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原子力災害時の人員・物資輸送等に関する覚書調印式 知事あいさつ

ページID:0011011 更新日:2016年7月8日 印刷ページ表示

日時:平成28年4月25日(月曜日) 14時50分

場所:知事会議室

 

 

 本日、一般社団法人愛媛県トラック協会、一般社団法人愛媛県バス協会並びに愛媛県旅客船協会と愛媛県の間で、原子力災害時の人員・物資輸送等に関する覚書を締結することとなりました。各団体に心から感謝を申し上げたいと思います。

 また、先日来、熊本を中心に大きな被害をもたらしている地震につきまして、本当にできるだけ早く被災地に物資を輸送したいと考えておりましたが、一番苦労したのがトラックの確保でありました。そうした中、県の意向を受け止めていただきまして、全面的にご協力いただいたトラック協会に、あらためて深く感謝を申し上げます。また、旅客船協会、バス協会にも日頃から、災害協定等を通じ、何かあったときの迅速な対応を後ろで構えていただいていることを、併せて感謝いたします。

 このたびは、原子力災害ということに絞った覚書になるわけでありますが、もちろん、本覚書は最悪の事態が発生したときへの備えであります。県としてはそういうことが起こらないように、独自の対策も含めて、揺れ対策、あるいは電源対策といった、アディショナルな対応を四国電力に求め続けてまいりました。そうしたことを積み重ねることによって、事故が起こらない、もし何かあったとしても封じ込めるという対策に万全を期しているところでありますけれども、それでもなお、最悪のことを想定し、こうした覚書を締結するというのは大変意義深いことだと思っております。

 今回の覚書は、非常にいろいろな会議でも議論になりましたけれども、具体的な数字というものもしっかりと共有しながら、行政が「できる」「できない」というのを判断していく。もちろん輸送される方の安全にも十分に気を配る中での流れになっております。こうしたことを通じて、防災対策の練度というものを上げていくということにつながればというふうに思っております。県といたしましても、四国電力や国に対して、間断なく安全管理の徹底や安全対策のさらなる積み増しを求めていくつもりでございますけれども、万一の事故に備える原子力対策につきましても、国や市・町、そして皆さんとの関係を、一層、連携を密にしながら対策を練っていきたいと思いますので、今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げまして、あいさつといたします。どうもありがとうございました。


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