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更新日:2019年1月31日
銅山川発電所は、吉野川水系銅山川に設けられた富郷ダム、柳瀬ダム、新宮ダムの水を利用して、銅山川第一発電所、第二発電所、第三発電所、富郷発電所の4発電所で発電を行っています。なお、平成24年4月から松山発電工水管理事務所より遠方制御を行っています。
銅山川第一(1号機)、第二発電所は、「銅山川総合開発事業」の一環として建設されたものです。この事業は、都市用水・農業用水の確保、下流の洪水防止及びこれによって得られる高落差の水を利用して発電し、産業の発展に寄与するという三つの目的をもって計画され、昭和29年に竣工しました。
銅山川第一発電所(1号機)は、法皇山脈に隧道を抜き、柳瀬ダムから宇摩平野に分水する途中の落差を利用して発電する発電所で、最大出力は10,700kWとなっています。なお、発電に利用された水は、伊予三島、川之江地区の水道用水及び製紙工場の工業用水として利用されています。
銅山川第二発電所は、柳瀬ダムから新宮ダムへの補給水等を利用して最大出力2,600kWの発電を行う半地下式発電所です。
銅山川第三発電所は、「吉野川水系水資源開発基本計画」の一環として建設されたもので、最大出力11,700kWの発電を行っています。この計画は、宇摩郡新宮村に新宮ダムを建設し、既設の柳瀬ダムとあわせて洪水調節を行うとともに、愛媛分水として新宮ダムから伊予三島市及び川之江市に農業用水及び工業用水を分水し、分水途中の落差を利用して発電を行うというものです。
この発電所は、県営発電所では初めて主要機器をすべて円形の塔におさめて地下に設置した発電所です。
富郷発電所及び銅山川第一発電所(2号機)は、「吉野川水系水資源開発基本計画」を一部変更し、特定多目的ダム法に基づく富郷ダムを築造する「銅山川総合開発事業」の一環として建設されたものです。この事業は、吉野川及び銅山川流域の洪水調整を行うとともに、新規に柳瀬ダム地点から伊予三島市及び川之江市に水道用水及び工業用水を分水し、導水途中の落差を利用して最大出力6,500kWの発電(富郷発電所及び銅山川第一発電所2号機)を行うものです。
富郷発電所は、富郷ダム直下に設置された発電所で、最大出力は2,900kWです。地下5階、地上2階であり、周辺環境に配慮して地上部の構造物を極力小さくしています。
銅山川第一発電所2号機は、既設の銅山川第一発電所施設内に設置され、柳瀬ダム地点からの分水途中の落差を利用する発電所で最大出力は3,600kWです。
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