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国道197号「大洲・八幡浜自動車道」全線の早期完成を目指す建設促進決起大会知事あいさつ

ページID:0011018 更新日:2016年7月8日 印刷ページ表示

日時:平成28年6月18日(土曜日) 13時30分

場所:ハーバープラザホテル

 

 

 本日は、まさに地元の熱意の表れと言ってもいいと思いますが、大城市長はじめ、関係市町の皆さんのご出席によりまして、大洲・八幡浜道路の実現に向けての決起大会が盛大に開かれますことを、大変心強く思います。

 先月末に行った来年度に向けての予算要求では、どこに行っても道路の問題を取り上げさせていただきました。愛媛には三つのミッシングリンクがあるんですけれども、とりわけ、この大洲・八幡浜自動車道というのはいろいろな意味で重要度が極めて高い。これは、愛媛の中だけではなく、四国、そしてまた日本全国の中でも非常に優先度が高いという主張を積み重ねてきております。

 平成9年に名坂道路の着工が始まったわけでありますけれども、道路というのは一足飛びにできるものではありません。平成22年に知事の仕事をいただいた時も、そう急ピッチで事が進むような状況ではありませんでした。もちろん、そこに至る背景には、先人の皆さんの並々ならぬご苦労があったと思いますけども、地元の山本公一代議士をはじめ、そしてまた今日は参議院議員の事務所の秘書の方々も来られていますけれども、山本順三さん、井原巧さん、そして八幡浜出身の山本博司さん、皆さんそれぞれの立場でですね、この実現に向けての思いを国で伝え続けてきていただいております。

 ただ、その状況を大きく様変わりさせたのが、言うまでもなく東日本大震災であります。東日本大震災以降、避難等を含めて、道というのは一体いかなるためにあるのかという観点での議論が深堀りされ、「命の道」という概念が大きくクローズアップされました。

 そうした中、この大洲・八幡浜自動車道は「命の道」という観点から、最重要路線であることは言うまでもないところでございます。そしてまたもう一つは、今日、臼杵市長さんがいらっしゃっておりますが、九州との交流拡大を通じた「地方創生の道」というふうな位置付けでこの大洲・八幡浜自動車道というのはクローズアップされてきていると思います。

 何年か前に宮崎に用があり、臼杵経由で行きました。まだ当時はですね、高速道路が九州側も開通していませんでしたから、愛媛から宮崎へ行くというのは相当な時間が必要でございました。そこでちょっと時間をゆったりと活用して、臼杵で一泊しました。臼杵はご案内のとおり、「なごり雪」という有名な曲をモチーフとした映画の舞台となったほか、石仏でも有名なところでございます。そしてまた、おいしいフグ料理で有名なところなんですが、そこで一泊して宮崎に行きました。そういう記憶があるんですが、あれから九州も様変わりして、東九州自動車道が開通しました。それによって、宮崎・鹿児島あたりから臼杵経由で船で渡って大阪へ抜けていく、そうした活用方法もどんどん増えているわけであります。

 このタイミングをみて、災害時における避難のお互いの協力も含めて大分県との関係をさらに強化しようということになりました。7月には、初めて大分県知事と私の知事会議をスタートさせます。毎年定期的にやろうということになりました。双方の送客、お互いの観光振興にもつながるということで、先ほど申し上げた「地方創生の道」という位置付けが大きく大きくクローズアップされてまいります。

 この大洲・八幡浜自動車道というのは「命の道」そして「地方創生の道」、二つの意味合いから重要な路線であるということを、ぜひ、皆さんと共有しながら大いにその実現に向かって全力を尽くしてまいりたいと思いますので、今日は活発な会になることを心からご期待申し上げまして、あいさつといたします。おめでとうございました。


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