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県庁第二別館新築工事起工式知事あいさつ

ページID:0046244 更新日:2024年1月5日 印刷ページ表示

日時:令和5年10月20日(金曜日)11時00分

場所:県庁第二別館建設予定地

 

 県庁第二別館新築工事起工式に当たり、あいさつをいたします。

 我々の仕事は多岐にわたりますが、なかんずく、最も重要なのは、県民の命を守ることであります。いわば、防災、災害対応というのは、いつの時代でも最重要課題になります。そのときに、オペレーションの拠点となるのが、本庁舎になりますけれども、これを十分機能させるためには、いささか不安な状況でございました。

 とりわけ、耐震性の問題を抱えた第二別館、本庁舎の中でも最も脆弱と言われておりましたので、できるだけ早く、防災拠点としてふさわしい機能を持った新しい施設が求められていたところでございます。

 令和2年から十分な準備をしてまいりましたけれども、防災を考えた上での今回の建築に当たりましては、防災オペレーションルームを第二別館内に設置する、あるいは、第一別館との連絡通路の設置により、防災オペレーションのタイアップ機能を持たせるなど、さまざまな面で工夫をしているところであります。

 また、昨今のSDGs、環境問題にも配慮し、耐震化はもとより、エネルギー消費量の削減を図るため、本県の県有施設としては初となるZEB認証の取得に向けて準備を行っているところでもございます。さらには、森林面積の非常に多い愛媛県、木材産業も盛んであります。そして、昨今の技術進歩により、CLTの積極的な活用を進めていることから、高層建築の耐震壁として、このCLTを取り入れる設計をしていただきました。

 このほか、昨今の働き方改革にも対応するため、スマートオフィス、働き方にも配慮し、そして、もう一つは、これは途中から追加で考えた案件でありましたけれども、デジタル社会を本格的に迎える中で、スタートアップ企業等との連携も視野に入れた官民の共創拠点を県庁内に設けるという初めての試みにもチャレンジさせていただく予定でございます。

 こうした多岐にわたるオーダーを、設計会社の皆様には、しっかりと受け止めていただきましたことに、感謝申し上げます。

 これから工事に入ってまいります。明日の愛媛を担う本当に重要な拠点でございますので、工事関係者の皆さんには、安全には十分気を配りながら、お力添えを賜りますよう、心からお願いを申し上げます。

 どうもありがとうございました。


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