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平成30年度退職者感謝状贈呈式知事あいさつ

ページID:0010998 更新日:2019年4月25日 印刷ページ表示

日時:平成31年3月29日(金曜日) 10時30分

場所:県庁本館4階 正庁

 

 約40年にわたる長い県職員生活に終止符を打たれる236名の皆さん、本当にお疲れ様でございました。それぞれの立場で県政の発展にご貢献いただいた皆さんに、県を代表しまして心から感謝を申し上げたいと思います。

 全ての物事に始まりもありますが、終わりも誰しもに訪れることであります。皆さんこの日を迎えるに当たって、長い県職員生活でのさまざまな出来事に思いをはせられているのではなかろうかと思います。仲間と共に目的を達成した時の感動、あるいは、試練に立ち向かっている時の苦しさ、いろんな思い出が脳裏をよぎられているのではなかろうかと思います。

 考えてみますと、皆さんが入庁したのは昭和50年代半ばから後半にかけてだと思います。入庁後、昭和の時代は数年で終わりましたから、今年は平成の最後の年となりますので、まさに平成の時代の県政を支えてこられたのではなかったかなと思います。

 昭和50年代後半は、ちょうど世はバブル経済に突入する直前に当たり、皆さんは経済発展のさなかに若い時代を過ごされたんだろうと思います。あの頃は、県においても、いろいろなハコモノを作ることができた時代であったでしょうし、また全国的にリゾート構想などが拡大するような、ある意味では、どんどん前へ前へというような空気の中での仕事が多かったのではなかろうかと思います。

 しかし、平成に入って、バブル経済崩壊後は、失われた10年という言葉に代表されますように、その後のソフトランディングに苦慮された月日ではなかったかなと思います。そうした中においても、それぞれ創意工夫、知恵を出しながら問題に向き合ったのではなかろうかと思います。本当にご苦労さまでございました。

 現在、私が知事に就任して9年目になりますけれども、就任した直後に東日本大震災が東北地域を中心に襲いました。その後は考えてみますと、本当にこの9年近く、さまざまな防災対策や災害対応に追われるような月日ではなかったかなと思います。特に昨年は西日本豪雨災害によって、歴史的にも経験のないような被害が県内にもたらされました。その対応につきましては、部署に関係なく、県職員が一丸となって県民のために汗をかき続けた月日ではなかったかなと思います。

 また、その前年には、「えひめ国体」・「えひめ大会」もございました。これもまた部署を問わず力を合わせてチームワークで乗り越えた事業ではなかったかなと思います。

 いわば、誰一人欠けても、県政の進展はなかったと思いますので、皆さんもその実績に、大いに自信をもって第二の人生をスタートしてください。特に、40年慣れ親しんだ環境が変わりますので、どうか体調には十分に気を付けられ、ご健康を大切にしながら、次の人生、目標に向かって頑張っていただきたいと思います。

 これまで皆さんが築き上げた実績を引き継いで、後輩職員たちも頑張ると思いますので、OBの立場でなにとぞ、ご支援を賜りますように心からお願い申し上げます。

 長年にわたっての公僕としての皆さんの実績に、あらためて心から敬意を表しまして、あいさつといたします。長年にわたって本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。


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