令和元年度 愛媛県職員採用情報 > 勤務条件・待遇 > 勤務条件 > 女性職員によるパネルディスカッション3

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女性職員によるパネルディスカッション~私の働き方と将来へのビジョン~

続いて濱本さんにお伺いします。県庁では県内高齢者の介護の理解促進を推進する係長というお顔と、ご家庭では16歳の男の子と8歳の女の子のお母さんの両方のお顔をお持ちですが、そのことも踏まえまして、自身のワーク・ライフ・バランスの実践方法や、育児休業を取得された際の状況やお気持ちなどについてもあわせてお聞かせいただきたいと思います。

写真:濱本幸子

:私は、上の子の時は1年、下の子の時は3年の育児休業を取得させていただきました。また、育休から復帰するときが一番大変な時期かと思いますが、その際には部分休業といって、一日2時間以内の休業ができるという制度、それから時差出勤、朝子どもを保育園に送っていくので出勤時間を少し遅くさせていただけるという制度があるんですが、こういった支援制度を利用させていただきました。そのおかげで、一番苦しい復帰後すぐの時期を乗り切ることができたと思っています。無我夢中で走ってきたというのが正直なところですが、余裕のない私を温かく支えてくださった職場の皆さんに、本当に心から感謝をしています。ワーク・ライフ・バランスについてですが、限られた時間の中で仕事と家庭を両立しないといけないということで、家事は週末にほとんどまとめてこなしています。掃除や洗濯、食事の下ごしらえなんかも週末にまとめて冷蔵庫にすぐ調理できるようにストックしておいてですね、平日なるべく睡眠時間を確保できるように工夫をしています。到底完璧とは言い難いんですが、何とかやっているという状態です。仕事でも子どもの都合等でお休みをいただかないといけない場合もあるかもしれませんので、心がけているのは、優先順位を考える、「今日どうしてもしておかないといけないことは何か」ということですね。それと大事な情報は共有しておくこと。もし私がいなかったとしても支障が出ないよう、リスクを減らすという意味でも気を付けているつもりです。

ありがとうございました。濱本さんにいくつか質問をさせていただきます。やはり制度があっても実際に使えるのかなって不安に思う方もいらっしゃると思いますが、濱本さんが実際に育休を取得されたときの状況をお聞かせいただけますか。まず、職場のどなたに相談や報告をされたんでしょうか。

濱本
:最初は自分の直属の係長に相談をしました。その時は、やはり自分が不在になるということで、ご迷惑をおかけしてしまうんじゃないかという不安でいっぱいでしたが、「おめでとう」と「仕事のほうはフォローするから大丈夫だよ」と言っていただいたのが強く印象に残っています。

育休取得にあたって、仕事面で不安に感じたこと、その不安を払拭するために何か準備されたことはありますか。また、復帰されるにあたって何か不安なことはありましたか。

濱本
:上司からは温かいお言葉をいただきましたが、実際はどなたかに引き継がないといけないわけですので、できるだけわかりやすい引継書を作成して、それだけでは分からないこともあるので、実際に相対して説明をしておくよう心がけました。

 復帰にあたって不安だったことは、特に2人目の時は3年間もお休みしてしまい、復帰して本当にやっていけるんだろうかという気持ちで出勤しましたが、「育休明けなんです」ということをお伝えすると、関係するセクションの方々が「ここ3年間で改正になった点はここです」という風に親切に教えてくださったおかげで、大きな失敗もなくスムーズに仕事に復帰することができたのではないかと思います。育休明けの職員さんは大勢いらっしゃいましたし、フォローする体制が整っているなと感じました。

それでは次に片岡さん、愛媛県庁では男性の育児休業の取得を積極的に後押ししていますが、実際に取得されてみてどのような感想を持たれましたか。育休取得に至る経緯やご自身のワーク・ライフ・バランスについてもお伺いしたいと思います。

写真:片岡洋平

片岡:みなさんたぶんご存知だと思いますが、女性は赤ちゃんを産むと約1か月外出できないと言われているんです。なぜかと言うと、生まれたばかりの赤ちゃんは体も弱く、病気にかかるのが心配ですし、母親も体力をかなり消耗していますので、あまり外に出ることがよくないとされています。そのため、多くの女性が里帰り出産をして親のサポートを受けるという選択をしているんだと思います。うちも里帰り出産をしようと思ったんですが、私と妻の両親もみんなフルタイムで仕事をしており、サポートを受けることができなかったということと、愛媛県が「愛顔の子育て・女性活躍サポートプラン」(愛媛県特定事業主行動計画)を策定したといったいろいろなタイミングが重なり、「せっかくだから夫婦二人で子育てをしてみようか」となったのが、私が育児休業を取得したきっかけです。

