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更新日:2023年3月28日
魅力的で快適なまちづくりを実現するため、JR予讃線松山駅を中心とする約2.4km間を高架化し、東西市街地の分断や、交通渋滞を解消します。この事業が早期に完成しますよう皆様のご理解とご協力をお願いします。
高架区間の進捗状況写真を更新しました。
四国最大の都市である松山市のJR松山駅周辺は、南北に走るJR予讃線と車両基地・貨物駅により市街地が東西に分断され、踏切遮断による交通渋滞が日常化しており、地域住民の生活に支障を来しています。また、鉄道による市街地分断により、駅周辺の一体的な発展が阻害され、新たな都市機能の集積を図る上で問題となっています。
このような中、愛媛県ではJR松山駅付近連続立体交差事業により道路と鉄道を連続的に立体交差化することで、交通環境の大幅な改善を図るとともに、松山市が行う土地区画整理事業や周辺街路事業と一体的に整備することにより、県都の陸の玄関口にふさわしい魅力あるまちづくりを目指しています。
高架延長 | 約2.4km |
高架区間 | 松山市美沢二丁目から空港通一丁目 |
都市計画決定 | 平成20年2月5日 |
事業認可 | 平成21年2月25日 |
事業期間 | 平成20年度から令和6年度(予定) |
全体事業費 | 約580億円(国:約272億円、県:約184億円、市町:約57億円、その他:約67億円) |
進捗率 | 約79%(令和2年度末時点) |
約2.4km | 松山市美沢2丁目~空港通1丁目 | |
約1.7km | 松山市土居田町~市坪西町 | |
約0.5km | 松前町大字神崎、出作 | |
約1.3km(約6.3ha) |
伊予市上野、上三谷~松前町大字鶴吉 |
鉄道高架事業とまちづくり事業を一体的に行い、駅および駅周辺地域全体の活性化を図るため、市街地整備事業を進めます。
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鉄道高架に伴う、8箇所の踏切除去により、交通渋滞、踏切事故の危険性が解消され、幹線街路の整備により、交通の円滑化が図られます。 |
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列車が走行するレールには、通常約25m毎に継ぎ目があることから、ガタンゴトンと言う音が生じてしまいますが、高架化にあわせてロングレール(※)を設置し、列車走行音の低減を図ります。既に完成している行き違い線のロングレールの効果を動画で確認することができます。 (※)ロングレール:1本のレールが200m以上になるよう溶接し、従来の継ぎ目を無くすことにより騒音や振動を解消するレール ←従来レールの走行音です。 ←ロングレールの走行音です。“ガタンゴトン”の音が消えています。 |
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連立事業と土地区画整理事業を一体的に進め、西側駅前広場を整備することで駅西側のアクセスが改善されるとともに、市内電車が松山駅に乗り入れることで、交通結節点としての機能が格段に向上します。 |
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鉄道を高架化することにより新たに生み出される高架下空間は、商業開発、公共的な利用(駐輪場など)を図るなど、様々な有効活用が見込まれ、新しいにぎわいの場が創出されます。 |
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JR松山駅の新ホームが2面4線になり、対面乗り換えが可能になるとともに、エレベーター・エスカレーターなども整備し、バリアフリーで安全・快適な駅に生まれ変わります。 |
[令和3年4月1日現在]
松山駅付近の鉄道高架工事の着手に必要となる調査、設計、用地買収等は完了しました。高架区間では、工事の進捗を図るために7つの工区に分割していますが、平成30年に最初の工区に着手して以降、順次工事着手し、令和3年度に入り全ての工区において工事を行っており、工事の最盛期を迎えています。
土居田~市坪区間において実施しておりました複線化工事は、平成29年度末に完成しました。
平成27年度に3番線の軌道及びホーム新設工事が完了し、現在はJR四国による電気設備工事に取り掛かっています。これら施設については、車両基地・貨物駅の移転完了とともに供用を開始しました。
平成27年度から車両基地・貨物駅内の施設に係る工事に取り掛かっており、令和2年3月14日のダイヤ改正に合わせ完成・運用開始しました。また、車両基地・貨物駅の周辺道路の工事も進めており、平成28年4月に車両基地・貨物駅の南北を結ぶ地下道、平成29年9月に南側外周道路、平成30年1月に北側外周道路の全線を供用開始しています。
新車両基地・貨物駅が令和2年3月14日に松山駅から伊予市・松前町境へ移転開業することから、これに先立ち、既存の幹線道路(県道)から新車両基地・貨物駅へつながるアクセス道路約1.6kmが令和2年1月30日に全線開通しました。
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