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平成26年度退職者感謝状贈呈式知事あいさつ

ページID:0010968 更新日:2015年4月15日 印刷ページ表示

日時:平成27年3月31日(火曜日) 10時30分

場所:県庁本館4階 正庁

 

 

 

 いつかはこういう日が来るということを、皆さんも頭の中に置きながら仕事に向き合ってこられたと思いますけれども、いよいよ長年にわたって奉職されました愛媛県の職員として、最後の日を迎えることとなります。本当に長い期間にわたりまして、それぞれの部署で全力を尽くし、今日の県政発展に寄与されましたことに対して、心から感謝を申し上げたいと思います。

 皆さんは、おそらく大半が昭和50年代に入庁されていると思いますけれども、オイルショックの混乱期を乗り越えられた後は、バブル経済の到来による繁栄期、さらにはその崩壊、そして長引くデフレという非常に低迷した時期、こうした社会情勢、経済情勢の大きなうねりの中で県庁生活を送られたと思います。変化が大きいということは、課題も多く存在していたということで、皆さん、それぞれの部署でいろいろな思い出が心に刻まれていることと思いますが、この節目を迎えるに当たりまして、そうしたことを今強く思い起こされているのではないでしょうか。その間、知事も白石知事さんから、伊賀知事さん、加戸知事さん、そして私へと4人が交代してきましたけれども、それぞれ持ち味がありますから、その理念・行政運営というものを皆さん、しっかり理解されて仕事を積み上げていただいたものと思います。

 特に、この4年少しの間、私も就任直後たった3カ月で、東日本大震災というとてつもなく大きな出来事が発生いたしました。防災・減災に対する考え方が根底から変わっていくという中で、県庁としてどう対応したらいいのか、そしてまた、少子高齢化に伴う人口減少や地域経済の活性化に、どういう工夫が必要なのか。ただ単に守るだけでは済まされない時代を迎えるに当たって、新しい仕事に向き合うという、チャレンジしていくという呼び掛けをさせていただきましたけれども、本当に、自分の期待以上の成果をそれぞれの部署で挙げていただいたものと思います。

 とりわけ、部局横断的な全庁挙げての取り組みというものも数多くありましたので、その県庁職員一人ひとりのマンパワーの高さ、そしてチームワークの強さ、それをひしひしと感じた4年少しの月日でもありました。県政を運営するに当たりまして、皆さんは欠くことのできない重要な存在であり、これまでのご功績に、お礼を申し上げたいと思います。

 皆さんが築き上げた足跡は、しっかりと後輩の県職員に受け継がれているものと思います。これからはOBとして、それぞれの立場から、県のこと、そしてまた政策課題について、何かとお力添えを賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

 これから第二の人生が始まりますが、生活環境が変わる方も多いと思いますので、どうぞ体調等に十分気を付けられまして、末永くお元気で活躍されますよう心からお祈り申し上げまして、感謝とお礼の挨拶とさせていただきます。長年にわたりまして、本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。


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