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県職員に対する知事就任あいさつ

ページID:0010995 更新日:2018年12月7日 印刷ページ表示

日時:平成30年12月3日(月曜日)13時

場所:県庁第二別館6階大会議室

 12月1日から3期目、第58代の知事として、仕事をさせていただくことになりました。2期8年の間、皆さんと一緒に仕事をし、そして4年の任期でありますから、その区切りが来たということで、再び振り出しに戻って真摯な気持ちで次なる4年間のビジョンを掲げ、県民に信を問うてまいりました。もちろん今後4年間の未来におきまして、どのような政策を展開するかが、一つの大事な視点でありましたから、それに対するご評価もあったのかもしれませんけれども、それ以上に今回、県内を回りながらつくづく感じたのは、8年の間に皆さんと一緒に行ってきた仕事、こうしたものに対する評価というものが、得票にも結びついていると思います。これは何も一人の公約だけではなく、県政全般にわたる審判という側面もあったんではなかろうかと思います。

 なぜそのようなことを実感するかと言いますと、7月に起こった集中豪雨の被害の大きかった地域へ行きましても、「県の職員さん、本当に真摯になってサポートしてくれてますよ。」とか、あるいは、「土日は率先してボランティアで手伝ってもらいました。」行く先々でそうした声をかけられることが多かったんですね。本当に各チームが、各地域において、何を優先して取り組むかをしっかりと考え、県の職員として意識を持って、向き合ってくれてるんだなというふうなことをつくづく感じます。まずそのことに対しまして、敬意と感謝を申し上げたいと思います。

 他方、今後の展望につきましては、課題は山積しています。まさにこういうときのために体力をつけてきた経緯がありましたけれども、大きな被害と向き合うときにはスピードの勝負でありますから、これまでの体力を思う存分使い切ってでも、対応するという方針で臨ませていただきました。そのことによって積み増ししてきた財源対策用基金もかなり減少するという現実と向き合わなければなりません。しかし、やるべきことをやりながらも体力もつけていく。われわれはこの難しい両面を追い求め続けていかなければなりませんので、より一層五つの意識改革を徹底して仕事に臨んでもらいたいなというふうに思います。

 そして自分ができることは大きな指針、方針、方向性、ビジョンというものを打ち出すということ、また、それを実現していくためにいい環境をつくっていくこと、これがもう自分の役割でありますから、実際の実務につきましては、皆さんの力に頼るところが大なり、ということになります。

 3期目の方向性として、基本的には豪雨災害からの回復が、まず当面する一番の対策、施策になります。そしてこれまでも掲げてきましたように、防災・減災対策、そして人口減少問題、さらには地域経済の活性化策という3本柱に今の社会変化というものを付加して、それぞれの分野で、例えばITであるとか、科学技術であるとか、こういったものを駆使しながら、進化をさせていく過程に入ってまいります。今回大体の方向性は公約で書かせていただいたんで、できるだけ早い段階で、それぞれの部署でもぜひ共有をしていただきたいというふうに思います。そして先ほど申し上げましたように、共有していただいた後に、みんなでそこに絵を描いていくという作業に入っていきますけれども、これはもう本当にこれまで培ってきたチーム力をもってすれば、乗り越えられない問題は無いというふうにも思います。

 また、市・町との関係も大幅に変わってまいりました。しっかりとした「チーム愛媛」の基盤というのができてきていますんで、そのあたりの深化というもの、ぜひくれぐれもよろしくお願い申し上げたいと思います。

 なお、真っすぐにしっかりとした仕事をすれば、どんな状況に陥ろうとも、何も怖がる必要はありません。正しいことを貫き通していくことも、県民の信頼を得る大変大事な道のりでありますから、そういうときには私がまた先頭に立って問題解決に当たってまいりますので、皆さんも大いに、自由に伸び伸びと、そして明るく前向きに、仕事に取り組んでいくように、よろしくお願い申し上げたいと思います。今日から本格的に仕事をスタートさせますが、4年間またどうぞよろしくお願い申し上げてご挨拶とさせていただきます。

 よろしくお願いいたします。


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