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令和2年度退職者感謝状贈呈式知事あいさつ

ページID:0011022 更新日:2021年6月2日 印刷ページ表示

日時:令和3年3月31日(水曜日) 10時00分

場所:県庁本館4階 正庁

 

 今年度、長年奉職されました愛媛県を去られていく皆さんにおかれましては、人生の大半を過ごした県庁での仕事、生活、その思い出が、今脳裏によみがえられていると思います。

 皆さんが入庁されたのは、昭和50年代の後半ごろではなかったかと思いますけれども、ちょうど私と同じ世代でありますから、時はバブル全盛のころではなかったかと思います。当然のことながら、直接はわかりませんが、県政の諸課題もアグレッシブに、未来はどんどん成長していく、人口も増えていく、人口減少なんていう考え方はほとんどなかったような、そんな時代でしたから、前向きな勢いのある仕事が多くあったのではなかろうかと思います。

 しかし、その後は、その反動でしょうか、バブル崩壊、低成長時代というものが長く続く中での県政が続き、特に財政危機等々については、本当に苦しい局面を乗り越えられたのではなかろうかと思います。私ももうこの仕事を10年させていただいておりますけれども、特にこの10年間は、政策立案というものにこだわる、そしてそれにこだわる中で、結果とスピードを皆さんにお願いし続けてまいりましたが、その分大変なことも多かったと思います。本当にご苦労さまでございました。

 ただ一つ言えることは、この10年、仕事をしていて、過去にもいろんな仕事をさせていただきましたけれども、この時期までにこれだけのことをというようなお願いをした場合に、できなかったことが一度たりとてないという、県庁組織の強さ、そして職員のマンパワーの高さ、つくづく痛感をしています。そしてそのような中で、部局を横断するような仕事もいくつかございました。愛媛国体の成功、あるいは西日本豪雨災害への対応、そしてこの1年は、コロナ対応に追われているところでございますけれども、期待どおり、期待以上の働きぶりをそれぞれが示していただいているところでございます。それは先輩から皆さんへ、皆さんから後輩へ、脈々と続く県政の思いというものが伝わっているからに他ならないのではなかろうかと思います。

 こうした状況の中、明日から年度が替わりますけれども、いまだコロナが収束しているわけではありません。大きな力が県庁からおられなくなるということに、一抹の不安を感じておりますけれども、それは皆さんが育ててきた後輩がきっとカバーしてくれるのではなかろうかと思います。

 こうした長年にわたるご貢献に対しまして、知事として本当に心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。どうぞ皆さんにおかれましては、これからまた生活のリズム、舞台が変わっていかれると思いますけれども、十分に体調、健康に気を付けてください。そしてそれぞれでご活躍ください。さらにはOBとして県政の発展に、また違った立場で力をお貸しいただけたら幸いに思っております。

 本当に長年にわたってご苦労さまでございました。お疲れさまでした。


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