ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > ようこそ知事室へ > 知事の発言集 > 令和4年度 > 令和4年度退職者感謝状贈呈式知事あいさつ

本文

令和4年度退職者感謝状贈呈式知事あいさつ

ページID:0011028 更新日:2023年4月21日 印刷ページ表示

日時:令和5年3月31日(金曜日) 10時30分

場所:県庁本館4階 正庁

 

 これは誰しもがいずれは訪れる時でありますが、本日、皆さんにおかれましても、長年にわたる県庁職員に別れを告げる日がまいりました。

 今年は県政発足150年という節目の年に当たります。皆さんはそのうち約40年間、4分の1を県庁職員として過ごされました。大きな歴史を作り上げた一員としてご活躍いただいた皆さんに、深く敬意を表します。

 皆さんが県庁の扉をたたいたのは、昭和60年前後だと思います。私もそのころ社会に出ましたので鮮明に記憶していますが、世の中はバブル景気に沸く、右肩上がりの経済成長、現在の課題である少子化や人口減少など、誰も考えもしなかった時代でありました。しかし、その数年後には、失われた30年という非常に厳しい低成長の時代を迎え、まさに、その一番厳しいかじ取りを求められる時に、中核的な役割を果たしていただいたのが皆さんの世代であると思います。

 私も県政に10年余り携わっておりますが、この間、大きな変化というものを考えながら進めてまいりました。特に、政策立案にこだわった体制への変革については、皆さんにもご苦労をおかけしたと思いますが、後輩の指導を含めて、しっかりと根を生やしていただいたことに、心から感謝申し上げます。

 また、その間には、全庁を挙げてチームワークで取り組むべき大きな課題も数多くありました。国体の開催は、おそらく皆さんの記憶にも残っていると思いますが、全庁、県民の皆様など、いろいろな方々の力を結集して、すばらしい大会となりました。そして、その後に発生した西日本豪雨災害、この対応も全庁挙げて、部署・部門を越えて、みんなで課題解決のために汗を流した日々であったと思います。さらに、直近では、コロナ対応という未知なる敵との闘いが連日続きました。その中で新しい変化も起こっているという状況ですが、皆さんはしっかりと対応していただいたところです。

 明日からは、まだ皆さんは実感がないかもしれませんが、当たり前のように日常生活の中で行っていた県の職場との往来がなくなり、それぞれが新たな人生を歩まれることになります。どうか、新しい道で、一層ご活躍されますとともに、皆さんが指導し、育ってきている県庁職員のことも気にかけていただき、今後とも、県政へのご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。

 健康に十分留意され、お元気でお過ごしください。本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。


AIが質問にお答えします<外部リンク>