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平成30年度愛媛県植樹祭知事祝辞

ページID:0010990 更新日:2018年6月5日 印刷ページ表示

日時:平成30年5月12日(土曜日)14時00分

場所:砥部町陶街道ゆとり公園

 

 今回で50回目の節目となる、平成30年度愛媛県植樹祭がここ砥部町で盛大に開催されますことを心からお喜び申し上げます。

 平素、皆様方には、森林・林業行政はもとより、県政の各般にわたり、格別なご理解とご協力を賜っておりますことを厚くお礼申し上げます。

 また、先ほど、緑化キャンペーン、森林林業写真コンクールで栄えある表彰を受けられました皆様方には、心からお祝いを申し上げさせていただきたいと思います。また、2016ミス日本みどりの女神、飯塚帆南(いいづかほなみ)様におかれましては、緑の募金の呼びかけのため、ご多忙の中、ご来県を賜り、誠にありがとうございました。

 そして、開会に当たりまして、元気に入場する姿を見せてくれました緑の少年団の皆さんには、学校等での緑化活動や地域における社会奉仕活動などでの貴重な経験を生かして、自然や郷土を愛する豊かな心を育み、かけがえのない森林を守り育てていただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。

 さて、本植樹祭が初めて行われたのは、昭和45年だそうですが、当時は高度経済成長期の真っただ中で、多くの木材が必要とされ、広大な野山では、積極的な造林が進められていたそうです。その頃までに植栽された木々が、今まさに収穫期を迎えており、これらの豊富な森林資源をうまく活用しながら、林業・中山間地域の活性化につなげていくことが極めて重要な課題となっています。このため、県では「えひめ森林林業振興プラン」を策定し、間伐と主伐を組み合わせた木材の安定供給体制の構築やそれを支える人づくり、更には、循環可能な木材を利用したバイオマス発電や鉄筋コンクリートの代替資材として期待されるCLTといった新たな需要の拡大を図るなど、林業の成長産業化に向けた各種施策を進めているところであります。

 申し上げるまでもなく、こうした取り組みを持続的に展開していくためには、木材やシイタケ等の林産物の供給に加えまして、土砂災害の防止、水源の涵養といった多面的な機能を有する県民共有の財産である森林を健全な姿で、次の世代に確実に引き継いでいくことが不可欠であります。

 皆様方におかれましては、本日の植樹祭を契機に、あらためて森林の恵みに感謝し、県民参加による愛媛の森林(もり)づくりの推進に一層のお力沿えを賜りますようお願い申し上げる次第でございます。

 終わりに、本植樹祭が実り多いものになりますことを祈念いたしますとともに、ご出席の皆様のますますのご健勝を心からお祈り申し上げまして、祝辞とさせていただききます。

 おめでとうございました。


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