育休取得にあたり、まずどなたに相談され、どのくらいの期間取得されましたか。

片岡
:とりあえず、1か月は外出できないと聞いていたので、1か月は取ろうかなと思い、課長と主幹に相談しました。

育休取得、あるいは仕事に復帰されるにあたって、仕事面やその他何か不安なことはありましたか。

片岡
:まず、休業中はまるまる仕事をしないことになりますので、その間私が担当していた仕事を、同じ係の人に振り分けないといけません。どの仕事をどういうふうに振り分けるのかもそうですが、引継書を作成するのが結構大変で、自分なりにわかりやすい引継書を頑張って作成しました。

 また、しばらく仕事をしていなかったら、「どんな仕事をしてたっけ?」とふと思うことがあり、仕事を覚えているか不安でしたが、意外とそれは大丈夫でした。それ以上に、育児休業を取得している間は夜も昼もあまり関係ない生活を送っていたので、寝坊しないかなという不安が大きかったです。

ありがとうございました。それでは、次に、星加さんにお伺いします。星加さんは、ご自身も育児休業を取得されていますし、あと職場では、課員の方をまとめられている、職場のリーダーとしてのお顔をお持ちだと思いますが、ご自身の仕事を続けながらの子育ての経験だったり、管理職として部下との接し方など、お話しいただけますか。

星加
:私は今、女性活躍の仕事をしている関係で、民間企業で働かれている方とのワークショップなどの交流会等に参加させていただく機会があります。そのなかの意見交換で民間企業の女性から、育児休業制度は法律上はあるが、実際に会社で取得した人がいない、もし自分が取得した場合、第一号目となるので、非常に不安を感じるとの話も聞きました。逆に県庁では、みなさん育休を普通に取得されている現状があって、非常に育休等取得しやすい職場であることは間違いないと思っています。私も1年間育休を取得しましたが、私が「育休を取らせてください。ご迷惑をおかけします。」と上司にお詫びを申し上げたところ、「私への迷惑は構わない!恩は次の世代にかえしてやってくれ!」と言ってくださいました。皆さんも自分が管理職になったときにぜひそんな風に部下に言ってあげてください。そんな上司がいたということでも、愛媛県庁はすばらしい職場だと思いますが、おかげで、私は気持ちよく育休に入ることができました。ただ、次の世代に返せているのかというと疑問はありますが、なんとか仕事を続けているというところくらいしかないのかなと思っています。また、先ほどワーク・ライフ・バランスという言葉がありましたが、仕事と家庭を半分・半分にしてバランスをとらないといけないという誤解を受けがちですが、実際はそうではなく、人によって異なり、仕事のほうが7割で家庭は3割でもバランスが取れていれば、その人にとってのワーク・ライフ・バランスは取れていますし、その逆もまたあります。私たち県職員は公務を行っていることを真摯に受け止めたうえで、自分の仕事はきっちりはやる、ただ家庭生活を両立するうえで、上手に制度を利用する。そのあたりのバランスを取り、優先順位をつけて仕事をしていけば、周りの人に受け入れてもらえるのかなと思っています。また、私は仕事が充実してないと家でくさくさしてしまうほうで、とにかく仕事で前を向くことで家でも笑顔でいられるようなバランスの取り方が出来たらいいなと思っています。なお、余談ですが、これから企業を選ばれる際には、大企業でしたら女性活躍推進法に基づく事業主行動計画を策定していますので、そういったものをホームページなどで確認しながら、その企業が実際どういう目標を立て、実情はどうなのかといった情報なども収集してみるといいと思います。女性がいても育休が取得しにくい職場もありますので。そういった点では県庁は非常に働きやすいですし、しかもやりがいのある仕事もその人のやる気や個性、そういった能力でさせてもらえるチャンスもありますので、ぜひ前向きに考えてもらえればいいんのではないかなと思っています。

ありがとうございました。

子育て支援に関する主な制度
制度 内容 有給・無給 取得対象
産前・産後休暇 産前8週間、産後8週間 有給
育児参加休暇 産前8週間から産後8週間までの期間で、5日以内 有給
配偶者出産休暇 配偶者の出産前後で、3日以内 有給
育児休業 子が満3歳になるまでの期間 無給 男・女
部分休業 子が小学校に入学するまでの期間で、1日2時間以内 一部無給 男・女
育児短時間勤務 子が小学校に入学するまでの期間で、勤務時間を短縮 一部無給 男・女
子の看護休暇 子が中学校に入学するまでの期間で、年5日以内 有給 男・女
子の養育のための時差出勤 子が小学校3年生修了までの期間で、勤務時間を変更 - 男・女
愛媛県特定事業主行動計画はこちら

次項(育休の相談をされた時のアドバイスについて聞いたよ!)

みきゃん

 

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