし、子育ての向こうにはひょっとしたら介護が横たわっているかもしれません。これは男性、女性は問わないですね。もうすぐ団塊の世代が後期高齢者となり、大介護時代が始まるという状況にあります。これは男性介護者の増加が統計的にも現れているんですが、子育てに限らず、介護も含めて「今までの家庭機能を誰がどうやって今後担っていくのか」というところに結びついてきます。国でも「働き方改革」といっていますが、社会の流れとして、仕事と家庭の両立というのは間違いなく進んでいく方向にあり、そのなかで愛媛県はこれまでずっと子育て支援の取り組みを早くから進めてきたという歴史があります。実際にこれまで女性がいきいきと子育ても仕事も両立して働き続けてこられたことによるノウハウの蓄積のおかげで、職場風土が違いますので、後に続く若手女性職員もいきいきしていますし、ご家庭もいい状態であると。一歩進んだ、先進的な職場であると、言えるのかなと思っています。

ありがとうございました。星加さん、今の片岡さんの発言、またそれに対する三好さん、濱本さんの感想を踏まえまして管理職の立場で、まとめのコメントをお願いします。

写真:星加美樹
星加
:私は、女性、女性と言ってきましたが、本日は男性の方もたくさん参加していただいており、本当に頼もしいなと思っています。現在、私の職場で男性の育休者がいらっしゃいます。仕事も家庭も主体的に経験したいという気持ちを尊重し、育休をとってもらっています。そして、彼が職場に戻ってきたらその経験を仕事の様々な場面で役立ててくれるのではないかと期待しています。先ほど濱本さんもおっしゃられたように働き方改革に県も取り組んでいます。例えばテレワークについて検討など。生産年齢人口が減少するなか、時間的な制約を問わず、働く意思を持つ方に活躍してもらえる社会づくり、働き方改革が求められています。みなさんのような元気とやる気に満ち溢れた人たちがぜひ県庁に入って、活躍してくれるのを楽しみにしていますが、これから働くなかでいろんな場面を迎えられると思いますが、働き続けることをよく考えていただけたらと思います。特に女性については結婚、出産、家事との両立などで仕事を手放すことを考えられている方がいらっしゃるかもしれませんが、女性がいったん離職してから再就職する際に正職員に就けるかというと、非正規労働に陥りやすいという現状があります。例えば自分の人生や子ども産み育てるにあたって、どれだけ経済力が必要かということを頭の片隅でもおいていただけたらいいのかなと思います。若い人たちのこれからの人生を思い、老婆心ながら申し上げましたのでお許しください。また、大学等を卒業される皆さんのその能力を最大限に活かしていただきたいと思っています。そしてぜひ県庁にきていただいて一緒に働きませんかというところでよろしいでしょうか。

ありがとうございました。


次項(みなさんへのメッセージ!!)

ダークみきゃん

 

←前項へ 1 2 3 4 5 次項へ→

 

 



Copyright(C)EHIME Prefecture. All rights reserved.