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東予地方局では、障がいのある方の就労継続を支援するネットワークを強化するため、令和4年11月21日(月曜日)に「働く障がい者交流サロン(in宇摩)」を開催しました。
当日は、障がいを抱えて働く方々に加え、事業所、就労支援機関等から、会場に10名の方々が参加し、それぞれの「働くこと」「働き続けること」についての経験談や想いを共有し、「自分らしく働く」ことへの理解を深めましたので、その様子をご紹介します!
まず、令和4年度一般就労障がい者ピアサポーター養成研修受講者から、これまで働いた経験からの気づきや、働くうえで心掛けていることなどをお話しいただきました。
(要旨)
飲食店での勤務を経験した後、就労移行支援事業所に通うようになりました。そこでの作業を通じて、自分の得意なこと・不得意なことを見つけながら、今の印刷会社に就職することができました。入社後に体調を崩してしまったときは、上司と相談して勤務時間を短縮するなど、上司や支援者の方とのコミュニケーションを大切にしながら体調管理に努めました。現在は体調も落ち着いており、勤務時間も延長できています。これからも、自分に合ったこの職場で、体調と向き合いながら頑張りたいです。
次に、障がいのある方を雇用されている、株式会社 四国中央興産 相談支援員の今井ゆかりさんから「職場でのサポート事例」についてお話しいただきました。
誰もが自分の強みを生かしながら安定して働くことができるよう、一人ひとりの困りごとをしっかり聴き、その困りごとを解消するために工夫されているお話や、「ストレスに対する自分の許容範囲を知る」「自分らしく働くためにどんなことが必要かを知る」ことの大切さなどをお話しいただき、会場の皆さんも大きくうなづいていました。
続いて、3つのグループを作り、「働いていて一番嬉しかったこと」「困った時に役に立った“お助けエピソード”」「私のストレスサインと対処法」「働き続けるために大切にしたいこと」について、自分ならではの工夫や想いを共有しました。
(各グループからの発表【抜粋】)
フリートークでは、グループトークで伝えきれなかったことや、サロン全体に対する感想などをお話しいただきました。
また、サロン実施後のアンケートでは、「参加者それぞれの悩みや思いを共有することができてよかった」「次回もまた参加したい」といったお声も聞くことができました。